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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  非情都市 《ネタバレ》 
鈴木英夫は堅物作品ばかりで敬遠していたが、この作品はすんなり楽しめた。 スクープを血眼になってまで追い求める新聞記者への皮肉がたっぷり効いた傑作。「危険な英雄」がよりパワーアップしたような内容で、狙撃されるはボコボコにされるは、何がそんなに好きで危ない橋を渡れるんだという馬鹿ブンヤを描き抜く。何もかも犠牲に出来る狂ったブンヤたちの姿をひたすら追い求めた怪作。 それにしても司葉子は魅力的だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-26 17:22:28)
2.  ビリディアナ 《ネタバレ》 
カトリックの最高峰ヴァチカンを「冒涜的だ!!!」とブチ切れさせた問題作。 ヴァチカンすら怒らせるブニュエルの変態振りに敬意すら覚える。  ヒロインは受難に次ぐ受難でどんどん堕落していく。 「誠意をもって接すれば、相手も必ず誠意をもって返してくれる」なんて幻想は微塵も無い。  ネグリジェ姿のビリディアナの艶かしさ。 「皆殺しの天使」や「砂漠のシモン」でも美しかったシルヴィア・ピナルが最高。 さらに亡き妻を偲ぶドン・ハイメがコルセットやハイヒールを付けている。シュールすぎる。どんだけだよ。ここまで来ると完全にイッてます。 無駄に美脚だし。 黒ストッキングを脱ぐビリディアナよりもキレイかも知れん。  ハイメがビリディアナを襲おうとする。 ウエディングドレス?に着替えさせ、接吻をし、胸のボタンを外して豊満なバストを視姦。 だが、もう一歩踏み出せないドン・ハイメ。夢心地でさまよう彼女の生脚を凝視しもしたが、中々彼女を本格的には襲わない。視姦だけで愉しんでいるのか、それとも亡き妻を偲びすぎて心も乙女になってしまったのか。 そんな現場を少女に見られた日にゃ・・・縄跳び少女は見た! それに対するビリディアナの最高に洒落た“ジョーク”で大爆笑。 変態武装で来るドン・ハイメ、しかし肝心のビリディアナは夢遊病&“灰”で返答(意訳:灰になって死ね)。 ドン・ハイメは絶望して、笑いながら遺書をしたため縄跳びでアボーン。 縄跳びは少女に与えていたもの。ハイメは縄跳びで飛ぶ少女を想い描きながら死んだのだろう。どんだけ脚フェチなんだよアンタ・・・。 あの終わり方は酷すぎる(褒めてる)。  そして欲望に任せて乱痴気騒ぎの「晩餐」をする乞食の姿の凄まじさ。 ソファ越しに交わろうとする様子も凄い。  「アンダルシアの犬」以来のシュールさ、そして「皆殺しの天使」で頂点を極めた意味不明さ加減が最悪に挑発的で最高に心地良い傑作。 中毒性がヤバイ。マジで危ない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 14:22:19)(良:1票)
3.  火の馬 《ネタバレ》 
短編「ピロスマニのアラベスク」といった作品が強烈な印象を残すパラジャーノフだが、パラジャーノフの最高傑作を1つあげるとなるとやはりこの作品になるだろう。 「ざくろの色」に比べるとややインパクトに欠けるかも知れないが、この作品は二人の男女の悲しき運命の果てを強烈なビジュアルで綴る映画だ。 劇中で度々画面をよぎる火の馬は、流される血のように紅く燃えている。 冒頭の雪が降り積もった森で、少女のようにあどけない男の子の顔が映される。 その幼い子供の父親に、無残にも倒木が襲い掛かる。木が上から倒れてくるカットが強烈。 死者の魂を高らかに送り出す奏者たちの音楽。死者を奉る場で新たな死者が出てしまう悲劇。 ウクライナのカルパチア山地、二つの氏族は何世代にも渡り争いが耐えなかった。子供たちも今は良き友人であったり愛し合っているが、大人になればやがて殺しあうような日がくるかも知れないのだ。葬式での悲劇は、そうやって何度も繰り返されてきた悲劇の一つに過ぎない。 女の裸体を徹底的に見せない拘りも良い。裸で戯れる少年と少女。 シャツを着たら次の瞬間には青年に成長しているイワンコ。マリチカもまた、立派な大人の女性へと姿を変えていた。 雨の中濡れる二人。しかし民謡がうるせえ。ポンとお腹に触る婆さんの心意気。 まるで狩人たちが女の命を狙うように迫るシーン 崖の上での悲劇。マリチカは断崖の子羊を救おうとして・・・。 揺れながら迫るカメラが、サスペンスを異常に盛り上げる。 木の間から女の表情を追うカメラがヤケにサスペンスフルだ。 終始異様なテンションが、亡き女性を忘れられない男の狂気を物語る。 新たな女性と首にかける梯子は、まるで首枷のよう。 女を忘れられない男は、いつも何処か余所余所しい。前の女に比べたら、他の女はみんな羊みたいなものか。そんなもん誰だって他の男に逃げたくもなるわ。 祈る新妻の姿は、裸で他の男を誘っている風にしか見えない。 窓から覗く子供たちの笑みが不気味に見える。 イワンコは、父親と同じ運命を歩んでしまう。 グルグルと人々の顔を映し狂騒を演出。葬式は盛大にかつ楽しく送られる。死体の前で次のカップルが愛し合い始めるんだもの。 葬式に始まり葬式に終わる。 さまよう魂は、真っ赤な木々の向こうで愛しき人と再会するのであった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 05:48:34)
4.  昼下りの決斗
「ワイルドバンチ」より断然コッチでしょう。   確かに暗い西部劇だけど、西部開拓時代の終わりをひしひしと感じられる。   「地獄への道」や「七人の無頼漢」を始めとする西部劇に多く出演したランドルフ・スコット、  「死の谷」などで活躍したジョエル・マクリー。   年老いた彼らの、日陰者になっていた自分たちの境遇が重なったかのようなシンクロ。   自転車と共にやってくる「一つの時代」の終わり・・・二人の男たちは何を成し、何を成せなかったのか・・・そんな映画だと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 11:26:32)
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