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1.  パリは燃えているか 《ネタバレ》 
昔から何回も見ている映画であるが、今回配信でじっくり見た。何回も止められるのは面白いね。  この映画、Wikiでも掲載されているが、映画製作に時の政府(ドゴール大統領の一派)が脚本とかいろんな箇所に口出しをしている。 そのくせナチス旗(戦争当時はドイツの国旗)の掲揚を許可しないので白黒撮影になったとされているが、そうじゃなかったと思うけどね。でないとラストのカラー撮影の意味がない。あ、もしかして撮影終了後に撮り足したのかな?  自由フランス、共産党系のレジスタンス、また別のレジスタンス。そいつらの残党が映画制作時にも生き残ってるので、ドゴールは”英雄”をたくさん作りたくなかったのだろうな。  それと、レジスタンスの国内、国外の連中、自由フランスもドゴールも嘘つきばかり。停戦合意も連合軍に来てもらいために大ウソついているのは記録されてますね。  英米軍は「パリに寄る事の意味がない」と最初からはねつけていたからな。 それが急遽パリ進軍となっちまってる。みんな”栄光”に目がくらんだんだな。 自由フランス軍も史実は映画のように活発な動きではない。  ”パリ解放”は多分に政治的な活動だったのだ。市街戦で亡くなった市民の数は正確には報告されていない。軍の戦死者は報告されているんだけどね。二千人以下。  25日に正規軍がパリに入り、26日に早くもドゴールがパレードをしているけど、これも主導権争いのためのパフォーマンス。 すぐにパリ市民のドイツ関係者狩りが始まる。これで死んだ市民のほうが多いという報告もあるよ。  映画に映らないほんとのパリ解放。それも見聞きしておくと、この映画の”重要度”がわかるようになる。  さて、映画の後半部に「マテョニヨン」が出てきますが、当時のパリでの認識は、”内閣評議会議長公邸→フランス首相の公邸”でした。  公邸、庭園、どれも素晴らしいものなんですが、3年間パリの大学に留学した友人に寄れば「一般開放されてないから中見れないよ」と言ってました。(現在も公邸で首相がお住まいです)だからほんとにここで撮影したのかどうかは私らにはよくわかりません。  似たような宮殿はパリにはたくさんありますからね。それに使い勝手のいい所なら、先に独軍が使ってるのですからね。 これはあるレジスタンス一派の行動であり、「解放時のエピソードの一つ」なんですけどね。戦闘も起こってないし。  活動中のフランス共産党系のレジスタンスたちは「意味のないことをして!」だったのだろうな。  当時のパリ市民なら、「そんなトコより、テュルイーは?ムーリスは?」だったのだろうね。ま、そこは映画にも出てるけど。  「焼かれるのを阻止した!」のは実際にはドイツ軍の将軍だ。彼は戦後のインタビューでその時の気持ちを語っている。彼一人だけの考えではないし、(スウェーデン総領事もね)もし焼いたのであれば独軍も相当な被害を被るしな(独軍側の死者は三千人あまり、1万6千が捕虜。捕虜の数字が多いのはこの将軍の動きに関連するだろう)  そもそもが、8月15日からの各地のストライキから始まる10日間のお話。別にウソだ!というつもりはないが、 第二次大戦では”最重要な戦闘”と見るべきではないでしょう。が、まあ、一生懸命頑張った人の記録の一部と思ってみてくださいな。  主人公は、コルティッツ将軍であり、こすっからいレジスタンスの内部争い。それに巻き込まれる市民と、上司に言われてきた軍人たち。私はそう見る。  この解放後パリの女性の性暴力被害が結構な数になっていると歴史は示しています。それも歴史の一部です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-04-23 10:41:28)
2.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
「これはブラックでシニカルなコメディである」 長い間そう言われてきたし、その言葉とおりであるけど、  最近見た感想では、「中年オヤジどもの、エロ話」という形に見える。  だって、狂った空軍リッパー准将が「体液が汚されている」と感じたのは、ナニをしている最中だったと、英国マンドレイク大佐に吐露している。  要するに、自分のナニが、考えた通りに動かなかった。ED。そうに違いないと思う。(ここまで書いても大変 ゲスい内容だ)  その事象から「共産主義者共が水を通してフッソを入れて俺の体液を汚している」どうしてそこに到達するのか。であるが、狂人故理由は無いのだな。(まあ、議論はあるようだが、EDの直接原因とはあまり言われていない)  自動販売機を壊してコーラが噴き出すが、それがナニのナニであるのか?暗喩なのか? まあ考え過ぎだろう。 と、思っていたら、戦後は「男1に女10」とか言い出して、タージトソン将軍も賛成して、さっきまで敵対してたソ連大使までは「それはいいな」とか言い出す。  まあ、人間結局はそこに落ち着くのだ。バカなのであるな。人類全員。  姿が見える女性は、タージドソン将軍の秘書であり愛人のスコット嬢しか登場しない。この女、最高作戦会議室に直接電話をかけるくらいのオンナ。  こんな女性を10人も! 男どもは都合よくそう考えている。さてさて。  とてつもなく女性蔑視! とはいわんけど、親父共のエロ話炸裂! そうやって結局水爆は投下される。  コング少佐は、本当にロデオのスターの役者さんがしている。米国の友人に言わせれば、「とてつもなく、西部風の話し方(訛り)」だという。要するに馬鹿正直な田舎者という意味なのか?  それを知るアメリカ人はここで大笑いする所。なのであるが、それを知らない東洋人はわからない。何か特別な比喩が隠されているのでは! と勘ぐってしまう。  いや、色々あって、ミサイルでロデオするシーンで彼が呼ばれたと。「カーボーイと言えば、彼」みたいなキャスティングだったと。  母親ならだれだれ、侍ならだれだれ、殺し屋ならだれだれ。という具合である。  ただそれだけだったようであるけど、彼はこの映画以降ギャラが上がったようである。  とにかくも、高度でシニカルなコメディとして楽しむもよし、ゲスイエロ親父の不適切発言を笑うもよし、楽しんでください。  追加:ストレンジラヴ博士のアクセントも米国人から見れば「ドイツ人風の話し方」 フォンブラウン博士もこんな訛りだったともいうけど、WIKIではオーストリア系の人物の話し方ともあるね。  まあ、茶化しているわけです。ヒトラーに敬礼していたやつがロケット作って飛ばしとるわ。ここ、笑うとこだよー とね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-09 22:46:44)
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