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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

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21.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 
ティム・バートンというと、暗い画面の作品が多いような印象ですが、 本作は実に明るい。そしてカラフル。全体的な画面の明るさがまず印象に残りました。 なによりも、やはりキーン夫妻を演じたエイミー・アダムス&クリストフ・ヴァルツがドンピシャのはまり役。 配役の見事さもあるんでしょうけど、その点はは凄く関心ました。 男性優位社会の時代とか、現代アートの複製文化とか、そういうものを背景としつつコミカルに描いてる。 なにからなにまで嘘で塗り固めて口八丁な旦那の、どことなく憎めない感じと酷い奴だなと感じるその表裏一体さが興味深い。 とんでもない旦那だったけど、あの人がいなかったらビッグ・アイズシリーズは世に認められることもなかったのだろうなとも思う。 裁判で、「決着を付ける方法はただ一つ。実際にここで描いてみればいい」の下りは爽快。 ある種の仮面夫婦だけど、富を作り出すコンビとしては最強タッグだったね。
[DVD(字幕)] 7点(2015-08-26 23:37:10)
22.  ヒックとドラゴン2 《ネタバレ》 
スケールも大きくなりましたし、映像の作り込みなんかも前作よりグレードが上がっていると感じます。 そしてアクションも満載です。空を飛んでいる時の疾走感も前作同様よく描けてます。 ただ、個人的にはやはり前作のほうがストーリーは良いです。 良くも悪くも大味になったなぁというか、、、、まぁ続編作るとなると、こういう風になるのもわからんでもないけど。 母ちゃん側にも考えがあるとはいっても、やはり一人で勝手に出てっちゃうのは勝手だと思うし、 まさか父ちゃん死んでしまうってのもショックだなぁ。 主人公が一人前になるには、必要な犠牲だったと考えるべきか。もしパート3が作られるのなら、 ものすごく立派な一人前の長となってスクリーンに帰ってくるのでしょうね。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-07-24 20:31:24)(良:1票)
23.  ピノキオ(2013) 《ネタバレ》 
ストーリーは、みなさん知ってる通りの運びで安心して観ることができます。 ピノキオといえばディズニーのアニメのやつが有名ですけど、 可もなく不可もなくの出来で実写化。まぁ佳作でしょうかね。 子供への戒めといいますか、人の気持ちがわかるいい子になりなさいよ、という そういう思いが込められたお話なんだな〜と改めて実感。 最初の頃のピノキオはあまりにアホすぎるのでイラッとさせられますが、 だんだんと成長していき、最後には本物の人間になる。 おじいさんの優しさにもほっこりさせられますね。 一つ不満なのは、ピノキオの見た目が「アニメで描く人間の男の子」って感じで あまり木っぽくない点ですかね。 木の人形というよりはアニメの男子が合成されているという感じなので、 もう少しCGのクオリティが高ければなと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-08 23:12:03)
24.  美女と野獣(2014) 《ネタバレ》 
てっきり、ディズニーの「美女と野獣」の実写化かなにかかと思って観てみたのですが、ディズニーのとは全くの別物でした。 おそらくは、原作により近い内容なんでしょうね。CGもよくできてるしかなりお金がかかってそうだけど、ハリウッド資本じゃないのよね。 フランス・ドイツの映画。原作もフランスのものだから、彼らなりのプライドみたいのがあったんじゃないかな? 「美女と野獣はほんとはこういう話なんだ。正統なものを作ってみせる!」みたいな。 んで、どんな話かというと、ちょっとシュールさを感じつつも、野獣がなぜああいう姿になったのかのエピソードや、 ベルの気丈さ、父への愛情など、いいなと思わせるところも随所にあり。 でも個人的にはヴィジュアル的な面のほうが印象深く、美しいなと思わせるシーンがいつくかあり、目にも楽しい。 ベル役の女性が「美女」かどうかは賛否あろうが、全体的に美的センスにこだわっている作品であることは間違いない。 野獣の顔とか、最初は着ぐるみかなと思いきや動きはCGで作ってるのかな。すごくよく出来てる。 ハリウッドとは一味違った、でも見た目にすごくこだわった、フランス製ファンタジー作品。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-01 21:34:50)
25.  ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者 《ネタバレ》 
パッケージだけを見て、「トワイライト」っぽい 映画なのかと思って観たのですが、 イメージとは少々違いました。 まぎれもなくティーン向けではあるのですが、 トワイライトよりは全体的に地味。 VFXもたいしたことなく、少なくとも 目に楽しめるような内容ではありません。 主人公とヒロインにしても、お世辞にも 美男美女とは言えず、華がない印象。 魔術師と人間が別個の存在して語られていて、 それもなんかいまいちピンとこないというか。 魔術師ってなんなんの?とずっと思いながら見ていました。 彼を守る為に自分の存在を忘れさせ、 最後にまた思いだす展開は良かったですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2014-09-08 19:38:14)
26.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 
終始凡庸な話だなと思って観ていたのですが、終盤の殺陣から必死剣披露するところまで実に見応えがあって良かったですね。普通、時代劇のチャンバラというと、1シーン1シーンを長めにじっくり見せるパターンが多いのですが、本作はいろんな角度から撮影してそれを編集でつなぎ合わせているという、なかなか高度な作りになっております。そんで首から出る血しぶきとか、鬼気迫る表情とか、少しずつ切られて弱っていく主人公とか、実に生々しくてぐっとくるものがありましたねぇ。ただ、あんだけ大人数いるわけだから、わっとかかればすぐに倒せるやんとか思っちゃうんですが、そういうツッコミは下衆なのでしょうかね。間違いなくトヨエツの代表作だと思います。
[地上波(邦画)] 6点(2014-02-18 22:51:17)
27.  ヒッチコック 《ネタバレ》 
アンソニー・ホプキンスの下あごの膨らみ、あれは特殊メイクなんですよね?なんだかとてもリアルに出来ててよかったですねぇ。ヒッチコックといえばあのシルエットが大事ですから、そのへんを似せる工夫が見て取れます。サイコの有名なシャワーシーンですが、あれは実際には包丁が身体に刺さるショットなんてないわけですよね。だけど音とモンタージュでそういう風に見せてる。それがヒッチコックの巧さだ、みたいに映画の教科書では紹介されたりするわけです。本作を見ると、なるほど、当時はそもそもそんな残酷なシーンなんて見せられないですから、検閲が厳しかったわけですね。だから、制限された中においてどうやってより効果的に見せるか、人を怖がらせるかという試みでもあったわけですね。よく考えれば、芸術というのは制限する中において表現する試みなわけですから、映画という媒体において、表現を抑制する検閲は皮肉にも映画の芸術性を高める効果になっていたのかもしれません。まぁとにかく本作では奥さんがとても重要な役割を果たしていて、サイコはヒッチコック単独というよりも奥さんとの共同作品であったような展開も描かれていて、新しい事実を見たと同時にどの芸術家であってもパートナーの存在なくして、なんだろうなという気が致します。
[DVD(字幕)] 6点(2013-10-25 14:43:29)(良:1票)
28.  ひまわりと子犬の7日間 《ネタバレ》 
最近は犬猫の可愛さを全面に売りにする動物映画が多いので、本作もそういう作品なのかなと思って借りてみたのですが、いい意味で裏切られました。それどころか、これまで扱ってこなかった「殺処分」をテーマにしているではありませんか。いやね、私も理不尽に感じてはいたんです。やたらとペットの「かわいい」が振りまかれる一方で、何十万匹もの犬猫が処分されてる世の中って一体何なんだろうと。だから、このテーマを扱ってくれただけでも嬉しいですね。そして実話だっていうのがまたいいですね。職員である主人公には娘さんがいて、その子に仕事の内容を打ち明けて、色々と葛藤しながらも最終的に理解していく展開。あぁ、日本全国の保健所職員さんもこういう経験があるのかな~って、今まで思いをはせていなかった点に気がつくことが出来ました。主人公の神崎さんはとにかく博愛ですね。なぜかお母さん犬がたどってきた苦難を全部汲み取っちゃうっていう超能力的な推理力まで見せてましたけど(笑)、それもあの博愛の精神故のことなんでしょうね。宮崎弁だったのも良かったですね。標準語とかよりも、なぜかより親身に感じられる。おまけで7点つけちゃいます。
[DVD(邦画)] 7点(2013-09-14 00:39:51)(良:2票)
29.  ヒドゥン・フェイス 《ネタバレ》 
まず、主役のファビアナ役を務めていた マルティナ・ガルシアさんて人が凄く美人。 それでいて脱ぎっぷりがいいので目の保養になります(笑)。 いや、そんなことよりも内容が素晴らしいです。 序盤は、部屋のあちこちで起こる些細な現象に 逐一脅えるファビアナの様子に、たいして怖くもなく、 ひょっとして彼女の気のせいなのかな?てな気もしていて ストーリーとしてはたいして面白くなかったのですが、 中盤、恋人だったベレンの視点から物語が始まり、 それが思わぬストーリー運びに。 この展開は予想していませんでした。そして 序盤のアドリアンとファビアナの二人の絡みが、 今度はベレン視点で繰り返されるわけです。 そうすると、全く違った印象のシーンに早変わり。 不憫だなと思いつつも、なんともいえない ブラックユーモアが効いています。 このストーリー運びの巧さには関心しましたし、 ラストのもって行き方もなるほどな、と。 いやはや、これは掘り出し物です。
[DVD(字幕)] 7点(2013-02-26 21:08:48)(良:2票)
30.  ビンゴ 《ネタバレ》 
殺人犯が最後に会いたいと思った人に 刑執行の投票をさせるっていうシステムだけど、 これだと被害家族の人に会いたいと思った犯人は 不利になってしまう。 あまりに不公平すぎる制度ではないか。 それにあのラスト。映画としての どんでんを組み立てたつもりだろうが、 女は逃げ得なだけで腹立たしい印象しか持ちえない。 単に不公平、不条理なだけを見せられても、 それで一体何が言いたいのか、と感じてしまう。
[DVD(邦画)] 4点(2013-01-06 12:36:46)(良:1票)
31.  ビッグフット・ハンター 《ネタバレ》 
UMAとかオカルト系は割と好みなので、 すこしおまけで6点をつけておこうと思います。 最近流行のフェイクドキュメンタリーというやつですが、 それを「ビッグフット」というある種古典的な 題材でやってみた作品。 序盤から中盤にかけて、これからなにが 起こるんだろうというワクワクも相まって なかなか楽しませてくれます。 山小屋を何者かが襲撃し、真っ暗な森の中で 突如なにかに襲われる。そのあたりが 本作のピークではなかったかと思います。 そればビッグフットの仕業なのか、それとも ドライベックの仕業なのかという2つの可能性が あり、その点が興味深く鑑賞出来た要因でもある わけだけど、後半になると途端に駄目になっちゃいます。 録音を担当してた彼が襲われるシーンは かなりのショボさを感じるし、なにより「白い光」 とやらが出現して斜め上の展開になってしまうことが残念。 確かにドライベックも言っていたように、 本当にビッグフットがいるのなら死体の一つも 見つからないのはおかしなことなので、「霊的」な 存在にすればそういう突っ込みも必要なくなるのかも しれませんが、あれじゃあ結局、ビッグフットの 正体って何だったん?と疑問だけが残ります。 UFOに乗った宇宙人?異次元からやってきた怪物? 全体的な流れがあまりに定番だったので、 もう少し変化球も欲しかったですね。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-18 11:07:34)
32.  ビーチ・スパイク! 《ネタバレ》 
スタイルのいいお姉さんたち4人が 水着姿でのビーチバレーを見せてくれるので、 その点は幾分目の保養になります。 ただ、ボールが顔面に当たって顔のお肉が ブルンブルンでなるところをスローモーションで 頻繁に見せられる。ああいうのはさほど美しくないので 別にいらないです(笑)。どんなに動いても 汗をかいても、メイクが落ちないのはご愛嬌。 突然始まるカンフーアクションのシュールさも 香港映画ならではといったところか。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-22 16:52:56)
33.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
あのスコセッシ監督が、児童文学を原作としたファンタジー映画を3Dで作ると聞いたときは驚きましたが、特典映像を見ると「11歳の娘に見せられるような映画を作りたかった」と話していて納得。確かに、スコセッシ作品は子供に見せられるようなものがありませんからね(汗)。ただ、この作品を子供が見てどれほど楽しめるのかは少々疑問です。「不思議な発明」という放題がついてるけど、別にヒューゴは不思議な発明なんてしてないし。子供がワクワク出来る要素は、自動人形などのギミックぐらいで、物語それ自体はむしろ大人向き。要は映画の先人たちへの賛美と懐古趣味が主立ったテーマですからね。スコセッシ監督自身、昔の映画フィルムを保存する財団の創立者でもありますから、特別思い入れがあったのでしょう。そういう先人たちの、今見ればすごくローテクだけど手作り感覚あふれる映画作りへのオマージュを強く感じるし、そういうオマージュを最先端の3Dで撮りあげて見せるというのも、一人の映画人として「過去から未来へ」の橋渡しとしての役割を果たしたかったのかもしれません。正直、ストーリーとしては弱い作品ですが、衣装にセット、小道具に美術は本当に見事。1930年代フランス・パリへ観る者を誘ってくれます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-11 00:01:18)(良:1票)
34.  ビーストリー 《ネタバレ》 
「美女と野獣」を現代のニューヨークに舞台を移して作られた、ティーン向けラブファンタジー作品。女の子が見れば、元イケメンが必死になって女子の心を振り向かせようとする姿に胸キュンし、男の子が見ると、人間は内面が大事なんだって自省するような感じでそれぞれ楽しめはすると思うんだけど、正直シナリオの作り込みが足りないかなと感じる。家政婦の女性や盲目の教師が全然生かされてないし、外見より中面であることを身を持って理解したはずの主人公は、最後に美形に戻ってめちゃ嬉しそうだし(笑)。まぁ、そもそもが醜いというより、怖いっていう感じの形相でしたからね。タトゥーを全身に入れてるナントカ族にああいう風貌の人はいそうな気がするし。あくまでもティーン映画ということで。
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-08 01:07:18)
35.  人喰猪、公民館襲撃す! 《ネタバレ》 
ばりばりのアクションホラーなのかなと思って観たら、ゆる~いコメディだったっていうね、、、(笑)。いやまあ、終盤での人食猪からの逃走&一騎打ちシーンはなかなかだったけど。とにかく、どいつもこいつも変な奴ばかりなんですよね。警察の人たちも、しょっぱなから一瞬ドリフかと見まがうような転がり方するし(笑)。たまに出てくる狂女も、本筋とは全く関係がない。でも、この不思議なコメディ世界に花を添えるために存在しているんでしょうなぁ。途中ビデオ撮影するシーンで、わざわざリアクションのいい画を撮り直そうとしたり、なんていうか妙にブラックなコメディ。エンドロールだって、みんなして気色悪い笑みをカメラ目線でプレゼントしてくるし。このあほらしさをそのまま楽しめればそれなりの佳作という風に感じるけれど、手に汗握るモンスター映画を期待すると肩すかしだぞ~。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-04 22:56:20)
36.  ピザボーイ 史上最凶のご注文 《ネタバレ》 
    raiders_of_the_lostarkさん 詳細 投稿者 平均   イメージワード 投稿はありません。 「ゾンビランド」が面白かっただけに、 割と期待してみたのだが、これは正直微妙でした。 個人的に笑えたのは3箇所ほど。 後は全部空回りでした。ネタがマニアックすぎるのか、 漫才みたいな掛け合いに偏りすぎるのか、 文化的な笑いで理解できないのかはわかりませんが、 少なくとも数多くの映画ネタが そのまま笑いに巧くつなげていけてるとは思えず。 仮につなげていたとしても、それだとマニアックな人にしか 笑えないただのマニアック映画になってしまう。 もう少し、突き抜けたものが欲しかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-18 19:36:01)(良:1票)
37.  ヒミズ 《ネタバレ》 
前半はブラック・コメディなタッチ。園子温作品に登場するいつもの面々が出てくると「あ~、おなじみの皆さん出てきた(笑)」みたいな感じで各登場人物のヘンテコさや強引な暴力などがそのまま笑えてくるんだけど、後半は主役の住田君の内面にどんどんと迫っていくような感じでだいぶ身に詰まる思いでしたね~。そりゃあ、あんだけ酷い家庭で育ったのだから、腹が立つし憎いしむかつくのは仕方があるまい。どいつもこいつも、てな気分ですよ。心の底からわき上がる怒り。でも、あれだけ親身に思ってくれる茶沢さんて可愛い子がいるんだから、彼はどん底じゃない。ラストの「住田君がんばれ~!」の連呼とバックに流れる「弦楽のためのアダージョ」は、メッセージとしては凄く直球で胸にきましたね。園子温監督の作品て、いつも救いようの無い感じで終わるのに、この作品は「希望」だった。おそらくは、震災というとてつもない絶望がリアルに起きちゃったもんだから、園子温監督の作品内容も反転したのではないだろうか。そして彼が伝えようとする希望は、思いのほか素晴らしかった。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-08 20:47:08)
38.  100年後... 《ネタバレ》 
タイトルとパッケージから、某ゾンビもののパチもんという感じなのでどんだけ酷い映画なんだと思って観てみたのですが、これがまた意外と悪くなかったですよ。暗闇の中にぼぅっと浮かび上がる子供達の姿。死肉をムシャムシャと食らいついたり、目の中が全部真っ黒で「人間じゃない感」がよく出てて良い。ただ、この子供達って結局ゾンビなの?それとも幽霊なの?てところがよくわからない。全体的にもすごくもっさりしているので、途中かなりダレることもまた事実です。でも終盤になるとなかなか面白いですよ。車のエンジンがなかなかかかわらないとか、タイヤがはまって動かないとか、もの凄くベタなお約束なんだけど(笑)、B級映画としては可もなく不可もなくな出来映えだと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-08 13:39:35)(良:1票)
39.  火を噴く惑星 《ネタバレ》 
1962年製作、旧ソ連によるSF作品。やっぱりこう、全体的な雰囲気やデザインなどが、米国とは違いますよね。共産圏らしい色といいますか、独特なものがあって。金星に着陸すると、そこには海があり、いろんな生物がいて、という内容ですが、1962年当時は、これでも不思議じゃなかったんですよ。金星というのは、分厚い雲に覆われていてこちらから地表は見れないので、昔の人は金星の雲の下には太古の恐竜世界みたいなのがあるとか、金星人の都市があるんだとか普通に考えていたわけです。1970年のベネラ7号で、初めて金星の地表に着陸し、金星が生命の存在しない不毛な地であることが明らかになったわけで、本作は今ではもう作られることのない、いわばこの時代だからこそ製作しえた、古典としての価値があると言えます。台詞も全体として、情緒的なものがほとんどなく、ロジカルな会話に終始している。最初だって、「我々が描いたこの世界は現実とは違うかもしれないが~」という堅苦しいテロップが入るし、とっても生真面目ですよね。岩から出てきた顔と、ラストの金星人のシルエットと言い、なかなかのロマンです。ソビエトは、NASAを超える数の金星探査を行っていたけれど、彼らを突き動かしていた精神の一端みたいなものが見て取れたような気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-08 00:55:58)
40.  彼岸島 《ネタバレ》 
ネットでの評判があまり芳しくなかったので、あまり期待はしてなかったのですが、ちゃんとエンターテイメントしているし、チャンバラシーンやアクションなどそれなりに頑張っているように思えました。陰気な島に赤い彼岸花の画や、廃墟を利用した対戦シーンなど、画作りにもこだわっているなと感じる。ただ、CGの出来映えはあまり芳しくない。勿論、予算の問題もあるのはわかるけど、でもあのエイリアンそっくりの怪物はもっとなんとかならなかったかなぁ。吸血鬼は洋物の化け物で、それを日本を舞台にやってるけどそれ自体は上手く溶け込んでで問題ない。でもあのエイリアンはやっぱりちょっと浮いてる。主人公の仲間思いな熱い気持ちはひしひしと伝わってその点は良かったけどね。
[DVD(邦画)] 6点(2012-03-10 21:55:33)(良:1票)
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