1. 二十日鼠と人間(1992)
ネタバレ かわいい動物をなでるのが大好きな子供のような大男。剛力を頼みに一度握ったかわいいものは絶対手放そうとしない癖がある。そのせいで行く先々でトラブルを起こす哀れなレニー。かわいがるのが動物だけならよかったのだが。演じるマルコビッチの熱演が光る。農場関係者達にハンサムが多いのが気になるが、俳優だから仕方ないか。農場の仕事を見て思ったのが、割とリラックスタイムが多いんだなってこと。大恐慌が背景だからもっと奴隷っぽいかと想像していたから意外だった。経済が落ち込んだ大変な時代に前近代的な労務環境に耐え忍ぶしかない労働者の話であり、元々社会性のあるベストセラー作家の問題提起の原作ではあるが、事件が大変ショッキングではあるしそれぞれの人物たちのキャラ立ちも相まって、どうも社会問題の映画という側面を感じ取る暇がなかった。良く練られた一本のストーリーとして味わいました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2025-05-01 17:01:16) |
2. バウンティフルへの旅
ネタバレ 悪い映画ではないのだが、嫁から義母への言葉の槍がグサグサ刺さって見ているこっちが辛くなる。映画としての感想も渋くなろうと言うものだ。家出する気持ちはよくわかる。あれじゃあ幸せになれないよな。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-11 18:05:12) |
3. 裸の島(1960)
ネタバレ 何かの賛歌ではある。冒頭5分ぐらい続くのかなと我慢して見ていたら15分20分と続き30分超えた辺りでようやくああこういう映画なんだと観念した。後半の悲劇が盛り上がりと言えば盛り上がりで確かに心揺さぶられるのではあるが。まとめて言えば、いやはやなんともこれではどうも。 [DVD(邦画)] 5点(2024-09-09 09:52:34) |
4. 幕末太陽傳
ネタバレ ほぼ全てのシーンが一遊郭の中で閉じるような舞台で数多くのイベントがテンポが良く回転。早回しのような速度ながら全ての役者が活き活きと活動。練られた脚本に感心する。とてもじゃないが真似出来そうにない世渡り上手で超明るい中に死の影を漂わせる渋さ。かなり完成度の高い作品である。 [DVD(邦画)] 7点(2024-09-07 16:32:15)(良:1票) |
5. 母なる証明
ネタバレ むむ、これは推理物としてあなどれない面白さがある。始めはどうでもよい思わせぶりな描写が多く気疲れする。見る事を後悔し始めたちょうど中間から意外な展開でなぞ解きを畳み込む。うまい作りだ。終わってみれば、なぞ解き以外の要素は飽くまで風景程度のものでありあまり考えなくて良いと思った。 [DVD(吹替)] 7点(2024-04-09 09:28:48) |
6. バービー(2023)
ネタバレ ジェンダー問題提起作として意義深いだろうが、ステレオタイプ的展開で、映画としてはどうかな。駄作ではないけど。映画界は続編だらけだから、次回作では一般論から抜け出す何かがあるんだろうとか思ったり。 KENに好かれるかどうかという価値観の執着からなかなか離脱できない様子が、意外にもだいぶ後部でも出てきて、そういうものなのかなーと思った。バービーの顔がずっとしわくちゃだなー。KENの歌う歌が何気にいいじゃん。 [DVD(吹替)] 5点(2024-03-07 11:22:52)(良:1票) |
7. PERFECT DAYS
ネタバレ 無口な男主演環境映画。あれもないこれもないのないないづくし。昨今の伏線やら解釈やらやたらめったら詰め込んだ難解映画の逆を行く映画。うっすいストーリーはあるもののないに等しい。金もないし家具もTVも風呂もない。血も出ないし濡れ場もない。最後まで見てやっと気づく。あー木漏れ日が主役だったんだ。環境映画なので点数の付けようがない。 今週の気づいた事:東京ってうるさい。 [映画館(邦画)] 5点(2024-02-28 16:53:09) |
8. 花束みたいな恋をした
ネタバレ いやーシンクロし過ぎでしょ。お子様向けの映画だった。 今週の気づいた事: Google Mapは昔から [インターネット(邦画)] 3点(2023-07-14 13:26:05) |
9. バーフバリ 王の凱旋 完全版
エンタメに徹した最高峰の映画。この世のものとも思えない想像を超えた面白さ。この映画を見れて本当に良かった。 [映画館(字幕)] 10点(2023-07-06 10:04:21) |
10. 晩菊
ネタバレ 女は怖い、怖い。映画としては、なるほどねーって感じです。見てよかったとか得るものがあったとかはないですねー。皆演技が達者だなーとは思いましたけどね。耳の聞こえないお手伝いさんがかわいかったです。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-06-30 20:00:42) |
11. はだしのゲン(1983)
ネタバレ おどろおどろしいシーンもありつつスピーディに進む。夏の平和な朝のはずがあっというまに地獄に変わる落差が容赦がないのがすごいしむごい。 [DVD(邦画)] 6点(2023-06-29 15:35:39) |
12. 巴里祭
ネタバレ 当時の庶民の風俗がわかる。美しく楽しい映画。ちょっとドリフが入っていて面白い。大作ではない。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-24 20:36:00) |
13. パリ、テキサス
ネタバレ 早すぎる結婚は良くないよねって事がよくわかるストーリー。男も女も親族もボロボロじゃん。これもアメリカの一側面なのだろう。 映画として評論するに、不思議なシチュエーションで始まり徐々に疑問点が明かされていき、いい感じで進んでいたのだが、終盤にかけて疑問点を全て話す。謎を残さず、結末もほぼハッピーエンドにしたのはあまりにも素人向け。見る側の想像力を信じてくれないのかい。含みを残してくれないのかい。台詞でなく絵作りで語れないのかい。残念。 まとめ: 金髪だらけ [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-22 19:37:53) |
14. 白熱(1949)
ネタバレ 悪と犯罪と殺人を躊躇なくやってのける主人公の真っすぐさがすがすがしい。悪人はこうでなくちゃ。 真ん中に挟まったムショ暮らしのシーンは緊張感がなく中だるみであるが、前後はなかなかにハードで見応えがある。 [DVD(字幕)] 7点(2022-08-02 16:01:05) |
15. ハウス・オブ・グッチ
ネタバレ 何だろうこのつまらなさは。株のやり取りに人間模様を織り交ぜた方式で、やりようによっては面白くなりそうなのに。 どうも薄い。どの人間にも深みや複雑さが見えない。実在の人物に対する敬意がない。 アル・パチーノ。アダム・ドライバー。最高級の俳優を用いているのに彼らの良さを引き出せていない。 株の話も、50%という単語が高頻度で出現するが、分かりやすさを優先したのだろうが、実際はそんな単純ではなかった訳だし、50%を強調しすぎて逆に薄っぺらな話になってしまった。 この映画を見るより、ぐぐって見つかるグッチ家の話を読む方が面白いし、時間の節約にもなってお勧め。 [DVD(吹替)] 5点(2022-07-07 12:48:11)(良:1票) |
16. はなれ瞽女おりん
ネタバレ しびれる映画である。悲しみもあるにしろ、貧富の差の問題もあるにしろ、この世の哀れは逆らいようがないという虚しさがじーんと感じられ、見終わった時にすごい映画を見たという一定の満足感が得られたのも事実。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-10 13:13:40) |
17. パシフィック・リム
でっかいのが大暴れでスカッとした。こういうのは辻褄とか気にしないで見るのが一番いい。 [映画館(字幕)] 8点(2022-03-28 00:51:00) |
18. バック・トゥ・ザ・フューチャー
なつかしいなあ。こんなの面白いに決まってる。 [映画館(字幕)] 9点(2022-03-28 00:39:08) |
19. パルプ・フィクション
ネタバレ 雰囲気で楽しむ映画。時間軸はわかりにくいし、またそれを精査してもしょうがないタイプの映画。監督が楽しんで作っている映画。まあそれでいいんじゃないでしょうか。そのせいで時間が長くなっているのは、仕方ないけど、やや減点。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-03-18 17:33:52) |