1. ミラーズ・クロッシング
深みのある人間ドラマとスタイリッシュな映像美で、完成度の高さが話題となったハードボイルド・ギャング映画。登場人物のキャラクターとその人間関係(さまざまな人種が絡む)のユニークな描写が独自の光彩を放つ。彼らは殺人を犯すという事に、いささかの倫理観をも持ち合わせていないし、誰が善で誰が悪かという単純な図式は、ここにはない。冒頭の森の中で帽子が転がっていくシーン、J・タトゥローがG・バーンにその森の中で必死に命乞いするシーン、そしてA・フィーニー扮するギャングのボスが、自宅の部屋で襲撃されるシーン等がこの作品の象徴と言えるだろう。 8点(2001-02-17 23:27:06) |
2. ミザリー
有名な原作こそ知りませんが、映画はかなり良く出来ていて面白く観ました。批評家には意外なほど評価されなかったように記憶しています。キャシー・ベイツを初めて観た作品でもありますが、アカデミー賞の名演というよりまさに怪演そのもので、強烈なインパクトを感じたものです。 8点(2001-02-04 18:48:06) |
3. ミュージック・オブ・ハート
つくづくM・ストリープって作品をじっくり選ぶ人なんだなって感じました。とくに勝負作ともなるとよけいにそういう思いにかられます。全ての作品に言えることだけど、決して演技を感じさせないところがこの人の本当に凄いところ!とくに本作のような毅然とした中、女の弱さや優しさをもにじませられる姿は絶品です。作品としては、感動的なシーンにもいささかも押しつけがましさがない点など好感がもてました。 9点(2000-10-15 13:38:43) |
4. ミッション:インポッシブル
TVで「スパイ大作戦」をリアルタイムで観ていた者にとって、ハントの上司や同朋の扱い方に疑問を感じざるを得ない。“おいおい、それはないだろ~”って感じ。こ~ゆ~設定は、むしろパート3やパート4あたりでやるのがルールだと思うんだけどなぁ~。でもスリリングなシーンもあって結構楽しめましたけどネ。 7点(2000-09-14 11:41:02) |