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李徴さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 25

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1.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
ある人の表現で「良くできた動く挿絵」というものがありました。言い得て妙ではないかと思います。それだけ映像以外には感心する部分の少ない作品でした。私は原作ファンではありませんが、愛読者の方からすると、映画ではエピソードを映像化することには熱心だが、肝心の作品のエッセンスを表現することには失敗しているということです。私自身は童心を満足させてもらいましたので、あんまり作品を苛めたくありませんが、謎解きのアプローチを推理小説のように筋道立てたり、人間表現を正攻法にしろ風刺からにしろもっと掘り下げるなど、やはりもう一工夫してほしかったですね。そうでなければ「お子様向け映画」の範疇はちょっと越えられないかなあと思います。ストーリーでなかなか感心したのが、パイプをバジリスク(化け蛇)が伝って移動するというアイデア。・・・でも和訳は「パイプ」ではなく「下水管」にしてほしかったですね。てっきり蛇口をひねったらそこから細い蛇がニョロニョロ流れ出てくるんじゃないかと想像してしまいました。
6点(2003-02-19 12:02:20)
2.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
本物のブラックユーモア。古い映画というのはある程度下駄を履かせて見る必要がありますけれども、これはまったくその心配はないですね。時代を超えた魅力があります。馬鹿をやる映画っていろいろありますけど、痛いところを衝く馬鹿っていうのはなかなか出来ません。人間って馬鹿だよね~と思いつつも、まだ人類が生存していることに感謝してしまいます。ピーター・セラーズも三役とも実にはまり切っていて、あらかじめ知らなければ一人三役とはわかりません。博士のイカレ具合も見事ですが、色物だけでなくまともな役もちゃんとこなせていますし。ところで最後にロシア大使が時計をいじっていたのは何なのでしょう?
9点(2003-01-30 22:17:41)
3.  パトリオット
スペクタクル映画としては面白い出来に仕上がっているし、歴史考証にもあまり問題はない。メル・ギブソンの演技も申し分ない。しかし、舞台であるアメリカ独立戦争を描き、表題である「愛国者」について観客にメッセージを伝えることができたかというと、そうは感じなかった。というのも、ストーリー構成として残虐な英軍指揮官のダビントンに対する復讐心を観客に強く印象づける話となっているからである。つまり、観客は「愛国心」というテーマを通して主人公に感情移入するのではなく、家族愛と復讐心をとおして主人公に共感しているわけである。そこで辛めの評価をすることにした。「人権をうたいながら黒人奴隷問題を避けた造りである」という批判も聞かれるが、私見では歴史的事実としての「独立戦争」や「愛国者」というテーマについては直接かかわらないので、特別批判対象にあたらないと思う。
6点(2002-09-07 00:02:25)(良:1票)
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