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プロフィール
コメント数 92
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 深作、デパルマ、タランティーノ、ビリーワイルダーがお気に入りです。

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1.  普通の人々 《ネタバレ》 
素晴らしいほど繊細に"普通の人々"を描いた傑作だった。1980年にしてこんなに繊細に人間のグレーの部分を描いていることに驚いた。何度も泣いてしまった。 家族を失うという悲劇に、残された家族は一様に心に傷を負うが、その対応の仕方がまるで違っていて、それがまさに普通の人々だ。 母親は愛情が少ない人物のように描写されているが、自分には彼女が「蓋をする」タイプの人物のように見える。あまりに辛いことはそれに向き合うことをせず「触れない」。おそらく次男に対しても愛情はあり、色々あった結果として今の態度に至っているように見える。フレンチトーストの件も同じようなことが何度もあったうえでの積み重ねではないかと。ただ解決するために正面から向き合わずに逃げている。カウンセラーが言う「彼女の限界」。 辛いことや面倒から逃げること、自分に置き換えると胸が痛い。 人って白でも黒でもなくて、皆グレーなんだよな。方位によってグレーの濃淡がそれぞれ違うだけ。 次男はセラピーと新しい出会いによって変化・前進することができた。他者を変化させるのではなく自分を変える。そのことで周りが変わる。誰よりも傷ついているのにそれができるのが本当にすごい。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-09-11 20:00:14)
2.  フランティック
アメリカ映画ばっかり見ていた10代の頃に、初めてフランスっぽい雰囲気を味わうことができた作品。 ハリソンフォードは逃亡者と全く一緒で、事件に巻き込まれて困り果てる役。 しかし逃亡者ほどクレバーで勇気もなく、常におどおどして、うろたえていて、本当に弱弱しい。 ハリソンは見事に演じてるんじゃないかな。 全編にわたって独特の雰囲気で、音楽も印象的。 ポランスキー映画のなかでは一番好きで、数年に一度は見返したくなる映画。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-20 02:44:14)
3.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 
面白かった! テンポが非常によく、映画の見た目も華やかで見やすい。 若い女性向けのポップな映画だと思って舐めてたら、いやいや、仕事か家庭か、人を踏み台にして成功できるか、ほんとにやりたいことは何か、これって男女逆でも、もっと年取ってても全然ありな話だし。 個人的には先輩のエミリーに感情移入してしまった。 その業界が好きでもない後輩に、あっという間に抜かれてしまって・・悔しいだろうね。。 最後ミランダが手を振り返さないところはいいね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-23 13:50:46)
4.  ブラック・スワン
うーん10点! 最初から最後まで、ずっと好き。 絵が笑うシーンは何度見ても鳥肌が立つ。 まあ、ツッコミどころは皆それぞれあると思うけど、ママからの着メロをマイナーコードの不穏な白鳥の湖にしているところなんかはめちゃめちゃ可笑しい! 自分で自分の首絞めんなよ笑!
[映画館(字幕)] 10点(2013-09-23 13:35:41)
5.  フロント・ページ(1974) 《ネタバレ》 
やっぱビリーワイルダーはハズレがないなあ。 ジャックレモンもおしゃれだし、ウォルターマッソーも個性が全面にでた魅力的なキャラクター。 シチュエーションコメディとはこういうものだ、というのが非常に良く分かる。 ジャックレモンが原稿に夢中で、彼女をジャマに感じる場面、この人は心底ブンヤなんだなあっていうシーンが何か好きだ。 重箱だが、クレーンが下りてくるシーンでは、気付かれないように誤魔化すシーンがあっても良かったのに。もしくはクレーンでスーツケースを下ろすとか笑 オチでウォルターが全部もっていっちゃったのもいい。 オチといえばウォルターの顔、ということだな。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-26 01:00:42)
6.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 
この手のカルトムービーの中で本作が勝っている点は、独特の映像美と90分という短時間で語りきるスピード感ではないかと。 まずオープニングのタイトルバックからワクワク感全開で、ここから最後まで映像と音楽で突っ切ってくれます。 スワンの館の怪しさは、例えばランプを動かして隠し扉が開くシーンなんかは、我々が想像する怪しい洋館のイメージ通りでニヤニヤもの! レコード型の円形テーブルとか、Death Recordのロゴもクールすぎる。 レコーディングルームみたいな所でファントムの声を補正していくシーンなんか、カッコよすぎて鳥肌たちまくりです。(生涯ベストシーンのひとつ) ライブシーンでは、UndeadからBeefへのつなぎ、感電までの流れが素晴らしい! 観客の手を切るパフォーマンスなんか、キャリーを彷彿とさせるスローモーションのホラー演出で、ファン(オレ)垂涎もの! エンディングでも、タイトな黒革の上下に黒いマントのファントムが、キーボードで作曲している超絶クールな映像で締めます。 まあ、とにかく最初から最後まで嫌いなシーンは一つもないような映画。 (あんま褒めすぎると中2病と思われるかもしれないが、どう思われたっていい!) ところでPual Williamsって、さわやか青春シンガーソングライターですよね??  
[地上波(字幕)] 10点(2012-04-26 00:23:39)
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