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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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1.  ラストナイト・イン・ソーホー 《ネタバレ》 
端的に言えば「ちょっと風変わりでお洒落なファンタジー・サスペンス・ホラー」とでも言いましょうか、結論から言えば気に入りました。ダブルヒロイン2人の魅力は勿論のこと、脇を固める出演者たちの存在感も半端ない。そしてカラフルで見事な映像とそれを盛り上げる音楽。大いに満足です。  評価点や疑問点は既に皆さんに殆ど語り尽くされている感がありますので、極力重複する部分を除いた自分なりの感想を以下に少々書かせていただきます。  エロイーズの「力」とは霊が見えるということなのでしょうか?郷里に居た頃のエピソードは特に語られておらず、彼女には鏡に映る亡き母の姿が見えるだけです。特に亡き母と語り合うこともないようです。  一方、ロンドンに来てからは夜毎いろいろと見えて来ます。見え過ぎちゃってタイムリープものかと見紛うぐらいです。そして、徐々に登場する助平オヤジたちは亡霊ですが、そもそも彼女を惹き付けたサンディは結局生霊だったのか?生霊となれば話が違う。生霊が夢に現れる?じゃ、サンディこそ強力な「力」の持ち主?だからオヤジ霊たちもサンディを恐れて祟ることなど到底出来なかったのかも。あんなにおどろおどろしくてエロイーズに物理的に接触するぐらい強かったオヤジ霊が、一転して無様な臆病者面になってしまうあたりは笑ってしまいそうでした。  また、考え方を変えればエロイーズの「力」の強さ故、階下に眠るサンディの悪夢を察して過去の物語を再現していたのかも。サンディが犯した罪を悔い無意識下で常に悔やみ続けていたのであれば、そこにエロイーズが入って行って過去の悲しくも忌まわしい事実を感じてしまったのかも。  結局サンディは今度こそ亡霊となってエロイーズの前に現れる訳で、とり憑いて悪霊化して欲しくはないところです。  それと、ジョンの叔母さんも「力」があるのですね。だからこそ彼は、自身は「力」がないまでもエロイーズの「力」を感じ接近して来たのかも。そして彼女の本質を理解出来るからこそ、殺されかけても近くに居続けてくれるのかも。ちなみに、彼が叔母さんを連れて来てエロイーズのピンチを救う、なんて月並みなオカルト物語にならなくて良かった。  それから、テレンスさん演じる謎の老人がジャックだとミスリードされることはなかったですね。彼が亡霊として登場していれば別だけれど、登場の仕方や雰囲気が基本的に善玉感ありありでしたし。まさか、サンディを救おうと声掛けした男だとは思いませんでしたが、後になって考えてみればそれ以外なしですよね。  戯言で失礼しました。  改めて感想を。古いビルに自らの人生を封じ込めざるを得なくなってしまったサンディが、期せずして現れた彼女の過去を視ることが出来てしまうエロイーズを、一度は消し去って現在の平穏を維持しようとしたものの、土壇場になって過去を悔い改め自らの全てを消し去る道を選んだということでしょうか。いずれにしても、ひさびさに満足できるホラーに出逢えました。8点献上です。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-13 14:29:37)(良:1票)
2.  ラン・ラビット・ラン 《ネタバレ》 
これはサラの幻影か、妄想か?それともアリスの亡霊のなせる業か?そのどちらとも受け取れると同時に、どう見るのかによって大いに評価が変わりそうな作品ですね。個人的には、全体通じてサラ目線で描かれていることもあり、語られているのはあくまでもサラの世界だと思いました。  幼き日に妹を散々苛め、挙句の果てには殺してしまった。それは紛れもなく狂気のなせるものであり、彼女自身に反省や自戒の念はないのだと思います。ただ、そうは言っても、サラにとって妹の死はどうにも振り払うことの出来ない悪夢となって脳裏に染み付いており、歯止めとなっていた父親の死に加え、愛娘が妹と同年齢になったことを契機に再びその狂気が頭をもたげて来たのでしょう。最早ミアはアリス。ミアが自らをアリスと呼ぶのは、ミアにアリスを求めるサラの幻影と思われます。  ラスト、元夫さえも殺してしまったサラは窓辺からアリスがミアを死に誘う場面を目撃しますが、勿論それも幻影でしょう。既にミアを殺してしまっているのか、それとも逃げ惑うミアへの殺害衝動が幻影となっているのか。明確に語られないので判断は難しいところですが、そこに至る以前の様々なシーンから、サラに僅かに宿る母性が殺すことは押し留めたのではないかとも思えますが、それは希望的観測に過ぎないかも知れません。  冒頭のサラの夢はトラウマそのもの。妹を殺してしまったことへの後悔の念なのか、それとも自らも死のうとしたものの助かったのだという弁明的な念なのか。観終わった後、いろいろと反芻する楽しさの味わえる作品に対し、そして、一見ジョディ・フォスター似、サラ役のサラ・スヌークさんの鬼気迫る演技に対し、8点献上します。  ちなみに、サラに対して心を閉ざすミアが被る手作りのウサギのお面。庭に迷い込んだウサギ同様、かつ、妹の名前がアリスなのですから、登場するウサギには「不思議の国のアリス」のイメージが重なります。それに限らず、「ドニーダーコ」や「インランド・エンパイア」など、ウサギが象徴的に登場する作品がありますが、欧米ではウサギそのものに何か特別の意味があるのでしょうか?日本では飛躍とか子沢山とか+イメージが多いような気がしますが…。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-22 15:02:05)
3.  LAMB/ラム 《ネタバレ》 
ダークファンタジー、あるいはホラーといったスタイルを採っていますが、事故(?)で愛娘を失った夫婦が、異様な姿でこの世に生を受けた子羊に亡き娘の姿を見出し、溺愛することで失ってしまった日々と幸福を取り戻したかと思いきや、結局は束の間の幸せは破綻せざるを得ず、更なる悲しみの淵に立たされることになるという人生の悲哀を描いたヒューマンストーリーと受け止めました。  とは言いつつも、冒頭の羊たちの恐れおののく姿、生まれて来た子羊に息を吞む二人、独り屋外に出たアダの瞳に映る異形の存在等々、ホラー作品あるある的要素は全編を通じて散りばめられており、決して心温まる作品とは言えません。観終わった後、どうにもならない重苦しさが尾を引きます。  途中までアダはイングヴァルの子なのか?と疑っていましたが、彼の様子もマリアの様子もその点はまるでスルーしているところから違うのだなと。それに冒頭の羊たちがイングヴァルに対してあんなに恐れる訳もないし。ではアダの出自は如何に?もしや実在しない概念としての存在だとか?過去の悲劇が夫婦にもたらした心の闇とか?そしたら何とあんな異形の羊人間だったとは。そこはまさかの展開でした。  アイスランドの山中にあのような存在が居るという伝説があるのかどうかは知りませんし、設定そのものにキリスト教的要素があるのかどうかも知りません。ですから、羊人間が単に突然変異的に誕生した怪物なのか、それともより深い意味を持つ存在なのかは判断出来ませんが、訥々と語られる深く悲しい物語に、そういった背景を知らずともやるせなさを感じざるを得ませんでした。  更に高得点を献上したかったのですが、弟の登場が作品全体に対して果たして意味があったのかどうか理解に苦しむ部分があり、マイナス1点の7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-20 14:23:52)(良:1票)
4.  RUN/ラン 《ネタバレ》 
代理ミュンヒハイゼン症候群的な設定、その後の展開、衝撃のラスト…どことなく既視感はあるものの、観終わってみればオリジナリティ溢れるサイコサスペンス。緊張感が途切れることなく作品世界に没入出来ました。  とは言ったものの、冒頭の低体重児出生シーンから高校生になったクロエの日常までの流れは、ちょっとばかり仕込みがキツいかも知れません。赤ちゃん誕生のシーンは思わせぶりたっぷり。医療チームの必死の努力で、低体重児は一命をとり止めたかと思わざるを得ない演出。ダイアンがふと医師団の方に目をやるところが微妙な雰囲気。  そして、やがて種明かしされるクロエの出自の秘密。あれ?アメリカだと戸籍じゃなくて社会保障番号があるだろうに、ダイアン母さんはどうやってクロエの身分を確保したのかしら?などと考えると結構無理があります。その辺を真向否定してしまうとこの物語の屋台骨が崩れ去ってしまうので追求しない方が良いのかも知れませんが、クロエは学校に通ってるし大学受験もしてるし、そもそも本当の名前は?とか、結構気にはなります。  などと野暮なことを書いてしまいましたが、クロエの自室からの決死の脱出シーンであるとか、監禁された地下室からの決死の脱出方法であるとか(決死続きですね)、善良なトムさんに死亡フラグが立つ瞬間だとか、クライマックスのダイアン転落シーンだとか、緊迫の展開は数多く、冒頭記しましたとおり優れたサイコサスペンスであることは間違いないと思います。(ダイアンの転落原因はてっきり動けるようになりつつあったクロエの蹴りかな?と思ったらあっさり銃撃なのにはガッカリしましたが)  ラストシーン。心のどこかでダイアンを信じていたかっただろうクロエが、結局は憎しみの心に負けて薬を飲ませようとするシーンは、決してサプライズ的なものではなく、狂気は誰の心にも潜んでいるというメッセージなのでしょうか?
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-09 23:46:52)
5.  ラッキー(2020) 《ネタバレ》 
作品中にもそのことに通じるシーンが出て来ますが、題名の「ラッキー」とは、ヒロインが自己啓発本の作者として成功したことに対して「運が良かっただけ」と揶揄している意味なのですね。  読者からも心からの賛意を感じることが出来ず、夫からも一人の人間として敬意をもって受け入れられてはいないと感じる日々。彼女にとって、彼女を取り巻く全ての人々は、ある意味敵対する存在に他ならないといった感じです。  そして、次第に彼女は心を蝕まれ、謎のマスク男に襲われ続けることになる、といったところでしょうか。  登場するシーンの殆どが彼女の妄想のように思え、その合間合間に現実が見え隠れしているといった構成のように感じます。観る者をそのようにリードする細かな仕掛けも施されていますし。  その仕掛けのメインが、登場するごとに彼女が致命傷を負わせるマスク男。彼は世のあらゆる男性を個性を取り払って概念的に表現した存在。何かしようとすると常に彼女の前に立ちはだかる存在といったところでしょうか。振り払っても振り払っても、殴っても刺し殺しても繰り返しやって来る脅威。只管彼女は疲弊します。  ラスト。漸く男の息の根を止めた彼女が、はぎ取ったマスクの下に見た数々の男の顔。彼女にとって決して好ましくない男たちの顔。男の存在と行動の意味を知った彼女は、これから生きていくことが決して「ラッキー」なくしてあり得ないとでも悟ったのでしょうか?  社会の中での女性の生きづらさを描いた作品と受け止めたいところですが、難解な表現を選んだがためにテーマが解り難くなってしまったように思え、6点献上止まりです。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-12-13 00:31:48)
6.  ランニング・デッド 《ネタバレ》 
ゾンビ、と言うかこの場合は感染者と言った方が適当かも知れませんが、アドレナリン全開的にトップスピードで激走し超絶狂暴に非感染者に襲い掛かるという設定は既に数多くの作品で描かれているものの、ゾンビは動きが遅いから逃げられるというかつての常識に反した姿はいつ見ても恐ろしいものです。  ちなみに感染者とも違うのかな?キモイ虫みたいな生物に寄生されてるようですが、そのあたりの説明はほぼ皆無です。  それにしても、妻や娘に対する態度や言動が超ウザいこのお父さん、どうにも感情移入出来かねるキャラですが、それはそれとして兎に角お父さん強過ぎ。今まで観て来たゾンビ映画の主人公の中でも、素手で戦う強さと強運は最高レベルです。  途中から具合悪そうな素振りも見せますが、特に感染が確定しているような描写はありません。  そして、娘もまた超強運。大勢の感染者に囲まれ追われても無事で怪我一することなく、絶体絶命の場面でも上着を感染少年に奪わせた隙に逃げおおせた様子。更にはその足で山に登って狼煙を焚く逞しさ。  要するに、危機また危機の絶体絶命なのに主人公は勝ち続けるという安心して観ていられるゾンビパニック作品です。  細かいところを見ていくと?マークが大量発生してしまいますが、B級以下の作品がひしめくゾンビ映画の中にあって、作りは粗いもののなかなかの良作かと思い7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-25 12:21:34)
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