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1.  モロッコ 《ネタバレ》 
大変灰汁の強い、大人の恋愛映画だ。男を信じられなくなった女と、女を信じられなくなった男が異国で邂逅する物語。女、アミーは流れ流れてモロッコに辿り着いた旅芸人で、舞台で歌を唄うが、林檎も売る。男、トムは三年前に過去を捨てて、外人部隊に身を投じた二枚目の兵士で、女には目がなく、上官の妻との関係が露見して問題となる。二人は一目で相手を気に入るが、心に傷があるため疑心暗鬼で、気持ちの探り合いで終始する。トムの前線行きが決ると、トムは脱走を決意し、アニーを誘った。アニーは誘いに応じる。ところが、アニーが金持ちと婚約しているのを知ったトムは身を引く。また男に騙されたと思った女が、別の男との結婚に同意しながらも、男を忘れられず、男の本心を知って追いかけるまでの心の動きが肝だ。劇的な展開は無い。 気怠げな上目遣いの表情、甘ったるい指の仕草、軽妙で洒落た会話、物憂げにくゆらす煙草、ルージュの別れの伝言、鏡に投げつけられる酒、飛び散る真珠、卓子に彫った名前、裸足で後を追う姿、様々の洗練された恋の仕草や表情が見られのが特徴で、この映画の最大の魅力だろう。アミーの仕草はとりわけ魅力的だ。 擦り切れた心が癒えるには、異国と言う舞台が必要だった。人は異国にいると、時に望郷の念にかられ、時にもの寂しくなり、世捨て人の心もつい緩みがちになる。暑苦しい日中、灼熱の砂漠、そして戦争という悲劇が気持ちを駆り立てる。二人の心の渇きと憔悴を暗示するのに相応しい。この映画は舞台立てに成功し、且雰囲気づくりが秀逸だ。とても才能のある監督と思う。遺憾なのはトム役の役者が大根であること。 尚、砂漠では水分の蒸発が著しいため一日6Lの水が必要となる。その為、砂漠を横断するには食糧と水を運ぶラクダか馬が不可欠とで、軍隊が歩いて横断できるものではない。又日中の砂の地表温度は70℃以上にもなるので素足では灼けてしまう。監督は全てを承知の上で、あえてあの衝撃的な最終場面を選択したのだろう。印象に残った科白は次の三つ。「結婚するほどの男はいないわ」「女にも外人部隊があるのよ。ただし、制服も軍旗もない。勲章はもらえない。だけど勇敢よ。傷つくのは心だけ」「もう一度、男を信じさせてくれるの」
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-30 03:43:34)
2.  モハメド・アリ かけがえのない日々 《ネタバレ》 
モハメド・アリは、ベトナム戦争への徴兵に対して良心的兵役拒否を貫き、ヘビー級王座を剥奪された。さらにボクサー・ライセンスも取り上げられ、復帰まで3年7か月間の空白を余儀なくされた。復帰後、王者ジョー・フレージャーに挑戦するが、判定負けを喫する。それから3年余の紆余曲折を経て、ようやく新王者ジョージ・フォアマンとのタイトル・マッチが実現する。本作品は、後に「キンシャサの奇跡」として有名になる、その試合を取材したドキュメンタリー映画だ。 アリは巨大なものと戦っている。 当時史上最強、ゾウをも倒すといわれた鉄腕ファイター、ジョージ・フォアマンが対戦相手だが、戦う相手はそれだけではない。 先ず兵役拒否したことへの社会的バッシングがあった。 マスコミや評論家はおおむね、盛りを過ぎた元チャンピオン、アリに勝ち目はないと予想していた。 そして黒人差別問題。本名カシアス・クレイを奴隷の名として拒絶し、イスラム教に改宗し、モハメド・アリと改名したのも、根本には黒人差別が存在したからだ。 アリは、これらの敵に対して独特の戦法を講じた。 マスコミに対して、わざと大口を叩き、試合への関心を煽り、報道を加熱させた。フォアマンに対しては「お前は弱い」「ミイラのように動きが鈍い」と挑発し、精神戦を展開。差別社会に対しては「黒人は美しい」とアピール。 試合の場所がアフリカと決まると、「まるで故郷に帰ってきた気分だ」と、アフリカのファンを味方に付ける。 大口を叩くことによって世界の関心を集め、自分の商品価値を高め、同時に自分を追い詰め、豊富な練習量で武装する。 実にクレバーで、魅力的な男だ。貧しい環境で育ったこと、人種差別を受けてきたこと、懲役拒否により社会から手ひどい罰を受けたこと、すべてを味方にしている。二枚目的な面貌もあいまって、大人気を博するのも当然だ。 この試合で勝利したことにより伝説は作られ、アリはアメリカン・アイコンとなった。 今後、このような神がかったようなカリスマ性をもつボクサー、いやスポーツ選手は出ないのではないか。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-19 21:21:48)
3.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
アイデアの発端は、チャップリン(C)が、大恐慌により大量発生した失業者に同情したからだ。労働者階級出身で貧困裡に育ったCにとって労働者の困窮は他人事ではなかったろう。失業者が増えたのは機械化が進んだためと単純に考えたらしい。◆これだけ資本主義批判を全面に出せば、共産主義者と勘違いされるのも無理は無い。独や伊で上映禁止。単純作業のしすぎで病気になるなどの描写からは、資本主義の発達は人間を堕落させると考えていたようだ。工場長だけがのんびりとジグソーパズルで遊ぶ。デモ、ストライキは真面目に描かれる。浮浪娘の父は警官(国家権力)の発砲で死ぬ。Cは米国籍を申請せず、外国人である。当然当局の反発を買い、後の”追放”の遠因となった。◆過度なまでに機械化・自動化された工場の描写は時代を超えたインパクトがある。傑作とされる所以である。ただ何故ナット締めだけ自動化されていないのかという疑問があるが。◆昭和11年、時代はトーキーを過ぎてカラー時代。前作「街の灯」ではサウンド、本作では歌声を入れた。サイレントにこだわったのは、キャラである”浮浪者”がしゃべると生々しくなり、観客を現実に引き戻してしまうからだ。トーキーに対抗するためには、アイデアを満載して観客を飽きさせないことだ。前作から5年もかかったのはそのため。舞台時代から培ってきた芸の数々が惜しげもなく披露される。集大成といってもいいだろう。笑いと涙に社会風刺も加わり、映画としての完成度は高い。 ◆浮浪娘はたくましい。食べ物が無いと盗んで妹たちに食べさせる。父が死に、施設に収容されそうになるが、逃げだし、ダンスの仕事を見つける。独立心があり、労働者の希望の象徴として描かれる。◆浮浪者は真面目に働こうとするが、失敗の連続。それでも浮浪娘のために家を持とうと、くじけない。遂には職を得るが、浮浪娘が微罪で捕まりそうになり共に脱走。二人の気が合うのは、性格が似ているからだ。失敗しても笑いを忘れずにいれば、いつか明るい未来がやってくるさとあくまでも前向きな姿勢で終る。深みあるテーマにしては単純なラストだが、二人の歩みは軽やかで力強く、爽快感がある。単純さの中にこそ真実がある。Cの定番である”別れ”で終わらなかったのは、労働者に対するエールが強く込められているからだろう。”甘さ”を指摘するより、ヒューマニズムあふれる名作として讃えたい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-12-13 02:16:06)
4.  モンスターVSエイリアン 《ネタバレ》 
地球の危機とか、町が壊されるとか、イカ型宇宙人とか、安直すぎる。キャラの造形もシナリオもギャグも、決定的にオリジナリティに欠けるのだ。お笑いは、ゼリーモンスターがおいしいとこ取りだったが、他のキャラは笑えなかった。ただムシザウルスが蝶に変身して皆を助けにきた場面だけは感動しました。このアイデアは新鮮でした。■他の映画のパロディはもう飽きましたよ。スーザンが自己犠牲で再び巨大化するところが感動どころでしょうが、予定調和に惰してます。危機が危機には感じられない。どこかで見たような場面ばかり。■婚約者とのやりとりも感心しない。この手のものは、やはり恋のハッピーエンドにした方が後味がよい。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-04 11:19:26)(良:1票)
5.  モモ 《ネタバレ》 
冒険・幻想部分が少なくファンタジーとしては物足らない。悪者がさほど悪そうではなく、哀れにおもえてきました。ホラ先生のいる時間の国の描写に華がないですね。美的センスが欠如しているというか、やっつけ仕事でしょう。時間の国に限らず、全てのセットが安っぽく、舞台の芝居を見ているよう。セットが変わるごとに時間がとぎれとぎれになってしまっているようで、ファンタジーに没頭できません。芝居もヘタですね。ジジはスターになるのですが、コンサートの様子もありません。手抜きです。人々の話をよく聞いて心を癒す不思議な少女モモの魅力もあまり伝わってきません。子供が見ても、モモと遊びたいとか、モモに話を聞いてもらいたいとはさほど思わないでしょう。演出がまずいですね。一方で、時間泥棒、時間貯蓄銀行、時間の花、時間の花を氷らす、時間の花で葉巻を作る、などの概念は斬新で面白いですね。ゆっくり歩けば速く移動する通路や、後ろ向きに歩かないと進めない通路などもひねりが効いていて面白い。亀のカシオペイアが想像以上に活躍するのには脱帽です。哲学的な内容を含んでおり、原作の勝利です。原作も理屈っぽくて少々退屈なのですが、映画ではその部分を映像の力で面白く描写すべきでした。監督の才能の無さを感じます。それはともかく、スローライフを理想と考えている人にとっては見ておくべき映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-01 13:43:46)
6.  木曜組曲 《ネタバレ》 
全体を通してスリルや緊迫感が無いのが残念。自殺か、他殺か?誰かに嫌疑がかけられているのに、食べたり、飲んだり、「その話はあとでしましょう」とか、間合いが悪いのだ。推理が作家重松時子が死んでから四年も経ってからというのも同じ。命日に女性だけ集まって、「三日間飲んで、食べて、遊んで」という設定もリアリティに欠ける。一般の人でもそうだが、まして忙しい作家達なら、そんな悠長なことはできないだろう。芝居も魅せてはくれない。鈴木京香と原田美枝子を除けば、褒められた演技ではない。加藤登紀子はヒドイ。心理劇なのだから、感情が揺れ動きが画面から伝わってこなければ観客はついてゆけない。道具立ての洋館と料理にも不満足。誰もがあこがれるような豪華な洋館とおいしそうな料理で、観客を魅惑すべき。共に平凡で、安っぽい印象しか残りませんでした。ネタバレのあとでも疑問が残ります。①ミートソースの毒混入は誰がしたのか?たぶんえい子だが。②ミートソースの毒に何故すぐに気づいたのか?匂いはそんなにしないはず。③絵の裏に隠した尚子宛の手紙の謎が解明されていない。「あとは計画をよろしくお願い」の計画とは?後継者になること?④絵里子は携帯電話を持ってないと嘘をついた。だがいたずら電話をしたのは知人なので、隠す理由はない。⑤静子は時子の才能がもう無いことを知らしめるために、いじわるな小説を送り続けた。そんなことのためにわざわざそんなことをする人がいるだろうか?これこそミステリー。⑥五人が食事をしているときに時子が自殺したはずなのに、ラストシーンでは編集者えい子が出かけたときに自殺している。⑦冒頭ワープロにナレーションが入り、この映画が絵里子のドキュメンタリーの体裁を取っている。これは最後まで貫かれているのか?絵里子の知らないことまで描かれるが。⑧自殺の動機だが、書けなくなったら筆をおけばいいだけなので弱い。最後の作品は尚子が書いており、後継者もいる。男性であれば芸術至上主義者のように、あのようなことをする動機も考えられるが、女性では想像しにくい。不治の病で、余命が短いなどの設定があればよかった。「木曜日は好き」で始まる詩的文章やボードレールの引用などは雰囲気を盛り上げる効果があり、良かったと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2009-10-19 14:29:27)
7.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
気楽に楽しめる怪獣映画の見本。嵐のシーン、町を襲うゴジラなど特撮で見るべきものがある。美的感覚が優れているのだ。モスラは成体、卵、幼虫(しかも双子)と三度楽しめる。小美人という神秘もありますし、何より歌が素晴らしい。モスラが愛される理由がわかります。ただしインファント島民はいただけません。意味不明の言葉しゃべっていたのに、酋長が急に日本語しゃべりだします。成体は寿命がつきる寸前という設定がいいですね。幼虫が親の仇を討つ展開と見れば、感情移入できるます。どう考えてもゴジラの方が強そうだが、それをどう補うか、闘い方にいろいろと工夫されていますね。幼虫が尻尾に噛み付くのがツボでした。放射熱線が幼虫に当らないのがじれったいです。幼虫にジャンプ能力がり、すばやく移動できるようにすればよかったですね。糸にも毒の成分があるとかすれば完璧でした。卵は地中で育つうちに大きくなるそうですが、水に浮くのはどうしてでしょう?また漁民は、沖にあった卵をどうやって浜まで運んだのか?政府が卵を保護しないのも不自然ですね。モスラの卵を返せといいますが、モスラが勝手にもってかえればいいのでは?こういった疑問を解消するには卵は政府が管理し、小美人は政府と交渉したことにすればよかったですね。ゴジラ登場シーンがよかったです。海からではなく地中から。ところで記者が拾った放射能を浴びた物体は何だったのでしょうか?ゴジラの皮膚でしょうか。ゴジラは名古屋城を壊したのは意図したのではなくコケた結果です。城にぶつかって怒って壊している。子供みたいで面白いですね。自衛隊が何をやってもうまくいかないのはお約束。戦車など効果ないのが分かっているのに、何度も進行します。203高地?搭乗員達は上官を恨みながらも、渋々命令に従っているんでしょうね。どの社会でも下っ端はかわいそうです。飛行機によるミサイルの連続攻撃で海に追い払えばいいと思います。人間ドラマの部分ですが、悪徳商人二人がちまちまやっているだけという印象。どうしてあそこに大金をしまっておくのか?背中から撃たれたのに、額から血が出しているし。その悪人を倒すのはやっぱりゴジラ。最高です。あ、悪人の秘書はもっと美女じゃないとダメですよ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-05-06 23:06:09)(良:1票)
8.  魍魎の匣 《ネタバレ》 
原作はミステリの金字塔ともいうべき傑作。脚本は原作とかなり変えてある。まさかあの素晴らしい「消失トリック」を省略するとは夢にも思わなかったが…。まず言いたいのは、カット割りが多すぎるということ。多カット割りは、めまいを感じさせるようなシーンにだけ使えばいいんです。どうでもいいシーンに使っても見づらいだけです。センスなし。こまかいことを指摘する気にもなれないが、簡単に感想を。時間を逆行させるのでストーリーがわかりづらい。雑誌社に送られた腕に何の意味が?榎木津が超能力を発揮すればするほどミステリーとしては弱くなる。木場は拳銃をぶっぱなす必要なし。京極堂には神秘性をもたせてほしい。久保の体が箱館とどうつながっているのか意味不明。あ、耽美さを出していた美術さんはそこそこがんばっていたと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2009-02-06 08:23:12)
9.  黙秘 《ネタバレ》 
男社会において弱い立場の女性が、男に翻弄される不幸な境涯から、何とか逃れようと必死でもがく物語。ヴェラはお金持ちだが、夫から無視され続けていた。それで使用人達につらく当たる意地悪な性格となってしまう。ついに耐え切れず、愛人宅から車で帰る夫を事故に見せかけて殺害する。 セリーヌは男性が信用できず、恋人関係にはならず、行きずりの関係で終わってしまう。ジャーナリストで出世の為に体まで許した男性上司に冷たくあしらわれ、ついには裏切られる。母親が父親を殺したと考え、家を飛び出し、何年も音信不通の状態。精神的にぼろぼろで薬に頼る毎日。後半には父親から受けた性的虐待の記憶がよみがえる。 ドロレスはアル中の夫からつねに侮られ、暴力を受ける。夫が娘セリーヌを性的虐待しているのを知り、娘と逃避しようとする。が、娘の学費貯金はすでに夫が引き出していた。泣き崩れるドロレス。 ヴェラはドロレスの境遇に同情して、”事故にみせかけた夫殺し”を暗示する。 このことでドロレスはヴェラに恩義を感じ、そのため、ヴェラがぼけ老人になっても、住み込みで親身になって面倒を看つづけた。22年もの間だ。ふたりは普段はいがみ合っているが、これは自尊心を取り戻すための”生きるよすが”。それが証拠にヴェラはドロレスに全財産を譲る遺言を作成している。気高いヴェラは老衰しきった姿で生き続けるのに耐えられず、自殺願望が芽生える。そして階段から墜ちるという自殺を試み、未遂で終わるとドロレスに殺してくれと嘱託殺人を依頼。 これにドロレスを執念深く追い詰める老刑事をからめ、物語は複雑さを増していく。 物語は、夫の死とヴェラの死の真相という謎を中心に展開。キングにしては珍しくミステリー仕立てで、細部まで練られた完成度の高い。 難を言えば、謎の真相が半ばで、あらから見当がついてしまうこと。 第三の殺人や悲劇が起こる気配がまったくなく、安心してみていられる。つまりハラハラしないのだ。 ドロレスやヴェラをもっと不気味なキャラにし、観客に何かが起こると期待させた方が良かった。 またドロラスは娘の身の上をずっと案じていたにも関わらず、長い間、音信不通になっていたという設定は、少々不自然。連絡がつかない何か理由がほしかった。 俳優達の演技はみな光っていました。特に夫は、ほんとうに憎らしくおもえるほどでした。影の功労者でしょう。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-31 01:23:24)
10.  燃えよ剣(1966) 《ネタバレ》 
新撰組が結成されるまでの話は面白かった。 七里との対決が何度かあるば決着がつかず、最後までもつれるのだが、劇的なクライマックスになっておらず、竜頭蛇尾の感があることは否めない。 左絵とのからみも濃厚であるが、左絵の心の内面描写が薄いため、感情移入しにくい。 新撰組になってからは、殺伐とした展開が淡々と続き、のめり込めない。 土方歳三という人物を知るにはよい映画だと思う。 主役をはった役者の演技はうまい。
[DVD(邦画)] 6点(2008-12-26 08:27:11)
11.  モンゴル 《ネタバレ》 
チンギス・ハーンことテムジンの青少年時代の物語。 テンポよい展開で、退屈はしません。 が、力がものをいう世界で、羊や馬や花嫁を盗んだり、仇を殺したりするのが当たり前という中世の価値観になかなかついてゆけなかった。 血が飛び散る残虐場面が多すぎます。 歴史的事実として受け入れることができるけど、感動はできませんね。 テムジンが捕虜になって見世物の檻にいるのを妻が助けるのは虚構でしょうね。 9歳のときから婚約した妻との愛情物語にもなっているのですが、妻のつり目に引いてしまいました。 もっとかわいい女優さんに演じてほしかったです。 最後の大決戦の場面が途中でフェイドアウトしてしまうのは解せない。 最大の見せ場なのに…。 また見るかといわれると、特に見たくはない作品ですね。 現代とつながるものがあまりないんですね。 所詮殺し合いで、最後に勝ったものが征服者になるという世界観です。 恩人である友人とも容赦ない殺し合いをするのですから。
[映画館(字幕)] 6点(2008-04-07 23:48:49)
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