1. 4分間のピアニスト
《ネタバレ》 ピアノという楽器の持つ魅力に満ち溢れた映画でしたね。重い過去を背負ったピアノ教師と女性囚人がピアノを通じて徐々に心を通わせていく様にとても惹き込まれました。 ラストの演奏は本当に鬼気迫るものであり、そしてとにかく格好良く素晴らしいものでした。 [地上波(字幕)] 8点(2010-11-23 23:40:30) |
2. 4ヶ月、3週と2日
《ネタバレ》 何というか、サスペンスやホラーの要素、青春ドラマ的な要素、社会派ドラマの要素がうまく混ざり合っていて非常に見応えのある作品でした。また、何気なく交わされる日常会話の端々からチャウシェスク独裁政権下のルーマニアの状況を垣間見ることができ、非常に興味深かったです。 とにかく、最初から最後までサスペンスやホラー映画的な緊迫感に包まれていて、観終わった後は何かから解放されたかのような気分になりました(ちょっとエンディングは「えっ?」という感じでしたけど)。 [映画館(字幕)] 8点(2008-04-11 19:18:58) |
3. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 観終わった後、素直に「ああ、素晴らしい映画をみたな」と思える作品でした。オープニングの掴み(非常に勉強になりました)も抜群で、ストーリーも淡々とした進行ながら社会主義政権下の監視社会の様子を上手く描いていて全く飽きさせることがなくラストも本当に見事な締めかたで、おまけに旧東独の様子や監視・取調べの手口なんかも知ることが出来るというまさに言う事なしの映画です。 [映画館(字幕)] 10点(2007-09-09 00:25:51) |
4. ヨコハマメリー
《ネタバレ》 メリーさんのような町の名物的な人物の歴史を知る機会はあまりないので、非常に興味深かったです。非常にディープな戦後の横浜が関係者の証言で描かれています。非常に「濃い」ドキュメンタリーですが、救われたのはメリーさんには帰る故郷があったことですね・・・・・。 最後に映った素顔のメリーさんはとても上品そうで素敵なおばあちゃんでした。 永登元次郎さんの歌も非常に素晴らしかったです [映画館(邦画)] 8点(2006-11-28 17:25:24) |
5. 夜よ、こんにちは
元首相の誘拐・監禁という大事件を実際の映像を交えながら描いている作品です。まあ、テレビから流れるニュースや映像の仰々しさと比べ、実際の現場が非常に静かに淡々としているのが逆に緊迫感を生み出しています。また、現実とキアラの幻想が入り混じる手法も良かったですね。 「赤い旅団」は小さい頃結構ニュースに出てたので名前は覚えているのですが、どういう存在だったのかまでは知らなかったので非常に参考になりました。 また、ピンクフロイドの「狂ったダイアモンド」が効果的に使われていて印象的でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-11-04 21:34:49) |
6. 夜を賭けて
この作品の原作や開高健の「日本三文オペラ」を既に読んでいたので、ある程度のあらすじは分かっていたんですが、映像をみるとあらためて衝撃を受けましたね。 これが、戦後の日本で起こった話であるというのが本当に信じられませんでした。山本太郎が本当にはまり役でしたね。 [映画館(邦画)] 8点(2006-09-18 21:47:48) |
7. 黄泉がえり
《ネタバレ》 RUIの歌と竹内結子の切ない演技が今でも心に残る作品です。大スクリーンでまたRUIのライブシーンが見たくなりました。切ないけど非常に心温まるストーリーもとても良かったです。 [映画館(邦画)] 9点(2006-04-27 21:57:24) |