21. バッドデイズ
欲望によって、泥沼化していく展開は、あまりに在り来たりで、面白味は殆んど無い。ただ、重傷を負って、病院に到着した直後いなくなるといったラストは良かった・・・と思いたい。 2点(2003-11-11 01:22:11) |
22. はだしのゲン2
前作の続きですが、戦争孤児と、被爆者への偏見がメインに描かれています。今作は子供の頃、近くの公民館で上映された時、親にお願いして連れて行ってもらったのを覚えています。前作同様、私には「見ておかなくてはならない」と思えたのです。原作でも描かれていますが、終戦直後の広島(日本)は、力強く復興していきます。しかし、その裏で、戦争孤児や、手足が無くなった人、ケロイドの酷い人に対する差別が日常的に行われていました。同じ日本人が助け合えない・・・。そんな映像を見たとき、「これでは、戦争が起きてもしょうがない」とさえ思いました。・・・本当に「この戦争」はなんだったのでしょうか?。「戦争」を知り尽くしても答えが見付かりません、ただ、寂しさが残るだけです・・・。今この瞬間、どこかで人が殺しあっています。未来を信じ、神を信じ・・・、何も生み出す事のない「戦争」を・・・。私達は、決して「殺し合うため」に生まれてきた訳ではないはずなのに・・・。 9点(2003-11-11 01:12:22) |
23. はだしのゲン(1983)
私は広島県生まれです。曾お婆さんは呉市に住んでいて、原爆から逃れることが出来ました。しかし、妹を探しに、被爆した広島市内を歩き周ったそうです。その時目にした光景を、小さい時に聞いて育ちました。その為か、「戦争」というモノに対して敏感に反応してしまうようになりました・・・。この作品は幼い頃、原作を先に読んだ後、映画を見ました。当時、私の目に映る「現在の広島」とあまりに違う世界に恐怖し、深く考えさせられ、その後の私の「戦争」に対する考えの基礎になったものです。近年、平和記念碑や、原爆ドームを汚したり、傷付けたりする心無い若者がいる事には、深い哀しみと虚しさを覚えます。この作品を見てほしいとは言いません。今現在、他のメディアからも情報を知る事ができます。ただ、「真実」を理解していて欲しいです。核ミサイルは、どんな事があろうとも「2度と使用してはいけないのです」。この先、何世代も続くであろう、私達の子供たちのために・・・。 9点(2003-11-11 00:48:49)(良:1票) |
24. パッション・フィッシュ
自暴自棄になる主人公の行動は分からんでもないが、常日頃から、「足があって動ける事」、「手でものを掴める事」、「目が見える事」など、当たり前と思っている事が「実は奇跡と言えるほどに素晴しい事」だという事を認識できていれば、あそこまで自分勝手にはならないのでは?。とにかく、視野の狭い女性に共感することは無かった・・・。二人の女性の再生を描いている部分は良いのですが、ただ、あまりにもストーリーが暗すぎる・・・。 2点(2003-11-05 15:20:22) |
25. パンと植木鉢
若き日の監督と警官の姿を映画化するため、配役から演技指導まで熱心に教える二人・・・。撮影を別々に撮る事により、監督と元警官の過去のすれ違いが同時進行で映しだされる演出が面白い。丁寧に作られた内容には、監督独自のセンスの高さが感じられる。何ともいえぬラストカットが味わい深い・・・。 6点(2003-10-23 02:41:44) |
26. パーフェクト・サークル
戦火のサラエボを舞台に、死の幻影を見る男と、戦争孤児の兄弟の奇妙な絆に人間味が感じられる・・・。銃弾の飛び交う街角の映像がリアルで、腰を落とし小走りで建物の間を行き来するシーンは胸が痛む・・・。内戦の問題よりも、平和への祈りを強く感じる結末が、哀しくて、・・・とても虚しい・・・。 8点(2003-10-16 03:39:13) |
27. パトリオット・ゲーム
「テロ」、「家族」、「復讐」、と、映画になりうる要素をただ集め、組み合わせたシナリオは甘く、深みがない・・・。場所が次々と変わるのに対し、時間経過が描かれていないため、観客に対しての配慮が感じられない。奥さんと、娘が助かったことは、素直に良かったと思うが、呆気なく崩壊していくテロリストにリアルさが無い・・・。 2点(2003-10-07 02:33:14) |
28. バーティカル・リミット
《ネタバレ》 人の命の重さは、何で決まるのか?。救出される人数より、多くの死者をだしてでも助ける行動は正解なのか?。主人公が、父親を助けられなかったトラウマにより、妹を助けるべく、必死に頑張る姿は感動的だが、妹の命は、5人の命に値するのだろうか?。比べる事自体が間違っている事は百も承知ですが、そこまで描かなければならない作品のはず・・・。手に汗をかくほど緊張はしましたが・・・。 6点(2003-10-07 02:15:50) |
29. 裸足の1500マイル
人種差別に関する作品を見た時、必ず思うことがあります。「差別をする人間にとって、何が上で、何が下なのだろうか?」と・・・。文明も、出身も、はだの色も、違いはあっても、「母親に会いたい」そう思う気持ちは同じなはず・・・。白人と現住民のハーフというだけで、隔離された少女達が、母親を想い歩き続ける姿は、見ていて辛い・・・。実話であるため、重く感じる部分はありますが、良い映画でした・・・。 7点(2003-09-29 13:40:10)(良:1票) |
30. バティニョールおじさん
ナチスによる、ユダヤ人迫害を題材にした映画で、見終わった後これほど優しい気持ちになれた作品は初めてです。 暗い時代にも拘わらず、どこにでもいそうなおじさんと子供達が登場するため、ストーリー展開も、登場人物の心情も全てに共感できました。 更に、ラストでバティニョールおじさんのとる行動が、これまた素敵で感動的で、良い映画を見たなぁ...と素直に感じられました。 [DVD(字幕)] 9点(2003-09-23 00:25:54) |
31. ハート・オブ・ウーマン
いい歳して、心が見えないと判りあえないなんて・・・、そんな大人にはなりたくない・・・。主人公は、その後も理解ある「大人」でい続けたのだろうか?。それにしても、なんで、分かるのが「女性の心」だけなのだろうか・・・?。是非、男性の心も分かる作品も作って貰いたい。 2点(2003-09-19 23:31:12) |
32. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
アクションシーンに掛かるBGMがカッコイイ!!。男臭さと、色気を感じるジョニー・デップも最高でした。テンポ良く進む内容も良かった。が、見終わった後の満足感が、いまひとつ・・・。似たような剣術シーンは長く感じられ、テーマ的にも、奥深さが感じられない。娯楽作品として楽しむ分には問題ないが、それだけの作品でもある。ラストの猿は見逃さないように・・・。 5点(2003-09-02 03:20:01) |
33. 8人の女たち
随所に入れられた、8人の各女性による、ミュージカル歌は印象深い・・・。舞台劇チックな演出も、巧くストーリーを盛り上げ、「映画」として成り立っている。8人の女性のきらびやかさと、ドロドロしていく様は、見応えがあり、ラストのカラクリが「推理小説好きの娘」の設定が活かされた箇所などは、制作側の拘りが見えてとても面白く感じました・・・。 7点(2003-08-20 22:58:20) |
34. ハロー、アゲイン
主人公の弟の白血病の悪化、家畜の伝染病による死、次々と村に広がる災難・・・。二人の少女が体験した「奇跡の光」の話に、初め耳をかさなかった村人達が、絶望の中、「奇跡」を信じ始めるストーリーは、宗教性がかなり強いが無理強い感はない。インド系の少女による「ヒンドゥー教」の理念が主人公の心を救い、それによって呟いたラストのセリフは素晴らしく、胸が一杯になりました。「家族の暖かい愛情」と、絶望の中にいても「信じる心」の大切さを、悲しく、優しく、描いた傑作。 9点(2003-08-20 03:59:47) |
35. PERFECT BLUE
絵のセンスが良い、内容もセンスの良さを感じる。サスペンスをアニメでやる事に意味があるのかは、疑問だが、十分成功している作品です。 6点(2003-08-16 05:57:10) |
36. バンパイアハンターD
これは「世界に通用する邦画」である。 9点(2003-08-12 03:21:02) |
37. ハンニバル(2001)
カップルで見るには辛い映画ですね・・・。あの、ラストは・・・凄まじ過ぎる・・・。 4点(2003-08-12 03:14:11) |
38. ハリー・ポッターと秘密の部屋
原作を、全て映像化出来ないのは、初めから分かっていた事・・・。個人的に、エマ・ワトソンを見に行っているようなものなので、前作より満足感は少ない(笑)。 3点(2003-08-12 03:09:02) |
39. ハリー・ポッターと賢者の石
原作も読んではいましたが、個人的には、劇場版の方が良かった。親子で見る分には、問題ない作品だと思います。但し、ハリー万歳映画なので、ハリーが好きじゃなければ、キツイかも・・・。ストーリーには関係ありませんが、エマ・ワトソンがとにかく、カワイイ。 5点(2003-08-12 03:03:10) |
40. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
アドベンチャー作品で、CGを多様すると「こうも軽い映像になるのか」と教えてくれた映画。虫は、グロかったけどね・・・。 1点(2003-08-12 02:54:05) |