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1.  モンスター(2003)
当初は確かに被害者的な立場だったアイリーンも、単なる金が目的の行きずりの強盗殺人犯に変貌していく。そしてその金も、その日暮らしの生活にと言うよりは、むしろセルビーとの関係を繋ぎ止めておく為であるかのようだ。何とも虚しい二人の関係だが、愛に飢えていた彼女にはセルビーが最後の砦だったのだろう。が、そのアイリーンへの曖昧な愛は、ラストの証言台でのセルビーの姿に象徴される。セルビーの描写の希薄さは、そのままアイリーンへの気持ちの希薄さそのものではないだろうか。そもそも、アイリーンの幼い頃に両親が離婚した事。虐待されて男に憎しみをもっている事。娼婦として体を売って一人で生きてきた事。これらの事はよくある話で、さほど珍しくも無い。ただ、彼女が自暴自棄になって男を殺し続ける事とは本来何の関連性もなく、その生きざまにも必然性が感じられない。映画は決して彼女を美化していないし、ほとんど事実に即して描いているのだろうけど、ありのまま描き過ぎて彼女の行動そのものが即物的な印象を受ける。そして愛を知らずに苦悩し彷徨する人間というよりも、男に憎しみと恨みを抱いているという大義名分を振りかざしている人間にしか見えてこない。だから、一度上手くいった事に味を占め次々に罪を犯す彼女にもはや感情移入などできなくなってしまうのである。それにしても、こういった車での道すがら娼婦を買うという行為は、いかにもアメリカ社会ならではの特徴とも言え、そういう意味でも本作は、この国の病巣と人間関係の不毛さをえぐり出した作品だと言える。
8点(2004-10-19 17:40:20)(良:2票)
2.  モスラ(1961)
地図にも載っていない南海の孤島(=インファント島)の象徴である双子の小美人と、島の守護神である巨大な蛾(=モスラ)の特撮冒険物語。言わずと知れた円谷作品の中でも、ファンタジックな怪獣としては唯一無二のキャラクターで、作品としては「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」と並んで傑作の誉れ高い映画だったと言える。島での秘境・冒険モノのスタイルの前半から舞台が一気に東京へと移る構成となっているが、いかにも映画的な興趣満載で、調査隊の島での様々なエピソード(小美人を捕らえて一儲けしようとする一派との対立など)が、フランキー堺を中心にコミカルに描かれていくテンポの良さ。島民の祈りの中、巨大な卵に亀裂が生じモスラが誕生する瞬間の盛上げ方の上手さ。海を渡る幼虫モスラに攻撃を加える自衛隊機といった、パースペクティブな画面構成の美しさ。決壊したダムでのスリリングな救出エピソード。そして集中攻撃を浴びながらも、地を這って目的地へと進む幼虫のユニークな動きの面白さ。一方そんな中、ステージでは小美人を乗せた馬車が空中から舞台に降りて、中から出てきた二人(=ザ・ピーナッツ)が歌い始める、お馴染み“♪モスラの歌”。その音響効果の素晴らしさ。このシーン、一種のミュージカルと言ってもいいほどで、否応でも胸高まる名場面となっている。さらに、真っ二つに折れた東京タワーに成虫となる為の繭を作るアイデアが素晴らしく、夜間から一気に朝へと画面が切り替わる、その遠景に捉えたタワーと繭とのファンタジックな美しさ。やがて大勢の見守る中、四方からの熱戦砲の攻撃を受けるシーンになるや、そのボルテージは最高潮に達する。(直前、フランキー堺が光線避けのサングラスを慌ててかけるというシーンも挿入されるが、このあたり、本多猪四郎監督演出は実に木目が細かい。)成虫したモスラの極彩色の羽根の衝撃波で舞い上がる車などは、いかにもミニチュア丸出しで、この当時の円谷特撮のひとつの壁だったに違いはないが、むしろそれが円谷作品の味だとも言え、ここはご愛嬌と捉えるべき。優れたオリジナルの脚本に生命を吹き込み、(お得意のミニチュア・セットの緻密さはさらに進化している!)ダイナミックでスケール感溢れ、超大作の風格すら漂わせた本作は、特撮怪獣映画のお手本であり、円谷をして“特撮の神様”と言わしめた記念碑的な作品だったと言える。
10点(2003-10-18 00:22:18)(良:3票)
3.  MON-ZEN[もんぜん]
用意周到であるべきはずの旅が、飛行機とホテルの予約以外は意外に・・・いやまったくの行き当たりばったり。本場(日本)にまで行きたいと禅にハマっている割に、カタ言の日本語すら知らず、ガイドブックも利用しているやらいないやら。あたかもドイツ人気質を垣間見るようだが、本作はそんなドイツ人兄弟のおかしなおかしな日本珍道中記。そのまま、田舎から出てきた日本のオノボリさんの話に変更しても、なんら違和感がない。決して大袈裟ではなく、いかにもありそうなエピソードをコミカルさで程よくブレンドされ、一種ドキュメント風に綴られていく。彼らの遊び呆けたマヌケぶりは、そのうち愛らしくなってくるから不思議だが、それは二人の豊かな表情と演技を超えた演技からくるものだろう。それにしても所期の目的を達した彼らだが、果たしてこの“禅ゴッコ”で“悟り”が開けたのだろうか。そして本国へ無事に帰れたのだろうか。その後の展開が気になってしようがない。
8点(2002-12-29 01:30:25)
4.  モンスーン・ウェディング
冠婚葬祭にまつわる様々な人間模様といったテーマは、古今東西を問わず普遍であることを、この作品で改めて知らしめてくれる。ありきたりと言えばそれまでだが、ここに登場する人々それぞれに当然ながら、悩みや問題をかかえている。しかし彼らの決して後ろ向きでない生き方に、やはり共感せずにはいられない。上流階級のこれ以上ないと思えるほどの、煌びやかで華々しい結婚式の陰で、ぎこちない愛の表現ながらやっと見つけた幸せを、ひっそりと二人だけで永遠の愛を誓うシーンには、胸が熱くなる。国民性とはいえ、すべてをのみ込むように踊り狂う大団円に、爽やかな後味を残す。
8点(2002-12-29 00:43:34)
5.  模倣犯
類型的なものを極力嫌い、常にクセのある演出スタイルを貫くという意味では、いかにも森田監督らしい作品となっている。が、それにしてもひたすらシニカルで乾いた登場人物たちには、我々観客が感情移入する事を頑なに拒絶しているかのようで、とりわけ、極めて冷静でとても豆腐屋の主には見えない山崎努の存在には、リアリティすら感じられないのは困ったものだ。それはバーチャル的に自爆してしまうシーンにも言えることだが、実際どこまでが本当なのか解らないラストの唐突な問題提議をも含め、ひたすら人を食った嫌味で冗談のような作品で、とても好感は持てない。
5点(2002-08-10 16:35:33)
6.  モンスターズ・インク
子供の部屋にあるクローゼットの向こうに広がるイマジネーションの世界。そこには子供たちを驚かせようとしているモンスターたちの工場があるというアイデアを、終始生かしきったところがこの作品の凄いところ。盛んに登場する異空間の出入り口である「扉」がこの作品のポイントで、終盤、次々と無数の扉がベルトコンベアーに吊るされた大スケールの工場内での、スピード感溢れるスリリングなチェイス・シーンはまさに圧巻で、その比類の無い楽しさはアニメならではの強みでもある。そしてその幕切れの鮮やかなこと!観た人すべてが優しい気持ちになれること請け合いで、これはもぅ大満足の一本。噂に違わず、見事な秀作に仕上がっている。
10点(2002-02-10 17:18:57)
7.  もののけ姫
テーマヤストーリーを突きつめていくと、かなり解かりづらい。が、その事を抜きにした場合、これだけの奔放なイマジネーションとその独創的な表現方法はアニメと言えども、めったにお目にかかれるものではない。そういう意味ではアニメもまた総合芸術である以上、これは紛れもなく宮崎アニメのスタッフの労作だと思う。
8点(2001-05-25 23:48:20)
8.  モンタナの風に抱かれて
評論家からは高い評価をえている作品ですが、個人的な感想は皆さんのコメントと同様です。主役の二人にまったく魅力がなく、感情移入ができませんでした。
5点(2000-10-23 11:12:48)
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