1. 未来世紀ブラジル
ギリアム監督の最もギリアムワールドが出ている映画でしょうか。ファンタジックでありながら現代社会を風刺したブラックユーモア満載でとても好きな映画。 10点(2003-09-12 15:52:45) |
2. ミニミニ大作戦(1969)
オープニングはミウラですよ、ミウラ。スーパーカーですよ、スーパーカー。でもってアルファにアストンマーティンにジャガー、エンスー派には堪りませんな。パトカーだってアルファだし何気にバック走ってる車もカッコいいんだ、参ったね。全篇に渡り、英国VSイタリヤが流れており、だからこそフィアットの金塊を盗み、イタリヤの狭い道と渋滞の中を疾走するためにミニでなければならない必然性がある。ラストのオチはチャップリンでありながらサッカーの試合の勝敗同様、神のみぞ知るといった感じで冴えている。 9点(2004-04-30 23:29:49)(良:1票) |
3. ミラーズ・クロッシング
森の中を下から写し、風に飛ばされる帽子、レオが殺し屋から逃れるシーン、ラストにトムがアパートに入るシーン等など好きなシーン満載。先が読めないスリリングな展開に思わず引き込まれてしまう。 9点(2004-01-04 19:48:07) |
4. 壬生義士伝
たそがれでまるで乗れなかった私ですが壬生にはかなり嵌ってしまった。たそがれ的サラリーマンを辞め、脱藩義士的生き方を選んだ私がはまるのは当然かな。脱藩し守銭奴と罵られようが何より家族を大切にし、その中に義に生きる侍としての誇りを通した生き方に深く心を動かされました。私自身が目指す生き方としてかなり共感した。爆泣! 9点(2003-07-09 00:17:41) |
5. ミリオンダラー・ベイビー
光と影のコントラストが、3人の人生の光と影を浮かび上がらせる。過去の人生の影の部分を必要以上に語らない事が、リングでライトを浴びたいというボクシングに関わるそれぞれの思いを強く感じさせる。そんな中で夢も希望も持たず生活保護を受け社会の底辺で生きてきた母の語る、汚い事をしても負け負けという言葉がリアルな現実の世界に引き戻す。そんな母をよそに、お互いの過去の影を埋めるように擬似親娘のような関係を続けてきた彼らが、ラストは親子や神との関係を超えた関係となる事で幕を閉じる。 [映画館(字幕)] 8点(2005-07-05 00:11:59) |
6. 未来は今
全ては円である。輪廻転生、陰陽五行、因果応報なんじゃそりゃ。でもなんか好き、ティムロビンスのバカ顔がかわいくって良い 8点(2003-11-16 18:48:02) |
7. ミンボーの女
元々は監督がヤクザに襲われた事を発端に作られた映画、襲われて尚、真正面から戦う姿勢を映画に込めるとともに、世間に悪に対して合法的に戦う手段と勇気を教えてくれた映画。 8点(2003-09-15 00:54:18) |
8. 未知との遭遇
宇宙人とのコミュニケーションを音と光で現すという、発想や表現力すばらしいです。この当時のスピルバーグは天才でした。 8点(2003-08-24 20:48:04) |
9. ミザリー
当時ストーカー的な映画はなかった気がするんで非常に怖かった。思い出すだけで足に痛みがしますよ。 8点(2003-07-22 10:57:09) |
10. ミュンヘン
《ネタバレ》 先日、若松孝二監督の「時効なし」を読みミュンヘンを見たくなったのですが、てっきりミュンヘン事件を描いたものだと思って見に行ったら違ってました。70年代っぽいフィルムのトーンの中で見せられるものは、陰謀に次ぐ陰謀で一体何が真実なのかがまるで見えない世界、何をもって正義と呼ぶべきかすら分からない混沌とした世界。復讐の連鎖の先には何もなく、憎しみしか生み出さない。そんな簡単な事は誰しも解っているが、神の存在が、民族として、国として、何より自らのロイヤリティやアイデンティティが業として彼らは闘わざるを得ない。岡本公三や重信房子がパレスチナの英雄であり、辛光洙が北朝鮮において英雄であるように、彼もまたイスラエルで英雄としてあり、どんな英雄であろうと殺らなければ殺られるという恐怖、家族の存在が彼を人間でに引き戻す、天涯孤独の殺人マシーンでなく人間であるところがスピルバーグのやさしさなのかな。ラストは時代からすると当然、あのビルがある存在している画な訳ですが、敢えて今のマンハッタンの画でも良かったのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-06 20:42:43) |
11. 見知らぬ乗客
ツッコミどころは結構あるんですが、テンポの良さやストーリーの面白さで引き込まれます。偏執的な殺人犯のアクの強さが魅力的でもあり、往生際の悪さに感心、やはり犯人たる者これくらいの根性見せてくれないと納得できません。あんなメリーゴーランドに乗ったら間違いなく吐いちゃいますね、気持ちワルッ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-08 10:51:10) |
12. 民族の祭典
プロパガンダ云々というけれど、ヒトラーとドイツ国旗としての鉤十字に畏怖を感じるも戦後教育や米国のプロパガンダのおかげか? 記録映画としては一級品であることに違いはない。日本人的にはオリンピックの華であるマラソン、孫基禎、日の丸、君が代、この映画に「民族の祭典」とは上手く付けたものだと関心。日韓併合が国際法上合法であり日本国籍のマラソンランナーが金メダルを取った事実は消える事が無く、孫基禎が一流のアスリートであった事に変わりはない。 7点(2005-02-02 22:36:05) |
13. ミスティック・リバー
オープニングとエンディングのピアノの音色がいいです。事件以来3人は棘を残しながら、時が止まったままの者、法の正義を信じる者、力こそ全てと信じる者へと別れて行く。3人の妻達の存在が、25年間のそれぞれの生き方を語っている。抜けていない棘は、25年間心の中に膿を溜めこみ、それぞれのヤリ方で噴出する。これは偶然起こった出来事ではなく、起こるべくして起こった事件なのだろう。本編とは全く関係無いがジミーの考え方、生き方=米国なんでしょうか。 7点(2004-01-13 22:30:10)(良:3票) |
14. 水のないプール
レイプ魔とレイプされる女性の奇妙な関係。思春期にこの手の映画は毒であり、薬でもあった。妙に印象に残る映画。 7点(2003-11-21 13:18:22) |
15. ミラクルバナナ
タヒチのつもりがハイチへ、チョッとした勘違いから西半球一貧しい国へ行く事になった主人公、でも彼女めげる訳でもなくメチャメチャ前向きです。子供たちの明るい笑顔に励まされ、バナナから紙作りを目指します。政情不安や材料、技術と問題山積ですが常にポジティブな彼女にチョッピリ励まされます。アドゴニーもちゃんとお芝居してます。美濃和紙職人の親戚から勧められていたため気にしていた映画で、優等生な映画ですが子供たちには見て欲しい映画かな。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-13 13:38:20) |
16. 未来少年コナン
私達の世代でコナンって言えばコレですよコレ。まあTV毎週欠かさず見てた者にとってはダイジェストに感じてしまうが、当時のアニメ映画ってそんなのばっかりだったよ。 6点(2003-09-12 15:39:46) |
17. ミュージック・フロム・アナザー・ルーム
ジュードばかり褒められてますが、私的にはグレチェンモルが好きですねえ、いつもしっかり者の女の子なんだけど。盲目のお姉ちゃんと恋人の関係がとてもいいです。 6点(2003-08-24 20:58:58)(良:1票) |
18. ミッション:インポッシブル
スパイ映画としてはMI2より面白い。雰囲気がちゃんとありバカアクションも少なくとも十分楽しめる。 6点(2003-08-17 09:36:20) |
19. みんなのいえ
三谷幸喜は反則です。田中邦衛の大工姿に観客の大多数はおそらく黒板五郎をダブらせ勝手に父親像を作り上げる。ただこの映画、実際家を建てながらシーンを撮っていったという事で、自己満足な伝わらない苦労が笑える。 6点(2003-05-28 19:53:06) |
20. ミシェル・ヴァイヨン
かなりムチャクチャなストーリーではあるけれど、レース物の映画としてはギリギリ有りというところか。でも私的には勝利のためには人を殺しても良いという部分が露骨すぎて、ゲンナリしてしまう。もっとギリギリの駆け引きをした上で最終手段としての接触、クラッシュなら良いのだが、まあ観客は派手なクラッシュシーンを望んでいるからしょうがないか。 5点(2005-01-23 16:43:06) |