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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 346
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

増山江威子さんのご冥福をお祈りいたします。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  女の園 《ネタバレ》 
お恥ずかしながら私はこの作品、「民主主義万歳・自由万歳/封建制度反対」みたいな古くさい題材を扱ったものと思いこんでおりました。ですが何十年ぶりかで見直してみてこの作品は、レビュアーの皆様が既に書き込まれている「新しい価値観に対する対立・融和」という今の世相にも十分通用するテーマを描いた秀作であった事にいまさら気付いた次第です。すみません。封建制度的な態度運営を頑なに守り通す女子大学側(高峰三枝子の演技は素晴らしくこの点は不変)もさることながら、改めて今回感じたのは男性陣が時代の変化や価値観の変貌に対して、妙にぬるい反応であったという事でしょうか。芳江に対する恋人下田の対応も初見時は暖かく見守ってるんだなぁ、でしたが本当は彼自身が新しい時代/価値観に対応出来ていないのではないかと考えた次第であります。で役者。松竹映画における望月優子/浪速千恵子/東山千恵子を見ていると「おばさまオアシスじゃー」と思う位なのですが、やはり高峰秀子の演技力の幅に唸らされてしまっている自分がいる。「浮雲」のレビューにも書いてしまいましたが、同時期に「浮雲」「二十四の瞳」でこれですからね。すごいポテンシャルだ。木下作品にしては(この年のキネ旬ベストテンでは「二十四の瞳」と共に1・2位を独占)少し説明過多で時間が長すぎかな~とは思うがこれもまた良作。機会があれば。
[映画館(邦画)] 8点(2017-02-20 10:51:00)
2.  男ありて 《ネタバレ》 
「生涯映画ファン」の自分がこの先何年生き、どの位の映画を見続けるかは?だが「好きな男優」として俳優志村の名はこれからも残っていくだろう。このレビューを見ている皆様もわかるだろう、いかに彼の演技の幅が凄いか。そしてスクリーンの人物に完全に同化し映画ファンに強烈な印象を残していった、まさに日本映画が誇る名優だと私は力説したい。彼の演歴上何がベストかと考えると結構難しい。黒澤映画だけではない、他作品にも名演が有りすぎて選択にも困る。で私見で恐縮だが、この作品は間違いなく役者志村のベストアクトに入る一本。実はこの作品、改めて見直し「坂田三吉=王将」の換骨奪胎版であることに今更ながら気付いたのだが、それを感じさせないほど志村の演技は素晴らしい。勝負の世界に生きてゆく為、家庭を顧みず自分の路を突き進む老監督をうまく演じている。そしてラスト、シーズン終了後に妻の墓に向かってしみじみと感謝の意を述べる彼、絶品。野球解説者の豊田泰光氏曰く、「邦画史上唯一の野球映画」、そして俳優志村の伝記本の表題(これも素晴らしい)にもこの映画のタイトルが使われている。私にとってはどんな男優よりも格好良い、まさに「男ありて」の映画。以上。
[映画館(邦画)] 8点(2008-05-07 17:33:14)
3.  女はそれを我慢できない 《ネタバレ》 
「底抜け」シリーズの監督タシュリンが送るスクリューボール・コメディの快心の一撃!とにかくこれは面白い。名優オブライエンがステージで唄い踊る、まさに怪演。リトル・リチャード、アビー・リンカーン、プラターズそしてジュリー・ロンドンの歌。(主人公トムが酔って幻覚を見る名唱「Cry me a river」のシーンは抱腹絶倒)21才の若さでこの世を去ったエディ・コクラン。これなどはMTVなどもちろん無かった時代の彼らの演奏している映像記録として、音楽史的にも価値がある。しかもゴージャス・ライトカラー、バイ・デラックス+ワイドスクリーンだぁ!マイナス点はこの当時人気絶頂だったE・プレスリーの不参加(ギャラが合わなかったとか)。最後にこの映画は50年代を代表するセクシー女優、(何せ彼女の歩いた後には氷が溶け、牛乳が沸騰し眼鏡が割れる!)不慮の交通事故で芸能生活に別れを告げたコメディエンヌ、マンスフィールドの最良の一本として記憶に残る。ロックのリズムでThe girl can't help it!
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-25 14:58:13)(良:1票)
4.  黄金の馬車
日本初公開の時にスクリーンで見てから何年かぶりに再見。一人の女性としての幸せを求めていたカミーラにとって「黄金の馬車」はそんな夢をかなえてくれた象徴だったのでしょう。だが夢は潰え、彼女は女優として舞台の幕下へと下がっていく。余韻の残る、素晴らしいラストシーンです。この映画もルノワールの「包み込むような」世界を堪能できる一本。
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 19:54:02)
5.  お早よう
その映画人生でひたすら「家族」の来し方行く末を描いてきた監督小津。当時の関係者内からはその作風に批判的な風潮があった、と聞いていますが約50年経った今でも支持されるのは彼の描写した風景の本質そのものは時代が変わっても不変だからでしょう。でこの作品。大人の理解を超えた、子供ならではの行動を見せつけられて可笑しさが増す。オナラ遊びに気を入れすぎて「み」が出てしまった時の子供の凹みっぷり、面白すぎる。話の面白さだけではなく近所付き合いの様子(人の出入り)を捕らえたショット、流れのテンポに関しては実はものすごく工夫されたもので注目すべき点。あとこの映画の久我美子。あいらぶゆうー!
[映画館(邦画)] 8点(2008-01-13 23:58:19)(良:2票)
6.  おかあさん(1952) 《ネタバレ》 
この映画を見ながら思うのは人はどんな形でも明るく生き、幸せになる権利があるということ。そして親の愛情がどんな形でも次の世代に伝わればそれで「すばらしい人生である」。最強の香川京子、そしてお母さん田中絹代に乾杯。
[映画館(邦画)] 9点(2007-10-07 00:52:00)
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