1. めぐりあう時間たち
相当敷居の高い映画である。女優陣の演技目当てに観たのだが、いかんせん予備知識が無さすぎた。1回目は完全に門前払い状態。ネットでせっせとヴァージニア・ウルフと『ダロウェイ夫人』を調べてやっと納得。死について詩的かつ観念的に語られており、監督の思いに到底理解が及ばない。随所に青色が死を具象化するワンポイントとして散りばめられ、色の心理的効果も計算高く利用されている。誰もあのケーキを美味しそうとは思わないだろうし、リチャードが身に纏っている衣装も象徴的だ。余談だが、自分の元妻が鬱状態だったことがあるので余計に心が痛んだ。彼女のために良かれと思ってすることなすことが、かえって妻を追い込んでしまうという悪循環に私も陥った。結局、別れることでしか解決できず、彼女を救えなかった自分の無力さが夫のレナードに重なり、涙がこぼれそうだった。 7点(2004-11-13 13:37:59) |
2. メジャーリーグ2
1と全くと言っていいほど同じである。蛇足感がつきまとい、余りに内容がない。ダラダラと終盤のお約束まで付き合わされた感じ。よ~く考えると、石橋演じたタナカも立派なメジャーリーガーだから、日本でもかなり活躍した選手ということ? 3点(2004-03-09 01:29:13) |
3. メジャーリーグ
チームメイトのキャラはいささかコミック的すぎるけれど、みんな魅力的で活き活きと映る。陳腐な感動と分かっていても雰囲気に呑まれてついつい応援してしまう。何度観てもシビレる。好きだなぁ、この映画。でも、2と3はいらなかった。 8点(2004-02-28 21:27:24) |
4. めぐり逢えたら
確かにロマンチックな映画ではあるけど、メグ・ライアンなしでは成立し得ないので、作品として弱さを感じる。映画の中で揶揄されているようなモテない中年女性には夢すら持てない内容。メグの容姿があってこその運命の出会いでしょ。ラストの、結局すれ違いかと思わせといて…の演出は心憎いばかり。あ~あ、自分にも運命の出会いってないかなぁ。ないよなぁ。 5点(2004-02-08 00:48:31) |
5. メリーに首ったけ
快作ラブコメディ。メリーを取り巻くキャラがみんな微笑ましく、憎めないのが嬉しい。テッドは学校一の美女にアタックするなんて、すごい勇気だ。自分も高校時代に、学校のマドンナ的存在のコが好きだったけど、結局3年間告白できず片思いのままだった。そんな境遇もあってか、好きだったコが忘れられないというテッドの心情は、痛いほど理解できる。恋の成り行きも、ついつい応援してしまった。 8点(2004-01-01 01:33:33) |