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1.  許されざる者(2013) 《ネタバレ》 
あの名作の邦画リメイクと知った時には『バカなの?』と率直に思いました。 しかしいざ観ましたら主要役者陣の重厚な存在感と演技はもちろん 蝦夷の風景の美しさとセットと小道具諸々の作りこみも徹底していて見事でした。 オリジナルからの諸々の改変も上手く行ってると思いました。 堂々たる仕上がりです(オリジナルはイートウッドの演じてきたキャラ達の流れも踏まえ、表情と雰囲気の重みですべてが分かる説得力。それと謙さんを比べるのはさすがに酷か・・) ただ・・どうしても気になった事があります。 遊女の顔を傷付けられる事件が物語、キャラクターの行動、すべての発端な訳です。 しかし顔が傷ついた遊女役の忽那汐里の傷メイクは映画上ではあまり目立たず、 非常に可愛いまま・・オリジナル版では娼婦の傷はしっかり凄惨さと痛ましさがあり、 主人公達が行動する理由に足り得るように表現されています。 しかし今作は確かに顔の傷は何箇所かありますが女優の顔を醜く見せるのを微妙に避けた及び腰メイク、 傷自体が『線』にしか見えない問題・・顔を見ても『あんた可愛いままじゃん』と思えて、 物語を動かす主軸の『傷』がこのザマなので物語の推進力が減退してしまったのは否めません。 そのせいか他の遊女達も何か物語の中で埋没してしまってる気すらしました。 あと後半から終わりに向けてはオリジナルと比べると、何か冗長な印象もあって気になりました。 色々と惜しい部分もありますが、あの名作のリメイクという高いハードルをしっかりクリアーしたと思える出来であったのは素直に嬉しかったです。
[映画館(邦画)] 8点(2013-09-14 11:07:56)
2.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
吹替えで見ました。まず冒頭の黒いコートの謎の男の声とケビン・スペイシーの声が同じ人の声だと一発で分かりました。黒いコートの男の正体を隠したいならあまり特徴のある声の声優さんの起用はやめてほしい。 それにカイザー・ソゼの事を話すあたりからもうケビン・スペイシーじゃないかと気付きましたが後半の刑事の「カイザー・ソゼはキートンだ」と言った時、「ああっ騙された。そうかーあの演出はいかにもケビン・スペイシーがカイザー・ソゼと観客に思わせる為だったのかー」と思ったらやっぱりケビンがそのカイザーと判明して少しガッカリ・・多分、二度のドンデン返しの演出でしたが一度しか驚かなかったので損した気分になりました。 そしてあれ程の大物カイザー・ソゼがどうしていちいちキートン達を集めて今回の行動に出たのか理解出来ません。あと船で目的を果したらとっととズラがる事も出来た筈なのに警察に連れていかれたり、刑事の話に延々と付き合ってしまうのか・・と色々と疑問に思いましたが、カイゾー・ソゼの行動の真意は全く本編では触れてないので、この映画はあのオチがすべてであり事件の真相は二の次で要はどうでもいいという解釈に至りました。それを考えたらモヤモヤが晴れました。 ドンデン返し以外の部分もグイグイと引き込まれる凝った演出は良く出来てましたし。 刑事がカイザーの正体に気付く瞬間もかなり巧いと思いましたしケビン・スペイシーの熱演も見応えありました。    
7点(2004-07-14 23:25:04)
3.  U-571
面白かったです。緊迫した状況が伝わってきて疲れるくらいでした。サウンドをDTSにするとさらに臨場感が増して迫力ありました。
7点(2003-07-06 21:45:19)
4.  誘拐(1997)
前半の身代金受け渡しまでの描写は目が離せずハラハラドキドキものでした。後半は展開的に前半のテンションを維持出来ずに失速感は否めず残念。でも誘拐映画としては上出来の方だと思います。
7点(2003-02-09 12:57:21)
052.19%
141.75%
293.95%
3198.33%
4187.89%
52711.84%
6156.58%
74117.98%
85423.68%
9219.21%
10156.58%

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