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1.  オアシス 《ネタバレ》 
難しいところをついている作品だが、個人的には主演2人の圧倒的演技と比べると、ストーリーや構成はわりと失敗している印象。もっとも賛否両論でいいと思うが、このレビューを見ていると肯定的意見があまりに多いので、やや辛めの視点からレビューする。  ■とりあえずジョンドゥの行動はあまりにも周りの人々への迷惑を顧みなさすぎる。「周囲への迷惑」というのは要するに「他の人々への共感の欠如(他の人が自分の行動によってどういう感情を抱くかを考えない)」ということであり、人への共感を欠く人間が愛(究極の他者志向)を語ってみたところでそれは空虚なのである。  ■確かに「周りを顧みない純愛」を描いた映画は多数存在する。だが、それらの作品では、他者への共感を主人公がそもそも欠いているのではなく、他者への迷惑の存在は認知したうえで「それでもなお」愛の方を選びとるという選択をしているがゆえに美しいのであり、「最初から迷惑が認知されていない」のでは何も美しくない。  ■もちろん、何の役にも立たない形式や制度だったら破っても構わないかもしれない。しかし本作では人の邪魔をしたり、人のものを勝手に使ったりするなどという、直接的に人に損失を与える方向に向かっている。コンジュを冒頭で襲うのは明白に「相手の障害を利用した悪質な強姦」でしかなく、相手が「たまたま」自分を好きになったからそれで事が見逃されるという、極めて薄気味悪い展開なのである。  ■ジョンドゥの(軽度)知的障害が恐らく上記の弁明として使われているのだろうが、「知的障害だから周りに配慮できなくても仕方がない」という発想自体が、一見博愛主義的でいながら、実は「障害者には自分たちと同等のことを求め得ない」という「格下扱い」が滑り込んでいる。障害者が「自覚せずに周りを傷つける存在」ならば隔離するしかないのであり、障害者を同じ地平で扱うからこそ初めて共存できる。ジョンドゥのコンジュへの愛は本物だろうが、ジョンドゥを「障害者だから」で見逃すのは「あんな女で興奮するのか」と言ってのける警官と大差ないまなざしである。  ■なお、主演2人の演技は本当にすごい。コンジュ役のムン・ソリは普通に戻るシーンではすごくきれいなのがすごいコントラスト。あれをほぼ全編通したのはすごい演技力だと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-23 00:59:05)
2.  鬼が来た! 《ネタバレ》 
難しい作品。とりあえず単純な「日本人として恥ずかしい」型の感想は論外ではあるが、評価はさまざまな情報を加味しないと行けなくて難しい。  ■とりあえず単純な反日映画ではないだろう。確かに全体としてのバイアス(特に「中国人の善良性」についてはなかなか怪しい)はあるが、それはそもそもあの国で戦争映画を作ろうと思ったら中国政府に肩入れするようにしか出来ない状況にある(本作でさえ「日本人に優しすぎる」と上映禁止らしいし)ことを加味すれば、まあ仕方がない側面は多分にあると思う。  ■他国の人が見てどう思うかだが、戦争映画でそんなに「何人か」って見てて気にするのかはわからないところ。似たような映画だと例えば「コーカサスの虜」を見てロシアが嫌いになるかとか、そういう感じの問題じゃないのかな。  ■ちなみに敵前逃亡ってどこの国の軍でも厳しく罰しているものだから、あれは日本だけではないと思う。  ■個人的には、マーのラスト直前での行動があまりに突発的なので、そこをもう少し自然な感じでつなぎ合わせた方がいいと思った。あれだと本当にただ気がふれただけだし。  ■あと、あまり注目されていない気がするが、トンの処刑は意外と重要だと思う。マーは曲がりなりにも殺人者なわけで殺されてしかるべきともいえるのに、その処刑には自らの手を汚したがらない。他方でトンはあの状況下ではどうしようもない展開をたどり、最後には処刑されるのだが、それは躊躇せず中国軍で処刑する。そして二人とも笑顔で死ぬ。。。  ■何人かの方が触れているように、本作では「権力」「上下構造」が虐殺・殺人を招くというのがメッセージに含まれているだろう。だがその上で言うと、それだけでは実際にはなかなか殺人というものは起きず(人間は罪を犯したくないもの)、引き金になるのは「透明性(誰が殺したかわからない、死んでも自分のせいではない)」である。その意味で、虐殺の引き金となる花屋の刺殺もマーの殺人も「顔の見える状態での殺人」であり、現実の戦場とは違うなぁと思ったり思わなかったり。
[DVD(字幕)] 10点(2011-02-14 00:22:04)
3.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
ともかく心身ともに疲れる2時間である。ほかのことを考える余裕すらない。(だからこそオチがわからないのだろう)最初から15年の監禁、という重い事態でぐいぐい引き込まれる。日本料理店の名前が「地中海」(原題は日本海だと思うけど韓国人はそう呼びたくないのだろう)というトンデモさも気にもならない。「エバと名前を変えて」の「エバ」が「エバーグリーン」から来ていることは2回目に気づいた。いっぱいヒントはあるのに、全く気づかなかった。 そして心に残ったのは、「復讐は健康にいい」というセリフ。「メメント」でも書いたが、なぜ人は復讐するのだろう、という問は最後まで残り続けた。   ところで、2回ぐらいアリが出てきたけど、あれは「復讐者に哀れみを」から引っ張ってるのか(示唆するセリフがある)
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 23:29:18)
4.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
似たような設定の「バタフライエフェクト」よりいいです。 あまりにも都合が良すぎるラストには1点減点ですが、父親と無線がつながるシーン、火災現場のシーン、証拠を未来へ送るシーン、犯人との死闘シーンなど、これぞ娯楽、の映画です。 個人的には、ラストで息子が犯人に殺されるが、父親が過去で犯人を殺すので助かる、みたいのを予想していました。その際に息子が父親に犯人の弱点を伝えるとか。   【追記】まああのラストでいいのかなと思い1点あげました
[地上波(吹替)] 10点(2006-12-18 19:08:16)
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