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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 644
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
物体X。そのアイデアの恐ろしさはエイリアンを凌駕する。襲われた後の救いのなさはゾンビをも超える。そして奴らの凶悪さに至っては…まあゴケミドロくらいかなあ。でも、この作品の価値はそんな所にあるんじゃなくて、『生命』と呼ばれる存在の目的意識のなさ、その延長線である社会組織の不安定さに超斬新な切り口で迫ったところにあるだろう。奴らXには多分知性はなく、惑星間を渡っていくための本能として吸収・同化という機能があると推理している(そう見ると、より単純な構造の生物の表現形が露出する各シーンの変化はとても説得力がある)。円盤を造るほどの高度な知性は、彼らの新植民地が安定してからおもむろに現れるに違いない。本能として、遺伝子の奥底から、まるで神の啓示のように…。 そう理解すると、あの凶悪なクリーチャーデザインに込められたメッセージが届くような気がする。「地球の生命なんて神秘でもなんでもない。簡単な化学のメカニズムで動くロボットだよ。生命そのものをぶっ壊してつぎはぎし直して、ほらカニの脚つけたって動くじゃねーか」。 これを自然への冒涜と見る向きもあるだろう。が、この冒涜なしには、我々生物は宇宙という過酷な世界を手にすることはできないのかも知れない。進化の行き着く先には、その酷い壁を越えるという儀式が待っているのかもしれない。その時、人類は自らを物体Xとする、涙なしには笑えない、諧謔的な価値の転換が起こるのだ…そんな事を思い巡らしてしまうくらいの説得力が、Xのデザインに秘められていると思っている。だから点は高いがある意味ネガティブなベクトルの評価だ。9点。
9点(2004-07-09 02:31:25)
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