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コメント数 542
性別 男性

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1.  パリは燃えているか 《ネタバレ》 
映画の鑑賞前は必ず監督やキャストなどの情報はある程度頭に入れて臨むのですが、ズラリと並んだ豪華キャストの面々に、どんだけ人間ドラマ熱いんだと、期待してしまいましたが、この映画に関してはそこは期待すべきではない作品のようです。 自宅のテレビでの鑑賞なので時計も見ながらでしたが、ジャン=ポール・ベルモンドが登場するまで50分も待たされましたからね(笑)。 監督のルネ・クレマンがフランス人という事もあり、起用したキャストのほとんどがフランス人俳優で、また言うまでもなく、フランス側の視点でカメラを回していたのが特徴的です。 ドイツ兵に「美しい街だ」と言わせたり、市街戦でもドイツ軍を迎え撃つシーンが多かったりするなど、終盤にかけては言わずもがな。 また、昔の記録映像を織り交ぜながら語る手法は、映画のストーリーが史実に基づいたものだという事を表現していて、リアルに迫った説得力のある語り口として捉えることができると思います。 映画中盤辺り、ピエール・バネックはアメリカ軍へ、ベルモンドはフランス軍へそれぞれ掛け合い、ナチスドイツを退けようという動きが高まってきたところでインターミッションが入る構成も良く出来ているなという印象です。 ドイツ軍司令官のゲルト・フレーベ扮するコルティッツ将軍が上からのミッションに徹することができず、軍が人を統率することの難しさも描かれていて、映画を観終わった今、ウクライナに侵攻しているロシア軍もいろいろと上手くいかないことが多いのではとか考えを巡らせてみたりもしました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-14 02:41:38)
2.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
サスペンスとは何かという私見は他の映画にレビューしたので置いておいて、この映画においては作品後半までは主人公兄妹の怪演やアフリカ帰りの大家、保育所の老女などの脇役の存在により本格ミステリーの体でいながらも、人形の修理店からの一連のプロットでこちらも非常に良質なサスペンスに様変わりするストーリー構成に唸らされました。 前半のミステリーについては、バニーを保育所に預けるシーンや渡英シーンを提示しておらず、観ている側としては警察が疑うのと同様、そもそも本当にバニーは実在するのかという疑念を抱かずにストーリーを追うことは難しく感じましたし、幼少期のアンの架空の友達ごっこのエピソードや、アンとスティーブンがあたかも夫婦であるかのような親密さも謎めいた様相を感じさせ、上述した脇役たちの存在を含め凄く引き込まれる感覚で観れたと思います。 後半の人形店のシーンで、何で室内の照明を付けずに手持ちのライトを持たせるのか一瞬不思議に思いましたが、何てことのない小道具をストーリー進展のキーアイテムに変換するテクニックや、本性を現したスティーブンの顔を抉るようなカメラのズームインなど、小説では決して表現され得ない演出はまさに絶品のひと言。 その後、冒頭で出てきた屋敷に戻ったシーンでは特に庭の遊具で遊ぶシーンが印象的で、「You cheated.(君はズルをしたね)」で心理的な不安感を煽り、極めつけのブランコのシーンでの「higher! higher!(もっと高く!)」は、観終わってしばらくしても耳に残っていたほどですし、カメラを激しく揺れ動かすショットも非常に扇情的なラストとして強烈に脳裏に焼き付く印象的なシーンでした。 ただ一つ気になったのが、オープニングで紙を破って剥がしながらクレジットを見せる演出なのですが、これが謎。玉にキズ。 (突っ込むのも野暮ですが)結局、劇中に紙を破るシーンが一度も出てこなかったのが勿体なく、これが伏線として機能していれば最高だったのにと考えてしまい、上手く利用できなかったのかor他のタイプのオープニングに出来なかったのかなどと難癖を付けたくなってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-25 23:51:15)(良:1票)
3.  8 1/2 《ネタバレ》 
冒頭の人間凧の映像の格好良さから、早くもテンションが上がってきたのですが、ストーリー全体を通して見てみると、自分の理解が及ばないところが多々あり、それが非常に残念、というか、悔しい。 けども、主人公の苦悩は十分に伝わってきて、その描き方が面白いと思いました。 自分の考えを理解してもらえない、周りの人間を信頼できないとかは、何か共感できてしまったり・・・少なくとも、嫌いではないですこの映画。 ただ、現実と幻想の境界を把握しきれないままだったので、再度機会があれば是非とも観てみたいと思いました。 
[映画館(字幕)] 6点(2010-03-25 00:32:50)(良:1票)
4.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
戦争とかをコメディにする事が不謹慎だなどという考えは毛頭ほどもないことを前提に・・・とにかく、つまらない映画だった。 映画冒頭の、戦闘機の中にいるのは遊んでる人間ばかりというフリから始まり、愛人が会議中に電話をかけてきたり、平和を謳う看板の前で銃撃戦が繰り広げられていたり、あと93年も生きられるわけないのに真剣に議論していたり、核弾頭に跨ったまま投下されたり、キノコ雲の映像の後ろで“また会いましょう”と歌っていたり・・・といったネタが至る所に転がっているのはわかる。長いタイトルの意味など「だから何だ?」というだけのもの。 印象に残ったのは、1人3役をこなしたピーター・セラーズと、同じ場所にいる2人のキャラを1人の人間が演じていることを察知させないカット割りと編集、やたらと長いタイトルくらいか。
[DVD(字幕)] 5点(2008-02-03 02:35:44)
5.  パリところどころ 《ネタバレ》 
6編全て良かったが、しいて挙げるとすれば、「サン=ドニ」・「北駅」・「モンパルナスとルヴァロワ」の3つ。 「サン=ドニ」(ジャン=ダニエル・ポレ)【8点】。 見るからにいじめられっ子風の男とちょっと我が強そうな娼婦との一幕。 特に意味もないのに執拗なほどに肖像画を映したり、女の脚を手前にして男を映すところや、男の品のない食べ方を撮り続けるカメラワークが非常に興味深い。 また、字幕についてだが、「そろそろ“やる”?」とか“する?”とか、「“”」で括られて出てくるからそれが妙に笑えて面白かった。ここは、音声のみで見るより楽しめると思う。最後のオチも上手く落としていて好感触。ホテルで停電って・・・まずありえないでしょ(笑)。 「北駅」(ジャン・ルーシュ)【8点】。 超絶的な長回しが素晴らしい。 車でぶつけられそうになった男との会話がオシャレでいいし、その後で自殺をしてしまうというのもちょっと可哀想だけど、映画のストーリーとしては面白い展開だと思う。 長回し=意欲的と捉えられることが多いけど、そういったチャレンジ精神が感じられる作品は自然と好きになってしまうことが多く、もちろんこれも好き。 「モンパルナスとルヴァロワ」(ジャン=リュック・ゴダール)【9点】。 ストーリー的にはこれが一番好き。 実は二つの手紙は入れ違いではなかったというオチは、かなりツボ。綺麗にストーリーが成り立っていて、いかにもフィクションっぽいところがすご~くイイ。 この主人公の女はしょーもない女だけど、ちょっととぼけた感じとか、独特の雰囲気が出ててまさに適役。 他にも「サン=ジェルマン=デ=プレ」【7点】の二人の男との恋愛模様も、ありえなさそうなストーリーだけど上手くまとまっているし、「エトワール広場」【7点】も、ロケ撮影の開放感が何とも気持ちが良いし、ストーリーもしっかりオチがついていて良い。「ラ=ミュエット」【8点】は、いたずらをしてしまう様子を描いたり、耳栓をつけたら音がなくなるといった演出が変にリアルで、生々しいラストもちょっと怖くて、これも完成度が高い。 要するにどれを観ても面白い。 6話の平均点数は7.83。よって8点。
[映画館(字幕)] 8点(2007-08-26 01:16:53)
6.  はなればなれに 《ネタバレ》 
すいません、平均下げます。全体的にストーリーに面白味がなかったです。中盤辺りでアルチュールがオディールを見送った後に近くにいた人たちにボコボコに殴られていたシーンで、劇場内に笑い声が多々聞こえてきたのですが、自分には、えっ?ここ笑うところなの?という感じで、さっぱり意味がわかりませんでした。 ただ、一つ一つのシーンを見てみると面白い箇所がいくつかあったのでそのシーンを挙げるとすると、「1分間沈黙しよう」といって無音になるシーンでしょうか。こういった斬新さも面白いですし、何よりも、アルチュールとフランツの表情が面白くて思わず吹き出しちゃいそうになりました。 あと、キスのしかたの話をしている時、オディールが「舌を使うんでしょ」と言った後にアルチュールの方にカメラが向けられた後、再びカメラがオディールの方を向いたらオディールが舌をベロ~ンと出していたシーンがありましたが、あの撮影方法が何というか、とてもレトロな感じがして妙に好きなんですよね。 それと、音楽がミシェル・ルグランということもあってか、「シェルブールの雨傘」の音楽が流れていたところもグー!
[映画館(字幕)] 6点(2006-07-17 23:53:51)
7.  反撥 《ネタバレ》 
スクリーンで見たので、オープニングのカトリーヌ・ドヌーヴの目のアップが超ド迫力で、あのワンショットに完全に圧倒されました。 60年代の他のカトリーヌ・ドヌーヴの作品を観てから本作を観ると、他の作品での彼女が演じる役柄との間にとんでもなく大きなギャップがあるのに驚かされます。 本作のドヌーヴは目つきからして違う。内に秘めた狂気が伝わってくるようで怖い。演技ではなく本当に精神が蝕まれているかのようです。釘を打ちつけるときの手の震え、ペンを持ってガラスに文字を書いているときのあの目つきは鳥肌が立ちます。 それと、この映画はカメラの動かし方がとても魅力的。カメラがゆっくりと動いて部屋の中で起こっている状況を長回しで映し出す場面が幾度となく出てきましたが、これがまた何ともいえない独特の狂気の世界を表現していると思うのです。また、ウサギの料理やジャガイモが腐敗していく様が時間が経過するごとに映し出されたりするのもいい味出してますね。終盤近くでの、管理人が部屋に入ってきてドヌーヴの体を求めるシーンがありましたが、普通こんなシーンでは他の映画だと、管理人と剃刀のアップを交互に映したりするものですが、この映画では画面の隅の方に剃刀をちらつかせるという方法でスリルを高めていたのが非常に個性的で斬新な印象を受けます。この監督のフィルモグラフィーを見てみると、やっぱりサスペンスが多い。どうりで撮り方が上手いわけです。
[映画館(字幕)] 8点(2005-03-05 22:42:20)(良:1票)
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