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さかQさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 559

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1.  マタンゴ
言わずと知れた?!カルト迷作SF。一癖も二癖もある人間達が乗った船が嵐で遭難し、流された島は怪しい雰囲気とどう見てもスケールの小ささが否ない。食料難や生活難に次第と怪しくなる人間関係。そして怪しい生物が...無人島でのサバイバル感&マタンゴという見るだけでかぶれそうな毒々キノコの脅威という二大パニック要素を用いてもどこか拍子抜け。しかしながら物語の清涼剤は以外にもアバズレ女優役の水野久美嬢。フツーどちらかと言えばアバズレ役の水野久美よりもアイドル的存在の女優さん(名前忘れました)が脚光を浴びるはずが、この水野嬢のお陰で大根のツマ並みの添え物に。しかしながらその時の感情を露に叫ぶわ、歌うわ、踊るわで水野嬢のスタンドプレイにただただウットリ。メンズもインテリイケメン、クールな青年実業家、黒光りマッチョ猟師、マスコット的作家と個性派揃い。マタンゴメイクはさすがに生生しくて、実際目の当たりにするといやだなぁ…この作品の良い所はマタンゴの恐怖というより登場人物達が極限状態の中で次第に本性を剥き出しにしていく所でしょうか。それにしても水野久美が歌う「♪い~しだたみのぉ~、水~たまり~...」は何のこっちゃ、意味不明。
5点(2003-03-28 06:49:54)
2.  マトリックス
面白い。とにかく飽きさせないスピーディーな展開の割にはしっかりとキャラクタ設定やストーリーを立てている。そして目を見張る超人的な(てゆうか世界が違うから当然か?)アクションの数々。「そうそう、こーゆー事が出来たらいいんだよね」と思わせるイマジネーションの嵐に感服しました。しかし主人公が「この世界はホントの世界じゃない」と今の現実に不服を感じ、しかもそれが「作られた世界」で本人は別の世界の救世主というあまりにも個人的都合主義の現実逃避に走りすぎではないかと思い見終わった後空しさを感じました。確かにスパイ映画のようにワクワクする展開ではありますが、現実否定(ホントに現実がどれかは判りませんがね)は悲しいです。3部作構成が決まってたならいきなり救世主よりは下っ端(下積み)から初めて3作目で救世主になるという展開でも良かったのでは....ま、ウダウダ言ってる割には、この点数なんですがね。
8点(2003-02-12 02:15:43)
3.  マリー・アントワネットの首飾り
なんか全体的にはしょり過ぎ?物語を判りやすく大まかなポイントだけ押さえたって感じでしょうか。ヒラリー・スワンクは「ビバリー・ヒルズ青春白書」以来すごい好きな女優さんんですが、彼女はやっぱり上手いですよ。ただどう考えてもこのジャンヌって人、計算高い悪女のはずなのに観客にこびてる人物描写な気がします。彼女のルックス上もっと悪役に徹した方がこの物語としては絶対厚みが出ると思いました。オープニングの奇妙なテーマソングで少し「はっ」としたんですがね・・・でもこの作品に限りませんがフランスの話を外国の人がやるっておかしな話ですよね。日本の時代劇をアメリカの俳優がやると100%違和感万点ですからね。
5点(2003-02-11 04:38:31)
4.  MONDAY
ちょっとしつこい感じはしましたが最終的にどこまでが本当なのかわからせない展開が面白かったです。笑いと恐怖のバランスがよく不条理な世界観ながらもそこに観客を引き込んでしまう魅力はさすがです。ラストで悪夢を見させておいて最終的なエンディングは観客の心の中に委ねているのも上手いです。泣きながら遺書を書くうちに酔っ払っていくくだりはお約束ですね。ホント先読みの出来ない展開ですが、ストーリーとしてしっかりとまとまっていました。
7点(2002-12-28 05:52:05)
5.  真夜中のカーボーイ
オープニングでは金持ちの婦人のヒモになるというトンでもない夢を抱えてニューヨークに旅立つという軽い感じで始まり、そこからニューヨクまでのバスで主人公の過去のトラウマが少しずつ明らかになっていく。ニューヨークという都会の中で結局田舎にいた頃と何ら変わっていない自分。食いぶちに困り店頭の”皿洗い募集”のポスターを見るとそこには今の自分の姿が映っている。こういう現実的なシーンに打ちのめされました。しかも主人公はどうやら田舎で自分の彼女悪い仲間にレイプされて関係を続けられなかったり、育ての親に捨てられ堕落した祖母におもちゃの様に育てられいたりしているんですよね。そういった過去を振り切る意味で都会に出てきて人生をやり直そうとしている。そこで現実という壁にぶち当たる。何とも辛い物語です。サギ師の友人も公衆電話の釣り銭をあさったり、かっぱらいをしたりして生活しているどうしようもない人間。しかしいつしか二人には連帯感が生まれ共にフロリダへの夢を目指し生活していく。フロリダへ行ったら全てが変わるとありもしない事に夢を膨らませる。”夢”という虚構を見つづけ、”現実”を見られない若者達の空しさがひしひしと伝わってきました。ラストでカウボーイ姿を捨てる事になった自分の惨めさ、そして衰えいく体を酷使し夢を見たまま死していく悲しさ。しかしホントに悲しいのはやっぱり友を失い、これから一人で現実に立ち向かわなければいけない主人公でしょう。
7点(2002-12-09 01:46:18)
6.  まぼろし
夫への愛情があまりに強すぎた為、彼女は夫の失踪(死)を受け入れることが出来ず、あたかも実在するかのように彼のまぼろしを見るようになる。マリーが新しい恋人に対して「あなたは軽すぎるの!」このセリフの重みが如何に大切であるか。失踪した夫が巨漢であったことから当然物理的な重さもそうですが、あまりに彼女が夫の存在を消し去ることができない心理的重さが彼女にのしかかる。心理的なグロテスクを表現するフランソワ・オゾンの力量がここでも十分かいま見えます。夫の外見的な力強さとは裏腹に内面的なもろさ。妻の夫への執着と解脱。日常的な風景で様々な比喩を盛り込み、残酷なセリフにぶちのめされ、そして全てをも包み込む海の美しさに感動する。ラストでやっと夫の死を受け入れ始め泣き崩れる妻に再度夫の幻覚が見え、彼女はそこに向かって嬉しそうに疾走していく。一見、再度幻覚を見るという救いの無いエンディングですが、観ている側はその砂浜のシーンを次第に彼女が新たに生まれ変わったかのように昇華して見える。実に感動的で不思議なシーン。ホント、フランソワ・オゾンってすごい監督です。当然シャーロット・ランプリングの美しい狂気は彼女無くしては成り立たないでしょう。狂気とは書いてますが彼女が演じるとそれが恐ろしい狂気というモノではなく、幸せですら見えます。先程述べたラストシーンは良く見ると夫として写っていた男の影を追い越しているように見えました。(遠近感的に...)実は彼女はその男の向こうに夫の姿(画面上は写っていない)を見たのかも知れませんね。深読みしすぎ??
7点(2002-11-17 22:03:40)(良:2票)
7.  マジック・ボーイ
幼少のとき初めて感動し涙した作品がこの映画だった事もあって思い入れのある作品です。最近DVD化されたとあって見たんですが、今でもその印象は変わらず、全編漂う切ない雰囲気にそれを盛り上げる名曲の数々、グリフィン・オニールの堂々とした演技、幻想的なシーン等サイコーです。ライアン・オニールの息子にしてテイタム・オニールの弟とあってやはりこの家系の演技はパーフェクトでしょう。父親の影を追いマジシャンとしてのプライドに充ちながらも孤独な少年。その表情全てが見ている側にも伝わります。水中での脱出シーンはこっちが息苦しくなるほど気合が入ってます。又牢屋から脱出をする際には超えなければならない父親の影に直面。まるで今は亡き父親が「俺の屍を超えていけ」と言っているかのよう。このシーンは感動です。常にストーリーに必要な伏線を提示しておりこの作品の丁寧さに好感を得ます。ただ尻切れトンボなラストや(ラウル・ジュリアに追われるシーンは要らない気が...)、強引に市長の疑惑を明らかにするシーン等強引さは隠せませんがそれを差し置いてもこの点数で満足です。ラストでは靴から花束がボワッ出ると言うお茶目なマジックにもこの監督のやさしさが滲み出てました。この作品を見るたびに初めて映画で感動した気持ちを思い出して感傷的になってしまうので公正な判断とは言えませんが決して駄作ではないことは確かです。
10点(2002-08-18 20:59:31)
8.  マスク(1994)
正直CGバリバリの映画って苦手です。「ふうん、ハンピーエンドでよかったね」って位にしか感じられませんでした。意外とトムとジェリーみたいなベタなノリ(体がペッチャンコになったり、ポケットからとてつもないものが出てきたり...)がこの作品の良さだったりする。ジム・キャリーってネプチューンの原田泰三に似てますよ、絶対!!
5点(2002-07-02 07:48:34)
9.  マルコヴィッチの穴
コメディ一色かと思いきや、ストーリーはどことなく空しくて悲しかったです。これはいわば「母体回帰」ってやつですかね。ラストシーンのプールのシーンではそれが伝わりました。独特の世界観にアクの強いキャクター、そして何よりもジョン・マルコビッチ自身のパロディがおかしかったです。人にはそれぞれ変身願望があり、それが現実のもの(但しマルコビッチ限定。)となったとき新しい自分を発見できる。偏った考えではありますが、これは映画ならではの傍観者的現実を上手く生かした作品だと思いました。それにしても様々な人々に脳をのっとられるマルコは最後の最後までかわいそうでしたね。私だけかも知れませんが、やっと自分の脳を取り戻したマルコが「自由だ!」とトイレで叫ぶシーンにはググッときました。???もしかして私の脳も誰かに....
7点(2002-06-06 00:36:54)
10.  マルホランド・ドライブ
リンチマジックにしてやられたという感じです!自分なりに解釈してほっとしたと思いきや果たして本当に正しいのか、何かを見落としているような感覚に襲われ不安にさせてくれます。主演二人の対照的な人物像がこの作品を物語っています。ブロンドとブルネット、清純美と官能美、光と影、そして幻想と現実。ストーリーの解釈としてはあの青い箱を開く前と後が幻想と現実の境目なんですが、コインの表裏の様にどちらも現実で別の次元で存在している話だとも取れます。そういろいろと語りたくなる映画ですが、前半の展開にとってつけたような伏線も実は現実から目をそらせるためのリンチマジックにはまっている気がします。この監督の好きな所はカットに余韻を残すところです。そしてユーモアと恐怖を混合させるところです。不条理なシーンで笑わせ油断をさせておいて一気に恐怖に陥れるところですね。ツインピーカーには微妙にリンクした作風(赤いカーテンの小人とかウェイトレスの名前が”ダイアン”だったり...)があって嬉しい限りです。感じた方がいらっしゃるかは解りませんが、クラブ・シレンシオでのシーンではスクリーンを隔てて観ているこっちの世界が繋がっているような感覚を覚えました。こういうシーンが作れるだけでもこの監督の力量はスゴイ!!相変わらず凝ったセット(家具とか)の数々はオシャレですよね。
8点(2002-03-26 04:59:24)
11.  マウス・オブ・マッドネス
不気味なトンネル、怪しい行動をする町の住人(ゾンビ?)、極限状態に追い込まれた作家のたどる道は一体....ラストあたりでヘーんなセットが出てきてガッカリしました。スティーブンキングってやっぱり薄っぺらいというか、こう言う展開にしないと気が済まないんでしょうか?
4点(2002-02-10 20:56:27)
12.  マレーナ
エンニオ・モリコーネの楽曲を流しそびれた感じがして少し残念です。夫に先立たれたマレーナのあまりのセリフの少なさには、感情移入しづらかったですが、その分少年の視点からの淡い恋心(性欲)を捕らえていたと思いました。ラストでマレーナに対する村の人たちの対応が一気に好意へと変わったのは疑問でしたが、少年の「マレーナさん、お幸せに...」の一言には主人公の少年時代への決別とこれから生きていく力強さを感じました。
7点(2001-12-24 15:22:46)
13.  魔界転生(1981)
ジュリー最高!!当時ジュリーの天草ファッション&カラーコンタクトはインパクト大でした。イヤー設定はむちゃくちゃなんですが、キャストがいいよ。オドロオドロし~い映像に派手な演出、親と見るとちと恥ずかしい適度なエッチシーン(佳那晁子恐るべしっ)、ややこしい時代考証もないので時代劇というには程遠いんですが、そこそこ楽しめます。真田広之のヒロイックな演技は感情移入したくなります。
7点(2001-11-28 21:29:05)
14.  マーズ・アタック!
あははは(~o~)笑える...エイリアンモノとか、人類愛大好きさんが観るときっと怒ってしまうでしょう。シャレの通用する人とか昔のSF作品が好きな人にはお勧めです。ま、ナタリー・ポートマン目当てで観たので彼女が好きならなおオススメなり。未知との遭遇ばりに登場した宇宙人に友好を求めようとして大虐殺されるシーンは大爆笑でした。拙者の隣で見てた人は心底不愉快だったらしく、自分の笑いの度に失笑&ため息でした。宇宙人の撃退方法がおばあちゃんの好きなレコードだったなんてもう、心憎いッス!ほんと、シャレがわかる監督ですよねぇ~。ジャック・ニコルソンの二役にもこれまた爆笑。
7点(2001-11-28 21:19:38)
15.  マグノリア
ラストのカエルオチには面くらいましたが(チョット苦しいかなぁ。)色んな人間のエピソードが盛り込まれていながら少しずつからませていく微妙なストーリー展開は面白く飽きずに見られました。それぞれのエピソードが独自性があり、印象的なカットも多数挿入されていました。(レストランでテーブル越しにキスするシーンや、クイズ少年が救いを求めるシーン等)要所要所で挿入されるBGMがいい雰囲気でした。
7点(2001-10-24 02:01:48)
010.18%
140.72%
2152.68%
3274.83%
46611.81%
59216.46%
610719.14%
712021.47%
87613.60%
9417.33%
10101.79%

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