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コメント数 542
性別 男性

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1.  モード家の一夜 《ネタバレ》 
エリック・ロメールの「六つの教訓物語」シリーズ第3作。 本作は1,2作目のような若い男女の物語ではなく、恋愛経験も豊富な登場人物たちによって展開される、しかも“パスカル”や“カトリック”・“唯物的”・“秘蹟”などといった哲学的なキーワードが物語を彩る、ちょっと大人の物語。かなり敷居の高い映画なのではと思いきや、そんな専門知識など全くなくてもストーリーには十分に入り込める。 さて、人は生きていく上でいつどんな局面に立たされるかわからない訳で、つまりこの映画で言うならば、友人のヴィダルと一緒にモード家を訪れた時にヴィダルが先に帰ってしまい、特別に好きでもない女性と同じ部屋で一晩を過ごさなければならなくなってしまったというシチュエーションや、雪が積もった道を車で走っていたらタイヤがスリップして前にも後ろにも進めなくなってしまい、そのまま車を置いて同乗していた女性の家に入り込むことになってしまったというシチュエーション(やや故意的だが)がストーリーの中に出てくる。 前者の場合、相手の女性は着ている物を全て脱いで完全無防備な状態をつくり、主人公に、自分の主義を貫くか、それとも“男としての妥当な行動”に出るかのギリギリの選択を迫られる局面に遭遇する。 また、後者の場合も似たような局面に出くわすのだが、この対照的な場面をよくよく見てみると、さほど自分の好みではないモードという女に対しては、最初に自分の主義を貫いた結果失敗を招いたが、主人公好みのブロンド女フランソワーズに対しては、行動に出たとしてもうまくいかなかっただろうというところが面白い。 最後、何年か後にフランソワーズとの間に出来た子供と3人で海水浴に出かけたところで一悶着。その少し前の雪の中でのシーンで、フランソワーズが過去を懺悔したところである程度の予測がつくかもしれないが、数年後の思わぬ再会による思わぬ繋がりが発覚。そして最後、妻を気遣う軽い嘘が何とも綺麗で格好良い。 海水浴といえば夏なのに、この寒々しさ。しかし、何だか美しい。
[映画館(字幕)] 8点(2006-12-22 00:59:58)(良:1票)
2.  モンソーのパン屋の娘 《ネタバレ》 
エリック・ロメールの「六つの教訓物語」シリーズ第1作。 ストーリーは、いつも決まって同じ時間にすれ違う女性に主人公が恋に落ちるのだが、話すきっかけが出来た途端、姿を消してしまい、探している間に入ったパン屋でふとアルバイトの娘が気になり始め・・・という話。 気になった人の後をつけて、その人の住んでる家とかが判ったところでどうすることもできないんだけど、何か気になっちゃうっていうのは解る気がする。 主人公が徐々にパン屋の娘に興味を持ち、デートの約束までこぎ着けたところで姿を消したシルヴィが再び現れるっていうのは映画のネタとしては結構定番モノで、それを解ってて見ても十分に面白い。 パン屋の娘もシルヴィとはまた違った魅力があって、しかも主人公を見る時の“目の演技”が抜群で、誘っているのかいないのか、どっちにもとれる絶妙な目つき(俺の勘違い?)がじわじわとストーリーに入り込ませる。 出来れば、久し振りにシルヴィと出会ったところがパン屋のすぐ近くだったので、男が後ろを気にしながらシルヴィと会話してたりすれば、よりサスペンス感が出て良かったのになぁと思う。 その後で2人でレストランに入って、シルヴィが“シェフのおすすめデザート”なるものを頼んだのが、何とも面白い。ここが実質的なオチ。 最後のシークエンスは完全に蛇足で、その後でパン屋に入った時、違う女性が出てきたが、ストーリー中盤辺りから元々のパン屋の娘は、すぐ辞めると言ってたので、ラストで違う女性に替わっててもストーリー的な必然性が感じられず、ここが唯一のマイナスポイント。 けど、8点。面白い。
[映画館(字幕)] 8点(2006-12-13 01:18:08)
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