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1.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
GUCCIのお家騒動で暗殺にまで及ぶんですが、全体的にゆったり話が進んでいく。 背景や室内が美しくアートな画になってるとこがリドリー・スコットらしいなと。かつてリドリー・スコットのイギリスの自宅でハウスキーパーをしていた人の書籍を読んだことがあるんですが、彼は家中のドアノブなどの真鍮が常にピカピカに磨かれていないと気に入らないようなことが書いてあったと記憶してます。「ブラック・レイン」の撮影で来日した時に関係者から記念のお土産にもらった博多人形は納戸みたいなとこにそのまんま放り込まれていたそうな。  映画なんですが、アル・パチーノとジェレミー・アイアンズが遂に兄弟役で出演とか、ジャレッド・レトの怪演に、ふてぶてしくてどんなに着飾っても品のなさと生活臭が漂う感じでどこにでもいるイタリア系のおばちゃんみたいになってるレディ・ガガとか俳優たちを見るのがたのしい。ガガ様は意外と小柄だということもわかりました。  私が唯一買う海外ブランド品はフレグランスなんですが、20年以上前に専門店で見つけて即買いしたのがGUCCIのENVYで、HNにも使ってる。 映画を観てわかったんですが、トム・フォードがGUCCIで手掛けたフレグランスなんですね。ちょうど発売された頃だったんだ。 10年ちょっと前くらいから店頭では見かけなくなってほどなく製造中止、廃盤になったことを知りました。なんで廃盤?10年以上愛用しててかなり落胆。 最後に購入したものはいつものように使えなくて半分ほど残ってるけど、時間が経ちすぎてるから香りが変わっちゃったかも。 今、GUCCIに期待することはただひとつ、ENVYを復活してほしいってことです。まぁ無理だろうなぁ。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 20:14:13)
2.  パーフェクト・ケア 《ネタバレ》 
ロザムンド・パイクがお見事です「ゴーン・ガール」以来の知的なクソ女ぶりは見ていて気持ちいいくらい。 実際オックスフォード大学出身だそうで、知性は本物ですね。  まぁ、あんだけのことやったわけですからそうなるだろうなと納得できるラストでした。 やっぱりマフィア親子が一枚上手だったのかもね、そういうシーンは出てこなかったけどそういうふうに想像しました。 ウィキにはブラックコメディ、スリラーとなってたからそのつもりで観始めましたが、クライムサスペンスと言った方があってるかも。 エグい映画だけど、ロザムンド・パイクが演じることでなぜか清涼感のある怖さを感じました。同じボブヘアーだけど前半と後半の違いが良いです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-28 01:07:31)
3.  春を背負って 《ネタバレ》 
松山ケンイチが見たかったんです、プライベートでも家族と田舎に移って狩猟や農業にいそしみ、それに関連する仕事もしてる時期があるということなのでどんな山男ぶりを見せてくれるのか期待しました。 しかしオープニングのクレジットと音楽に度肝を抜かれたというか、唖然として思わず見続けてしまうというくらいキョーレツでした(笑) これはどう受け止めればいいのか、あえて昭和30年代、40年代の品行方正な映画を作りました、懐かしいでしょ?てことかしら。 こそばゆいようなセリフの数々、涙のあとには必ず笑顔。ラストは手をつないでルンルン回るんですよ。 おじさん二人が追悼?鎮魂?哀悼?そんな感じで笛の合奏には参りました、曲は「ふるさと」だったっけ? けれど何がどうなろうがハッピーエンドしかないという安心感があるし、ここまで徹底していると清々しさも感じます。 細かいとこではあの環境で携帯で通話できるんですかね。  まあ、とにかく俳優の顔ぶれが多彩でそこが見所のひとつではないでしょうか、そしてやはり石橋蓮司と新井浩文がしっかり登場しています。 山登りはしたことないししたいとは思わないけど、目標地点で眺める景色とその時の気持ちは最高だというのは理解できます。 山での撮影はかなり大変だったでしょうね、そこを考慮したいと思いました。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-22 12:33:29)
4.  半世界
殆ど洋画しか観ない方なんですが、このところアマゾンプライムにあがっている邦画になぜかハマっています。 幼馴染の3人が中年のおっさんになり、故郷を離れていたひとりが帰ってきてからの3か月間のはなしでした。 3人のキャラや俳優の雰囲気、演技も無理なところもなく、何か強烈なものがあるわけではないのに退屈もしないし 自然に惹き込まれてしまう映画っていうのがあるんですよねぇ、何がどうだからっていうのは上手く言えないんですが。 本作は私にとってまさにそういう映画でした。  ところで石橋蓮司、あの映画この映画とほんとによく見かける。 若い頃はとにかく悪役、サイコパスで不気味ですごいインパクトでした。高齢になってからの方が役の幅が広くなって大活躍って感じです。 奥さんがこれまたクセのある悪女役が記憶に残ってる緑魔子さんなんですよね。 「一度も撃ってません」も観てみよかな
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-02 17:59:08)
5.  パターソン 《ネタバレ》 
これといって何も起こらない日常の中の幸福?そんな感じの映画なんですが、何か隠されているものがそこかしこにあるんじゃないかとも感じる映画でした。 まずパターソンが毎日運転しているバスの番号の「0936」が頻繁に目について、この数字に何か意味があるのかと感じたり、やたら出て来る双子にも何かあるのかと気になる。 携帯も持たない、ネットもしない、同じ毎日のパターソン、でも何かしらあるわけ。まずローラの趣味です、帰宅するたびに家の中の何かがモノトーンにされているとか、マーヴィンの日課とか。出掛ければコインランドリーにラッパーはいるし、バーでの出来事、通りがかりの人が「犬に気をつけろ」と忠告してくれる。 この忠告が伏線になっていたと気付いた時がいちばんうれしかったな。いつもバーの外で待たされるわ、土曜の夜は置いてきぼりにされるわでマーヴィンにもいろいろ言いたいことがあったんでしょう。ブルドッグのマーヴィンの存在感はかなりのものでして、できたらラストシーンにも登場させてほしかったな。「おまえなんか嫌いだ」と言いながら監禁されたガレージから出したパターソンがいいわね。 考えてみればコピーはしなくて済んだってとこはあるかな?ヘンなパイを文句は言わず水で流し込んで食べるパターソンは怒るってことはないんでしょうか。 彼はバスを運転しながら街の情景をよく見てるし、乗客の会話を聞いて楽しんだり、初めて知るようなこともあるんだろうな。 映画館でも周りの観客を確認してる、マッチ箱のデザインにも見入る人。 地元を出る、都会に行く、海外へと、知らなかったものを見て、経験することを勧めるってことをよく耳にするし、いいことだと思いますけど、自分の周りの小さなこと、普段は目に入らない、気にとめないような物事の中にもいろんな気づきがあり、一般人の中にアーティストがいたりすることがわかるのかもしれません。高くて遠い視野ばかりもいいわけじゃないと感じた次第です。 ジム・ジャームッシュの作品には翻弄されます、いい意味で。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-28 15:36:59)(良:1票)
6.  はじまりへの旅 《ネタバレ》 
ウェス・アンダーソンの映画によくあるようなスチール写真で古着感がいい具合の衣装ですし、 シニカルなコメディかなと想像して観たんですが、コメディというより教訓みたいだなと。 コメディ色はあんまり感じなかったです。 ただ、出て来る人がみんな善人なんです、こんな風変わりで異質な集団なのに。そこがいいですね。  お父さんは権利のことばかり拘ってましたけど、権利だけじゃどうにもならない。まず子供を学校に行かせないっていうのがダメでしょ。これは権利じゃなくて義務であり、子どもは教育を受ける権利を奪われてるわけです。アメリカ人て大昔から何かっていうと権利だ自由だと闘ってるみたいな印象があるけど、そういうものを皮肉ってるのかな? 文明社会、管理社会を嫌うのはいいけど、自分が絶対君主、独裁者になっちゃって子どもを洗脳しちゃってるんですよね。 食料を救うミッションとかご都合主義だし、次男を救うミッションで娘が死にかけて「押し付け」だったと気付くお父さん、あぁよかった。いつでもどこでも極端というのはよくないし、受け入れられないですよね。 そして狩猟民族から再び農耕民族へ、ラストの登校前の朝の静かなひととき、音楽もセリフもなく反抗的だった次男がなんとも自然にシリアルの入れ物を渡すとこで泣けた。そしてお父さんが窓の外を見上げるとこね、なかなかセンチメンタルで感動的なラストでした。 アーミッシュにもなったことのあるヴィゴ・モーテンセン、デンマーク系っていうのもあるけど私の中ではマッツ・ミケルセンとどこか被るんですよねぇ
[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-20 15:32:27)
7.  パディントン2 《ネタバレ》 
前作同様、セットや美術が素晴らしい。俳優たちも豪華です。 サリー・ホーキンスの衣装がいい、特にカラータイツのコーディネートが好きだわ。 ニコール・キッドマンからヒュー・グラントへ。今は落ち目の俳優で部屋には若かった頃の写真がいっぱい飾ってある、 それをヒュー・グラントが演じるってイギリスならではのブラックユーモアですかね。 でもヒュー・グラントってこれまでもラブコメで何気なくコメディセンスを見せることがあったんですよね。  刑務所でのスイーツ作りで字幕ではプリンになってたけど、プディングですよね。 私もなんだかマーマレードを作ってみたくなったのでした。 囚人服がピンクに染まっちゃうとこなんてマジで笑えたし、たぶんナックルズ?がピンクの繊細な3段ウェディングケーキ作ってるし、さりげなく笑えるところが随所にあって、こういう感覚は好きです。  ルーシーおばさんとの再会がへんに華美な演出じゃなく、静かなしっとりとしたラストシーンになっているとこもいいですね、思わず鼻の奥がツーンとしてしまいました。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-26 19:54:49)
8.  パージ 《ネタバレ》 
まさかこれにイーサン・ホークが出てるとは思わなかった、 今月はイーサン・ホーク祭りになりそうです。  あぁお父さん、息子は勝手にセキュリティ解除し、娘の彼氏に殺されかけ、奥さんも頼りにならないし。 家の中であんな高いヒールのパンプスはいてるのがなんか違和感な奥さん、お裾分けの手作りクッキーも食べずに捨てるタイプに見えた。 クッキー奥さんの表情も不穏でしたし、仮面集団じゃなくて近所中が最初から襲ってくるのかと予想したんですけどね。 最後にブチ切れてぶちのめしたけど、自分がこんなめにあわされたってことが許せない、しかもこんなやつに。みたいなものを感じてスカッとするどころかイラっとしたのでした。 そのわりに黒人を外に出すことはダメだという、でもその根拠となるものが描かれてないし、言っただけで全くの役立たず。 つまり進行上外に出したら話にならなくなるからってだけのことのように感じます。その他いろいろと理由付けが無さすぎてよくわからんというところがマズイなと。 奥さんと息子の訴えに心を動かされたのか、家族を守り戦うことにしたお父さん、黒人を入れた息子を怒りもせず、殺されかけたのに娘に謝罪するお父さんです。 そして自分だけ。。。見てくれだけの関係の希薄な家族のまま終わってしまいました。 ナニといったらお父さんの悲哀を感じた映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-10 00:35:35)
9.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
マーク・ラファロが小汚いし不潔感がハンパなくて参った。 キーラ・ナイトレイがヒロインとしてなぜかあんまり魅力的には感じないし、ボーカリストとしては声にも魅力がなかった。  という不満点はあるものの、好きですねこういう映画。 ライブハウスの中途半端な弾き語りのグレタなのに、ドラムにピアノにと脳内でどんどん各パートのアレンジがあふれ出し曲が完成されちゃうダン。プロっていうのはこういうもんなんだなというのがよくわかりました、理屈じゃなくて感性なんですね。 なんていうかグレタは確かに曲作りの才能はあるんでしょうけど、それより人間関係が最高に恵まれてるなとそこが羨ましかったですね。なんであんないい人ばっかりなの?スティーヴがいなかったらどうしたんだろう、落ち込むグレタを無理やりライブハウスへ引っ張ってったのはスティーヴだったしね。 街中ライブはそれなりにたのしいし、見所だとおもいます。でもラストのデイヴだな、プロのシンガーの凄さをヒシヒシと感じたのでした。素晴らしかったです。 解雇された時に名簿を持っていこうとしたダン「ジェリー・マグワイアか?」て言われたとこが可笑しかったな。 「2ドルにしようよ」ていうとこが良かった。このおっさん、死ぬまでこうなんだろうな。 ハートフルで後味最高の映画でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-05-21 14:08:25)
10.  ハンナ 《ネタバレ》 
まず感じたことは、スタイル、作風が中途半端ってことです。 CIA絡みですけどCIAをまったく感じない、武器や機密情報を盗む犯罪組織みたいだ ケイト・ブランシェットの悪役ぶりは童話に出てくる魔女みたいです。 冒頭の一面の雪景色と山小屋のとこはよかったんです、これから何がどうなるかわりとワクワクするんですけどね。 シアーシャ・ローナンの透明感は尋常じゃないですね、ケイト・ブランシェットもその点では負けず劣らずです。 透明度の高い女優二人が美しくかっこいい映画。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-05-05 16:25:12)
11.  ハッピー・デス・デイ 2U 《ネタバレ》 
続編て特にこういうジャンルの映画はガラリと変わったりすることがあって、それにがっかりさせられることがよくあると思うんですが、SFみたいになってはいるものの本当に続いてて、カーターの部屋で何度も目覚めるとこまでちゃんとあるのがなんかうれしい。 前作も今作も原因は色恋沙汰で、盲目のフランス人になって協力してくれたダニエルを選んじゃう。ソレはソレということで、カーターが絡めば情け容赦なし、女ってほんとにこういうとこあるんですよね。 主演のジェシカ・ロースは臆することなく全力で演じているというのが伝わって観ていて気持ちいいくらいです。 最後の最後まで目が離せない映画です、面白かった。 アジア系のライアン役の人は日系ではないようですが、どっかで見たことある誰かに似てるという感じで映画が終わるまで気になって仕方なかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-05 22:57:35)
12.  ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 
コメディ色が強そうだから観てみました。 ハチャメチャかと思ってたけど、悟りとか教訓的なとこもあってかなりマトモじゃないですかね、コレ。 カーターを助けるためにもう一度、というところが良かったな。 観終わってみれば、カワイイ映画だななんて思ってしまいました。続編も観たいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-01 13:17:10)(良:1票)
13.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
これみよがしに感動させようみたいな余計なものを一切つけてないのが良いです。 実際にこれ以上ないような奇跡というか、完璧な出来事ですから何も付け足す必要はないですね、故障原因が人的ミスではなく鳥の群れというとこまで完璧です。本当に感動する出来事でそれを忠実に知らなかったことまで見せてもらえました。 メインは機長の判断の是非が問われた事故後ということで、結果はわかっていながらも惹き込まれます。 トム・ハンクスの抑えた演技がいいですし、何本かの映画でハイテクを盲信しない人物を演じたイーストウッドらしく、実際の経験からの適切、適材適所な柔軟な判断、臨機応変さはコンピューターには無理、人間にしかできない、みたいなことがしっかり描かれています。 同時多発テロの傷も癒えず、リーマンショックと暗いことばかり続いた中で起きた明るく希望が持てる出来事だったんだなあと。 しかしアメリカとアメリカ人。良いこともそうでないことも映画みたいなことが起きる、やってのけてしまうんだもの。はい、底知れない国です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-23 14:38:06)
14.  パディントン 《ネタバレ》 
色彩鮮やかでカワイイ映画。 家の内装もカワイイ、特にお母さんのレトロ感満載のファッションは私の好みにドハマリです、靴までカワイイ。 「シザーハンズ」とか「アメリ」とかを思い出しました。 ただ、クマのパディントンのキャラがもうちょっと無邪気で幼いともっと良かったなぁ。 こんなにジェントルマンぽくしなくてもいいのに、とずっと思いながら観てた。でもここが英国製っていうところなのかもね。  パディントンを通して英国人というものを語っているみたいなところが面白いです。 ジョークやパロディ部分も品が良いのね、笑わないことで有名な宮殿の衛兵さんも帽子にいろいろ入れてるっていうジョークがいちばん好きです。 何気に豪華な俳優陣にパステルカラーの壁がおしゃれなクレセントのブラウン家、てことはロンドン市内でも高級住宅地ってことですかね。機会があれば「2」も観てみるつもりです。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-22 16:27:45)
15.  ハイウェイの彼方に 《ネタバレ》 
日本では劇場未公開なんですね。三振アウト法なんていうのも初めて知りました。 イーサン・ホークは演じるタイプがほんとに多岐にわたっていると思うんですが、その中でも本作のような人物を演じると見事ですね。 おどおどしていて自分をなかなか表に出せないみたいな。繊細で表情も情感に溢れていてこちらにズンズンくる感じ。 もうオープニングからラストまでラッセルの表情だけでウルウルしてくる。とにかくイーサン・ホークの演技が素晴らしい。 最初は赤ちゃんを育てることで生きる糧を見出し、再生していくのかなと想像していたのですがちょっと違ってまして。赤ちゃんとのことがきっかけになって亡き両親と向き合うために故郷へ戻るわけで、そしていつも首からかけていた鍵がなんだったのかがわかり、一気に状況が変わるといいますか、光がさしてくるっていう具合。 全編ラッセルにウルウルだけじゃなくハラハラしどうしなんですが、赤ちゃんをベッドの端っこに寝かせたままにしているのにいちばんハラハラ。 でもあれって伏線になってたってことかしら。生後4~5か月というような赤ちゃんにチュールレースの安っぽいドレスを着せて置き去りっていうのが余計に哀れに感じて泣けたわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-17 21:46:26)(良:1票)
16.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
まあとにかく豪華な俳優たち、しかしみんなおバカキャラ。うれしいじゃないですか! 「読んだら燃やせ」がまたいいですね、タイトルからして笑える。 CIAを皮肉くったような批判してるような映画はたくさんあると思うんですが、こんなバカバカしいブラックコメディに仕上げたコーエン兄弟はやっぱり映画の作り方が上手いしセンスいいなと感心。 衛星で世界中を監視してるCIAという具合のオープニングとラスト、エンディングの曲も可笑しい。 トレーニングおたく、酒に浮気に出会い系に明け暮れる人々、ほんとかどうかわからないけど元神父はいるわ、長年銃を撃ってない元連邦保安官とか、よくこんだけ揃えたなと。  あまりにも低レベルな出来事にワケがわからないJKシモンズ演じるCIA上官と部下のやり取りが最高に可笑しかったです。 なんだかとんでもない機密を扱っているような物言いのマルコヴィッチ演じる分析官なんですが、「放っとけ」と言われちゃうレベルの情報を扱っていた程度だったというのがウケる。 CIAだのロシア大使館だの相手取り、しかし目的は全身整形の費用っていうのがいちばんウケるかな。で、面倒になって払っちゃうとかほんとにふざけてるんですけれど、私はこういうの大好きです。面白かったー
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-12 21:27:58)
17.  パリ3区の遺産相続人 《ネタバレ》 
最初は遺産相続をめぐる辛口のコメディかなと思ったんですが、かなり重いものを背負った人たちで深刻な様相が見え始める。 なんか最初の予想とは全く違って少々呆気にとられてしまいました。特にケヴィン・クラインが実はかなりメンタルがボロボロなんですが中盤過ぎるまではあんまり感じないし、どっちかというと嫌なやつなんですがいきなり痛々しい人になっちゃってこっちが戸惑ってしまったという。 でも暗くなりすぎることはなく所々ユーモアも見せながら話は進んでいく。舞台になっているフランスにありがちと思える大人の事情というやつが絡んだドラマ、フランスにはヴィアジェという不動産売買があることも知りました。 キャストがベテラン揃いなので安心して観ていられますね。マギー・スミスはほんとに目が印象的ですねえ。高齢になってもその目力が凄いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-05 23:02:59)
18.  パニック・トレイン 《ネタバレ》 
7年前の映画なんですが、70年代後半から80年代前半のパニックものみたいなんです。 列車内の雰囲気も登場人物も映像の質感もなんだかローテクな感じで、携帯電話に違和感さえ感じるような。 ところで子供が遊んでるだけで走行中にドアが開いちゃう列車ってなによ?暴走云々の前にそれこそ大問題、危険過ぎなんですけど。 そんな古い映画の雰囲気ではあるし、あんまり医者には見えない主人公ではあるんですが、 誰が何のために暴走させているのかは語らず、大半の乗客は降りてしまって最小人数での暴走する列車内での密室劇。緊張感も徐々に高まっていく。 登場人物も世代や事情、性別も凝縮されている感じで人間ドラマもちゃんと成立してる。低予算の中でこれがやりたい、見せたいというものが詰まっていて、熱意を感じる映画。熱い映画を観るのは久しぶりでした、面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-25 13:38:49)
19.  バリー・シール/アメリカをはめた男 《ネタバレ》 
鑑賞後「アメリカをはめた男」という邦題のサブタイトルって全く的を得てないじゃないのっていうのが最初の感想です。 なんでこんなのつけるの? そしてトム・クルーズ、マーベリックとは系統は違ってもやっぱり無鉄砲なパイロット役っていうのがなんか可笑しいです。あのトム・クルーズがモサっとしたおっさんになってる。長年ハリウッドの大スターとして衰えないトムなんですが、こういうタイプを演じるのって初めてなんじゃないかと、そういう点で一見の価値ありですかね。 「ロック・オブ・エイジズ」とか時々気分転換しましたみたいな映画に出るのね。「トロピック・サンダー」では本人とはわからないくらいのメイクで出てるし、こういうとこが好感持てます。 監督はダグ・リーマンなんですね、「ボーン・アイデンティティ」の時のような情感は皆無で、70年代の古い映画のような映像で不潔感と下品な雰囲気が漂い、ちまちました犯罪ってわけじゃないのにお気楽な映画になってる。そんなとこもあの時代の映画を反映させたんでしょうか。ホワイトハウスでのシチュエーションが唯一洒落てたと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-01 15:41:09)
20.  パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 《ネタバレ》 
JFKモノですが実録フィルム、ドキュメンタリーのような感じ。ずっと緊張感があって派手さはないけど印象に残る映画でした。様々な立場であの日、あの時事件に関わった人々が時間の経過に従って同時進行していく。 今までの映画では語られなかった人々や事柄が描かれていて興味深いです。 ザプルーダーフィルムの銃撃の瞬間は眼鏡に映った映像で、しっかり見せないところに事件の謎や陰謀説を言いたいわけじゃないというのが伝わったように感じました。大統領の棺を飛行機に運び、その際ついてしまった棺の汚れを上着の袖でこすって、きれいにしようとしてるとこにウルっとしてしまった。  12人?16人?事件の重要証人が次々と亡くなってたり、「魔法の銃弾」とかいろいろ言われていて、 今も「ケネディ・真実」なんていうのを見るとソワソワする。 今となっては「誰がやったのか」より「なぜ、暗殺されたのか」これが知りたいですねぇ。50年以上経っても、アメリカ人じゃなくても気になる。 トム・ハンクスとビル・パクストンが制作なんですね、パクストンは故人となってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-13 15:01:21)
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