81. 配達されない三通の手紙
原作はエラリー・クイーンの「災厄の町」。昔、よくゴールデンタイムにテレビでやってたんで何回も観ました。出てる人が何気に豪華なのでお茶の間にぴったりって言ったらいいか。出演者の顔ぶれで何となく犯人がわかってしまう、わかりやすいサスペンス映画です。余談ですが自分はガキの頃、この映画と「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のタイトルがなかなか区別がつきませんでした。 6点(2004-02-26 18:05:44) |
82. パラダイン夫人の恋
「レベッカ」、「白い恐怖」に続くセルズニック&ヒッチコックコンビ 第三作。前ニ作はそれなりの評価を受けているが、これは完全な失敗作。ヒッチの作品にはどんな失敗作でも忘れがたいショットやカメラワークが一つや二つあるものだが、これにはそれすらない。ヒッチコックの法廷劇だからといって「情婦」のような展開を期待したら痛い目に遭います。セルズニックのこやかましい口出しに嫌気が差したのか、演出もなんか投げやりっぽいし。本当にあまり語るべき事がない映画なので黙殺されても仕方かったのかな?タイトルもなあ・・・。ところでセルズニック印映画のトップシーンの豪壮な大邸宅は彼の自宅なんですかね? 5点(2004-02-20 15:45:18) |
83. バイ・バイ・バーディー(1963)
「ウエストサイド物語」以後に作られたとは思えないほどノー天気で楽しいミュージカル。しょっぱなから主題歌「バイ・バイ・ バーディ」を歌い踊りまくるアン・マーグレットに圧倒される。 エルビス・プレスリーが兵役に行く時の当時のティーンエイジャーたちの熱狂ぶりを話のネタにしてるが、んなストーリーは二の次って感じ、とにかく勢いで押しまくる。60年代ファッションも見もの。中でも「ワン・ボーイ」は名曲っす!「サイコ」からたった三年なのにジャネット・リーはかなり老けた印象。完全にマーグレットに喰われてしまってます。 8点(2004-01-29 23:15:10) |
84. ハリウッド的殺人事件
《ネタバレ》 うーん・・・、これはかなりキツイ映画っすね。↓の方も書かれていますが、この映画で多少なりとも面白かったのは、二人の刑事がそれぞれサイドビジネスを仕事のかたわら(本職以上に気合い入れて)やってるって設定のみ。自分が一番許せなかったのは、犯人が現れる場所を、レナ・オリン扮する占い師が占いで当ててしまうって事。おい、そりゃ反則だべ!まあ起こる事件自体、どうでもいいって感じの殺人だからな・・・。こんな作品に出てハリソンがこのままドーンと老け込んでしまうんじゃないかって一抹の不安が。 3点(2004-01-15 19:49:15) |