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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1249
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  8日で死んだ怪獣の12日の物語 劇場版 《ネタバレ》 
電通案件といわれたワニと同類かと思わせる題名が事前の印象を悪くしている。 全体としては新型コロナウイルス感染症の脅威のもとで、映画業界と映画好きの人々を和ませ元気づける映画のようではある。当時の世相を反映した面もあるだろうが、登場人物とは生活環境が違っていたので(田舎住まいで普通に通勤)個人的に共感できるものはない。ただ医療関係者への感謝の言葉が出たのは特徴的だった。また当時は確かに、先に治療薬が普及してやがてワクチンが開発されるものだと思っていた。 元になったのが樋口真嗣氏の「カプセル怪獣計画」とのことで、昭和怪獣ネタが多いのはわかるが楽しめるというより煩わしい。要はアマビエと同じようなノリだったのだろうが、一般向け映画の体裁で得々と怪獣話をするのは大人気なく見える。 しかし屋外で怪獣が浮遊していたり踊ったりする映像は、意味不明だが悪くなかった。夜の路上を進んで行って、人知れず踊っていた連中にたまたま出会った感じの場面は好きだ。  物語的には、カプセル怪獣は結局人類の味方だったようで、意外に素朴で良心的な作りではあったらしい。しかしその後の現実の世界を見ていると、この機に乗じて社会不安と不満と不信を煽る連中だらけで人の良心など信じられなくなってしまい、みんながヒーローというメッセージが今となっては白々しく感じられる。だからどうしろともいえないのでいい方を変えると、この頃の月単位の期間限定で何とか成り立ち得た映画とはいえるかも知れないが、しかしそもそもこの当時でも「あなたのマスクも実はカプセル怪獣かもしれません」と言われれば失笑するしかなかったのではないか(メイドインどこの怪獣なのか、あるいはアベノ怪獣とでもいうつもりか)。 個人的には、東日本大震災後の原発事故の不安を扱った「青いソラ白い雲」(2011、金子修介監督)に匹敵する映画かと期待して見たわけだが、残念ながらそうでもなかった。見たタイミングも悪かったが。  ちなみに、あえて現時点の感覚で皮肉な見方をすると、この映画の「ペロリンガ」が昔のTV番組に出たペロリンガ星人と同じだとすれば、その善意を簡単に信じていいとは全く思えない。特定個人に利益供与して自陣営に取り込んだり、ワクチン提供で懐柔したりしていたようだが、実はもうすぐそこまで侵略軍が迫っていたと思うべきではないか。ネット通販で簡単に買えたというのもかなり怪しいが、そういう疑念を生じさせる意図まであったとすれば侮れない映画ではある(違うだろうが)。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-07-24 08:06:37)
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