1. ポルト
ネタバレ 冒頭のシーンでなんだかジム・ジャームッシュっぽい雰囲気のする映画だなぁと思っていたら、オープニングクレジットに「エグゼクティブプロデューサー ジム・ジャームッシュ」と出てきて色んな意味で驚いた。 前半はカフェで男女が出会い、会話するといった上品でピュアな趣きだったのに、後半はひたすら愛の交わりばかりで裏切られた気分。 後半では、ジム・ジャームッシュっぽさがなりを潜めてしまった。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-06-19 19:35:32)《新規》 |
2. 炎628
ネタバレ 予想してた以上に精神的にキツい内容。 たまの休みに見る映画としては適さない壮絶な作品。 苦手な描写がいくつかあり、それをここで書くと思い出して更に精神的ダメージが出るので敢えて書かない。 仕返しに焼き殺さず、ドイツ兵をただ撃ち殺したシーン。 ほんとに仕返ししてないのだろうか。 ソ連にとって独善的な描かれ方があるのかもしれないと感じたシーンではある。 [DVD(字幕)] 5点(2025-06-14 14:43:04)(良:1票) |
3. 僕等がいた 後篇
ネタバレ 最後、二人が結ばれなかったら7点を付けようと思いながら見ていた。 だけど結ばれた。 結果、240分かけて描かれていたのは、いかに二人をくっつけないようにするかのネタの連続であり、素直にくっついたら面白くないでしょ的な安易なものとなってしまった。 とても失望する終わり方だった。 これがもし結ばれずに終わったら、もっと深みのあるラブストーリーになったに違いない。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-06-05 21:06:47) |
4. 僕等がいた 前篇
ネタバレ この凡作感は何が原因か。 無理やり話を引き延ばしているストーリーに問題があるのか、それとも俳優陣の魅力のなさか。 後篇にまったく期待が膨らまない。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-06-04 09:57:32) |
5. ポトフ 美食家と料理人
ネタバレ トラン・アン・ユン監督作の中で最低の出来。 あれだけ鮮烈な映像を撮り続けてきた監督なのに本作の映像は凡庸だし、相変わらず人が簡単に死ぬわ、しかもジュリエット・ビノシュの体型が気持ち悪いときている。 料理に関する鼻につく蘊蓄を筆頭に、嫌味で妙にイラつく映画。 [インターネット(字幕)] 2点(2025-04-22 00:24:58) |
6. 僕の好きな女の子
ネタバレ とてつもなく切ない話だけど美しくもある話。 だけどある意味、残酷な話。 悪気はないけど男を翻弄する女は確かにいる。 そんな女を好きになってしまった男が愚かなのかもね。 脈があるかないかなんて、相手と接していくうちに分からないとね。 でもそれが分からないのは若さ、経験の少なさ故なんだよね。 そういう切ない経験を重ねて大人になっていくんだもんね。 最も印象的だったのは「彼は君のことが好きなんじゃないか?」と彼氏に言われ、何だか責められてる風になって彼女が池の端で泣き崩れ、それを主人公がボート上から遠目に見てるシーンかな。 [インターネット(邦画)] 8点(2025-04-18 23:14:54) |
7. 幌馬車(1923)
ネタバレ 1920年代の作品だから仕方ない部分もあるが、物語の展開が都合が良すぎる。 美男美女を結ばせるのは構わないが、婚約を破棄された男の気持ちはどうなるんだよ。 インディアンも相変わらず悪者扱いだし。 独善的な内容がいけすかない。 [DVD(字幕)] 2点(2025-04-12 13:46:02) |
8. 僕たちは変わらない朝を迎える
ネタバレ 音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB」というイベントにて、観客賞・男優賞・ミュージシャン賞を獲得した本作。 このイベント、最近個人的に注目しているだけに期待して鑑賞を始めた。 途中まで、 「なんでこの男は過去の女のことをダラダラとひきづっているんだ?もっとシャッキリすればいいのに!」 って思いながら見ていた。 けど、最終盤になってようやくこの映画の真髄が見えてきた。 これは、 「美しく彩られた彼女との日々を懐かしみ、そうした過去と人生を噛みしめる作品」 なのだと。 エンドロールに入り、そこに雨のパレードの「morning」が流れて、完全にノックアウトされた。 「MOOSIC LAB」でミュージシャン賞獲得も納得。 映画と音楽が素晴らしくマッチしていて、映画と音楽それぞれの魅力が何倍にも増幅されたようなエンドロールだった。 この終盤の破壊力、前半のどこか遠慮しがちな展開を見事転覆させるほど凄かった。 やはり素晴らしき音楽あってこその映画だし、その映画世界にハマる・呼応する音楽あってこその映画だと感じた次第。 [インターネット(邦画)] 8点(2025-01-04 18:27:25) |
9. 放課後ソーダ日和 -特別版-
ネタバレ 最後は何故だか涙が止まらなかった。 羊文学のエンディング曲『天気予報』を今後どこかで聴いたら、条件反射で涙が出てきそうでヤバい。 高校生3人のかけがえのない青春ももちろん良いし、父娘の話も良い。 そして物語の始めと終わりで穂志もえかが出てくるのも良い。 つまり、この映画の全てが気に入った。 各地のレトロな喫茶店、それぞれのお店の個性的なクリームソーダも見どころ。 主演の森田想の表情がいちいち良い、表情豊か、素敵。 おっちょこちょいで人懐っこいキャラクターも可愛い。 最後に音楽を担当した羊文学について。 元からファンなので、良く感じたのは当たり前なのだが、この映画とコラボしたら更に魅力的に聴こえた。 これぞ音楽と映画の融合、相乗効果というやつか。 この映画に、この音楽あり! [インターネット(邦画)] 10点(2024-11-17 10:55:14) |
10. 芳華-Youth-
ネタバレ 誰しもが輝いていた青春時代として、10代の頃を華々しく描いているんだけど、青春時代が輝いていなかった人も存在するし、そもそも若い頃だけが良かった的な描き方はいかがなものかと思う(わたしが何を言ってるか分からない方は玉袋筋太郎氏著『美しく枯れる。』をぜひ読んでみてください)。 演出も中国映画というよりはアメリカ映画寄りで、CGを乱用した戦場シーンは作り物感が強く臨場感がない。 再会のシーンこそ良かったものの、この映画に期待していた中国映画っぽさはあまり感じられなかった(わたしにとっての中国映画っぽさ=ジャ・ジャンクー作品みたいな映画!)。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-11 23:46:53) |
11. 疱瘡譚
ネタバレ よく分からない内容なので5点にしようかと思ったが、ナメクジ、いやカタツムリか、どちらでも大して変わらないが画面にドアップで這っているのが気持ち悪いのと、汚い歯磨きシーンの延々垂れ流しヨダレ垂れ流しにゲンナリしたので0点で。 あとアートだからか知らないが下半身丸出しも不快なので、それも合わせて文句なしの0点でよろしいかと。 [インターネット(邦画)] 0点(2024-10-19 13:45:33) |
12. 暴力についての瞑想
ネタバレ 前半はこれ何だろう、太極拳なのかな?それにしては動作が速すぎる。わたしが知っている太極拳はもっと動きが遅いが、太極拳にも種類があるかもしれないし、不明。 中盤は少林寺拳法のシャドーみたいヤツ。言ってみればシャドー少林寺拳法? 後半は再び太極拳っぽいヤツ。 ん? おかしいな、何も感想が出てこない。 むしろ出なくて当然というか。 [インターネット(字幕)] 1点(2024-09-24 19:40:59) |
13. 螢川
ネタバレ 螢がいっせいに出現する現象や螢川にまつわる言い伝え自体は、とても素敵だし好きなのだが、二枚目気取りのたっちゃんと、喋り方がむちゃくちゃ素人臭い英子のお陰で、時代遅れなしょぼい仕上がりになっている。 三國連太郎は言うまでもなく存在感抜群で、女と金にだらしない男を完璧に演じている。 さすが日本が誇る稀代の俳優だ。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-16 16:06:58) |
14. 帽子箱を持った少女
ネタバレ 帽子箱を持った少女と宝くじをめぐる珍道中。 少女は帽子を作って売って生計を立てているが、代金の代わりに宝くじを受け取り、そのくじが大当たりだったからさあ大変! 当たりくじをめぐって、それを取り返そうとするオッサンなどが入り混じってドタバタが起きるという展開。 サイレントのドタバタ喜劇ということで好みに合わなかった。 [映画館(字幕)] 3点(2024-09-01 15:42:50) |
15. 炎のランナー
ネタバレ イギリス映画が世界一嫌いだと確信させられた一本。 宗教くさい上に真面目が過ぎる。 話も良かろう方向へ真っ直ぐと進む。 絵に描いたような好青年たちが躍動する。 良いのはエンドロールと音楽だけで内容は完膚なきまでにつまらない。 [インターネット(字幕)] 0点(2024-07-06 23:21:32) |
16. 暴力行為
ネタバレ 戦争時に被害者であった元部下が、結局最後には生き残るという結末は、極めて良識的な終わらせ方と言ってよいであろう。 途中の追いつ追われつの展開や、ラストの三人三すくみのシーンなんか、緊迫感があってなかなか面白かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-03 09:07:23) |
17. ぼくらの亡命
ネタバレ 主演の男性は一年間髪を洗わず撮影にのぞんだらしい。 その相手をした女優さんはさすがのプロ根性。 よくこんな髪の臭い男の相手をしたものだ。 話は分かりやすいのに不思議と目が離せない。 変に話が複雑だったり分かりにくかったり伏線がどうのこうのとかないのに、これは凄いことだ。 やはり内田監督はただモノではなかった。 美人局が腹を刺されて苦しんでいる様を、ニヤニヤしながら眺める主人公、まさに怪演である。 それにしてもこの主人公は気持ちが悪い。 男の私からみてもこれだけ気持ちが悪いのだから、女性からしたらよほど気持ちが悪いだろうな。 この映画は主人公の気持ちの悪さが全て。 気持ちの悪い髪の臭そうな男を、ひたすら2時間鑑賞する映画! それに8点!つけていいのかな?! まあいいっか! [インターネット(邦画)] 8点(2024-06-13 06:48:27) |
18. ぼくのエリ 200歳の少女
ネタバレ 随所に散りばめられている怖いシーンが適度に刺激的。 少年とヴァンパイアの少女との究極の友情。 それは恋愛とかを超越した生き物同士の強い結合意識だ。 時にはおぞましい少女に対し、偏見を持たずにそのまま受け入れた少年。 おそらく心が綺麗なんだろうと思う。 非常にピュアな物語。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-06 23:10:09) |
19. ほつれる
ネタバレ リアルさという点においては近年の日本映画の中でも随一。 不倫と離婚という内容を描いているので、とにかく雰囲気が暗い。 しかもその内容を徹頭徹尾リアルに描くので、居心地というか気分が優れない。 まるで負の一大イベントを体験している感じ。 体験したくもない嫌な人生のイベントを、否応なく体験させてくれる稀有な映画。 エグいぐらいにリアルに。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-24 21:38:26)(良:1票) |
20. 抱擁のかけら
ネタバレ 長く感じたし、終盤の種明かしもまどろっこしい。 そしてストーリーが私にとってはとても分かりづらかった。 実業家のジジイがとても気色悪く、まさに適役だった。 あと出てくる女性たちが全体的に気持ちが悪いのばかり。 気色の悪いジジババの百花繚乱、お腹いっぱい。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-09-14 20:09:55) |