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1.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
邦題は低俗。しかし赤川次郎の吸血鬼美少女シリーズと同レベルだと侮ってはいけない。舞台はストックホルム。画面に映し出される風景は、雪、雪、雪。子役の吐く息は常に白く、銀世界はその美しさよりも、むしろ「人生」の厳酷を伝えるための隠喩となっている。子供であろうが大人であろうが、日本であろうが、ストックホルムだろうが、人生は誰にとっても辛くて厳しい。そして人間であろうが、吸血鬼であろうが、みんな生きるために必死なのだ。エリはとにかく生きたかった。ただし己が生きるためには誰かが死ななくてはいけないという宿命を背負った子だった。もしあなたたちだったら、殺人を犯すぐらいならば自殺の道を選択するだろうか?言っておくが私はエリの「業」を責めたいわけではない。エリよ、君はたしかこう言ったはずだ。ここを去って生き延びるか、残って死ぬか、2つに1つだと。つまり、好きな少年と一緒にいたいために捕まって殺されるのか、または少年と別れて町から出て行くのか、そのどちらかだと。私は嫌な予感がしたよ。愛のために死ぬ孤独なヴァンパイヤのラストシーンを脳内でイメージして途中で吐きそうになったよ。エリが捨て身であのガキを助けて、あのガキが「救ってくれてありがとうエリ。ボクは君のことを心の中で永遠に愛するよ♪」めでたしめでたし、なんて奇麗事をほざく茶番劇のラブストーリーだったら私は断じて許さなかった。だけどラストは違った。私にとってあのラストは、淡白ではあったが究極のハッピーエンドであったと思う。もちろん物語はそんなに浅くはない。エリは性別を超越した存在だ。しかも生き抜くために打算的な存在でもある。従ってエリの愛が真実だったのか偽物だったのか私には確信がもてない。しかし、あの血まみれのキス。私は泣いたよ。あれを見てどうして彼女が狡猾な生き物に見えるだろうか?原作とは違い、わざとガキの父親をゲイにしたあたり、監督は性別を超えた究極の愛を描きたかったのではないか?エリとガキ2人の結びつきは、マイノリティ同士の結びつきと見るか、愛とみるか、生きるための同盟とみるか、さまざまな見方ができる。さまざまな見方ができるからいい映画なのだ。その証拠としてレビューもさまざまな見方にあふれている。これは良い兆候だ。
[DVD(字幕)] 10点(2011-02-12 22:28:02)(良:2票)
2.  ホリデイ 《ネタバレ》 
泣きました・・。もうれつにカンドーしました。テントのなかはもう超サイコーですよ・・・。娘たちがサイコーです。父親の好きな女性が家にやってきて、イケメンジュード・ロウがしどろもどろ。だけど娘たちがいい子なんです。「おとうさん、ガンバレ~」という感じで、おとうさんをずっとサポートしているんです。あのあたたかい雰囲気に泣かされました。あんな娘たちがいたら、父親としては、命を捨ててでも、ぜったいに守りたいと思うでしょうね。アンチジュード・ロウのわたしも、今回は娘たちにめんじて、一緒になって、奴の恋愛がうまくいくようにと応援をしてあげました。やはり恋愛をしている男女を応援できる気持ちになったら、すなおに恋愛映画は楽しめるものなんですね・・・。ケイトくんもさすがです。あのやかましいフリン男にふりまわされていた彼女が、ついにぶちきれるシーンが痛快でした。最初は彼女の顔に怒りが・・しかし男をののしっている顔の表情は、みるみる輝きをましていくのですね。ナイススマイルです。彼女の心の中にひそんでいた霧が、すごい勢いでなくなっていく様子が手に取るほどよくわかりました。とりあえず、みんしねとわうわうに感謝します。 
[地上波(字幕)] 8点(2008-02-12 20:39:38)(良:1票)
3.  ボルベール/帰郷 《ネタバレ》 
風の音が心地良いです・・。これはオールアバウトマイマザーの続編でしょう。男はほとんど出てこないし、出てきても殺されるだけでした(ニガ笑)この監督の特徴でもあるのですが、女性がどんなに辛い目にあっても、誰1人として悲劇のヒロインを演じていない。超がつくほどに前向きに生きている。人殺しやレイプといった深刻な問題に直面しても、女性たちは明るさを失わない。少し能天気すぎるのでは?と思われるくらいが、生きていく上ではちょうど良い。それが困難に克つための秘訣なんだと改めて教えてくれる。女性たちが冷蔵庫を運ぶシーンが印象に残ります。男と女の違いは簡単にいえば力の違いです。重いもの持てるのが男。しかし女性たちは協力しあって、歯を食いしばり重い荷物を運ぶ、もう男なんて用無しよ、というわけです。そういう隠喩的な意味がこのシーンには含まれている。ペネロペは、もともと「女」を演じるよりも、「母」を演じるほうが似合う。母性の強い人だから、水を得た魚のように活きていました。テーマは母娘の葛藤。母娘の関係は、友達同士のような関係になるか、憎みあう関係になるかどちらかだと思う。NHKに「抱きしめるという会話」という広告が昔あり、母親が笑顔のない娘を抱きしめる映像がありましたね。あれは母親が息子を抱きしめる映像だったら意味がないんですよ。母親が戸惑いながらも、娘を抱きしめるということが、今一番必要なんだと思います。 本作では様々な母娘が出てきます。ペネロペ母と娘の関係さえ良好に見えて危うさが漂っています。しかしラストではペネロペ娘と母親の氷解があり、観客はカタルシスを得ることができる。息子を愛せない母親は非常に少ないですが、娘を愛せないと自信喪失している母親は大勢いるでしょう。しかしそれは多くの母親が抱えている悩みかもしれません。母娘の再生というテーマのこの作品を観れば自然と元気がわくのではないでしょうか。なぜか涙が出てくる素晴らしい作品でした! 
[DVD(字幕)] 10点(2008-02-06 20:10:16)(良:1票)
4.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
細工されたアクションと不自然な手ぶれ映像が目立つ。故意にカメラをぶんぶんふりまわして、派手なアクションシーンを見せかけている。これは子供騙しの映画だ。観ていて20分が経過したあたりから酔い始めた。その短絡的な揺らし方はアダルトビデオのクライマックスシーンを見ているように低俗だ。それから編集も最悪で、画像がぶれているとき以外は役者のズームアップばかり。会話場面の単調なクローズアップにあわせて、ジュリア・スタイルズの顔面アップ画像がやたらと印象に残る。しかも映画の基本である照明も、一目見ただけで圧倒的に光不足であることが分かる。ようするに、すべてにおいて露悪趣味というのが滲み出ているのだ。ストーリーに中身がないのは娯楽映画だから仕方ないにしても、こういう異常な映像は許せない。どんどん酔いが悪化していった。それでも高いお金を出しているのだから最後まで観ようと脂汗をかきながら必死に席にしがみついていた。そういう自分を健気に思う。ジェイソン・ボーンよりも私のほうが頑張っていたかもしれない。ふざけないでほしい。最後になってくると吐き気を通り越してかなり危険な状態であった。揺れる画像を直視できない、これ以上画像をみると気を失うかもしれない、仕方ないので持ってきたバックで映像を隠し、下の隙間から字幕のみを読むようにしていた。ストーリーもよく分からない。いや、もはやストーリーどころではない。早く終わってくれなければ倒れてしまいそうだった。KO寸前のボクサーが、もう負けてもいいや、倒れてしまおうか?と思っているときの心境に近い。CIAの内部で仲間割れをおこしていたようだが、頭がもうろうとしていたので、どうでもよくなった。ボーンの記憶が甦ったのは良いことだと思うが、私の記憶がなくなりそうだった。ようやく映画館を出たとき、長い拷問を受けてきた兵士が味方の助けでやっと解放されたときの安堵感と似ている。なぜお金を出してこんな仕打ちを受けなくてはいけないのか教えて欲しい。もうこりごりだ。 
[映画館(字幕)] 1点(2007-12-04 19:20:55)(笑:2票) (良:1票)
5.  ぼくを葬る(おくる) 《ネタバレ》 
葬る(ほうむる)じゃなくて、葬る(おくる)と読むらしいですね。実際にそんな漢字は存在しませんが、雰囲気は伝わってきます。ふつう、死ぬと分かったら、犯罪をおかしてでも、自分の欲望を実行に移そうと思う人もいるでしょう。ロマンもチラリと医者に自分の破滅的な願望(近親相姦願望)を漏らしていましたが、けっきょく実行せずに、自分を葬ります。 人には、色んな死に方があると思います。もし私だったら、絶叫して泣き叫び、家族に八つ当たりするかもしれない・・・また自殺してしまう人もいるでしょう。 反対に立派な死に方をする人もいるかもしれません・・。私は、良い死に方に感動したり、悪い死に方に眉をひそめる・・そのような批評をすることはできない。人間は弱くて優しいから、どんな愚かな死に方をしても、すべて肯定したいと思います・・。 ロマンの場合は、まるで死に場所を探して、さ迷い歩く象のようです。これがこの人の死に方なんだ、ということを、私は素直に受け止めました。最後に辿り着いたのが海・・・その死にいく姿は、非常に美しい。天才カメラマンでありながら超美形のロマンの死は、いかにもロマンらしい。自分に酔いしれながら、自分を葬ろうとしている。まさにロマンティスト。・・・・おあとがよろしいようで。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-01-09 23:24:03)
6.  ホテル・ルワンダ
この映画をみて国連の批判や、国益重視の先進諸国の批判はできるが、だからといって自分たちだったら何ができるのか??寄付ならできる。しかしある1人のアメリカ人はお金を3万円だけ日本人に渡してこう言う。「お金は僕が出すから君がかわりに戦場に行ってくれよ」と。ルワンダの現状はわかった。我々日本人はクーラーのきいた映画館で、馬鹿な国連に腹をたて、この虐殺に無関心だった人間たちを軽蔑し、そして殺されたルワンダの国民に涙を流す。しかし頭の片隅には明日の仕事の段取りを考えている。せめて寄付でもして良心を満足させたいが、そういえば、家族とディズニーランドへ行く予定なのであまりお金を使いたくない。しかしこんな大虐殺が実際に起こっていたなんて信じられない。本当に素晴らしい映画だった・・と思っていたら友人から「今日は焼肉でも食いに行こう」と誘われる。ルワンダの事件は確かに深刻だったが焼肉は食べよう。多少良心は痛むが最初のうちだけだ。ルワンダの惨状に涙は流すが食欲はなくならないのだ。そして今日の夜もビールを飲み続ける。酔い加減も気持ちよくなってきたらさっそく、この素晴らしい映画のレビューをつけよう。もちろん10点をつけて、ルワンダに無関心な人間を哀れんでみせよう。私だけはこの映画をみて目が覚めた、この事件に強い関心を持つようになったのだ。そういう自分に満足をしながら温かい布団の中にはいってぐっすりと眠る。さあ来週はディズニーランドだ。なんとか今年のクリスマスまではこの事件のことを忘れないようにしよう。そうやって今日という日が過ぎていく。この映画を知って無関心だった事件に関心を持つようになった・・しかしそれだけである。 
[DVD(字幕)] 10点(2006-09-12 17:58:54)(良:2票)
7.  ボン・ヴォヤージュ 《ネタバレ》 
混沌としたフランスの映像に酔いしれました。パリ陥落でパニックになったフランス政府は刑務所を解放してしまう(実話)。。。すでに法治国家として体をなさないほど混乱しきったフランスは混沌(カオス)状態なのに、なぜか映像は美しい。ナチスから逃げるフランス人、もうぐちゃぐちゃなのに煮詰まった道路や溢れかえった道路のシーン、カミーユが海辺で小説の原稿を飛ばしてしまうシーン、雨のシーンはどれも見事な景観でした。このような混沌とした状況では、失業者も、金持ちも、殺人者も警察官も、一個の人間に戻ることができる瞬間だと思う。ある意味では混乱とは、何もかもリセットにするチャンスなのかもしれない。本作は「混乱」というなかで、逆に平和なとき以上に生き生き輝いている人々の姿が素晴らしい。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-23 22:27:28)
8.  ぼくの神さま
正直に言うと共感できなかった。男の私は「男の子」というものを見るといつもただのクソガキにしか見えないのです。女の子は可愛いと思うことはよくあるのですが・・。女性だってそうじゃないでしょうか?やはり異性の子供のほうが可愛いと思うはずです。あくまでも一般論ですけどね。 「ぼくの神さま」なんて可愛らしく言われてもどうしても生理的に受け付けません。そもそも「ボク」なんていうのが気持ち悪い。「俺の神様」っていうやんちゃな感じの男の子のほうがまだ好きになれそうです。つまり子犬よりも柴犬のほうが好きだということです。
[DVD(字幕)] 2点(2006-04-03 22:37:10)
9.  ほたるの星 《ネタバレ》 
頼りない新人の先生が主人公で、クラスには家族問題を抱える子供が1人いる。同僚の先生たちは意地悪。そして保健室には美人の先生がいる。 最初にこういう構図を見せられたときに嫌な予感がしました。あまりにもありきたりな学園ドラマの雰囲気だったからです。結果は予定調和でした。しかしなぜか退屈せずに、むしろ新鮮だと感じたくらいです。DVDで観たのですが街並みが非常に美しい。自転車をこいで学校へ行くときの風景や、女の子を家まで送っていったときの城下町っぽい雰囲気が印象的です。最後の蛍の乱舞は・・あれはやりすぎでしょう・・・と思いつつ、やはり感動します。 宮本輝の小説で「蛍川」という作品があるのですがそれを思い出させます。小説を読んだとき、実際に蛍の乱舞を見ることはずっとないかと思っていましたが、映画であるにせよ美しい光景を見ることができて良かったです。また「心の目」によって自分の会いたい人を見ることができるようになるという話も良かったです。DVDのメイキングでは監督のこの作品にかける情熱が伝わってきますし、主演の先生と生徒たちの仲の良い雰囲気が伝わってきます。良い作品はこうやって出来上がるのですね。   
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-22 19:16:58)
10.  僕のスウィング
スウィングがとても存在感があり、惹き付けられました。それではじめてこの女の子を人物登録したのですが、うまく反映されるでしょうか。 →ようやく反映されました!みなさんの助言をお借りして反映できたことに感謝しています。 スウィングは、フランス人には見えないけどフランス人の女の子らしいです。非常に目が強いところが好きになりました。なにか喋ることで存在感を示すのではなく、顔の表情だけで魅せてくれます。 みんなのシネマレビューは、こうやって、みんなで1つの作品を充実させていく所だという事を改めて実感したのでした。
[DVD(字幕)] 7点(2005-04-16 00:44:02)(良:1票)
11.  ボウリング・フォー・コロンバイン
私はアメリカが大好きです。 ・・・しかし彼はアメリカを愛していないと思う。  最近はブッシュを批判することでお金を稼いでいる人が増えてきました。よく考えればアメリカは世界の敵だからアメリカを貶める映画をつくれば需要はあるわけですね。ムーア監督の真似をする人が増えてきたのは当然かも。 最近はラップ歌手も「反ブッシュ」の歌を歌う。 これが今の流行なのかな(笑)  日本人の私はこの映画を見て監督がアメリカに対する愛を抱いているとは感じられませんでした。
0点(2004-09-03 21:10:06)(良:2票)
12.  ホワイト・オランダー
「シャイン」の天才ピアニストの父親は息子を自分の所有物のような感覚で愛してしまい、息子は壊れてしまった。この映画の母親の娘に対する愛情は利己的なのかもしれないが、たぶん私は最初から最後までこの母親の応援をしていたと思う。  それは彼女が冷酷非常に見えても、やはり娘を想って、苦しみ悩んでいる姿が垣間見られたから。  彼女が強ければ強いほど、それが際立ってよく見えたような気がする。      娘役の少女の姿がコロコロ変わるのが印象的だったが、それは彼女のこころが激しく揺れ動いている様子を表現しているようで分かりやすかった。
9点(2003-12-28 22:39:25)
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