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コメント数 600
性別 男性

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1.  緋色の街/スカーレット・ストリート 《ネタバレ》 
リメイク元の「牝犬」はなんだかんだ言ってダメ人間に寄り添うようなラストが用意されていたのと対照的に、ラングは重すぎる罪を負ってしまった男をこれでもかというほど冷淡に突き放しています。偶然の折り重なりがラング映画の運命を形成するのですが、本作の運命はあまりにもむごい。地味な非モテが身の丈に合わない恋に燃えただけでこの仕打ちとは!クライマックスの発狂シーンはラングのすべてが詰まっています。照明、音響、装飾が男を奈落の底に突き落とし、ついに心の中に自分しか存在しない地獄のような世界に閉じ込められてしまった。彼が完全に心を閉ざしたのはこれまた偶然です。ラングはなんて嫌な奴なんでしょう!上流階級に対する風刺も込められたアメリカ期ラングの最高傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2017-01-17 04:29:30)(良:1票)
2.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 
ここまでずっとアヴァンタイトルだったのかよ!という衝撃。本番はタイトルが出てから。日本映画もやる時はやります。
[映画館(邦画)] 7点(2016-12-13 00:16:06)(良:1票)
3.  一人息子 《ネタバレ》 
明らかな失敗作です。小津は日本にトーキーが持ち込まれた31年以降、トーキー移行に向けた実験を繰り返してきました。フェードイン・アウトによる安易な場面転換や移動撮影など、小津が嫌ったと「される」演出を徐々に減らしていき、満を持してのトーキーデビューが本作でした。しかし、本作には捨て去りつつあった演出が総動員されています。小津がトーキーの編集に手こずったことは確実。そんな中でトーキーに対する風刺をかます惨めなシーンもありました。小津の心境はお母ちゃんの悔し涙と奮起を誓う息子の意志にシンクロしています。その後、本作での反省を活かして小津は黄金期を迎えます。本作は避けられるものなら避けたかったが、成功のためには必要だった失敗作です。
[DVD(邦画)] 3点(2016-12-13 00:14:53)
4.  ピンク・フロイド/ザ・ウォール
「Another Brick In The Wall」パートはすごく良かったのよ。でも他が退屈。前衛的な映像に仕上がっているわけでもなく、ピンク・フロイドの世界を想起させるような映像というわけでもない。ただの「The wall」のPV集になってしまっている。監督の「この映画にはユーモアが足りない」というコメントの通りの映画だ。
[DVD(字幕)] 4点(2016-02-25 13:43:29)
5.  ヒート 《ネタバレ》 
テンポが良いわけではなく、思わず引き込まれるような展開があるわけでもなく、わかりやすく心が踊るようなシーンも少ない。マイケル・マンの最高傑作を見るんだ!と意気込んで見たのに、なんとも言えない消化不良。アル・パチーノのデ・ニーロの演技は良かったけど、悪党デ・ニーロがいまいち有能に見えないのが残念だった。冒頭からありえないドジを踏み倒し、小悪党に翻弄されて罠にはまるってねえ。クライマックスは人より仕事のデ・ニーロの心の成長を見せる役割は果たしているけど、彼の無能さが露呈してしまっている。ラストの手に汗握る攻防は良かったのに残念な点が多く、デ・ニーロも私も無念だよ。
[インターネット(字幕)] 6点(2016-02-22 10:32:49)
6.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 
幼少期・青年期のティム・バートンが感じていた孤独とマーガレット・キーンが感じ、絵で表現した孤独が共鳴したことで実現した映画だと思います。実際、ティム・バートンの描く絵は目が大きかったりする。相当な思い入れのある人物を映画化してしまったが故に、テンポが悪い、という印象を受けました。マーガレットが夫ウォルターに抑圧され、洗脳され、部屋に閉じ込められる。娘にさえ本当に事を言えない辛さ……痛いほど分かりますし、これはティム・バートンが感じていた苦痛でもあるのでしょう。しかし、それにしてもこの描写が長過ぎる。物語はマーガレットの完全勝利に終わるわけですが、彼女が 反撃し映画が終わるまでは20分もなかったのではないかと思います。思い入れが強すぎると不都合が生じるという典型例ではないでしょうか。最後の最後に極上のカタルシスが用意されているとはいえ、勿体無いなぁという感想です。もちろん、マーガレットの気持ちは揺らぎ続けるわけですが、彼女は序盤から金と名誉に揺らいでいるので、これもまた長い。編集でどうこうできる問題ではなく、単に脚本とティム・バートン自身の問題でしょうね。お話はもちろん面白かったし、私が一番好きな俳優クリストフ・ヴァルツは最高の演技を披露していました。所々のジョークは冴えていたし、クライマックスの裁判シーンは笑いっぱなし。素晴らしい部分がある分だけ、テンポの悪さが際立ち、気になってしまいました。
[映画館(字幕)] 7点(2015-01-23 18:03:51)
7.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
なぜこの映画が名作として支持されるのか、理解に苦しみます。セリフ量の多さ、展開の早さのおかげで飽きることはありません。当然、面白い部分はある。ただ、話があまりにもつまらなくて、くだらない。要するにこの映画は欲望VS理性の戦いを描いたコメディなわけですが、結局欲望が勝ちます。これはいい。しかし、その理由がひどい!記者復帰と復縁がセットで語られた結果、こいつらはガチガチに溶接されたまま映画が終わるんですよ。これ酷いよ!分けないとドラマにならないじゃん!ヒルディが新聞記者に戻った時点でこの勝負はまだ5分5分なんです。ここで終わらせておくべきだった。なのにヒルディは、夫となる人間に犯罪行為を繰り返し、そのことを理由に散々罵倒していた相手とよりを戻しちゃった!バカバカしさの極致です。制作側は大事なことを忘れてる。女性は行きたいように生きろというテーマ。これは良い。なにが問題って、職場でオンナが生きる道は、オトコに従うことという着地です。序盤からこの思想がバンバン出てきて不快でした。この映画は間違いなく楽しいですよ。でも面白くはない。他のレビューにもありますが、ウォルターほど嫌悪感を覚えるキャラクターはいないですね。
[DVD(字幕)] 2点(2014-06-17 09:17:52)(良:1票)
8.  一人オーケストラ
「愉快で楽しい映画です。」この一言で済んでしまうのだけど、短いから何度も見ちゃうんですよね~。メリエスの映画は駄作も名作も楽しいですよ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-14 02:42:33)
9.  羊たちの沈黙
セブンと比較すると、うーん…話は面白いんですけど、映像の魅力では劣ると思いました。何度も見たくなる感じではないですね。役者陣の好演は凄まじいです。アンソニー・ホプキンスがはまり役ですが、ジャック・ニコルソンがハンニバルを演じても相当面白くなりそうですね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 21:38:19)
10.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
時に激しく、時に抑えた演出が素晴らしかった。実際、敗戦国の敗戦間際はこのようなやりとりが行われるのでしょう。戦争という悲劇がいかに映画向きかを再確認しました。全ての戦争映画は必然的に反戦を訴えますが、戦場で戦う兵士の物語ではなく、指揮官たちの物語でここまでの悲惨さを表現するとは恐れ入りました。国一番の母親が我が子を毒殺するような事はあってはならない。絶対にあってはならないことです。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-24 21:49:11)
11.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 
私はこの映画が大嫌いです。途中まではとても面白くて、感動してウルウルしました。しかし、ラストシーンの強烈なセリフが私の堪忍袋の緒を切ったのです。「ドラゴンはペット」。なんということでしょう。つい先程まで友情を育み、共に困難に立ち向かっていたドラゴンを、ヒックはペット呼ばわりしたのです!私の感動は一瞬にして消え失せ、笑顔のヒックとドラゴンに「お前ら、それでいいのか!」と一喝したくなりました。おいおい、子供向けのファンタジー映画なんだぞー?そりゃねーだろー!ドラゴンは明らかに他者・異人種のメタファーで、彼らと協力することで凄いことを成し遂げられるかもしれないんだから、みんな仲良くしよう!人類皆兄弟!と語っている裏で、人種差別的なセリフが物語のオチに使われているなんて!私はアンチじゃありませんよ。途中までは大好きなんですから。しかし、このセリフだけはいただけない!ただし、このセリフがもし製作者が意図したもので、このセリフに隠された差別意識に気がついた子どもたちだけを「将来的にはヒックを軽蔑しなくてはいけない」状態に陥れることが目的だったとしたら?と考えると、なるほど、とても味わい深い映画だと思います。
[DVD(字幕)] 1点(2013-08-09 23:18:38)
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