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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1248
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  ユリョン 《ネタバレ》 
潜水艦大活躍の映画である。まずは序盤のよくわからない情勢判断により敵は日本と決めておき、最初に通りがかりの日本潜水艦1隻をいきなり撃沈、反撃に出た2隻も無慈悲に撃沈し、特に3隻目を恥辱まみれで残酷に葬ったのが最大の見所だったと思われる。ただ、ロシア製の潜水艦が音を立てて通っても日本側が気付かないという想定は世間を甘く見ているところがある。  ストーリーとしては、基本的に交わらない二人の立場を並行的に語っていたように見える。一人はミサイル発射を阻止しようとした男(431)で、普通に人命を尊重し争いを避けようとする立場である。この男が「準備ができていない」と言ったのは、いつか日本を滅ぼす日が来るというよりも、自国が力をつければ本当の主権を得て堂々と国益を主張できる、あるいは滅ぼすまでもなく圧伏させられるというような意味だったと想像され(いわゆる「克日」か)、それを含めていわば国民の理性を体現する存在だったと取れる。 もう一人はミサイルを発射しようとした男(202)で、まずは自国の存在を周囲に認めさせるため最も過激な方法でアピールしようとする立場である。北のやることに似ているが脅しで済まないのはさらに過激で、最初は「沖縄県民」だけが殺されるのかと思ったら、結局は主要都市(熊本?・広島?・大阪・名古屋・横浜・東京・新潟・仙台・札幌)を核攻撃して、1億皆殺しとはいかないまでも千万単位で殺す予定だったらしい。この202は「教祖様」「幼稚なロマンチスト」と431に評されており、また自軍の兵を生体解剖するなど残虐性も見せていたので、この映画としても表向き肯定していたわけではないようでもあるが、しかし終盤の熱弁など聞くと431とほとんど同格の扱いになっている。字幕によれば国民の「ハン」(恨)を代弁する存在だったらしい。 こういう題材だとどうしても両論併記的になるようで、物語上は431を優先していわば啓蒙的な映画にしたのかも知れないが、その割にエンドクレジットで431より202が上なのが現地の本音かと思ったりする。ちなみにいうと、終盤で出た202の「強くなること…生きるしかない」という台詞には日本人も学んだ方がいい。いいこともちゃんと言っている。  なおDVDの最初の表示を見ると、こんな映画の公開になんと駐日大使館が協力していたようで、こういうのも外交の一環ということらしい。点数はアンチ202でなく431の立場に寄せた形で付けておく。
[DVD(字幕)] 5点(2019-10-27 19:28:26)
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