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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 346
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

増山江威子さんのご冥福をお祈りいたします。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  非行少女 《ネタバレ》 
絶望的な展開であっても私は青春映画に「若さ故の闊達さ/明るさ/躍動感」を一瞬でも求めてしまう。なので監督デビュー作「キューポラのある町(’61)」に感じられた瑞々しさが2作目にして稀薄になってしまっている(金沢の街を映し出すショットや小道具の使い方)様に感じられるのでこの点数。レビュー以上。...ここから先はおっさんの愚痴なんですけど、和泉雅子推しの自分としてはこの作品見るたんびにやりきれないんすよ、ったく。 「わずか16歳の和泉が難役に挑み、その演技が高く評価され、一躍スターへとのし上げた一本。」全くその通り。ただ浦山監督のベストでないこの作品が彼女の代表作になってしまった事、そして彼女の演技力を発揮する土壌が60年代後期の日活に無かった、という事が辛すぎる。同業他社で興味をもってくれた人はいた。黒澤明「椿三十郎(’62)」で団令子の演じたお姫様役、当初は和泉雅子にオファーしたものだったが五社協定で参加出来ずに流れたというのは有名な話。彼女が松竹に居たら「男はつらいよ」ヒロインはお手の物だろう。東宝サラリーマン喜劇だって大映(市川崑とか増村保造)の女性映画だってこなせたかもしれない。いや、彼女の映画界入りが5年早かったら川島雄三の薫陶は受けられたかもしれん。(さすがに今村昌平は勘弁だが) 映画界の斜陽化・放蕩経営が続いた日活はロマンポルノ運営に移行(1971年)。その前後に彼女はフリーになったが、在籍していた会社に殉じる様に芸能活動をテレビ・音楽にシフト、映画界から離れてしまった経歴になってしまう。同期吉永小百合/松原智恵子は現在でも現役なのだから、めぐり合わせというのか道っていうのか。 ファンになってから何回か彼女のトークショーに参加した際印象的だったのは、映画鑑賞:趣味と公言してた彼女が15才で入社して約10年、青春を過ごしてきたあの日々を「本当に誇りに思っているし、光栄であった」事を熱っぽく話されていてその点、ファンとしては救われた感があった。逆に彼女が極地冒険家として活動を始めた原点は映画界で達成できなかった満足感を満たす為の代替行為だったのかな、と個人的に感じてしまいましたよ。  あ~あ、文章長くなっちゃった。ここまでお付き合いいただき、有難うございました。(2024年神田神保町シアター「女優魂」企画で鑑賞)
[映画館(邦画)] 6点(2024-02-12 08:17:24)
2.  緋牡丹博徒 花札勝負 《ネタバレ》 
70年代東映エンターテイメントの中核を担っていた鈴木則文監督。「トラック野郎」シリーズや東映ピンキー・バイオレンスの諸作品は私にとって青(性)春の良き想い出です。ただ脚本家としての技量も優れたものがありその代表作としてこの一本を挙げさせていただきたい。彼の造形した緋牡丹のお竜=矢野竜子(藤純子)シリーズは正直言うと「主役を女性にした東映任侠映画」それだけのことでB級の域を抜け出せないワンパターン物。ところが名匠加藤泰が監督したこの作品に関してはお得意のローアングルとロングショット+時に挿入されるクロースアップの演出術が冴えわたっていることもさることながら、「ニセお竜」が蔓延っている賭場に本物のお竜が流れ着く、という脚本展開は素晴らしいと思います。これによりお竜自身の「博徒であること=女性であることを封印している」寂しさが強調されニセお竜に足を洗い、女性の幸せを求めるシーン(また~いかんとよという博多弁が良いんですね)+好意を持っている高倉健への抑えた視線に物凄い説得力が加わってしまう、今は亡き新宿昭和館のスクリーンで酔っ払いがお竜さ~んと騒ぐのも完全に理解できる情景。これはB級グルメがミシュランの星を取ってしまったような奇跡の一本でしょう。そしてそんな素晴らしい映画世界を教えてくれた鈴木監督のご冥福をお祈りいたします。
[映画館(邦画)] 9点(2014-05-18 09:44:27)(良:1票)
3.  昼下りの決斗 《ネタバレ》 
お決まりのスローモーションはないけれど初劇場用映画監督作品のこの映画からペキンパーらしさが溢れています。ただ西部劇衰退時に「男の世界」を撮り続けた彼の苦労は既にデビュー時から始まっていた、と考えると(西部劇スターの引退作ですからね)気分は複雑。若者に人生を託し崩れてゆく老ヒーロー。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-22 22:19:21)
4.  ひとり狼 《ネタバレ》 
オープニングから流れるウィリー・沖山の「ひとり狼のテーマ」にガクッ。ダサい、ダサすぎる。ところが雷蔵の映画としてはベストの演技、最高の一本でしょう。渡世人であることの悲しみと寂しさ、感情を表に出さない「ひとり狼」が自分の息子に向かって叫ぶ「見ろ、人間のクズのする事を!」涙なくしては見れません。 これが雷蔵の「白鳥の歌」。
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-15 02:05:19)
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