Menu
 > レビュワー
 > すねこすり さんの口コミ一覧
すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 432
性別
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/kirin6770
自己紹介 こちらでの書き込みは休止しております。
よろしければ、ブログへお立ち寄りを。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  幻の光 《ネタバレ》 
ふむ、、、これは「痛みの忘れ方」についての難しい問いを投げかけられたような感じがします。原作は未読(あんまり宮本輝は好きじゃない)。元夫が本当に死のうと思って自殺したのか、このままだったら死ねるかなー、程度で本当に死んじゃったのかは分かりませんが、前者と後者では私にとってはかなり受け止め方が変わってきてしまうので、ここが不明な本作の場合、評価はヒジョーに難しい。後者だとすれば、現夫の言う「そういうこともあるやろ・・・」というセリフはまったくもってその通りで、つまり、これは、大切な人を失った場合に遺された者がその痛みをどうやって忘れていけばよいのかという一つのあり方を見せてくれた作品ということになります。まあ、遺書を準備していたわけでもないので、後者だと解釈して点数を付けようかと思います。やっぱり私は、人は死ぬまで生きるべし、という考えの持ち主で、自殺者に対しては(状況によるけど)基本的に同情しにくいものがありますので。生きている人間は、悶え苦しみながらも現実を生きなきゃいけないわけで、そうすると、「忘却」というのはある種必然の作用です。震災後の今もそうだけれども、世間で一大事が起きると、大抵「あの悲劇を忘れるな」という論調が支配的になります。でも、市井に生きる庶民は、本当は忘れないとやってらんねぇという部分も多々あるんでは。こういう場合は、「忘れるな」ではなくて「学べ」というべきなんでしょうなあ、きっと。でも、学びようのない悲劇も一杯あって、本作はその最たるものの一つでしょうね・・・。ゆみ子は、幸い精神的に上質な男性と再婚しているので、うまく痛みを忘れていけるのではないかと感じさせる終わり方で、良かったのではないでしょうか。義父の柄本明が出色です。ゆみ子の息子を、初めて家に来たとき無言で膝に乗せるあのシーン、一番印象に残りました。
[DVD(邦画)] 6点(2012-04-01 00:18:55)
2.  マリアの恋人 《ネタバレ》 
うーん、これは、純愛ドラマといえるんでしょうが、戦争が非常に影を落としているという背景なのがミソですね。夢にまで見たマリアを抱く瞬間が現実となったとき、戦争での筆舌に尽くし難い体験と相まって、イバンは不能状態になってしまう・・・。私は男じゃないけれども、何となく分かる気がしてしまったゾ!(こーゆーばやい、男性ってのは女に理解されるよりもむしろ罵られた方が良いんでしょーか、なにあの役立たず!とかって、、、)思い入れが強過ぎて体と心がバラバラになっちゃうってこと、ありますよ、女でも。ましてや夢を見ていたその場所は血だらけのネズミが這い回る生死の境界線・・・、そりゃ不能になるのも無理からぬと思います。が、しかし、マリアの気持ちもよく分かるだけに、これはツライ映画です。まあ、細かい所で?な部分もあるけれど、なかなかグッと来る作品でした。ナタキンだから、余計にグッと来たってのもあるでしょうな。彼女、真っ赤なルージュは似合いませんね。何はともあれ、ラストは結ばれた二人。よかったよかった。
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-07 22:21:47)
3.  マイ・ビューティフル・ランドレット
ダニエル・デイ=ルイス、ゲイ役やってます。あー、しかし彼は美しいなぁ。こんな男、私が男でも惚れるかも。おまけに男気もあるなんて。扱っているテーマ自体は割とシリアスなんだけれども、雰囲気は軽いし、結構笑えるシーンも多々。まあ、でも、やっぱり彼はマジメだよね。この役も、一見パンク野郎だけど根はマジメ。多分、彼自身もマジメ。こんな彼があのイザベル・アジャーニと付き合ってたなんて嘘みたい~、と友人と話していたんだが、友人は「彼が押し倒されたに違いない」と持論を展開し、私は妙に納得してしまった・・・。事実はどうだか全く知りません、もちろん。でも、きっと、そうなんだろうな、と本作のラブシーンを見て思っちゃった。なぜだかわかんないけど。そして、多分、あっさり彼女は彼から去って行ったに違いない。もちろん、勝手な想像。本題からまったく外れたレビューになってしまってすみません。まあ、そんなことが頭を巡りながら見た次第でした。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-26 22:25:33)
4.  マイ・レフトフット
障害者モノに少々アレルギーがありまして、あまり積極的には見ないのですが、これは愛するダニエル・デイ=ルイス主演ということで、やっぱり欠かせないと見た次第です。うーん、まあ、こう言ってはなんなんですが、やっぱりダメです、このジャンルは。映画としては良い作品だと思います。彼が主演男優賞とったのも納得です。が、なんといいますか、敢えて言えば「24時間テレビ」とベースが同じ、と思えちゃうんですね。これは、私の根性がひねくれているだけなんです。実話なだけに、余計に。いや、これフィクションだったら成立しないと思いますし。障害者モノでそういうことをほとんど感じずに済んだ作品は、これまでのところ『ヴァージン・フライト』のみです。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-10 14:52:56)
5.  マイ・ネーム・イズ・ジョー
見終わった後、胸がジーンとなる。ああ、愛する人と平凡につつましく生きていけることの貴重さよ。「オレにはジョーという名前しかない」のセリフが突き刺さる。本当は、ジョーにはよき仲間がいるし、アル中から努力して足を洗ったのは未来を信じているからに他ならない。でも、その仲間のためにしたことで、また堕ちてゆく切なさ。セーラに理解されない辛さ。セーラもあそこまで激昂しなくても良いのに・・・、と観客としては思ってしまう。ラストショットに希望が見出せるのが救い。ホント、人生の大切なものを教えられる映画です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-07 16:36:17)(良:1票)
6.  真夏の夜の夢(1999)
う~ん、つまらないですね。これはもう、美しい女優陣(男優陣は凡庸なので)を鑑賞するファンタジックイメージ映像と割り切って見れば、それなりに楽しめるかも知れません。シェイクスピアはやはり劇作として優れているわけですから、おいそれと映画化するものではありません。
[DVD(字幕)] 3点(2009-10-05 11:13:39)
7.  マタンゴ
マタンゴ。このネーミングを思いついた人、センスあるなー。ま・た・ん・ご、って、何とも言えない響き。でもって映像の「マタンゴ」を見ると、それはもうまさにMATANGOの響きの持つイメージそのもので、「そうか、これぞマタンゴだ!」と納得させられるんだよなぁ。内容は、怖くはないけど不気味ではある。発想は面白いし。そもそも本作を見たのは、相方がある知人のことを「マタンゴに似てる」とふと漏らしたことが発端。見終わっての感想は・・・、ま、雰囲気がね・・・、ちょっとね・・・。そう思うことは不謹慎なのか、やっぱり。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-10 16:43:40)
8.  マイ・ドッグ・スキップ
犬&子ども。これだけで反則って感じなんだが、まあ、見ちゃうんだよね、犬好きとしては。そもそもポスターが反則だよね、これ。ポスター欲しさに、かなり探し回ってオリジナルのを(結構イイお値段だった)買っちまいましたよ。日焼けするのがもったいなくて、買ってから5年も経っているのにまだ梱包したまま・・・。で、久しぶりに再見いたしました。何度見てもクサイなぁ、と思うし、犬が演技しすぎだし、主人公の少年もちょっと好みじゃないのは変わらない。でも、ケビン・ベーコン&ダイアン・レインの両親は素敵だし、そうは言っても片玉でもやっぱりスキップは可愛いし、BSシネマ堂本舗で山本晋也監督も言っていたけれど、静かな反戦映画でもあるのよね。何となく無下にもできないんだよなぁ。イイ子過ぎるスキップが、どうしても食い足りなさを感じさせるわけで・・・。とにかく、やっぱりこの映画はポスターですよ、ポスター。これで作品価値2割増です!
[映画館(字幕)] 6点(2009-05-08 16:12:48)
9.  まぼろし 《ネタバレ》 
シャーロット・ランプリング、好きです。いや、大好きですね。『愛の嵐』も良いですが、歳を重ねた彼女もまた魅力的。これは、まさに、シャーロット・ランプリングの映画。あの憂いを帯びた表情、1箇所だけ声を上げて笑うシーンが印象的。本作は「愛する人を失ったことを受け入れるまでの過程」を描いたと解説されているようですが、彼女は最初から受け入れていたと思います。ただ、その事実に対し、現実のものとして悲しみを感じられるようになるには、ただ受け入れるだけではダメなんだよね。その痛みをまず「実感」できなくては。受け入れられないから夫のまぼろしを見てしまった、のではなく、あまりにリアルなまぼろしが見えてしまうために実感できなかった、のだと思います。まあ、まぼろしを見ること自体、彼女の心理のなせるわざ、と言えますが、どちらが先というより、それほどまでに彼女は夫を愛していた、ということなわけです。最愛の人を亡くすことの痛みは、時間が経つほどにボディブローのように効いてくる。最初は頭と心が連動していなかったのが、次第にきちんと機能して連動してきてしまう。そして言い寄ってくる男には「重み」を感じられない・・・、分かるなぁ。この「重み」を感じないことが、痛みの実感の第一歩なわけですよね。見ていて苦しくなりました。残された者は、答えのない問いをし続けます。「私は彼にとって何だったのか。彼と私の時間は何だったのか」と。その答えは見つからないけれども、砂浜で声を上げて泣くことで、彼女はやっと痛みを感じたのでしょう。ラストシーンは、あのまぼろしを追い越して走り去った、と私は解釈したいです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-06 15:55:22)
10.  卍(1964)
なんなんでしょうね、この映画。谷崎といえば「痴人の愛」しか読んだことはないのですが、まあ、谷崎だもんね、こんなの別になんてことないよね・・・、と思う半面、滑稽も度を過ぎると笑えない、というか。正直なところ、面白くないのです。一見、倒錯世界を描いてはいるんだけど、案外皆さん人としての感情レベルではマトモなんですよね~。嫉妬しちゃったりして。なので、どうも中途半端な感じで、冷めた目で見てしまいました。一昔前の宿便本で健康オタクオヤジのイメージしかなかった川津裕介が、この中では最もオカシナ人物である綿貫を演じていて、それが一番印象に残っています。
[DVD(邦画)] 4点(2009-03-10 15:51:50)
11.  マディソン郡の橋 《ネタバレ》 
イカツイ体のメリル・ストリープが可憐な花柄ワンピースを当てて鏡を見る姿や、土砂降りの中で髪がモズクの様に額に張り付いたイーストウッドの顔に、役者魂を感じるか、映像的なNG感を抱くか、はたまたロマンを感じるか・・・。まあ、私は、苦笑してしまったクチなんだが、それはこの作品では瑣末なこと。不倫も、中年の恋も、出会ってすぐに恋に落ちるのも、人生にはアリだと思う。しかし、私がこの作品の中で一番許しがたいのは、フランチェスカの「ロバートと一緒に行ったら、私たちは終わり」という思考回路だ。つまり、非現実の時間(=4日間)だからこそ、「素敵な恋の想い出」を喰ってどうにか現実の余生を生きて行けるんだわ、ということを、このオバハンは最初から悟っていたということである。こんな客観視しているオンナが、その4日間を「真実の愛」の様に語っていることが、噴飯モノなわけ。男女の「愛」って、本来そんなキレイなもんじゃないと思うし、そもそも命懸けで愛する気もないのに、何が「ホンモノ」だ! と言いたい。そういう意味では、ロバートの方が、後先考えずに「一緒に行こう」と言うだけ、まだマシだ。彼女の家庭を壊したという罪悪感と一生向き合うことを受け入れる覚悟を無意識のうちにしていただけ、彼の方がまだ「真剣」だったと見える。とは言え、もともと、この原作も私はあまり好きじゃなかったし、メリル・ストリープとイーストウッドで映像化されると聞いたときは、そのベタすぎるキャスティングに思わず笑ってしまったくらい。こういうフランチェスカのような、自分は安全圏にしっかり身をおきつつ非現実な甘い想い出に陶酔している人間が、私は一番嫌いなのである。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-11-13 13:43:41)(良:1票)
12.  マグダレンの祈り 《ネタバレ》 
なんともはや憤懣やるかたない映画。アイルランドの恥部と言われているらしいこの収容所の話、映像化するだけでも意味があったと思う。先日見た『4ヶ月、3週と2日』もそうだが、性的問題において、性交渉の結果妊娠する側の女性は、本当に不条理な扱いを受ける。オトコは放出して終わり。そして、一緒になって糾弾する側にまわる。お気楽で羨ましい限りだ。常々、妊娠する確率が男女50/50だったらどんなに世の中真っ当になってたろう・・・、と思う。この映画は決して前時代の話じゃない。映画ではカトリックの修道院が舞台だけど、性的な被害に遭う女性に「お前に落ち度があった」と責める構造はゼ~ンゼン変わっていないもの、日本でも。宗教という媒体があろうがなかろうが同じこと。たまたまカトリック修道院というコンバーターを通してそれがデフォルメされた形で表出しただけ。不謹慎かもしれないけれど、妊娠させた男やレイプした男たちを収容し、「避妊の仕方」とか「性欲の抑え方」を不条理なやり方で徹底的に教育する、というパロディー映画作ったらいいのに、などと思った。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-29 15:11:43)
13.  マレーナ
美しい風景、美しい音楽、そして何より、とびきり美しいマレーナ。男の欲望とか、女の嫉妬とか、一見、二極対立的に描かれているけれど、この映画は、この3つの「美しい」を堪能すれば十分な作品だと思いました。少年なんて、あんなものでしょう。それに、女の嫉妬が云々とはよく言われることだけど、オトコの(特に自分より能ある女に対する)嫉妬だって相当なモンですよ。ヘタすりゃ、女のそれより遥かに執拗で醜くしかも陰湿。女の嫉妬は、男の目を介したものであるという単純構造で分かりやすいだけ、まだマシかも。同性に嫉妬されるオンナは、慣れているからかわし方も心得たもんだろうしね。さすがに、集団リンチは行き過ぎだけど。この映画は、そんなことより、男女問わず人間の愚かしさ、醜さ、滑稽さを多少デフォルメ気味ではあるものの、キレイ事にせずに描いていて、見ていて面白い。・・・サントラ、買っちゃおう!
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-25 12:04:56)
14.  マスク(1994)
笑いあり、歌あり、ダンスあり、チョコッとロマンスあり、ついでにワンコ大活躍、ということで、内容的には大満足な一品。ジム・キャリーの顔芸は感動モノで、キャメロン・ディアスがとっても可愛い。マイロがハイジャンプを何度も試みるシーンはサイコー。何より、音楽&ダンスは素晴らしく、下手なミュージカルよりよほど楽しめる。何度見ても飽きないです。サントラも買っちまいました。ちょっと心が疲れた時なんかにボケーッと見るには最適の痛快コメディ映画。
[映画館(字幕)] 9点(2007-09-04 10:57:27)
15.  まぼろしの市街戦
市街地を走るクマ、一羽だけ撃たれる伝書鳩etc・・・、さりげない動物の使い方がイイ。40年前の映画なのに、すごく斬新。現代でもホント、どっちが狂気なんだか・・・。ラストは激しく共感。美術・音楽も素敵。何度見ても素晴らしい映画。
[DVD(字幕)] 9点(2007-07-27 10:33:47)
030.69%
181.85%
271.62%
3276.25%
45111.81%
56515.05%
68519.68%
78820.37%
86815.74%
9266.02%
1040.93%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS