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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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21.  ハタリ! 《ネタバレ》 
ジョン・ウェイン主演でアフリカが舞台の映画、あと「みんなのうた」で聞いたことのある「子象の行進」くらいしか予備知識はありませんでした。実際見てみたら、いい意味でふざけた映画ですね(笑)。途中から子象が増えたり、猿を捕獲するのにロケットを使ったり、その猿を収容するのにヘンテコな「鎧」を着込んだりと、だんだん現実離れしていくのがおかしい。その一方で、通常の動物捕獲作戦は迫力があり、アクション性もあって楽しめました。長くて途中ちょっと飽きましたが、基本的にエピソードの積み重ねであり、作り自体はうまくやっていると思います。ドラマ部分の恋愛も、男女関係のおかしさをうまくかもし出していたと思います。気楽に楽しめる娯楽作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-16 18:23:45)
22.  初春狸御殿 《ネタバレ》 
木村恵吾脚本・監督の、“元祖”狸御殿シリーズ。しかしコレ、どうもミュージカルというよりは、レヴューに近いですね。一応ストーリーはありますが、特にどうってことないですし(もちろん、つまらないとは言っていない)。一番メインに思えたのが、狸吉郎さんがやってきて国を挙げて歌い踊るちょっと長めの場面。全国各地の民謡をアレンジし、きれいどころのお姫様がとっかえひっかえ登場して(中村玉緒もいた)、聞いて楽しく見て楽しい。物語中心のドラマを期待するとちょっと違う気もするのですが、これはこれで見ものでした。でもそのおかげで、市川雷蔵もたいした芝居をしていないのですが。根本的には「お祭り騒ぎ」なんですね。  ドラマ部分としては、若尾文子の二役もよかったのですが、菅井一郎の親父狸(タヌキオヤジ?)が色々な意味で大活躍で、ほとんど主役級でした。雷蔵は単なる二枚目だし、勝新太郎も出番が多くないので、よけい目立っています。序盤はこの親父と娘の話がちょっと続き、本題になかなか入らないのが難点か。しかし単純に楽しめる作で、何も考えずに見るにはいいと思います。まあ木村監督以下スタッフは、単に「楽しい映画」を作ろうとしただけで、アホな作品を作る気なんて毛頭なかったと思いますが。  戦前の『歌ふ狸御殿』と比べると、音階になっている階段とか、羽根つきの場面が共通しています。ああいうところがこの監督の趣味のようです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-09-08 20:03:24)
23.  バベットの晩餐会 《ネタバレ》 
途中までは「おいしい食べ物は人の心を温かくする」とかなんとかいう話だろうと思っていて、実際そういう要素もありました。しかし、バベットが「芸術家は貧しくありません」というところに来て、膝を叩いたわけです。 お断りしておきますが、私は食べ物というのは栄養をとるためのものであり、味はよほどまずくなければ平気だし、料理が芸術なんてアホらしいというか、ある種の驕りだとしか考えていません。だから芸術云々はどうでもよくて、「貧しいか否か」がポイント。もちろん金銭的な貧富ではなく、精神的なものです。その点からいえば、主人公姉妹や彼女たちを取り巻く村人も、「貧しくはない」人々です。それが年を経るうちに貧しさが忍び寄ってくる。それがバベットの料理でふたたび心の豊かさを取り戻す、という結末でした。この「心の豊かさ」を描くために宗教が使われているわけですが、それはヨーロッパ人にとってわかりやすいからでしょう。信仰心が厚くても心の貧しい人はいるようで、宗教だからどうこう言うのはあまり適切とは思えません。また、姉妹に心惹かれながら去っていく男性が軍人とオペラ歌手(しかも得意なのがモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』)というあたりも暗示的で、うまく対比させていたと思います。 まあ、芸術というか、料理を作る過程もいかにもおいしそうに描いており、グルメ映画としても成功の部類でしょう。しかしそれ以上に、「清貧の高貴な魂」を慎み深く描いていたという点に引きつけられました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-28 20:13:30)
24.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
3Dは『アバター』で懲りたので、2D版で鑑賞。事前に「怪獣映画」だという評判を聞いていたので、その点はがっかりしました。これは「戦争映画」でしょう。倒すべき相手は怪獣ではなく、それを送り込んでくる異世界人。怪獣はしょせん兵器にすぎません。ロボットも当然兵器。ストーリー的にも怪獣戦争が10年以上も続いているという設定ですし。怪獣と巨大ロボットを使っても、結局戦争映画になってしまうあたりが、いかにもアメリカ製です。逆に言うと、私が子供の頃親しんだような怪獣映画は、日本独自の感性が生んだものであろうということが確認できて、嬉しく思いました。  さて、肝心のイェーガーVSカイジュウですが、これもがっかりするところがあります。あまりにも怪獣が没個性的。まあ兵器だからということかもしれませんが、ロボットの方はまだ識別できます(とはいえ、キャラ立ちしているとも思えない)。しかし怪獣とロボット、両方とも魅力があってこそのバトルシーンだと思います。そもそも本作では、怪獣の全身すらまともに映す気もないようで。単なるヤラレ役なら、往年のブチメカの方がまだ個性的で魅力があるでしょう。申し訳程度に酸を吐いたり空を飛んだりしても、主人公に見せ場を作るためだとしか思えません。この点でも怪獣映画にはほど遠いです。  ではストーリーはどうか。これも終始怪獣戦争の枠内にとどまっていて、そこからはみ出すことがない。まったく架空のお話だからこそ、現実に生きているこちらにも届くようなドラマを見せてほしいのです。いや、そういう点もないではないですが、ちょっと弱いです。定番的すぎて引かれるところがありません。2人の博士とかは面白かったです。  ということで、それなりによくできているとは思いますが、あまり称揚しようという気にはなりません。普通に面白いですが、一度見れば十分です。私が見たいのはあくまで映画であって、テーマパークのアトラクションもどきではないのです。  それにしても……なぜハリーハウゼンと本多猪四郎なのでしょう。そこは普通に考えれば"Eiji Tsuburaya"だと思いますが。こういう感覚からして理解できません。
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-31 21:30:27)(良:2票)
25.  パンダ・コパンダ 《ネタバレ》 
はい、東宝チャンピオンまつりで見ました。たしか主題歌のレコードも持っていたような記憶が。初見以来ですが、なかなか楽しかったです。パパンダの「いい竹やぶですねぇ~」ってのが笑える。最後のお父さんが会社へ行くというオチが素敵でした。 時期的に『ルパン三世』第1シリーズのスタッフが関わっていて、そういう点でも興味深いです。動物園での観客にルパンがいましたし。オープニングでのキャスト紹介でイラストを使っていたのもイキです。
[地上波(邦画)] 7点(2013-07-23 21:21:18)
26.  ハル(2013)
いや~、劇場にアニメを見に行くのは何十年ぶりでしょう。たぶん、『ガンダム』第1作以来だと思います。これもあまりおじさんが見るようなものではないのでしょうが、木皿泉さんが脚本とあらば、見ないわけにはいきません。結果としては、あちこち木皿さんらしいところがあって、やはり足を運んでよかったです。 「神は細部に宿る」などと言いますが、本作では細かいところまで作り込まれ描かれていて、アニメとはいえ現実感があるし、生活感にあふれています。それが特に後半の展開、中でもラストシーンで意味を持ってきます。それによって説得力が出てくるのです。日々の日常生活を大切にするという点では、脚本・監督共通しているようで、これは非常に幸福な出会いだったようですね。 一応近未来の話なので(今から30年後ぐらいの設定らしい)、いろいろ現代と違うところもあるのですが、それをいちいち説明しないのがいい。それによって物語が停滞するのを防いでいますし、作品の本質には影響しないので、説明する必要性も低いのです。「そういうものなんだろう」程度に考えておけば問題ありません。しかし、あれこれ説明してもらわないといけない人は、高く評価しないでしょうね。 従来の木皿作品同様、見る人を選ぶと思いますので、そういう点でも評価は分かれそうです。私は一応、波長に合う作品でした。絵的にも美しく、見ごたえがありまりました。短いですが密度は濃いと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-17 22:49:59)
27.  遥か群衆を離れて(1967) 《ネタバレ》 
基本的にメロドラマなので、途中休憩を挟んで3時間近くもあると、さすがに途中で飽きてきました。しかし後半は怒濤の展開で、引き込まれます。 そもそもヒロインのバスシバが世間知らずの上、(あまりそうは見えないものの)感情的なもので、メロドラマとしてはあちらへフラフラこちらへフラフラと、見ているこちらも落ち着きません。彼女を誘惑する軍曹(テレンス・スタンプ)も同じタイプで、口で言っていることと本心とがけっこう違っています。これが大きな悲劇を生む元で、本作を見ると、人間というのはずいぶんいい加減なものだと思えてきます。ある種の業のようなものをメインの3人が体現していて、そのあたりがメロドラマでも文芸的だと感じさせるところです。こういう部分がなければ、最後まで見られなかったかもしれません。 これに対してガブリエルが理性派代表のような立場にいます。結末を見るとそれが最後に勝利するということかもしれませんが、しかしあれはちょっと納得しかねるところも。「愛情がなければダメ」と言っていたバスシバ、あっさり結婚しすぎでは……。 農民の生活が活写されており、風景も美しくそこは見ものでした。民謡を生かした音楽もよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-17 21:42:25)
28.  花咲ける騎士道(1952) 《ネタバレ》 
序盤は占いを信じて疑わないファンファンにちょっといらつきますが、王女様を助ける場面での剣さばきはお見事。アドリーヌに恋していることを自覚するあたりからは、かなり楽しめました。やはり見どころは、さらわれたアドリーヌを追跡するところでしょう。活劇とギャグの取り合わせ、その切り替えがよかったです。地下道を通って敵の中枢へ潜り込み、さらに机の下からはい出ても誰も気づかないというアホらしさ。このご都合主義があるので、最後にアドリーヌが国王の養女になっていても許せます。しかし、なんだかんだで王様を「いいひと」にしてしまうのは、疑問もありますが。とはいえ、十分に楽しめる作品でした(ジーナ・ロロブリジーダの谷間も含め)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-05 21:07:15)
29.  80日間世界一周 《ネタバレ》 
むかーしNHK総合テレビで見たことがあります。なぜ放送されたのか、今もって不明です。改めて見直すと、原作がフランスで映画はアメリカ製作なのに、イギリス的雰囲気がよく出ていたのがマル。ユーモアも十分ありますが、時としてドタバタになるのがアメリカ風か。要所要所で「ルール・ブリタニア」を流すのも、気が利いています。 序盤は観光映画かと思うような展開で、正直退屈。スペインでのフラメンコと闘牛が長すぎます。しかしその後はテンポよく進んで、飽きずに見られました。アメリカ以降また少し粗くなってきますが、最後ロンドンに帰ってきてからの話があるからでしょうか。悪いとは思いませんでした。 マイナスとしては、やはり最後に日付変更線の問題がわかること。几帳面なフォグなら、日付や時間をちゃんとチェックしていそうです。それとも当時のアメリカには新聞がなかったのでしょうか。あと、人物の心理描写まで手が回っていないので、フォグと姫とのロマンスがとってつけたような感じになってしまいました。全体としては、フォグとパスパルトゥーとの関係を越えた友情物語としての印象が強いです。ほんと、フォグは召使いのためにいろいろとやってますねぇ。不思議なくらいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-11 20:00:50)
30.  パリの恋人 《ネタバレ》 
あまり期待していなかったのですが、けっこう面白かった。ストーリーはラブコメの王道といった感じで、登場人物そろって強引すぎるのが笑えます。オードリーは序盤でのキンキラキンの世界において、地味だからこそ逆に映える。そういう対比が生きているところがもっとも魅力的で、もちろんファッショナブルになってもそれなりに素敵ですが、やや色あせて見えます。地味な共感主義者としてカフェで踊るところなど、相当おかしいけど見ていて楽しい。だから教授が登場して共感主義の仮面がはがれてからは、ややクールダウンしてしまいました。それにしても共感主義って、ほとんど新興宗教だなぁ……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-05 16:47:13)
31.  馬鹿まるだし 《ネタバレ》 
劇中でも出てくるわけですが、『無法松の一生』を彷彿とさせるところがあります。安さんは松さんよりも純粋というか、世間知らず。しかしそこが魅力で、無法松と同じく、今の日本人からは失われたものを垣間見させてくれます。労働運動や、ヤクザから暴力団へと移りゆくような世相も、よく表れていました。相手役の桑野みゆきが素敵。それと、八は本当にいい奴だなあ~。きっと最後のハガキも八が書いたんでしょうね。安さんは仲間に恵まれていましたが、それはきっと本人の人徳でしょう。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-08 22:03:35)
32.  パットン大戦車軍団
これはもう、パットン将軍の性格がすべてでしょう。正直、こんな人が実際に上司だとありがたくないですが、映画で見るぶんには面白い。生まれ変わって戦い続けてきたと称し、戦争史に詳しく詩もものするなど、なかなか一筋縄ではいきません。言うならばいくさバカですが、これだけ徹底したバカだと魅力的。長所も短所も含めて、愛すべき人物に描かれていました。少々長く感じたので、その分マイナスです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-12 21:50:05)
33.  花嫁の父 《ネタバレ》 
コメディタッチですが、全体として笑いに品があって楽しめました。特にモーニングのくだりは、「あるある」と思う人も多いでしょう。父親を演じているのが謹厳実直タイプのスペンサー・トレイシーというのもいいです。式や披露宴にお金をかけないという、中流階級の結婚観が見えていてるのも興味深い。近所づきあい、仕事上のつきあい、今なら思い切って切ってしまえても、当時は非常に大切にされていたことがよくわかります。古きよきホームドラマでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-31 20:40:49)
34.  パリで一緒に 《ネタバレ》 
楽しいですね。でも、はっきり言って「おバカな映画」なので、まじめに見てしまうと楽しめないかもしれません。それに、映画に関するネタがいろいろと振りまかれているので、それについてはサッパリという人も、苦しいかもしれません。たとえば、「バスタブで執筆する脚本家」というのは、『ローマの休日』も書いたダルトン・トランボのことでしょう。劇中劇の主人公二人が“リック”と“ギャビー”というのも……。実は、こうしたネタ探しの方が楽しい映画なのかもしれません。 出演者では、なんといってもトニー・カーティス! 一応ゲスト的な出演なのに、作中で端役扱い。「名前なんてどうでもいい」とか言われて、笑わせてくれます。この人がいなかったら、かなり評価は下がったでしょうねぇ。 映画をネタにした、いわば「映画の映画」であるためか、ロマンスの方はやや弱いという印象を受けました。しかし、それを補ってあまりあるほど、映画ネタの会話や映像・音楽は楽しいです。なかなかの逸品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-19 08:43:36)
35.  バウンティフルへの旅 《ネタバレ》 
人間というのは、何歳になっても自分のアイデンティティーを確立したいのですね。バウンティフルへの旅は、自分が自分らしかった時代への郷愁。けれどもそこには誰もいなくなり、親友も亡くなってしまった。つまり自分の居場所はなくなってしまったわけです。そうなって初めて、新しい一歩を踏み出すことができました。実際、自分にとって価値あるものがすべてなくなるくらいでないと、新しくやり直すのは無理でしょうね。いわゆる「リセット」です。人生のリセットというと、どうもマイナスのイメージがありますが、ここではプラスに使われているのがいいですね。こんなおばあさんでも人生をやり直せるのなら、自分はまだまだこれからと思わせてくれるのも嬉しい。最後に嫁さんが、ちょっといい人だとわかるのもいい。この「ちょっと」というのが微妙で素敵です。レベッカ・デモーネイはきれいだし、緑の衣装もあざやかで印象に残っていますが、彼女がこのドラマでどのような役割を負っているのか、そこがよくわからなくて残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-15 21:57:46)
36.  ハッピーフライト(2008)
なかなかよかった。群像劇としては、各部署のスタッフにおのおの存在感があり、決して脇役にとどまらない自己主張をしていて、魅力が感じられる。また、そういう撮り方をしているように見受けられます。前半の失敗はおよそあり得ないことが多かったのですが、そのため逆に完全なフィクションとして楽しめました。笑える場面はあまりなかったですが。後半は予想通りの展開ですが、専門用語にけっこうわからないものがあったのが残念でした。結果として、リアリティを出すという点は成功していたと思います。話としてはよくまとまっていますが、全体的に掘り下げが浅いためか、見終わって余韻が残るとか、強烈な印象が残るとかいうことはありませんでした。しかし娯楽作品としては成功の部類でしょうし、見て損をしたとも思いませんでした。同点ですが同じ監督の『ウォーターボーイズ』よりは上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-24 22:56:27)
37.  バンド・ワゴン(1953)
ミュージカルとしては、まあ普通ですか? 公園でのダンスはすばらしいし、三つ子の歌はおかしいし、大熱演のジャック・ブキャナンも楽しいけど、「これ」っていう決め手に欠ける。「ザッツ・エンタテインメント」が聞けてよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-01 19:30:27)
38.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 
アイルランドの田舎者が、波瀾万丈の末女貴族と結婚して逆玉に成功するけど、結局金を浪費したあげくに零落するという、なんともわかりやすいお話です。物語としては、成り上がっていく前半が面白い。主人公があっちこっちと寄り道するのが、目先が変わって楽しめます。ここではレドモンドを最初に襲う追いはぎ親子とか、シュヴァリエ・ド・バリバリのような悪党(“悪人”ではなく)が、魅力を感じさせます。これに比べると、レドモンド自身はそれほどでも。しかし、波瀾万丈成功譚としては、よいと思います。 これに比べると、後半は落ちていくばかりですが、あまり変化がなく面白味に欠けます。妻や継子との確執も、ありがちといえばありがち。こちらはむしろ、自然の景観や屋敷(お城?)など、映像美が素晴らしい。まあ前半も美しいのですが、後半は話がいまいちな分、よけいに目立ちました。 合計3時間ほどあるわけですが、特に長いとは感じませんでした。ちょうどいいくらい? ただし内容的には、まあこんなもんかというくらいで、可もあり不可もあり。強烈にこちらを引きつける要素というものは、見つかりませんでした。こういうものが嫌いではありませんが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-02 19:47:14)
39.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 《ネタバレ》 
いわゆる二番煎じ。つまり面白くない。「前世の因縁」とかを完全な後付けで設定したのが失敗で、かえって白けてしまいます。巻き込まれ型の方がよかったのに。前半から派手なアクションが続きますが、派手すぎてそれだけで飽きてしまいました。ユーモアもやや弱くなって残念。ジョナサンは相変わらずでいいけど。イムホテップがえらく情けなくなったのも、なんだかな~。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-22 20:00:00)
40.  白痴(1951) 《ネタバレ》 
登場人物の価値観に共感できないから、良さが感じられないんですよねぇ。やはりロシアの原作で、発表時期も古いから仕方がない? しかし監督としては、現代日本にも通じるから映画化したのでしょうが……。  舞台劇を思わせる構成で、それにふさわしく台詞のやりとりには堪能させられましたが、同時に舞台劇的重さも併せ持っていて、映画的な軽妙さがあまり感じられなかったのもマイナス。軽妙といえば、第二部前半での東山千栄子の軽妙なお芝居は楽しい。この方こういうのもできるのかと感心しました。そのほかの皆さまも熱演で、監督の演出自体も見るべきところが多く、引き込まれる部分もありましたが、しんどいところも少なくなく、結局はあまり高く評価できませんです。
[地上波(邦画)] 6点(2017-04-17 20:27:39)
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