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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1440
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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1.  パリ警視J
僕が住んでた地方都市では、高尚っぽいイメージがあるフランス映画がロードショーされることなど滅多になかった為、ちょいとオトナになった気分で封切時観に行きました。トリュフォー監督の遺作「日曜日が待ち遠しい!」との二本立て。この時点でアラン・ドロン氏の名前は知ってたけど、ベルモント氏の事は全く存じ上げず。榊原郁恵さんが「アル・パシーノ+アランドロン≦あなた」?とかいう曲歌ってたし。観慣れたアメリカ映画のアクション映画とは、少々肌合いが異なる展開だと思った記憶が。特に可もなく不可もない出来。高尚でも何でもなかった。超イケメンというわけじゃない、色黒のお洒落で粋なオッサンが身体張ってとにかく頑張ってるなあと。後々この御仁が名高いジャン・ポール・ベルモント氏だと知り、へえぇ~とそれなりに納得。
[映画館(字幕)] 6点(2023-08-22 16:50:28)
2.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
私の大好物な観客の心理誘導に秀でた極上サスペンス。脚本、演出、キャスティング、どれを取ってもこの手の映画の中では抜きん出た出来。特にヒロイン、アン=キャロル・リンレイ嬢の扱い方が秀逸。【以降鑑賞中】タイトルバックめっちゃ洗練されてる!誰の手に依るものかと思えばソウル・バス氏!⇒えっ!引っ越し直後なのに鍵もかけずに外出しちゃうの?大丈夫なん?この人(←ちょっとヘン?)⇒まあ、娘がいきなりいなくなっちゃうんだもん、取り乱すの無理もないよね。あ、この男性旦那じゃなくて実のお兄さんなんだ、ほほぅ・・・⇒お菓子の箱買ったことが証拠にはならんでしょうに。何言ってんだか(←ますますアヤシイ)⇒アメリカからの乗船名簿にこの母子の名前なし?!じゃあ一体・・・(←いよいよアヤシイ)⇒人形修理に出したからって娘がいたっていう何の証拠にもならんわい!(←絶対アヤシイ!!おい!いい加減に白状せい)⇒力技使って病院から脱け出すなぁ・・・、完璧にこれサイコだろ⇒ええええええええっ!!!そういう事だったんっ???※こっから先、怒涛のクライマックスに突入するのでネタバレ伏せます。粗筋やオチを知らずに観れば、深読みしないヒトならラストまで愉しめる映画だと思います。観客は警部役のL・オリビエ氏の視線で、このヒロインの行動を生温かく見守ってあげれば良いかと。彼女が病室のベッドから抜け出すシーン、一瞬軟体動物のように蠢く動作をした為、私はヒロインの女性が4歳の娘と実は同一人物で「ふしぎなメルモ」的変身を遂げるのかと、危うくミスリードされそうになりました。そしたら全然違うジャンルの映画になっちゃいますよね。
[DVD(字幕)] 9点(2022-08-03 22:46:30)(良:1票)
3.  走り来る人々 《ネタバレ》 
『急いては事を仕損じる』昔ながらのこの格言の意味を、口八丁手八丁な主人公フランク・シナトラ君に投げて説教したくなる、そんな気分にさせる映画です。『地上より永遠に』で脇役だった頃はそうでもなかったのに、この時期になると画面から漂う、彼の「俺様」感がやけに鼻についてくる。そもそも彼が断筆中とはいえ「小説家」っていう柄にとても見えない。アメリカのスモールタウンで繰り広げられる、コメディというよりは人情劇。作品全体の雰囲気は良いし、何より語りたいのはこの作品で初めてアカデミー賞にノミネートされた、シャーリー・マクレーン!可笑しさの中に切ない哀しみの表情を滲ませる、このジニーという役は、後年の彼女の十八番となったキャラの原点といえる適役。この映画での好演が、彼女のコメディエンヌとしての進路を決定づけたような気がします。何があっても帽子を脱がないD・マーティンはじめ、他の脇役陣も粒が揃っているのに、主役のシナトラ氏だけがどうにも私には食い足りないゆえ、この点数に留めます。
[DVD(字幕)] 6点(2022-07-11 23:03:51)
4.  犯人は21番に住む 《ネタバレ》 
真犯人が単独犯ではなく複数犯だったっていうオチの意外性はあるものの、運びがいまひとつルーズで映画に乗り切れませんでした。いや、わかるんですよ、ヒッチコック作品を例に出すまでもなく、優れたサスペンス映画にはスリルと背中合わせのユーモアがあった方がより効果的だっていう事は。でも、それにしてもこの作品はユーモアの方がサスペンスに比べてより勝りすぎているような気がしました。前知識なくクルーゾー監督作品という事で、もっとグルーミーなフレンチノワール作品を期待してしまった自分がいけないんだと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-29 20:58:09)
5.  波止場(1954) 《ネタバレ》 
これ、骨太な秀作なのは認めます。でも、観ている間ずっと感じてたある既視感が。これはアレですね、間違いなく往年の日活アクション映画と同じ匂いがします。そう思ったが最後、マーロン・ブランドは若き日の裕次郎かアキラ、いかにも薄幸そうなヒロイン、エヴァ・マリー・セイントは芦川いづみ、殺される兄役は三橋達也あたり、ボス役のリー・J・コップは金子信雄にしか見えなくなってきました。オリジナルのこの作品の粗筋やら人物配置を、いかにも上手く日本流にアレンジしたというか、決して模倣というのではなく換骨奪胎したというか。やるなあ・・・恐るべし全盛期のニッポンの映画人。今回のように、バリエーション派生作品群を後追いしてからオリジナルを観ると却って不思議な既視感を覚えてしまうものなんですね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-05-04 21:51:03)(良:1票)
6.  ハリーとトント 《ネタバレ》 
僕は基本的に老齢世代のロードムービーには特に点が甘いです。80年代の「バウンティフルへの旅」、最近だと「ネブラスカ」も大好きな映画でした。ビル・コンティの心地良いBGMに乗せられ、極寒のNYから陽光のカリフォルニアまでの長距離ドライブ。ハリー氏とトント君に同乗させてもらい、一緒に道中寄り道しながら愉しませて頂きました。通常ロードムービーだと、出発した場所に最後は戻ってくるっていうのが定番だけど、これはNYを出発してカリフォルニアへ行ったっきりでオーラスになるんですね。ほんの短い場面での登場ながら、エレン・バースティンはやっぱり強い印象を刻みこませる良い女優さんだなあと。僕も先日めでたく?「人生50年」の区切りの歳を迎え、これからの後半生どう生きていくかを考える時期になりました。そんな時にこの作品に出会えて良かったと思います。いや、別にお手本にしたいとかいうような登場人物はいなかったんですが、だってハリー氏はどこか自己中な部分もあるしね。世の中ってホントいろんな人がいるんだなあ、と。奥さんに先立たれたとはいえ、このハリー氏、かなり恵まれた環境の老後人生ですよね、いろいろと羨ましい。
[DVD(字幕)] 8点(2018-11-09 23:53:39)
7.  ハスラー
60年代「ポール・ニューマン時代」到来を予感させる、クールでスタイリッシュな佳作。それ以前50年代の彼はルックス的にも演技的にも、まだ青臭いというかのっぺりしていてそれほど魅力を感じなかったんですが、この作品あたりから俄然アウトロー的ハイブロウな男臭さが漲ってくるんです。そっち系の魅力が頂点に達したのが「暴力脱獄」。結果的に続編「ハスラー2」でオスカーをゲットした訳ですが、その後最後にアカデミー主演男優賞にノミネートされた「ノーバディーズ・フール」。ここでのレビュー数も多くないので、メジャーな作品とは言えませんが「ハスラー」「暴力脱獄」の主人公が、もし老齢まで長らえたらこんな風に年を重ねたんじゃないのなあ・・・なんて、想像できそうな滋味溢れる名演を見せてくれてます。この映画や、60年代の作品群で彼のファンになられた方はご一見を!映画とは全く関係ない話ですが、昔「ポール・ニューマン監修のサラダドレッシング」っていうのが販売されていました。自分が大学時代、吉祥寺某高級スーパーで初めてバイトを経験した時、一番最初に棚出ししたのが、彼独特の、あの眩しそうに目を細めた満面の笑みがラベルに貼られていたこのドレッシングだったんです。・・・あれ、一度は買って試食してみるべきだったかなあと、今でも後悔してます。オチも何もない、つまらない思い出与太話でレビューを締めくくり大変申し訳ありません!
[地上波(吹替)] 7点(2018-10-31 23:45:33)
8.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
『感動の実話モノ』はどっちかっていえば映画のジャンル的には苦手な自分です。9.11を扱ったO・ストーン監督『ワールド・トレード・センター』なんかも全く入り込めなかったし。この作品を映画館で観たかった理由は、監督がクリント・イーストウッドだからという、ただその一点のみ。ずっと以前からこのヒトの監督作品には、どこか『人間の死』に対する独特の哲学といおうか理論を持っていると思っていました。そのイーストウッド御大が『奇跡の生還』ネタを、どのように演出したのか興味津々でした。結果はこの採点の通り。万人が共感できる角のない無難な作品に仕上がっていました。逆に巧くまとまり過ぎてたのが私には少々不満。結局人間って『死』についての考察を深く突き詰めていくと『生への賛歌』にゆきつくものなのかなあと思ったりして。『実話ネタは人々の記憶が若干薄れた時期を狙って映画化すべし』
[映画館(字幕)] 7点(2016-10-14 22:00:53)
9.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 
なんといってもこの映画の一番の功労者は、スカーレット・ヨハンソン嬢の、あの独特な声質に着目した人でしょう!少々ハスキーで、ハスッパとまではいかないけれど、投げやり口調の、何とも言えない耳に快く響くセクスゥィーボイス。この魅惑の「声」の存在がなかったら、2時間映画自体持たなかっただろうし、面白さもかなり半減したはず。一風変わった斬新な設定ではあるけれど、元を正せば極めて普遍的なラブストーリーに仕上がっていますした。ギクシャクした出会いからスタートして恋におち、セックス耽溺期を迎え(笑)、安定期、やがて倦怠期・・・最終的には辛い別れが待っている・・・。この間に、恋する事の切なさもどかしさもきちんと描かれていました。いまだに、もはや意固地になってガラケーを使い続けているアナログ人間な自分でも、すんなりと物語に入っていけました。冴えない中年男に扮するホアキン好演。エイミー・アダムスも前の奥さんルー二ー・マーラもそれぞれキレイで魅力的。主人公のお仕事の代筆業って、そんなに高給なんかな~って、主人公が住むガラス張り高層マンションの生活にかなり嫉妬、というか単に羨ましかったです。人生は短い!だから謳歌しようっていうエイミーの台詞が良かったです。スカーレット嬢はこの「声」の演技だけで映画祭の主演女優賞受賞との事。ご覧になれば納得すること請け合い。
[映画館(字幕)] 8点(2014-07-01 23:53:30)(良:1票)
10.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 
サイバラさん一連の作品全体に流れてる空気感や世界観、その他モロモロを、演出、脚本、キャスト各々が巧く呑み込んで出来た佳作。これまで映画化されたどの作品よりもこれが一番出来が良いと思います。表面だけをなぞったような「ぽくんち」なんかとは雲泥の差。普段フツーに仕事して生活していると、「人間性善説」なんて、もういい加減どうでもいいよって思う事もしばしばだけれど、こういうのを観ると性善説も一回信じてみようかとも思ってみたりする。不思議。猥雑には違いないけど、み~んな優しい人ばっかなんだよね~、出てくる人たち。見守るだけの優しさってのもあるんだな、まずそこに泣けた。鬼の目にも泪(笑)人に優しくしてあげたくなる。菅野、小池、池脇、夏木、主要四人、それぞれに疵を抱えた男運最凶な女たちが皆魅力的。テレビドラマはともかく、映画ではなかなか代表作に恵まれない菅野美穂だけど、この役は良かった。
[地上波(邦画)] 8点(2013-01-06 08:44:31)
11.  伯爵夫人 《ネタバレ》 
外国の女優さんで僕が初めてキレイだな~って思ったのは、ご贔屓エリザベス・テイラーでもオードリー・ヘプバーンでもなく、テレビで観た「鳥」のティッピー・へドレン嬢でした。残念ながら彼女を女優として見出したヒッチ先生からの、セクハラプラスパワハラゆえ、結局女優としては大成出来なかった訳ですが。このチャップリン最後の映画が、数少ない出演作と聞き、彼女の登場を待ちわびつつ、重量感たっぷりのマーロン&ソフィアご両人のドタバタコメディ演技をそれなりに楽しんだものの・・・お目当てティッピー嬢の出番は残念ながらラストあたりたった数分のみ・・・。そういう意味では待ちくたびれてガッカリしてしまいました。
[地上波(字幕)] 7点(2012-11-22 00:07:57)
12.  バス停留所 《ネタバレ》 
名だたる役者を輩出したアクターズスタジオで演技を修業し直した、マリリンの復帰第一作との事。アクターズスタジオ「以前」と「以降」とでは、マリリンは全く別の女優になってしまったと思います。自分が好きなのはもちろん「以前」の時代。「紳士は金髪がお好き」とか「百万長者と結婚する方法」あたりのライン。演技なんかわざわざ習得しなくたって、カメラの前に立つだけでオーラが輝く「稀代の天然コメディエンヌ」、それこそがマリリンのマリリンたる存在意義だったのに。僕はこの映画の彼女にはなぜか殆ど魅力を感じない。終わり近くレストランのカウンターに凭れて「ボオオオオォォ・・・・・(←主役の単細胞ジコチュー男の名前)」と、甘い囁き声で発するシーンは良かったけど・・・。現在公開中の「マリリン7日間の恋」はこの作品の次作「王子と踊子」での、撮影中にこんな事があったかもしれない的な裏話。マリリンに興味がある方なら観ても損はないと思います。
[地上波(字幕)] 5点(2012-04-02 22:51:13)(良:1票)
13.  (ハル)(1996) 《ネタバレ》 
森田監督の突然の訃報にただただ驚いています。80年代初頭に台頭してきた若手監督の中でも森田監督の存在感は特に際立っていましたね。私は凡作「メイン・テーマ」で監督の名前を知ったクチですが(汗)メールという次世代的(?)機能がまだまだ目新しかった頃の当時の様子が非常に巧く捉えられていました。逢いたいけど逢えない、もどかしさみたいな感情が主役二人のごく繊細な日常的演技から充分伝わってきました。フカっちゃんも内野聖陽氏も瑞々しかったなぁ・・・。そっか、ずっ~と長いこと若い若いと思っていた森田監督も、実はもう還暦を迎えられてたんですね・・・。こっちも年を喰うわけです。森田監督作品では「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」、そしてこの作品が私の中でのベストスリーです。ご冥福お祈りいたします。
[映画館(邦画)] 7点(2011-12-21 17:15:02)(良:2票)
14.  晩春 《ネタバレ》 
大学時代、図書館の視聴覚室にて何度かこの作品にトライしたが、そのたんびに途中で眠ってしまった。能楽堂のシーンあたりまではちゃんと覚えてるんだが。その後観た「東京物語」(9点)や、同じテーマを扱った「麦秋」(9点)カラー作品の「彼岸花」(10点)「秋刀魚の味」(6点)なんかはちっとも眠くならず集中できたのに。この作品は長い間私にとっての「鬼門」でした。さてさて、あれから20年余年。こわごわながらDVDパッケージを手に取り再鑑賞に望みました。・・・今回は眠くならず最後までなんとか(笑)おそらく当時やたら眠かったのは、演出の呼吸テンポの緩さと、題材がシンプル過ぎ若かった自分には、退屈きわまりなかったせいなんじゃないかと。その後の、バリエーション作品を先に観てしまったせいか、この「晩春」が基本形だということはわかるんですよ。でも私は、それなりに手を変え品を変え、ユーモアや枝葉エピソードを増やした後年の作品のほうが好きですね。こと、小津作品に限っては私にとって「シンプル・イズ・ベスト」にはならなかっただけという事でこの点数止まりで。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-13 10:56:08)
15.  二十才の微熱
『ぐるり』→『ハッシュ!』→『渚のシンドバット』→本作と、遡って順に観ていくと、本質的なものは不変ながら、橋口監督の演出力がいかに上達していったかよくわかるはず。このデビュー作の時点では。まだまだ荒削りというか、未熟な部分の方が多々感じられたのでこの点数止まりで。しかし・・・、この約20年で、橋口監督はまだたった4作品のみという寡作っぷり。もちろん、何でもかんでも引き受けるという職人的な資質ではないでしょうから仕方のない事だとは思うけど、もっともっと映画を撮らせてあげられるような、土壌や環境はまだ日本にはないんかなあ・・・と、歯がゆいばかり。
[映画館(邦画)] 6点(2011-01-22 10:00:24)
16.  バーレスク 《ネタバレ》 
言ってしまえば王道も王道、ミもフタもない直球ストレートな少女マンガ風『芋虫が蝶に変身する』シンデレラサクセスストーリー。スタンリー・トゥッチ氏が似たようなゲイのキャラクターで出てるせいか、雑誌界とショービジネス界の違いってだけで、最近だと『プラダを着た悪魔』に設定も人物配置も、まるで焼き直しみたいに似ています。ヒロインにちょっかいを出す、色魔色男の存在までそっくり。違うのは、この作品のヒロイン、アギレラ嬢は、最初っからヤル気と野心と向上心マンマンでガッツがある点か。序盤あたりで、自分が大好きなナンバー『ダイアモンドは女の子の一番の友達』が流れたせいか、自分は映画の流れに一気に乗せられて最後まで行ってしまいました。いーじゃないすか!多少使い古されて埃を被ったような王道ストーリーでも。途中で展開がやや読めてしまっても。最早人造サイボーグさながらに、ここ20年くらいちっとも変わらないシェール姐御(←「負け犬から復活してみせる!」バラードは圧巻)、実力派シンガーアギレラ嬢、このご両人のド迫力躍動ソング&ダンスを、画面いっぱいに、正にめいっぱい鑑賞出来るんですから。今が正に旬の美しく輝いている女優をスクリーンで観られる事、これも映画を観るひとつの愉しみのはず。体調的にも精神的にも正直イマイチだった今年の最後を、観た後活力が湧き上がってきるような、この映画で締められた事、ホント素直に俺は嬉しかったです。そう、終わりよければすべてよし!!
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-31 17:23:19)(良:7票)
17.  パンチライン
この頃のトムには、持って生まれた天性の「軽やかさ」が全身からあふれ出ていましたね。好きだったなあ・・・。オスカー2回もあげちゃったばっかりに、いつの間にやら存在自体も重々しくなってしまったのが彼にとって良いことだったのか悪い事だったのか・・・。「めぐり逢えたら」以降のトムに関しては、素直にファンと言えなくなってしまったのが悲しい。そんな愛すべき軽薄浮兆無責任男(←往年の植木等氏と同類項?)だった時代の、彼の代表作としてこの小品を推します。
[映画館(字幕)] 8点(2010-10-11 13:29:28)
18.  白昼の決闘
ジェニファー・ジョーンズは大好きな女優さんなんですが・・・。批判を覚悟で書きますが、この作品、『ウエスタンに女性がしゃしゃり出てくるとろくな映画にならない』っていう、前例定義を作ってしまった映画だと思いますね。やっぱりウエスタンでの女性のポジションは「リオ・ブラボー」でのアンジー・ディキンソン、「赤い河」のジョーン・ドルー、「死の谷」のヴァージニア・メイヨ、「大いなる西部」のジーン・シモンズ、「真昼の決闘」のグレース・ケリーあたりの、あくまでヒーローのサポート的立ち位置が理想的。ウエスタンにヒロインは不要、彩りのみで結構!
[DVD(字幕)] 5点(2010-09-01 12:22:06)
19.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 
諸事情により、現在心身共にリハビリ中回復期の自分には最適なコメディの佳作でした。いやぁ、本気でバカやってる映画ですね~笑った笑った。なかなか手のこんだ一筋縄ではいかない脚本と設定で、最後のクレジットタイトルまで楽しませて頂きました。楽しませてもらった上で、ちと気になった事がいくつか。各キャラクターのバックグラウンドがイマイチ見えてこなかった。行方不明の新郎の、不肖の義弟になる太っちょさんの設定を、新婦(姉?)との絡みでもっとうまく生かせてもよさそうなもんなのに。そうすれば結婚式のシーンも、それまでの躁状態からぐっとペーソスが高まったはず。教師役のイケメンさんにも、内に秘めている「何か」があるんだろうな~って思って見てたんだけど・・・結局何もなかった(笑)ホテル屋上での「乾杯」のシーンで、何か告白しようとしてたよね、彼。遮られてたけど。虎より、自分は部屋にいたニワトリの存在が気になって気になって・・・。結局アレってどこから出てきたのかって回答出て来たか?見逃したかな・・・俺ってば注意力散漫・・・(汗)気になる・・・、一羽のあのニワトリさん・・・。これがアメリカ本国コメディ歴代興行収入第一位って・・・アメリカ人って本当に懐が広いね。 
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-17 11:50:16)(良:1票)
20.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
えええええええええええ!!あ~、びっくりした、びっくりした!!「あなたの常識を覆す衝撃の結末!!」確かに、このキャッチコピーそのものには偽りなし。「シ」、が付く作品や「ア」、が付く作品から10年周期で、また「同じテ」を使う製作者が出てこようとは、流石に思いもしませんでしたわ。それにしてもこの映画は、観客心理誘導作戦になかなか秀でていましたね~。航空機墜落事故で僅かに生き残った乗客たちが次々と消えていく!!どう考えても航空会社のミス隠蔽謀略?と、観客たちを手際良く誘導させておいて、実は・・・。また10年したら「同じテ」を使う映画が現われるかも。多分忘れっぽい自分は(しかも今以上に健忘症が進んでるはず)その時にも、えええええええええ~!まさか!そんなバカな!!と、今回同様にびっくりするはず。それまでこの「みんシネ」が今と変わらず運営されていますように・・・。それにしても、最近のアン・ハサウェイは絶好調っすね!
[DVD(吹替)] 6点(2010-03-26 17:36:25)(笑:3票)
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