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李徴さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 25

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1.  プライベート・ライアン
戦車の玩具やウォーゲームで遊んで育って、大人になるにつれて戦争の実像を知っていった……スピルバーグもそんな少年だったのではないでしょうか。壮絶なスペクタクルでもあり、生々しく陰惨な地獄絵図でもある戦闘描写にスピルバーグの複雑な情熱を感じます。現場の状況を視覚的客観的に再現することにこだわるスピルバーグの手法は、以前から「所詮作り物に過ぎないものでどこまで実像が表現できるのか」という疑問も投げかけられていましたが、本作のノルマンディー作戦はそうした批判を考慮に入れてたとしても非常に素晴らしい仕事をしていると思います。監督自身はインタビューで、ライアンが象徴しているのはアメリカの将来(または次世代の若者)であり、そのために多くの人々が命を捧げてきたことを表現したかったと述べています。おそらく監督自身は反戦か戦争肯定かは観客の判断に委ね、ただその判断材料を大量に詰め込んだということなのでしょうが、私はこの作品は非常に反戦メッセージの込められた作品ではないかと思いました。というのも美談を作り出すためにライアン一人よりも多くの犠牲を強いるという政府というストーリー構造に、戦争や戦争指導者に対する批判か込められているのではないかと思うからです。
7点(2003-02-19 12:42:39)(良:2票)
2.  PLANET OF THE APES/猿の惑星
ラストにはあんまり深い意味はないと思いますね。イタズラ好きのバートン監督が最後に何かしたかっただけかと・・・。オリジナルとはまったく別枠で見ればそれなりに見られる作品ではありますが、あえてSFの傑作をリメイクしたことへの責任もあると思いますから、やはりオリジナルと比較して酷評されるのは仕方のないことではないでしょうか。まあ、見事なまでにサルを演じた役者さんのプロ根性と演技力には脱帽しますが。
3点(2002-09-25 02:08:24)
3.  ブレイブハート
自律を求める闘争を迫力充分で描いた正統派スペクタクル。剣劇としては屈指の作品のひとつかもしれません。・・・が、わざわざ事実を捻じ曲げてまでイザベラ王太子妃とよろしくやってしまうのには興ざめでした。そういう「救い」っていうのには共感できません。恐るべきは商業主義です。私自身の印象では、幅広い観客層を意識したためにあえて話をわかりやすくしたのだと解釈していますが、話がストレート過ぎるとご不満の方は、是非ともブルース伯爵に視点を移してご覧になってみてはいかがでしょうか。彼の役に与えられた少ない登場時間でなかなか人間の複雑さが描けているのではないかと思います。
8点(2002-09-24 08:40:08)
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