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コメント数 1963
性別 男性

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1.  おかしな奴(1963)
おかしな奴とは、まさしく渥美清の事を指している。そう思わせるだけの魅力で多くの笑いを提供してくれた渥美清が話せば、本物の咄家にも負けない話芸で楽しませてくれてます。この作品の渥美清の演技には俳優、渥美清としても人間渥美清としての面白さを見せてくれていて、この作品を見ると、これ程の笑いを提供してくれた渥美清の凄さと日本映画界における渥美清の功績、そして、死は多くの映画関係者にとっても痛手である。一度で良いからチャップリンとの共演作品が見たかった。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2016-09-15 22:17:04)
2.  女の一生(1967) 《ネタバレ》 
「女の一生」この映画の場合だと岩下志麻は勿論のこと、左幸子も左時枝にも当てはまる。夫に裏切られ、息子は息子でどうしようもない駄目男である。父親に負けないぐらいの駄目息子に悩まされながら生きている岩下志麻演じる主人公の姿が何とも痛くて、悲しい。自分だけが辛い人生を送ってきたとばかり思っていた時、かつて夫が眼の前で犯した罪、その被害者である左幸子演じる親友に息子(田村正和)の嫁(左時枝)の事を見舞いに行くことを説教する場面は例え、それが息子にとって本当に相応しい相手だろうか?自分の息子が知らない女に奪われることのやるせなさ、悔しさのようなものを堪えながら二人で死を迎えようとする嫁の最後を見送ろうとする決意に女としての一生、母としての一生を捧げるような感じがして、それは亡くなる嫁も同じであり、そういう女としての生き様みたいなものがよく描かれている。ラスト、息子の亡くなった嫁の子供、孫を二人で抱きながら歩くシーンに女としての嬉しさみたいなものを感じます。ドロドロとした内容なのにそれを単なるドロドロした話として見せない野村芳太郎監督の手腕と山田洋次と森崎東という寅さんコンビによるシナリオの上手さにより女の一生というタイトルに相応しい作品になっている。同じタイトルで同じ内容だと思われる増村保造監督によるもう1つの方も見たい。凄く見たいが増村映画なら何だかもっとドロドロした恐ろしい女の一生が待っているようにも思えてならない。二つの映画を比べてみたいという気持ちにさせられるし、もう一人いた。川島雄三監督と若尾文子のコンビでこの映画も見たいけどそれは敵わぬ夢に終わってしまっている。色んな意味でこの映画は監督と出演者によっては様々な女の一生が見える気がする。
[DVD(邦画)] 7点(2012-06-02 10:01:40)
3.  黄金の七人
確かに「ルパン三世」を思わせるし、ノリも良い。更にあの教授をはじめとする人達、そうそう、あの女の色気ムンムンやら色んな要素で楽しませてくれる。ただ私にとっては「ルパン三世」と言えば銭形のとっつぁんがいる。それがここでは同じような人物が見られないのが不満である。泥棒のシーンもいきなりかよ!て突っ込み入れたくなるのと、あの音楽が「11PM」みたいで違うものを見ているような妙な気持ちが沸いてきてしまって、それに七人の人物像に関してもいま一つです。まあ、この映画はノリで突っ走れ!余計なことは言うなというように観るのが一番なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2010-11-25 21:39:11)
4.  婦系図(1962) 《ネタバレ》 
「俺を捨てるか?それとも婦(おんな)を捨てるか?」って、これは物凄く厳しい選択だ!そんな厳しい選択を迫られ、男としての義理を果すべく決断をし、妻、お蔦を捨てる市川雷蔵の早瀬とお龍の別れの場面のあの霧の立ち込める中、映し出される白い梅、この場面のあの美しさ、話は何だかドロドロしているのに、それを振り払うほどのため息の出る映像美、男の義理、女の悲しさがよく描かれている。ただ全体的に湿っぽいのが難点である。市川雷蔵はやはりここでも美しくてかっこ良い。お蔦役の万里昌代に関しては悪くはないけど、良くもなく、まあまあって感じです。6点にしようか、7点にしようか迷うけど、男と女のそれぞれの言い分、男の身勝手さ、女の悲しさの表現の上手さと美しい映像を考えて7点てことで、それにしてもこの三隅研次監督という監督さんの美学、日本的な美しさを描く上手さには感心させられる。マキノ正博監督と衣笠貞之助監督のも観てみたい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-09-10 21:20:53)
5.  女の勲章 《ネタバレ》 
何とも言いようのない。救いようのないドロドロした女と女の戦い、四人の女に絡んでくる男、田宮二郎の嫌らしさ、この欲に埋もれた男と女の欲の塊のようなドラマが展開される。どこまでも嫌らしい田宮二郎、そんな田宮二郎の前に利用して、女としての勲章を得ようとするものの、逆に利用される女達、女の弱みに付け込む男の嫌らしい部分を描き、女のしたたかさも同時に描く。上手い映画作りになっていてどんどん話に引き込まれていくパワーがこの映画にはある。ただあの音楽、あまりにも不気味で何とかならないのか?女四人の中では中村玉緒が一番の好演、彼女だけが田宮二郎の罠にははまらず、救われている。若尾文子目当てに見てしまう私としては、若尾文子の画き方が何とも中途半端で残念でした。ただ、映画的には見応えたっぷりな人間の欲望をこれでもかというぐらいに見せ付けられていて怖く、そして、やはり豪華なキャストによる人間ドラマとしても観ることが出来た。最後に何だかキャストを見て川島雄三監督の「しとやかな獣」を思い出さずにはいられない。しかも脚本も同じ新藤兼人だしね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-23 20:18:44)
6.  鬼の棲む館
勝新と高峰秀子の共演なんてなかなかないのでは?とにかく珍しいこの二人の共演てだけでも昔の日本映画が好きな私にはそれだけで何だかワクワクしてしまします。勝新も高峰秀子も良いんたけど、今作は何と言っても新珠三千代がこの二人以上に良い。何を考えてるのか解らない怪しい女、正しく魔性の女を見事に演じている。時代劇として見てしまうとかなり物足りないけど、そこは役者の演技と宮川一夫の相変わらずの美しい映像、そして、三隅研次監督による男と女の愛憎劇として楽しむことは出来る。それにしても勝新と高峰秀子が同じ作品の中にいるてだけでも凄いことだと改めて思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-07 23:00:46)
7.  女の座
司葉子、可愛いなあ!良いなあ!司葉子!終わり!て訳にはいかないので書くとしてう~ん?成瀬映画を見ているようであり、何だか小津映画、川島映画にまたまた「社長」シリーズを見ているような気がしてしまうのは私だけでしょうか?娘の結婚問題やらお金の問題、老夫婦の問題やら、小津映画でも見ているような気がする。笠智衆のあの口調などどこをどう見ても小津映画での演技そのままだし、杉村春子も今作では成瀬映画で見せる不満、愚痴をほとんど見せずにどちらかというと小津映画での杉村春子のような感じがするし、ただ杉村春子らしいいやらしさが無く、良い人過ぎて物足りない。また成瀬映画と言えば木下映画と同じぐらいこの人無くして語れない高峰秀子の影の薄さも気になる。他の出演者に眼を向けると小林桂樹と加東大介の二人が同じ空間にいるとどうしても「社長」シリーズを連想してまいます。司葉子にしても同じだし、草笛光子も星由里子に団令子ってみんな「社長」シリーズで共演している。これに森繁久彌と三木のり平に新珠三千代がいたらもう完全に「社長」シリーズです。そんなこの作品、やはり色々とエピソードを詰め込み過ぎている気がしてならない。一人の男(宝田明)に想いを寄せる女達、高峰秀子に対して嫉妬する草笛光子のやりとり、男と女の嫉妬ていうのは成瀬監督がいかにも好みそうな感じの話だが、何か見ててもスッキリしない。そんな中にあって成瀬映画には珍しい三橋達也の憎めないだらしなさなんて川島映画での三橋達也そのもの、草笛光子の役名の梅子て聞いて私は「犬神家の一族」の梅子と同じだと思ってしまった。もしかして?市川崑監督はこの映画、好きなのかな?この映画を見て草笛光子の役名、梅子をそのまま「犬神家の一族」で起用したのかな?なんてことも思ったりして、とにかく色々考えすぎてしまってそういう意味でも何か違う気がする。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-14 10:23:12)(良:1票)
8.  「女の小箱」より 夫が見た 《ネタバレ》 
これはまた何という欲の固まり、欲に埋もれた人達のドロドロしたサスペンスものであり、これまた恋愛劇、それも純愛といっても良いような男と女のメロドラマ!出世の為なら何でもする。仕事として女を抱くという田宮二郎のあの男の凄まじさ、平然とした態度、それ以上に若尾文子、若尾文子、若尾文子はここでも凄い。オープニングから女の色気、ムンムン、フェロモン全開、風呂場での田宮二郎とのやりとりの凄さ、田宮二郎に猛烈に口説かれても全く動じない。表情をまるで変えず平然としている若尾文子、この場面を見たら間違いなく男はノックアウトするでしょう!私はもう、最初の若尾文子登場のこの場面から完全にノックアウトされました。そんな若尾文子と並んで凄いのが岸田今日子、怖い。本当に怖いです。増村保造監督は何を見たいか?男が期待している女の凄さと恐ろしさを徹底して見せてくれる。この監督、やはりただ者ではない。人間の持っている出世したいという欲、更には金に対する執着心、金欲、そして、人間なら男も女も同じように持っているはずの色の欲、つまりは性欲、欲の全てをここまでして描くとは恐ろしい。作品の好みで言うと「妻は告白する」の方が上だけど、これもまた単なるサスペンス映画ではない恋愛映画として素晴らしい傑作!
[CS・衛星(邦画)] 9点(2008-06-30 21:50:17)
9.  男と女(1966)
確かにこれは「男」と「女」の映画だ!男と女さえいれば一本の映画が出来てしまうというようなそんな感じの作品です。あのモノクロの映像美の美しさと有名な音楽は耳に残る。そして、男と女、二人の会話、けだるい雰囲気、どこをどうとってもフランス映画!個人的好みで言えば、特に面白いとは感じないものの、だからと言ってつまらなくもない。5点にしようか6点にしようかで迷うものの、アヌーク・エーメの美しさには本当にまいってしまう。よって1点プラスして、6点!
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-03 22:13:33)
10.  女が階段を上る時
えっ?団令子って亡くなっていたんだ!知らなかった。川島雄三監督の作品によく出ている女優さんで個性的な女優さんです。それはそうと、これはかなりドロドロしているなあ!まあ、そのドロドロ感こそ成瀬巳喜男監督の得意とする分野なのかもしれない?と何だか見ているうちに思えてきてならない。マダム役の高峰秀子、相変わらず見ている側に対してまるで自分がお客さんになっているように本当に感情移入させるのが上手い。話としてはかなり湿っぽいものの、これはこれでなかなか面白く、特に高峰秀子と一緒になれば幸せになれたはずなのにと思ってしまう加東大介が良い味を出している。それに比べるとやたら冷たい仲代達矢は、う~ん?
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-24 21:52:40)
11.  お嬢さん(1961)
お嬢さんて、確かにその通りなんだけど、今とは時代が違うのか?今時のお嬢さんとはタイプの違う二人のお嬢さん、若尾文子と野添ひとみ、この二人の会話が何ともぶっ飛んでいて面白くは観られるし、二人ともそれぞれ魅力的ではあるが、話の展開がどうにも出来過ぎているのと、ラストもえっ?終りなの?というあっけなく終わってしまってちょっと物足りなさが残る。まあ、それなりに楽しめるし、悪くはないけど、期待したほどの作品ではなかった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-09-16 11:52:14)
12.  おとうと(1960)
これが噂に聞いていた銀残してやつですか!相変わらず市川崑監督の描く女性は美しく、また宮川一夫カメラマンの映像も素晴らしい。岸恵子の気の強い姉と川口浩のどうしようもなくだらしのない弟が繰り出すオーラ、ドラマとしての完成度も高いことは認める上で、敢えて言わせてもらうと市川崑監督の素晴らしい作品の中にあって、特別傑作だとは思えず、だからと言って悪くはない。おとうというこのタイトル、何か複雑な気持ちにならなくもないが、姉の立場から見た弟と弟の立場から見た姉、心の揺れ具合を描くことに関してさすが名監督!この二人の心の揺れに比べたらやたら好評の「ゆれる」なんてゴミみたいなものです。まあ、比べるのは間違ってるけど、いずれにしても単なる文芸作品ではない見応えのある作品であることだけは間違いないと思う。それにしてもこの映画の岸恵子の美しさときたら、今の日本映画の女優にはない何か一味も二味も違う美しさを感じます。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-29 16:34:39)
13.  女と三悪人
タイトル通り一人の女(山本富士子)を巡る三人の悪人(市川雷蔵、勝新太郎、大木実)とのドラマを美しい映像を交えて描いていてなかなかの出来栄え!山本富士子の美しさときたらそれゃあ、三人共惚れるのも解るし、無理はない。一人、一人の芝居がなかなかで面白く見られる反面、市川雷蔵一人が良い思いしている気がしてちょっと残念!市川雷蔵を見る山本富士子の表情が何とも美しい。そんな山本富士子に対していちいちキザな台詞を言う市川雷蔵とは対照的でニヒルな雰囲気十分の大木実がやたらかっこ良くて渋い。勝新太郎のマヌケなお坊さんもハマリ役!また一つなかなか面白い時代劇を観た気がする。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-06-03 18:42:48)
14.  女の中にいる他人 《ネタバレ》 
成瀬巳喜男監督作品、4本目の観賞にして、何と今回はサスペンスとはこれまたびっくり!そんな今作はキャスティングを見ただけで、成瀬作品てよりも私は川島雄三監督作品、若しくは「社長シリーズ」を思い浮かべてしまいます。それはさておき、この映画、本当に恐い。まずは何と言っても作品全体の雰囲気が恐い。またモノクロによる映像から伝わる恐ろしさ、オープニングからして本当に恐かった。小林桂樹が一人、喫茶店で飲んでいるビールの色がモノクロなもんだから余計に恐く感じる。親友の奥さんを誤って殺してしまった小林桂樹が自分の奥さん、新珠三千代に対して今までの過去、真実を打ち明けるシーン、それを知った新珠三千代も凄く恐い。またラストの海沿いを歩く新珠三千代、そして、無邪気に遊ぶ子供達と距離を置いて見つめる新珠三千代の後ろ姿、それを映し出すカメラワーク、余韻を残したまま終りを告げる何か見終わった後のこの何とも言えない余韻の残し方はこれから先もずっと残るような気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2007-01-30 22:07:22)
15.  おかしな二人
う~ん?確かにジャック・レモンとウォルター・マッソーのコンビによる会話、演技も面白いとは思うけど、期待しすぎたせいか?思っていたほど笑えはしなかった。ジャック・レモンはトニー・カーティスとのコンビでの方が私は好きです。作品としてはまずまず楽しめる出来だとは思うので、観て損はないとは思いました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-10 20:15:01)
16.  女は二度生まれる 《ネタバレ》 
川島雄三監督が若尾文子を女にしてみせますと宣言して撮られたというこの映画、紛れもなく若尾文子の映画であって、若尾文子のしたたかさ、本能のままに生きている女、芸者の時の小えんともう一人の姿をしている時のともこ、どっちも間違いなく若尾文子の可愛さが画面を通して見ている者に迫ってきます。初めに若尾文子と最初の愛人である山村聡の二人が布団に寝そべっているシーンでのあのゾクゾク感、若尾文子演じる芸者小えんが名刺をくださる。てお名前を尋ねるシーン、名刺を貰って「二級建築士!へえ!」て言うのを聞いて、思わず噴出しそうになる。まるで若尾文子の人生そのもののようなあのやりとり、そして、若尾文子に関わろうとする他の男達、フランキー堺も山茶花究も相変わらずの芸達者ぶりを発揮していてそれだけで楽しい。女風呂を覗こうとしている山茶花究のフラフラした態度の面白さ、フランキー堺と若尾文子の寿司屋さんでの会話の楽しさ、そんな楽しさを十二分に描きつつも女の強さと弱さ、男のだらしなさをテンポ良く描くこの川島雄三監督の演出の素晴らしさ、あのラストに関してもいかにも川島雄三監督らしい、それはこの監督の他の作品にも見られる終わり方、見ている私達に対して、あの後のどういう風に話が進んで行くのか?若尾文子演じる小えんが本当の意味で女としての幸せを掴んでいつまでも女らしく、そして、小えんらしく自由で明るくたくましく生きて行く未来を予感させる終わり方、正しくタイトル通り「女は二度生まれる」であって、見事な余韻を残したまま終わりとなる。川島雄三監督という監督さんは余韻の残らせ方が抜群に上手い。これもまた川島雄三監督、若尾文子の代表的作品として言えるそんな素晴らしい映画です。
[DVD(邦画)] 9点(2005-12-25 16:55:15)(良:2票)
17.  俺たちに明日はない
物凄い衝撃的なラストシーンを象徴する何とも悲しくも切ない悲劇なんだけど、全編に漂うユーモアと乾いた雰囲気が好きで何度も観ています。ウォーレン・ビューティのかっこ良さは勿論のこと、フェイ・ダナウェイの圧倒的な存在感はいつまでも心に残ります。更に脇役のジーン・ハックマンの存在も忘れることは出来ない映画です。
[地上波(字幕)] 9点(2005-07-17 22:32:02)
18.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
私の日本映画好きがあるのも、この映画があるからであり、この映画と出会っていなかったら今の私は絶対にないと断言出来る。この映画を見たことがその後の今でこそ日本映画、それも自分が生まれる前の古い日本映画が大好きだけどこの映画を観るまでは日本映画は嫌いだった。いや、正解には食わず嫌いと言った方が正しい。しかし、そんな私を日本映画大好きな人間に変えた作品として外せないそんな男はつらいよがギネスブックにまで載る程の大ヒットシリーズとなったのは一にも、二にもこの第一作の成功があったからで、もしも、この1作目が大した作品でなければこれほどの記録に残るシリーズにはならなかったと思います。それだけこの最初の作品には寅さん映画の全ての要素がつまってます。僅か91分という短い上映時間の間に、寅さんとおいちゃん、おばちゃんに妹さくらとの再会から始まってさくらのお見合い、結婚、そして寅さんの失恋とこれだけの要素をテンポ良く描いて、笑わせて、泣かせてくれた山田洋次監督の手腕とそして出演者全員(その他スタッフなどの関係者も全員)に拍手したい!何度観てもさくらの結婚式での博のお父さん、名優志村喬演じる諏訪ん一郎さんのスピーチは泣けます。寅さんはもうこの世にはいないけど、いつまでも私の心の中には生きてます。よってこの作品には10点以外考えられません。山田洋次監督と言えば絶対に「男はつらいよ」である。間違っても「たそがれ清兵衛」なんかではない。一年の最初に観る映画は「男はつらいよ」のこの第1作目と決まってます。高校時代に初めて見て以来、20年以上ずっと正月元旦に寅さんを観る事を欠かさず実行している。寅さん(渥美清、本名田所康雄)観ずに一年は始まりません。 高校時代にこの寅さんシリーズ(初めて見たのは38作目ですが)を私に映画館まで見せに連れて行ってくれた当時の先生にありがとうと言いたい。
[映画館(邦画)] 10点(2005-07-01 22:23:29)(良:4票)
19.  おしゃれ泥棒
ウイリアム・ワイラー監督としてはまあ普通の出来といった感じの作品だけど、オードリー・ヘップバーンは可愛いし、それなりに楽しめました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-17 22:57:54)
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