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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  蝿男の呪い 《ネタバレ》 
ハエ男シリーズの3作目である。1965年にもなってまだ白黒かと思うが、同年の「大怪獣ガメラ」も白黒だったので他人のことは言えない。 場所がケベック州モントリオール(の周辺)というのはこれまでと同じであり、Delambreというフランス風の名字も引き継がれている。今回は基本設定との関係もあって第1、2作の経過が忠実に踏襲されているわけではなく、家族の個人名も違っているが、しかし基本的には第1作を祖父の世代として今回は孫世代までが出ており、1作ごとに世代交代しているのが律儀である。その間次第に研究が進展している印象はあるが、さすがに3世代にわたってもまだ完成せず、依然として化物製造機にとどまっているとなると家系そのものが呪われた雰囲気も出て来る。加えて遺伝的性質が世代を超えて受け継がれていくという設定は、リメイク版の ”FUSION” を先取りしたもののように感じられる。 一方で転送機に関して特に新しいアイデアはないが、機械そのものが不備なこと(それでも人間で実験しないと気が済まない)、及び当初からのネタである物体の融合とか統合の失敗とかが材料として豊富に使われており、映像面はともかく内容の禍々しさはリメイク版にも匹敵している。またドラマ部分についても、新婚の夫婦それぞれに秘密があり、最初は妻の方が変かと見せておいて実はどっちが変だかわかったものでない、という展開は少し工夫が感じられる。 劇中ではハエ男はもちろん(第2作の写真のみ)ハエさえも出ず、新旧各2作の間に挟まって番外編的な印象もあるが、これはこれでハエ男シリーズのまともな一作として数えていい気がする(個人的利害に関係ないのでどうでもいいが)。  なおラストでは続編を匂わせるキャプションが出るが、呪いの家系は断たれてしまったので、これがどうすれば次回に続くのか想像もできず、さすがにこれはもう終わりだろうとしか思えない。
[DVD(字幕)] 4点(2014-01-27 20:49:00)
2.  ハワイの若大将 《ネタバレ》 
若大将映画はこの年になって初めて見たが、どうせ昔の娯楽映画だからと小馬鹿にしていたところ結構楽しくて可笑しく、やはり長期にわたりシリーズ化しただけのことはあると思える。主人公は自然体で飾ったところがなく素朴ともいえる好青年で、何をやっても能力的には完璧なのだろうが、人が良すぎて損したり抜けたところがあったりするのは好感が持てる。嫌味が感じられるとすれば名門私立大学の学生で、恋の相手が社会に出て働いているのに男連中は遊んで暮らしているように見えるところかも知れないが、当時の感覚はよくわからず、今となっては何とも思わない。 一方ストーリーとしては、誰がヒロインかは最初からわかっているわけだが、劇中では主人公に思いを寄せる女性が3人も出て(この辺は嫌味か)、多少の波乱もあるものの2人は別々に片がついていき、残った本命と結ばれるというのが予定調和的で心地いい。星由里子さんはレギュラーだけあってきれいで可愛らしく、劇中の男どもがヒロインの純潔?を守る戦いには手に汗握る(笑)思いだった。  以上、ほとんどシリーズ共通のことを書いているのかも知れないが、現時点ではこれしか見てないのでごめんなさいということで。 なお失礼なことだが、中丸忠雄氏といえば個人的には「電送人間」(1960)の印象が強いので、劇中のヨット部監督が爽やかで真面目な人柄だったのは意外だった。
[DVD(邦画)] 6点(2013-05-27 18:59:11)
3.  バンビ、ゴジラに会う 《ネタバレ》 
以前に動画投稿サイトで見たことがあったのか、オチは知っていた。知っていても特に印象に残っていなかったということは、初見時にも大して評価していなかったのだろう。年を取ると感性が鈍っていちいち驚くのが面倒臭いという面もあるが、こういう一発芸はもうパターン化した気もして正直それほど衝撃的にも思えない。 それでもとりあえず何か書いておくことにすると、まずこれと似たような印象のアニメとしては「ピカドン」(1979)があるが、しかしあっちは7分もあってそれなりの前振りもあり、何より出来事の内容をみな知っているのでこのアニメほどの反則感はない。それより、そういうものを思い出すこと自体がゴジラ=水爆大怪獣と知っている日本人だからこそのことであり、こういうアニメを作って得意になっている北米人はゴジラ=トカゲとしか思っていないのだろうから呑気なものである。 ところで、この小編がわれわれに訴えようとしているのが何かといえば、それは平和を無慈悲に踏みにじる暴力の理不尽さ、ということに違いない。しかしバンビというのはわれわれ人類にとって無条件に守るべきものなのだろうか。ゴジラ=トカゲならバンビ=シカであり、それ自体が人類に益をなすものともいえない。かえって国内では近年、山間部でのシカによる農業被害が深刻になっており、農林水産省によれば野生鳥獣による全国の農作物被害額は平成23年度で226億2703万円に上っているが、そのうち1/3強の82億5990万円がシカによるものである。地域別では北海道だけで60億8549万円の被害が生じているほか、西日本での被害が大きい。このような状況は現地に「営農意欲の減退、耕作放棄地の増加等をもたらし、被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響」(農水省パンフより引用)を及ぼしている。このままでは、地域によっては人間がシカに駆逐されることさえ危惧されるのであり、それでも北米人があえてバンビに肩入れしようとするなら、われわれはゴジラを支持すべきと考える。国は平成24年度補正予算で「鳥獣被害防止緊急捕獲等対策」として129億3800万円もの事業費を計上し、捕獲活動の強化等による集中的な被害対策を実施しようとしているが、むしろここはゴジラに山間部のシカ退治を任せることを考えてもいいのではないか。 以上で字数は制限ぎりぎりで、音読すれば2分以上はかかるが、このアニメは実際には1分半程度である。
[DVD(字幕なし「原語」)] 1点(2013-03-16 10:44:21)
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