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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
秘境冒険ものとしてはなかなか面白い。イギリス原作らしくユーモラスなところも多々あり、特にフリーメイソンの印が印だったところはかなり笑えます。現地人を教化して組織化していくところも興味深いです。  あまりにもうまく行っているので、見ている方もただの偶然ではないのではないか、などと思えてきます。しかし結局うまく行かないあたりが、妙に現実的。見終わって考えてみれば、ダニーは現地の言葉を覚えようとせず最後まで通訳を通してしか話しません。本当に永住するつもりならば、言葉を覚えることは必須でしょう。このあたりにも覚悟のなさというか、調子に乗っただけということがうかがわれます。うがった見方をすれば、「神の息子」を名乗ったことで神の怒りを買った、あるいはうまく行っていたのも、神のしかけた罠だったとも思えます。そのあたりは見る人の解釈次第でしょうが。そういう意味では『王になろうとした男』という題名がうまくて、王になろうと出かけたのに神の息子に祭り上げられ身を滅ぼすというのは、首尾一貫した話ではないかと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-13 20:24:57)
2.  男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 
まあまあ面白かった。博の父に世の無常感を教えてもらうところがいい。そのあとの受け売りは笑わせてもらいました。やはりこのシリーズ、こうした寅さんの一人語りが魅力ですね。マドンナの大原麗子は独特の雰囲気で、私は特に好きなわけでもないので、あまり印象に残っておりません。手堅いできでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-18 11:06:34)
3.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 
一般的に評価が高いようだし、実際キネマ旬報ベストテンでも2位だったようですが、どうもピンとこない。理由のひとつは、寅さんがマドンナに振られるというパターンではないこと。一応「俺と所帯を持つか」なんて言ってますが、寅さんとぼたんの間に色気がなさすぎ。そもそもぼたんの登場が遅いし。このぼたんのエピソードが金まみれで、見ていてどうにも居心地が悪い。「男はつらいよ」には合わない種類の話では。最後のためにそれをあえて持ってきて、その最後もきれいにまとまっていますが、どうも最後だけっていう気がする。特に後半が、あまり楽しくないです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-13 05:59:37)(良:1票)
4.  オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 
フレデリック・フォーサイスの原作らしくなかなか面白いのですが、結構ご都合主義的な展開になるのが難点。ミラーの動機が明らかになる最後は、なかなかいい逆転劇です。ジャーナリストとして元SS隊員を告発するのではなく、単に私怨で動いていたというのは、なかなか皮肉が効いています。このひねりがあるから、好印象で見終えることができました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-05 09:33:49)
5.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 《ネタバレ》 
これはすばらしい。寅さんとリリー、お互い相手を思いやったために別れてしまうというのが悲しい。そこへ持っていくまでの2人の関係もいいです。「自由」というのがテーマですが、きつい日常から飛び出して、ひととき自由を味わう兵頭パパの存在が、寅さん・リリーとの対比でとても生きています。自由すぎるというのも考えもので、結婚というのはいろいろと制約があるものなので、この2人には似つかわしくないかも。40年前ならすぐ結婚に結びつきますが、今なら無理に結婚しなくてもいいじゃないの、となるかもしれません。そういう意味では、時代をよく映していると思います。  リリーを大劇場の舞台に立たせたいという寅さんの語り、メロン騒動のおかしさと淋しさ。シリーズとしては異色の展開ではありますが、寅さん(というか、渥美清)の魅力も十分に堪能できる一遍です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-03 11:05:21)
6.  男はつらいよ 柴又慕情 《ネタバレ》 
マドンナは吉永小百合。さすがに10代の頃のようなおきゃんさは影をひそめ、結婚に悩む女性を演じているのですが、その悩みが見ているこちらには今ひとつ伝わらない。基本的にコメディだということもあるのでしょうが、そこがかんじんな点なので、かなり残念でした。寅さんに決意を語る場面での「無邪気な残酷さ」は、この人が若い頃演じていた役のアンチ・テーゼのような感じがあり、興味深かったです。この場面は星空が美しくセリフもよくて印象深いですね。また、寅さんに会いに行くのも悩みを紛らわせるための気晴らしにすぎないわけで、こういう寅さんとの接し方というのは、なかなか考えられていると思います。また、彼女の悩みを解決するのがさくら夫妻だというのも暗示的。浮世離れした寅さんには、こういう現実の問題は扱えないわけで、よけいに寅さんとの距離感を感じさせます。  マドンナ以外では、なかなかハイレベル。序盤の下宿騒動からかなり笑わせてくれますし、タコ社長のタイミングの悪さとか、パターンなのですがわかっていてもかなりおかしい。出演者間の呼吸や演出がうまく回っているのだと思います。コメディとして笑いどころが多いから、振られる寅さんの心情も際立つし、全体としてはよい出来だったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-29 19:38:59)(良:1票)
7.  男はつらいよ 奮闘篇 《ネタバレ》 
マドンナが知的障害者(とはいっても重度ではない)ということで、今なら製作されないであろう一本。しかしこのマドンナならではの話の運びには感心します。さんざん脳が足りないだのなんだのと言っておいて、田中邦衛の先生を出してきてフォローするみごとさ。寅さんもこの先生にはかなわないと、こちらに感じさせる説得力があります。あと終盤になると、寅次郎とさくらの兄妹物語の側面が強くなってきます。「俺と一緒になるより青森に帰った方がいいと思ってるんだろう!」と言う寅さんに、はっきりそうだと言ってしまうのがさくら。そして手紙をもらって心配になり、青森に足を運ぶのもさくら。寅さんに一番厳しくて一番やさしいのがさくらだということがよくわかります。だからあの最後は、とてもみごとな幕切れだと感じました。  笑いの要素はいろいろありますが、今回は博の「知りませんか?」が最高。寅さんとおいちゃんとの仲裁役が多いだけに、効果的でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-19 22:01:06)
8.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
ジル・アイアランドはファム・ファタールとしてはお美しくていいんですが、どうもあまり悪女っぽくない。かわいすぎて色気が感じられないんですね。  話としても、結局ウェーバーとの三角関係みたいになったり、スティーブがいろいろと画策していることがミエミエで魅力にとぼしいです。ところどころいい部分もありますが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-05 17:34:49)
9.  俺の空だぜ!若大将 《ネタバレ》 
今回は、若大将が青大将の部下という設定。マンション建築の土地買収でモーレツ社員の若大将が奮闘するのですが、ここでの伴淳三郎とのやりとりは面白い。しかし登場するのは前半だけで、マンションの件もまったく出てこなくなるといういいかげんぶり。後半はもっぱら若大将と節子をめぐる恋の騒動で、これには社長令嬢の英子(応蘭芳)や、大学の後輩・太田たちがからんできます。6人で(?)デートを楽しむ場面は音楽もあって楽しめました。ただ、その後はややドタバタした展開で、話の進み方が強引にも思えました。 このシリーズ、前作から製作が東京映画で東宝は配給のみに。また、大矢茂を2代目若大将にしようと画策しているようで、前作はそれほどでもなかったのですが、今回は準主役格で出番も多いです。それに合わせて節子さんの妹・敏子(松村幸子)もサブヒロイン的に登場し、画面的には華やかでした。ただし前半と後半で話の方向が違ってきているので、全体的には散漫という印象です。小谷監督の演出は、なかなかがんばっていたのではないでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-31 16:16:02)
10.  狼たちの午後 《ネタバレ》 
評判通りかなりよかったです。どの程度実話に基づいているのか知りませんが、前半はけっこう笑えるところが多いです。ソニーとサルのドジコンビぶりが面白い。後半、対応がシェルドンに代わってから、少し雰囲気が変わってきます。銀行強盗を扱っていながら、当時の社会問題があぶり出される構図もうまかったです。本作では社会問題に対する批判を声高に叫ばず(ソニーは叫んでましたが)、ユーモアも含めた皮肉な視点で捉えているのがよかったと思います。ソニーが思いがけずヒーロー扱いされるあたりが、かなりいい。ソニーを殴りつけた男が逮捕されてソニーが無事というあたりも、かなりおかしみのある皮肉ですね。 ラストは、終始喋りまくっていたソニーが沈黙するという演出で引きつけます。雄弁よりも印象的で効果のある沈黙でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-07 20:10:24)
11.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
クリスティの小説をオールスター・キャストで映画化する場合、これほど適したものはないでしょう。理由は、原作を読むか映画を見ればわかるので省略。ということで、トリックがどうとか犯人がこうとか言うより、名優たちの競演を楽しむべし。私のお気に入りは車掌のジャン=ピエール・カッセルと、いかにもイギリス人執事のジョン・ギールグッド。あと、アンソニー・パーキンスがマザコン気味の役なのが笑える。ミステリーの要素では、複雑な事件経過をうまく映像化していると思いますが、それでもやや駆け足気味になったことが残念。もう少し時間を長くしてもよかったのにね。  [2015年1月27日追記] 近頃NHKで放送されて、劇場にもかかっていたので両方見ました。字幕翻訳が異なっていて、興味深かったです。 この作品、いろいろな国籍の人が列車に乗り合わせていたわけですが、これがミス・ディレクションにも解決の手がかりにもなっていることに気がつきました。そういう意味では、日本語吹き替えで見たら、この映画の魅力半減(以下?)でしょう。字幕にしても、今回劇場で見たように、英語以外のセリフをカッコでくくってわかりやすくしてくれたほうがありがたいです。それによって、この作の真価が発揮されるように思います。そう考えると、日本人にとっては原作の翻訳を読むより、本作を字幕つき(なくてもいいがとにかく原語)で見るのがもっともいいのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-26 20:51:21)(良:1票)
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