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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  女は二度生まれる
若尾文子、若尾文子、若尾文子・・・。同性とは取っ組み合いの喧嘩を始めてしまうのとは対称に、あの独特のややこもった声、控えめな声量は、どんな男を相手にしてもほぼ起伏することなくフィルムに刻み続けられ、若尾という原子核の回りを一定の位置エネルギーと運動エネルギーにより均衡状態を保つ電子のごとく男たちは存在し、それはコエンちゃんであろうがトモコさんであろうが変わりなく若尾は若尾、女は女としてリズムよくシーン転換していきます。不安感を静かに盛り上げる池野さんの音楽とともに迎えるラストシーン、見る者はどこか締まりの悪さを覚えながらもこの映画のタイトルを思い起こすはずです。そしてそのタイトルとやや皮肉っぽい靖国神社の描き方に川島雄三の人生観などが少し見えたりしてそれもまた楽しいのです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-12 13:11:57)(良:1票)
2.  女の一生(1962)
女の一生ってことで、その通り、両親がなく親戚からも疎まれ帰る家のなくなった女、おけいさん(京マチ子)の話です。物語は明治38年から昭和20年までの41年間が描かれ、京マチ子(当時38歳)は16歳から56歳までを演じています。私はこれが増村作品鑑賞2作目ですが、人物の偏りの構図など、そのタッチにだんだんと吸い込まれぎみです。この作品では、孤独な少女→裕福な家の養女→その長男の嫁→会社社長→一家離散→会社没落→孤独な老女、初めから終わりまで見る者の涙腺を刺しそうなこのコンテンツを実にクールに描いております。それだけにラストシーン。戦争の惨禍でも焼け残った裏木戸の門、あの門をくぐってふわふわと家に戻るおけいさんが口ずさむ歌。ここは、な、泣ける。この歌は、、、最初にふらふらとその家に吸い込まれていった時に家の中から聞こえてきた歌。んー、全体が抑制されているだけにこのシーンは効きますねー。ラストで私もこの映画にふらふらと吸い込まれてしまったのでした。
7点(2004-04-22 09:44:30)(良:1票)
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