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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1874
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償 《ネタバレ》 
1960年代、公民権運動に揺れる激動のアメリカで、過激な黒人解放運動を展開した伝説的な政治結社「ブラックパンサー党」。暗殺されたその創始者マルコム・Xの後を継ぎ、自身も警察に殺害された指導者フレッド・ハンプトンの生涯を、組織に潜入捜査していたスパイの視点から描いた政治ドラマ。実話を基にしているということもあり、この全体を覆う圧倒的な熱量にはやられました。黒人の権利拡大を叫び自らの命を賭してまで活動を続ける党員たちと、政治には無頓着だったもののいつの間にか彼らに共感してゆくFBIの飼い犬潜入捜査員、彼らの鬼気迫るようなやり取りに最後まで釘付けです。特に、カリスマ的な指導者を演じたダニエル・カルーヤの熱演は素晴らしいものでした。聴衆をどんどんと熱狂させるアジテーションは観客さえも惹き込む熱気に帯びたもので、アカデミー賞受賞も納得の貫禄。と、制作者たちのこの事実を多くの人々に知ってもらいたいという情熱は確かに素晴らしいものでしたが、純粋に映画としての評価は正直微妙でした。事実を追うことに拘り過ぎたのか、ストーリーがちょっと分かりづらいところが多いんですよね、これ。しかも説明もあまりされないまま、ハンプトンが捕まったり、急に党本部で警察と激しい銃撃戦が始まったりと展開が急すぎてついていけなくなることもしばしば。潜入捜査物の醍醐味と言ってもいい、いつその正体が彼らにバレるのかというサスペンスももう少し盛り上げてほしかったところ。この驚きの事実を知れたという点で観てよかったとは思うのですが、映画としてはちょっと物足りなさが残る印象でした。それにしてもこの主人公の潜入捜査員が、それから何年も経ってテレビのインタビューを受け、それが放送された日に自ら命を絶ったというのは衝撃的ですね。それほどまでの傷を心に抱え込んでいたんでしょうか。人種差別問題の深い闇を改めて思い知らされました。
[DVD(字幕)] 6点(2022-02-11 14:11:49)
2.  ゆれる 《ネタバレ》 
新進気鋭の若手カメラマンとして東京で充実した日々を送る早川猛。彼の兄で、田舎で父が経営するガソリンスタンドを継いだ早川稔。才能に溢れ都会で洗練された生活を過ごし女にもモテる弟と、田舎で地味な生活を送り真面目で大人しく女にも縁がない兄。そんな対照的な早川兄弟は、ある日、実家で行われた法事で久しぶりの再会を果たす。子供のころからずっと仲の良かった二人は、長い月日など感じさせないほど自然に話せるようになるのだった。だが、そんな二人の関係は、ガソリンスタンドで働く幼馴染の女性川端智恵子を巡り、揺れ始める。易々と彼女の好意を手に入れる弟と、彼女に恋心を抱きながらもただ見つめることしか出来ない兄。危うい関係で繋がった三人は、かつての思い出の地である山の中の渓流へと出かけることに。そして、そこで事件が起きてしまう――。古いつり橋の上から智恵子が転落し呆気なく亡くなってしまったのだ。しかも、その場には兄の稔がいた。当初はバランスを崩した彼女が一人で転落した事故として扱われていたが、その後驚きの展開を見せるのだった。なんと兄の稔が自ら突き落としたと自白し、そのまま殺人容疑で逮捕されたのだ。果たしてそのつり橋の上で何があったのか?やがて始まった裁判で、仲の良かったはずの兄弟が抱えていた闇が明らかとなる……。一人の女性を巡り、徐々に崩れてゆくそんな兄と弟を終始淡々と見つめた法廷劇。この監督の映画は今回初めて観ましたが、これがなかなか見応えのあるヒューマン・ドラマの良品でありました。とにかく、この監督の心理描写のきめ細やかさには舌を巻く。価値観の全く違う対照的な兄弟のそれぞれの思いが次第にすれ違ってゆく過程などなんとも繊細で、この二人の揺れ動く微妙な関係性に最後まで目が離せませんでした。特に殺人容疑で捕まる兄の人物造形は非常にリアル。監督は女性ということですが、こんなにもモテない男の心理が分かるなんて凄いですね。ほんのちょい役の登場人物までちゃんと血の通った人間として感じさせるところなどもホント巧い。そして「ゆれる」というシンプルで印象的なタイトルが示す通り、彼らは皆、最後までずっと揺れ動く。あの時ああしていれば、この時こうしとけば…。きっと何処にも正解などないのだろうけれど、人間は誰しもその時々の決断によって人生が決まってしまう。その現実の切なさに翻弄される二人の兄弟には、観ていて心揺さぶられずにはいられない。二人を熱演したオダギリジョーも香川照之も非常に嵌まり役で素晴らしかった。三島由紀夫賞の候補にもなった、監督自身による原作本も今回購入済みなのでまた楽しみに読もうと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2021-07-31 03:00:24)
3.  ユニコーン・ストア 《ネタバレ》 
画家になるという夢に破れ、実家の両親の元へと帰ってきた元美大生、キット。失意の中でただぼんやりと毎日をやり過ごしていた彼女は、そんな先の見えない生活を変えるため、意を決して職探しへと乗り出すことに。派遣会社に登録し、無事OLとして働くことになったキット。そんなある日、彼女の元に謎の招待状が届くのだった。「売りたいものは、君が本当に欲しいもの」――。シンプルなキャッチコピーに惹かれ、キットは雑居ビルの片隅にあるというその謎のお店へとやってくる。待っていたのは、カラフルなスーツに身を包んだ怪しいセールスマン。戸惑うキットに、彼は信じられないことを告げる。なんと準備が整い次第、彼女の元にユニコーンを届けてくれるというのだ。子供のころから物語の中のユニコーンが大好きだったキットは、そんな夢のような話に心ときめくばかり。両親の心配をよそに着々とユニコーンを飼う準備を進めていくキットだったが…。子供のころからの夢だったユニコーンとの生活を求めて、謎のお店「ユニコーン・ストア」へと通う夢見がちな女の子をファンタジックに描いたヒューマン・ドラマ。若手オスカー女優ブリー・ラーソンが初監督を務めたという本作なのですが、正直、自分は全く嵌まれませんでした。とにかく、ストーリーの見せ方がお粗末すぎます。このユニコーン・ストアのエピソードと彼女の勤務先のオフィスのお話が一向に絡んでいかないため、何か別々のお話を無理やり一本に纏めたような印象を持ってしまいました。終始カラフルなこのマジカルポップな世界観は確かに独創的で大変良かったのですが、そちらに力を注ぎ過ぎたためか、肝心のお話部分がおろそかになっちゃったパターンですかね。あと、肝心のユニコーンが最後の最後にちょろっと出てくるだけと言うのは、こーゆーファンタジックなお話としては致命的なんじゃないでしょうか。きっとこのユニコーン・ストアの存在を主人公の妄想ともとれるように描きたかったのだと思うのですが、別にこのお店の中ならユニコーンが登場してもさして問題なかったのでは。心を病んでしまった主人公がユニコーンとの交流を通じて次第に立ち直ってゆくようなお話を期待していた自分としては、かなり肩透かし。わりかし好きな女優さんの初監督作と言うことで期待していただけに、なんとも残念な作品でありました。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-08-05 16:40:17)
4.  誘拐の掟 《ネタバレ》 
娘を殺したらお前も殺す――。1999年、ニューヨーク。酒に溺れ刑事の職を失った、私立探偵マット。以来酒を断ち、都会の片隅で細々と食いつないでいる彼の元に、ある日、とある依頼が舞い込んでくる。依頼主は、表向きは不動産業だが裏で麻薬を売り捌き、一代で財を成した密売人だ。しかもその依頼とは、自分の妻を誘拐し暴行の末に殺したうえ、それでも飽き足らず遺体をバラバラにした誘拐犯を生きたまま連れてこいというもの。明らかに危険な臭いを感じ、当初は断ろうとしたマットだったが、犯人たちのあまりにも残虐な手口に彼は依頼を受けることを決意する。かつての刑事としての勘を活かし、図書館で知り合った謎めいた黒人の少年とともに少しずつ犯人たちへと迫っていくマット。すると、麻薬密売人の妻ばかりを狙った連続猟奇殺人犯の狂った手口が浮かび上がってくるのだった。そんな折、新たに麻薬密売人の14歳の娘が誘拐されてしまう。警察に通報するわけにはいかない。マットは自ら交渉人となって謎の犯人たちへと迫っていくのだが…。暗い過去を背負った孤独な男と裏社会で暗躍する卑劣な誘拐犯との息詰まるような攻防を描いたサスペンス。そんないかにもリーアム・ニーソンンらしい渋い内容に今回鑑賞してみたのだが、きっと原作となった小説は幾つものエピソードや伏線が張り巡らせてある重厚な作品なのでしょうね。残念ながら、その手の映画にありがちな弱点が幾つか目についてしまいます。例えば、2時間弱の映画なのにやたらと登場人物が多く、彼らのエピソードがことあるごとに挿入されるものだから、映画全体の印象を極めて散漫なものにしてしまっているのです。過去のトラウマに苦しむ主人公、妻を惨殺された売人、難病を患う黒人少年、歪んだ性癖を持つ猟奇殺人犯、主人公に付き纏う麻薬捜査官、新たに誘拐される14歳の少女…。これらのエピソードが一向に纏まっていかないのです。なので、主人公と犯人が直接対決するクライマックスがいまいち盛り上がらない。さらに、そこで唐突に挿入される断酒会の演説が全く意味を成しておらず、せっかくの見せ場を極めて間延びしたものにしてしまっている。これは致命的な欠点と言っていいでしょう。映画全体を覆う陰鬱でダークな雰囲気はすこぶる良かっただけに残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-17 23:44:37)(良:1票)
5.  許されざる者(1992) 《ネタバレ》 
現代ハリウッドの歴史と共に生きてきた、もはや生ける伝説と化していると言っても過言じゃないクリント・イーストウッド監督。その代表作と呼ばれるものはだいたい観てきたし、その何作かは僕の感性に少なからざる影響を残してきたのだけど、この数々の権威ある賞に輝く彼の代表作だけはずっと未見のままでした。理由は単純で、ひとえに僕が西部劇が苦手だから…。でも、そんな個人的理由でもしかしたら傑作を観ずじまいでこのまま一生を終えるかもしれない(大袈裟?笑)という懸念を払拭するためにこの度鑑賞してみました。いやー、さすがイーストウッド、シブいですね~。まだ俳優として脂の乗り切っていたころの彼が演じる主人公は、荒野に建てられた一軒の寂れた小屋で子供と共に平凡に暮らす初老の男ウィリアム・マニー。しかし、彼の元を一人の若い賞金稼ぎが訪ねてきたことから、マニーの隠された過去が明らかとなる。彼はかつて無法の限りを尽くした伝説のガンマンだったのだ。そんな今や落ちぶれてしまった老元ガンマンの過去を回想形式で描くのかと思いきや、そこには一切触れず、あくまで金のために再び銃を手に取り賞金の懸かった悪逆なカウボーイを殺すために荒野をゆく彼の姿を淡々と追った、シンプルでありながら深いストーリーは見応え充分でした。賞金首である、女の顔を切り刻んだカウボーイよりも、強大な権力欲を糧に街を支配する悪辣な保安官を最大の悪役に設定したところもお話に奥行きが拡がり良かったです。そんな治安維持に関しては惜しみない情熱を注ぐ保安官に、愛する妻の尽力により立ち直った老ガンマン、人を殺すことを単純に格好良いと思う血気盛んな若者、金のことしか頭にない娼館の経営者、男の暴力に怯えながらも娼婦として生きざるをえない女たち…、それぞれに許されざる者がいて、誰もが単純に正義でも悪でもないという、そんな登場人物たちの深甚なる人物造形はさすがイーストウッドですね。人は誰しも自分本位なエゴを抱え、その感情のぶつかり合いの果てに様々な悲劇が巻き起こされるという、現代社会にも通じる今作のテーマは、それまでの勧善懲悪の娯楽西部劇への彼なりのある種の総括ともとれると思います。うん、やっぱり僕の個人的に苦手なジャンルである西部劇ということで、彼の数々の名作群の中では若干落ちるとはいえ、素直に観て良かったと思います。良作。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-20 10:38:38)
6.  ユニコーン・キラーを追え(前・後編)<TVM> 《ネタバレ》 
私生活は碌でもないのだけど、人を惹きつけるカリスマ性だけは異常に高い男とその恋人。十数年にわたる彼らの同棲生活と、その後に起こった彼女の失踪事件、そして男にかけられたある疑惑をテンポよく追った作品。だが、事実を基にしているとはいえ、あまりにもカタルシスに欠けるのではないか。恐らく残忍な方法で女を殺しておきながら、ありとあらゆる方法で逃亡を続け、しかもいつも傍らには女の姿がある酷い男の逃走劇を延々見せられても不快感しか湧いてこない。この男に何らかの形で鉄槌が下されるか、もしくは遺族の魂の叫びのようなものがなければ、やっぱりもやもやとした後味の悪さしか残らないと思う。「だって実話だもん」って言われれば、それまでかも知れないけれど。ヒッピー崩れで女にだらしなくて徹底的に自己中心的な髭もじゃ男のいやらしさだけは充分に伝わってきたので5点。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-26 09:08:39)
7.  遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 
SFホラースプラッタ映画界という決して広くはないが強固な地盤を持つ地平に、いまだ燦然と異形の光を放ち続けるあの伝説のカルトムービーをまさかのリメイク!カーペンターの作りあげた、テイストはB級ホラーでありながら哲学的で深淵なテーマをも感じさせる唯一無比な前作と比べると、確かに見劣りする部分も否めないけど、でも単純にB級ホラーとして観れば普通に面白いよ、これ。あの最新技術を駆使して造り上げたぐちょぐちょドロドロのクリーチャーの造形は個人的にツボでした。ここまで同じような展開にするなら、もうリメイクだと開き直って、首チョンバされた人間の生首から蜘蛛みたいな脚が生えてきて床を縦横無尽に這いずり回るという、子供が見たら必ずその後の人格形成に尋常ならざる悪影響を与えるであろうあの有名なシーンも見せて欲しかったなぁ。取り敢えず、真夏の熱帯夜にビール飲みながら頭空っぽにして観るには最適な映画だと僕は思いまーす。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-14 12:32:49)(良:1票)
8.  Uターン 《ネタバレ》 
このシニカルな映画は、無駄に豪華なキャストと相俟って、とても贅沢なB級グルメのような味のある映画に仕上がっている。このどうしようもなく閉塞感漂うアメリカ南部の描き方が、悪意に満ちていて好き。そして最後までそこから抜け出ることが出来ないショーン・ペンがなかなか楽しい。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 23:21:03)
9.  U・ボート 《ネタバレ》 
潜水艦映画の新境地を造り出した記念碑的名作。狭い鋼鉄の塊のなかで、息を殺しながら延々と死と隣り合わせの戦いを繰り広げる姿は、じわじわと閉塞感・不安感を煽っていきます。国のために命を賭けて戦う彼らも、それでもナチスの一員であるという事実がラストの無常観と相俟って、単なるアクション映画の枠を超えて深い感動を呼びます。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-20 20:49:55)
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