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おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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1.  はじまりのみち 《ネタバレ》 
これも、期待しすぎた私がわるいのかもね、の一本。予定調和以外のものは、残念ながら感じられなかった。そんな中、唯一、河原でのシーンはよかったが、濱田岳の演技力によるところが大きかったのではないか。彼でなかったらもっとださいシーンになってたかも。彼が一番おいしい役だったのは間違いないが、ほかの人物だって、もっともっと肉付けのできる、おいしい役になりえたはず。やっぱりザンネン!としか言いようがない一作。そうそう、観てから時間がたってしまったので忘れかけてましたが、お母さんの顔を拭くために水道(井戸だったかも)で手拭いをしぼるシーンがあったのですが、なぜかこの時代に腕時計をはずさなかったんですよ、主人公が。確か。記憶違いだったらすみませんが。でもね、今みたいに防水じゃあるまいし、そりゃないだろう、と私は興ざめしました。映像表現を志す人々は、そういう細かいディテールにも気を配ってほしいものです。
[映画館(邦画)] 6点(2013-11-16 00:02:04)(良:1票)
2.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 
ジェイソン・ステイサムが、何と言ってもかっこよい ~~~! 彼が「一緒に来いよ」と言ったのに単独行動だった男はやられ、新婚の奥さんに「助ける」と約束した男は本当に助けてやることができ、単なるチンピラのはずなのに最後はアクションのかっこよさを見せつける。すべては単にジェイソンをかっこよく見せるための映画かなと思いきや、入り組んだ利害関係の登場人物を手際よく見せてる脚本、キャスティング、演出の巧みさもすごい! 王室までチャカシの対象にして平然としてるあたりも、すごく大人! 無駄のない展開と、激しい起伏があるわけではないのにハラハラドキドキする独特のタッチ、音楽の使い方の的確さ。いいものを見せてもらったなー、とこのレビューを読み返していたら、「追いつめられて」の監督だったんですね。納得!!! 「世界最速のインディアン」も見てみたいです。
[DVD(字幕)] 8点(2012-06-06 14:41:18)(良:1票)
3.  バラ色の選択 《ネタバレ》 
昔見たときは気付かなかったけど、「ワオ、アパートの鍵・・・のパクリじゃん」と、そこでちょっとガックシ。だけど、私もう最近ほんとに疲れてて、小難しい映画やサスペンス、ホラーなんかは受け付けなくなってます。一方、この映画製作の頃はすでにマイケル自身は自分の病気がわかっていて、「あと何作出られるか・・」とも思っていた時期のはず。それなのに、いい感じに肩の力が抜けてるふうの彼。やっぱりスゴイ俳優だなあと思ってしまうのです。それに彼独特の清潔感や茶目っ気は、他の人には出せない味。相手役の彼女もチャーミングなので、家族で安心して見られるライトコメディーとして、お勧めできます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-07 22:37:49)(良:1票)
4.  HACHI/約束の犬
ありゃ、投稿してなかったんだ、何度も見たのに。CSでやってると、つい見ちゃうんですよね~。犬、特に秋田犬にねらい通りの行動をさせるのはかなり大変ではと思うのに、自然に見える点に、やはり子供に演技をさせても自然に見えるハルストレム監督だからこそできたワザだったんじゃないかなあ、と感心。私はリチャード・ギア嫌いなんだけど、なぜかこの映画の彼は好きです。ちなみに、久々に登場のわがムスコ(笑・・28になりましたよ)の、生涯初“号泣”映画が「ハチ公物語」でした(小学何年生だったか忘れたけど、ふと気付いたら、涙ボウダで、一人で見てたの)。ムスコはいったん独立してアパート暮らしになったのですが、今諸事情で帰ってきております。そんなムスコと先日、本作を見てたら、案の定、本作でも号泣しておりました。父親と一緒に。男性にとってのほうが“ツボ”なのかなあ。私はちょっと目がしらが熱くなった程度です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-01 23:04:01)
5.  ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
あれ~、面白かった記憶がありますけどね~。リー・トンプソン、めちゃめちゃかわいかったし。但しもう四半世紀前の作品てわけですよね。私が見たとき(いつだったかは忘れました・・汗)すでに粗い画面が気になったから、今見るとかなり見づらいかもしれませんが。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-04-13 09:23:43)
6.  バンテージ・ポイント
私は映画を選ぶとき、役者陣がバランスよいと感じるかどうかで選ぶことが多い。その点での興味は裏切られなかったんですが、あくまで想定内にとどまった印象なのと、ラストにカタルシスがもう少しほしかったので、7点。それにしても、デニス・クエイドは今やアメリカ人の思い描く理想の父親像第一位って雰囲気を醸していて、大物になったわねえ、と感心(いや別に父親役じゃないんですけどね、今回のキャラがそういう感じなんです)。別れた妻のメグ・ライアンは最近精彩ないけどねえ・・。離婚したカップルのどちらが飛躍するかは、案外わからないものですね。
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-04 19:11:13)
7.  パッチギ! LOVE&PEACE
一緒に見たオットとはま逆な感想となりました。彼は,わるくはないけど1作目のほうがシンプルでメリハリがありインパクトがあってよかったと言うのです。でも私は2のほうが好み。最初のほうで少しわざとらしさを感じたのですが(差別を扱った作品て、過剰ではないかとか細かいことが気になってしまうの)、むしろ気にせずにひたすら映画を「見る」ことだけに集中しようと思った結果、私にとっては、1より気に入りました。LOVE&PEACE というのはどうも気恥ずかしかったけど、戦争は嫌だ、愛こそ全てだ、というメッセージはいいじゃん!と思うよ。若い人より私みたいな中高年にこそオススメ。さらに言えば、清楚さで男心をグッとつかんだ1と比べ、背筋をすっと伸ばして自分の出自を語るまでに成長したヒロインのかっこよさから、男性よりむしろ女性にオススメします。キャストも1よりいい。でも泣かなかったですけどね。泣ける映画がいい映画、とは限りません。<追記:プロデューサー李鳳宇さんの著書『パッチギ!的』が6/5に刊行されました。「パッチギ!」の裏話はもちろん、「月はどっちに出ている」や「シュリ」公開の頃の話や彼が若い頃に書いた小説など、面白い話、感動話、満載です。「パッチギ!2」に10点をつけることは私はどうしてもできないけれど=もっとさらにいい映画に出来たのではないかという不満も若干あるので=この李さんの本には10点プラスを献上します。>
[映画館(邦画)] 9点(2007-05-23 20:54:24)(良:2票)
8.  ハートブレイカー(2001) 《ネタバレ》 
やるじゃないですか、ジーン・ハックマンさん。単なる名優ではなかったんですね。エライ! シガニーさんもハックマンさんにまけじと?なりふりかまわぬバカぶりを発揮しているし、意外な役どころのレイ・リオッタも、なかなかおかしい。お色気、詐欺、純情、どんでん返し、と昔ながらのメニューでデジャビュな気はしたものの、逆に懐かしい感じもあって、拾い物でした。タイトルがダサすぎて、覚えられないのが難ですけどねえ。まあB級らしいっちゃ、らしいか。原題のheartBREAKeRSの大文字、小文字って、どういう意味なのかしら。何か隠語っぽいわよね。ふん、わかんなくて、悔しいわ!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-11 20:57:31)
9.  花とアリス〈劇場版〉
こんなふうに映画で遊べる岩井監督には、ちょっとジェラシー。正直、前評判からはもっと気に入るかなあと思っていましたが、そこまでではなかったですけどね。でも、二人とも好きな女優です。ぜひこのお二人には国際的にももっと進出してほしいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-11 14:55:19)
10.  ハッピーエンド 《ネタバレ》 
エッチと皮肉とブラックと日常とがブレンドされた、妙な映画です。過剰に丁寧に撮られているから、何となく偏執的な匂いもします。おいおい、真犯人が告発されずに、おだやかな日常を取り戻すって、いいんかい? それで? 韓国の警察は何やってるの!? って感じですが、犯人に仕立て上げられた彼のほうは、当然冤罪ってわけで、ずーっと監獄で、もしかしたら死刑にだってなっちゃってるかもしれない。これを題材にこの監督が「それでもぼくはやってない」という続編を作ってくれたら、私はきっと見に行くのになあ、なんちゃって。まあそういうわけで、コワイ作品なんですが、そのコワサの表現がイマイチだったかも。ラストシーンがコワクなかったのが、一番の弱点。もっとコワサを強調してくれてたら、或いは傑作になりえたかもしれません。惜しいです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-11 14:07:11)
11.  パッチギ!
観たのは公開時。当時このサイトから離れていたので、書きそびれていました。私は「ゲロッパ!」は好きになれなかったのと、前評判が少し大げさとも感じていたので、観る前はさほど期待していませんでした。でも、一番思ったのは、「見直したゾ! 井筒さん」ということ。彼の「人間が好き」という姿勢は他の作品からも伝わってきますが、本作のように若い男の子を主人公にした作品が、一番井筒さんらしい。オジサンが若者を描くときにどこかににじんでしまいそうな説教クサさがないのがいっちゃんいい(説教臭いというコメントも読みましたが、私の言いたいのは若者に抑圧的な、という意味での説教クサさ。イデオロギーの意味ではありません)若者に対するエラそーぶりがないから、過剰とも思える暴力表現もゆるせるのです。それと、今の世の中の閉塞感は、私たちが、社会に内在する矛盾に鈍感になってしまっていることとつながっているような気がするのですね。それを、この映画は「そのままでいいんかい?」と問いかけているように思います。心を突き動かす熱いものを本来持っているのが人間(あるいは若さ)なんじゃないの?と。デリケートな題材を扱いながら多くの人の共感を得たのはそういう点ではないでしょうか。但し、わるいけど女の描き方は下手なのね。男が女をよくわからないのはまあゆるすとして、出産シーンの撮影には助産師さんの監修くらいつけてくださいよ。
[映画館(邦画)] 8点(2007-01-31 12:12:43)(良:2票)
12.  春が来れば
チェ・ミンシクがとにかくセクスィ~なんであります。もうそれだけで、私には十分。殿方にだってあるでしょん、そういう映画。ペもイも(きゃあ、暴言!?)私にはちっともよさがわかんないけど、チェ・ミンシクはいいっす。こんな男優さん、日本にはいないすよ。まあ但しね、つっこみどころ満載なのは私も認めます。ムスコ(久々の登場!?)なんか、せっかく一緒に見てたのに途中でいなくなっちゃったし!! でもねえ若者にしかわからない味があるように、これは中年にしかわからない味かも。表現しすぎないことで余韻を感じさせてくれる作品なんですよ。でも、チェ・ミンシクのファンじゃないと、やや中途半端に感じるかも。微妙です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-31 22:46:52)
13.  パリ、テキサス 《ネタバレ》 
私自身がダメ人間なので、ダメ人間をありのまま描いていることに文句はないのだけれど、でも作者ヴェンダースってば少しばかり開き直り過ぎじゃないの? 子どもがあまりに哲学的なセリフをポンポンとはくので、ありえなーい、とそこも気にくわんかった。子どもが哲学的でないとはいわんが、いかにも「セリフ」なんだもの。かわいくて達者な子役だっただけに、所詮は作り物だわいな、という感想が後から後から湧いてきて、映画に集中できなかった。映像の美しさ、ライ・クーダーの音楽は、確かにいいんですが。ようやくうち解けだした父親と息子が、道のこちら側と反対側を歩くシーンは、「お、いよいよこの映画もわが好みに近づいてきたか」と思ったが、それ以降はまったく盛り上がらず。夜明けの映像とか「おっ」と思わせるシーンはそこここにあったけど、母親と息子の再会、そして男は去っていく・・という、その展開は、私には何の感慨も浮かばず。あの女との生活が息子に幸せをもたらすとはとても思えないし、男はグダグダの生活に結局戻っていくんじゃん。あの男優のあそこまでの脱力系の演技には、何か見ていてすごく萎える。 
5点(2004-08-22 02:40:07)
14.  バーバー
これをほかの人と一緒に見て楽しめた、という人なんて、いるんでしょうかねえ。「アメリカン・ビューティー」とかこれって、どうもそのあたりが解せない。私はいたたまれなかったですよー。そもそも映画って何のために見るんだろうか。何のために作るんだろうか。これを見て、何かプラスになったんだろうか。別に、ためになるものを見たいわけじゃないけど、自分にとってマイナスになるようなものをあえて見たいとは思わない。え? マイナスになったのか?って。よくわからない。よくわからない一品です。最近、コーエン兄弟作品があまり好きでなくなってきている自分を感じます。うまいなあ、とは思うけど、幸せな気分にはほど遠い。うまいなあというのは一度見りゃわかるから、これもたぶん、もう一度見たらさらに低い点になりそう。シニカルな作品が好きな方はどうぞ。私はもう二度と見ないだろうと思う。
7点(2004-07-18 09:33:02)(良:1票)
15.  パリ空港の人々
パリ空港に「いる人々」の話じゃなく「住みついちゃってる人々」の話。 ホームレスの人もいれば、ホームレスに近い人たちもいる。 ホームレスの人とすれ違うとき、彼らと私の差ってほんのごくわずかだわ、と思う。 そんな私にはかなりツボでした。 但し日本の空港でだったらありえなそうな話、と思いましたが、どうなんでしょう?  成田や羽田は管理が厳しそうだもの。 フランスの空港って、けっこうテキトーかも?と思わせる雰囲気が、あの国にはありません?    ところで。 スピルバーグが再びトム・ハンクスと組んで、空港に居着いてしまった人の話を作ったと聞いて、何かそんなの観たなあ、と本作を思い出しました。 まだストーリーはほとんど知らないけれど、パクッたのかしら?  もしそうだったらズルーイ!  そっちはお金をかけて空港をセットで作ってしまったそうだけど、映画が終われば当然とりこわすそんなものまで作ってしまうなんて、やりすぎとしか思えない。 そんなことまでしなきゃ映画って作れないもの!? スピルバーグのそういうところって、キライだわ。 そもそも空港にある雰囲気ってそこを行き交った大勢の人たちが生み出してきたものであって、人工的に作った空港なんて、所詮ドライフラワーみたいなものなんじゃないかしら。  本作のような映画こそ愛したいと思うなあ、私は。 これは思い切り低予算だったに違いないと思うけど、しみじみしてるしほろ苦さもある良作です。
7点(2004-07-05 18:11:10)
16.  ハイ・フィデリティ
アハハ、ふつう男ってここまで自分の心理をあからさまに言わないじゃないですか。ここまで自分のこと笑えちゃうジョン・キューザックにかえって好感持ってしまいました。みんなこれ見て勉強したらよろし。
7点(2004-07-04 22:24:54)
17.  裸足の1500マイル
脇役に徹し、無知で傲慢で野蛮な文明人を体現しきったケネス・ブラナーを、初めて本気で賞賛したくなった。 やっぱりうまい人なんだな~。 でも映画全体は味が薄くて、肩すかしだったかも・・。 ケネス、少女たちの瞳、大地の力、音楽の魅力。 いくらパーツがよくたって、それに頼りすぎている感じで、映画としてのマインドが感じられない。残念。
5点(2004-07-04 20:02:05)
18.  パリの恋人
昔むかし、パリなんて今よりもっと遠い「あこがれの都」で、「エル」とか「ヴォーグ」なんていうファッション雑誌も、1ページ1ページためいきもので見ていた、なんて時代もあったわけです。 そんなよき時代にトリップさせてくれるような映画。 何にも考えずにウットリしてりゃいいんだから、アタマを使いすぎて疲れたときにはオススメですね。  お話の構造がちょっと「マイフェアレディ」に似てるかな。 清楚なオードリー、ゴージャスなオードリー、可憐に踊るオードリー、とたくさん楽しめます。  でも正直言うと、私はこういう「かわいい着せ替え人形」タイプの女優さんて苦手。「マイ・・」も「ローマ・・」も見てません(「マイ・・」は日本の俳優が演じた舞台は見たのでストーリーは知っています)。つうか、オードリー作品は見た作品を挙げるほうが早い。これとあと2作品しか見ていません(あ、びっくり。違った。3作品でした。「オールウェイズ」を忘れてた。でも往年のファンはあれは出演作に入れてないかも!?(^_^;))  私の世代では、かなり変わり者かもしれませんですね。 TVでやってた午後のロードショーで本作を吹き替えで見て、もうおなかいっぱいになっちゃったんですよ・・。
6点(2004-06-10 10:32:55)
19.  ハンナとその姉妹
苦手なウディ・アレンですが、これはかなり面白かった! 世間的にも評価の高い本作にはたくさんレビューが寄せられてるかと思いきや、また、平均点ももっと高いかと思いきや、このサイトではアレンて人気ないんですかね。びっくりするほどすくなっ! ドロドロしたメロドラマが、情けなくて、コミカルで、でも何か知的に描かれていて、とても多彩な味わいが、さすがアレン、て感じですかね。(でもやっぱり苦手だ~、と思う作品のほうが実は多いけど・・) 
8点(2004-04-20 09:43:43)(良:1票)
20.  二十日鼠と人間(1992)
うーん・・、微妙。日本の劇団の芝居で見たことがあり、その後原作も読んでいたため、本作は「ストーリーをなぞった」感がぬぐえませんでした。役者の「味」はよく出ていますが、たとえば肉体労働につかざるをえない彼らのやるせなさ、汗くささやどうしようもなさが不足していて、何かこぎれいにまとまってしまっている印象すらあります。労働が終わったときの膝がわらってしまいそうな疲労感だとか、そういうものが感じられない。たとえば老犬のエピソードのあたりをもっと短くテンポよくして、労働の場面をふくらませたほうがリアリティーにつながったかも。マルコビッチもゲイリー・シニーズも、真摯に演じていたとは思うのですけどね・・。ストーリーを知らずにこの映画だけ見た人には十分満足できる完成度だったかもしれないとは思いますが、日本の小さな劇団の上演時のほうが、ずっとずっと切なさを感じました。それと、ほかの俳優さんの監督作品を見ても思うことですが、自分を一番かっこいい役にキャスティングするのって、かっこわるいと思わないんですかね? まあこれは、北野武の映画でも感じたりするけど。
7点(2004-03-30 22:11:20)
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