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ゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 614
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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1.  ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎 《ネタバレ》 
 バイオリンを弾くのが下手だったり、ワトソンの「名前当て」も完璧には成功出来なかったりと、まだ未熟で人間臭さの強いホームズ像が如何にも「ヤング」という感じがして、好印象。   その一方で、ヒロインを巡る恋のライバルな男子生徒を嫌味に描いているけど、ホームズ自身も「嫌味な優等生」に思えてしまうキャラなので、これにはチグハグな印象も受けましたね。  既に恋人がいたり「授業中は気が散るから話しかけないでくれ」と言ったりと、取っ付き難いタイプの主人公なので、もう少し相棒のワトソンの比重も大きくして「親しみが持てる凡人」としてのワトソンの魅力も描いていたら、それと対になるホームズの魅力も、更に際立っていた気がします。  あくまで個人的な見解ですが、偉大なるポーの「オーギュスト・デュパン物」をそのまま剽窃したとしか思えない「シャーロック・ホームズ物」が何故魅力的なのかといえば、それはワトソンの存在が大きいからであると考える自分としては、ちょっと本作はホームズにばかり偏り過ぎに思えちゃいました。   また、本作は「スリーパーズ」や「レインマン」で有名なバリー・レヴィンソンが監督を務めているのですが、それ以上に脚本のクリス・コロンバスの個性が色濃く表れている感じでしたね。  後に「ハリー・ポッター」シリーズの脚本を担当する人だけあってか、それと共通した「少年少女達の学園物語」として仕上げられている。  特に、空飛ぶ自転車に乗って歓声を挙げるシーンなんかは、如何にも「青春物」「子供達が主役の話」って感じの魅力が伝わってきました。   退校処分になったホームズを見送るヒロインが窓に息を吹き掛け、指で「I LOVE YOU」と書く場面なんかも、凄く良かったですね。  しかも、相手が読めるようにと普段とは反対に書く為、ちょっと考えて間を置いたりするのが、また可愛いんです。  そんな印象的なやり取りが、ラストシーンにて「ここには思い出が多過ぎる」と、ヒロインが指文字を描いた窓を見つめるホームズの姿に重なる脚本となっており、切ない余韻を与えてくれました。  「レストレード『警部補』が登場し、最後に昇進する」 「恩師であり敵となる相手が『モリアーティ』を名乗る」  など、元ネタを知っていればニヤリと出来る描写が多いのも特徴ですね。  自分としては、ヒロインのエリザベスが後のアイリーンなのでは? と思っていただけに、その予想が外れたというか「最後に死ぬからアイリーンじゃなかったのか!」と唸らされた形。  パイプを買ったワトソンに対し「そんなの馬鹿に見えるだけさ」と皮肉るも、別れ際にパイプをプレゼントされたら、喜んで受け取るホームズの姿も良かったです。   その他、印象深いのは、吹き矢を操る相手と格闘になった際に「相手が吹くよりも先に射出口から吹いて、毒矢を逆に呑み込ませる」方法で勝つ場面。  そして、ワトソンの好物である「クリームパイ」がチョココロネみたいな形をしており、かなり美味しそうであった場面なんかが挙げられそう。   観賞中は、退屈になってしまう事も多く 「幻覚シーンが何度もあって、流石にしつこくて飽きる」 「ヒロインが死んで犯人も逃げ延びてとバッドエンドに近いので、後味が悪い」  などの不満点も数多くあるのですが、こうして感想を書いてみれば「良かった部分」ばかりが思い浮かんでくるんだから、何とも不思議ですね。  観客にとって「良い思い出」として記憶に残り易いタイプの、非常にお得な映画だったと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2017-10-11 16:40:41)(良:1票)
2.  矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~ 《ネタバレ》 
 新年一発目の映画という事で、楽しい気分に浸れそうな作品をチョイス。   元々とんねるずが大好きという事も相まってか、充分に満足のいく内容でしたね。  これまでレビューしてきたタイトルの中には「クオリティが高いのは分かるけど、どうも好きになれない」というタイプの品もありましたが、これはその逆をいく一品。  どう見ても安っぽい「アニメ的な世界観を実写で大真面目に演じてしまう作品」のはずなのに、それが妙に面白かったりしたんです。   理由は色々あると思うのですが、その一つとして「内輪ネタ」が挙げられて「細かすぎて伝わらないモノマネ」でお馴染みの方が端役が出演していたり、ノリダーとチビノリダーとのやり取りが描かれていたりするのが、元ネタを知っている身としては、もう嬉しくって仕方なかったのですよね。  こういう「分かる人には分かるネタ」って、興醒めになったり、疎外感を抱かされたりする事も多いのでしょうが、自分としては正にドストライク。  「間違いなく、この映画の世界観を共有している」「観ている自分も、この映画の仲間なんだ」という感覚に浸らせてくれました。   全体的にはコント調の作風の為、ちょっと中弛みするというか、九十八分は長過ぎたようにも思えましたが、終盤にて「ソフトボールの試合」という山場をキチンと用意してくれている為、全体としては綺麗に纏まっていたんじゃないかな、と思えます。  「友情より恋愛が大事」「だって、恋愛はすぐに壊れちゃう。大切にしなきゃ」「友情は永遠。滅多な事じゃ壊れない」という台詞の数々も、非常に好みでしたね。  燃えるボールを燃えるバットで打ち返すというベタな演出も良かったし、最後は元気良く皆で唄って、笑顔で終わるのも気持ち良い。   父親との再会は描かれなかった事や「この借りはパート2で必ず返す」という台詞など、続編が存在しないのが寂しくなってしまう部分もありましたが……まぁ、それらも「ネタ、ギャグの一種」と受け止められるような大らかさ、笑い飛ばせるような馬鹿々々しさが備わっていたのではないかな、と。   期待通りの、楽しい映画でありました。
[DVD(邦画)] 7点(2017-01-05 16:15:30)(良:1票)
3.  ヤッターマン(2008) 《ネタバレ》 
 元々アニメ版においてもドロンジョ達が主役だった印象があるのですが、実写映画版では、それが更に顕著な作りとなっていますね。   ではヤッターマン達の出番はどうするのか、という問題に対し「ドロンジョが一号に恋をする」という設定を持ち出して、三角関係という形で解決してみせた辺りが上手い。  深田恭子さんは意外な程のハマり役で、当初こそ「おばさんっぽい色気が足りないのでは?」と思っていたはずなのに、終盤に至る頃には、完全に心奪われていました。  ちょっとロリータな魅力も秘めていたりして、背伸びして悪役ぶっているような感じが、実に可愛らしかったのですよね。  「夢は、お嫁さんになる事」と判明するシーンなんかは、特に素晴らしくて、思えばあそこから画面に釘付けになっていたような気がします。   作中のギャグに関しては「うわぁ、下らない……」と笑ってしまうか、呆れてしまうか、半々といったところ。  ラストにて親子が山を降りていくシーンや、ヤッターキングを大きく作り過ぎてしまったシーンは前者。  バージンローダーが攻撃に悶えたり、消えてはならないものが消えたりする件が後者でしょうか。  「助けるだけが正義じゃない。誰だって自分の力で乗り越えなければいけない時がある」などの台詞はシリアスで良かったと思うのですが、その後にあからさまなギャグ(阿部サダヲの一人芝居)に繋がる辺りは、ちょっと好みとは違っていたかも。  シリアスで決めるところは決めて欲しかったなぁ、と思わされました。   アニメで印象的だった「三人組が解散し、それぞれ別の道を歩いていくも、結局その道は再び一つに合流するようになっている」場面が再現されていたのは、嬉しい限り。  エンドロール後に流れる次回予告も、中々に興味深い内容でしたね。  観客に楽しんでもらおうという気持ちが伝わってくる、サービス豊かな映画でありました。
[DVD(邦画)] 6点(2016-07-06 08:16:15)
4.  ヤング≒アダルト 《ネタバレ》 
 序盤にて(うわぁ、嫌な女だなぁ……)とゲンナリ。  中盤辺りで(あぁ、でも結構可哀想だな。彼女なりに幸せになろうと頑張っているんだな)と同情。  そして終盤にて頭を抱え込まされるという、良くも悪くも、観賞中ずっと主人公に釘付けになってしまった映画ですね。   基本的には暗い作風なのですが、何処か軽快でオシャレな匂いも感じさせる辺りは、この監督さんの持ち味なのだと思います。  過去作の「JUNO/ジュノ」に比べると、どうにも主人公の成長を感じられない内容だったりするので、それが意図的なのかどうかも気になるところ。   印象的な場面は幾つもあるのですが、特に「離婚した旦那との写真が、実家に今でも飾られている」件なんかは、本当に上手いなと感心させられましたね。  その一事だけでも、主人公が実家に帰るのを忌避する理由が把握出来たし「失敗した結婚なんだから、何時までも飾っておくのは止めて」と訴える気持ちも分かります。  帰省する車内にて、楽しそうに聴いていた「元カレとの思い出の曲」を、彼の奥さんが歌ってみせるのを目の当たりにして、呆然とするシーンなんかも良い。  それらの積み重ねがあるからこそ、主人公が単なる「嫌な女」で終わらずに、感情移入出来る存在となっているし、無茶苦茶な行動を取っても、何処か納得させられる説得力があるのですよね。  主人公が元カレの家に乗り込んで、二人で駆け落ちしようと迫るも、当然のように断られてしまう件なんかは、本当に痛々しくて目を背けたくなりましたが、彼女が何故そんな行動を取るのか理解出来ないという事は無く、混乱せずに見守る事が出来るのだから、凄い脚本なのだと思います。   ただ、彼女の最大のトラウマが「流産した事」というのは、少々安易に思えてしまって残念。  それほど独創的なネタでもないでしょうし、それなら終盤にて、さも驚きの真実のように告白させる形ではなく、もっと前の段階で分からせていても良かったんじゃないかな、と感じられました。   元カレに固執する理由が「一番良い時の私を知っているから」というのは、過去に囚われた彼女を表す台詞として、非常に良かったと思いますね。  その後、友人の妹から「この町は最低。都会で暮らす貴方が羨ましい」と言われて元気を取り戻す事になるのですが、正直そこに関しては、どうしても賛同する気持ちになれず、カタルシスを得られませんでした。   「相手の男を放ったらかしにして、一人だけベッドから抜け出す彼女」というシーンを、序盤と終盤とに挟む事によって、彼女が成長していない事を描いてみせる表現技法などには感心させられるのですが、それが感動にまでは結び付かない。  事故で傷ついた車のまま走り出すラストシーンなんかも「傷付きながらも生きていく女性の力強さ」を象徴しているようで、爽快ではあるのですが(結局、彼女って他人を思いやる優しさを持たないまま終わっているよなぁ……)と、ついつい考えてしまいます。  最後の最後で主人公を救う解決法が「他者を否定する事によって自己を肯定する」という形であった以上、どうしても後味が悪かったですね。   丁寧に作られた、クオリティの高い品である事は、疑う余地が無いと思います。  だからこそ、ラストシーンの主人公に共感出来ない事が、勿体無く感じられる映画でした。
[DVD(吹替)] 4点(2016-06-23 15:45:08)(良:1票)
5.  野生のエルザ
(これはフィクションなのか? それともドキュメントなのか?)  と戸惑ってしまうシーンが多く、最後まで集中する事が出来ませんでした。  こういった題材では、その「線引き」が非常に難しいですし、どちらとも受け取れるような演出にする事がプラスに働く例もあると思いますが、どうも自分には合わなかったみたいです。   それでも、雄大な自然の風景を眺めているだけで楽しい、と思える品だったのは確かですね。  人間と動物の関係性、動物を保護するという事、飼うという事について、色々と考えさせられました。
[DVD(字幕)] 4点(2016-04-08 10:53:31)
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