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プロフィール
コメント数 365
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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1.  ライフ・イズ・ミラクル 《ネタバレ》 
それほど古くはない映画ですが、古き良き映画を彷彿とさせる雰囲気です。全体的に赤錆がかっていて、透明感がない、カーキー色の目立つ油絵的な絵づくりなんですよね。ロケーションもとてもシャレてるなと思いました。主人公の家はボスニアの片田舎の山を背にして建てられているのですが、家の前方には結構な傾斜で下る草原が広がっていて、そこに張り出して設置したテラスからは草原を俯瞰することができます。ここで驚くのは、家の真ん前、テラスとの間に鉄道の線路が走っていることです。山は、家の背だけはなく、左右にも迫っているようで、家の前を通る鉄道の線路は左右の山をトンネルで抜けていきます。さて、このボスニアの山奥の一軒家に、妻と息子と3人で暮らしているセルビア人の男が物語の主人公です。男は鉄道技師、妻はオペラ歌手で、息子はサッカー選手をめざしています。家の前を通る鉄道は昔オーストリアが敷設したものの開通しておらず、現在、開通に向けた作業が進められています。おそらくその都合で、鉄道技師として現場近くに引っ越してきたという設定なのでしょう(仕事らしい仕事をしてるシーンがないので謎ではありますが)。主人公家族を中心に、この地での生活が、コミカルに、かつ、丁寧に描き出されていきますが、その切り出し方と、つなぎ方に絶妙なセンスを感じます。そうこうしているうちに、ボスニア紛争が勃発し、片田舎とはいえその影響を少なからず受けることとなり、話は動いていきます。ただし、あくまでも紛争は背景であり、一貫して人の生き様を描くことに軸足を置いているところが、他のボスニア紛争を扱った作品と異なるところでしょうか。結局、紛争があろうが、人間やることはやるし・・・という人間賛歌みたいなものになっていて、見終わって、すがすがしい気持ちになりました。
[DVD(字幕)] 8点(2024-05-08 19:17:27)
2.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
舞台は1939年のイタリアから始まります。前半はコメディータッチで、主人公が奥さんをゲットするまでの話、後半は一転、主人公夫婦+息子がユダヤ人収容所に収容され、強制労働させられる話です。主人公は、一緒に収容された幼い息子が悲しまぬよう、ここに収容されている皆さん方は、ポイントを稼ぐゲームに参加していてみんな競争しているのだと嘘をつきとおすという内容です。退屈はしないのですが、ちょっと不思議なほど、心動かされるものがありませんでした。虚構の世界であっても、その中でリアリティを構築し、感動を呼ぶ作品は普通にあると思うのですが、本作では、史実を、それもかなり重たい史実を持ち込んだにも関わらず、リアリティの構築に失敗しているのだと思います。本来、いろんなものが渦巻いているはずの空間で、ただひたすら主人公は息子だけを向いていて、他に収容されている人達とのコミュニケーションが一切なく、たまに、放送施設を乗っ取って奥さんに愛を告白してみたり、蓄音機を収容所に向けて音楽を流してみたり。イタリア人らしいと言ってしまえばそれまでですが、もはやその域を超え、イタリアという国を擬人化したレベルにまで達していると言えます。そういう意味では楽しめたのかなと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2024-01-28 15:36:52)
3.  ラン・ローラ・ラン 《ネタバレ》 
20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、走りまくる女性ローラの話。無限にある可能性の中の3つのカケラの話。各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、このアニメが雑で下手なのが、また、いいリズムと味を出しています。一番感心したのは、ローラが激走中に遭遇した人の未来の運命を、十数枚の連続写真でチラ見せするというアイディアです。ローラがリセットを繰り返すことにより、ローラの運命だけでなく、激走ローラの周りの人達の運命をもピタゴラスイッチ的に、バタフライエフェクト的に変えてしまうことを端的に示すだけでなく、アクセントとしても有効で、更には、チラ見せ運命は笑える結末が多く、爆笑の連続でした。まったく飽きずに最後まで楽しめました。また、機会があったら見たいくらいです。独語原題は「Lola rennt」、英題が「Run Lola Run」。今気づいたのですが、英題をつける際「能登かわいいよ能登」構文を採用したことが成功の秘訣だったのかも知れません。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-17 20:23:21)
4.  雷撃隊出動 《ネタバレ》 
雷撃とは日本海軍の航空機による対戦艦魚雷攻撃のこと。戦意高揚映画ですが、南国で軍服も半ズボンで、やあ久しぶりと同志が酒飲んだり、碁を打ったり、トランプで遊んだり、慰安映画を見たりと、楽しい雰囲気が強調されています。物資不足で闘いたくても飛行機がなくて闘えない様子や、それとは対照的に捕獲した敵兵の「物量が豊富な米軍が負けるわけがないじゃない」という発言を特に否定しないなど、結構、ぶっちゃけた内容になっています。圧倒的物量差の解決策として、1人が10人と相討ちすればいいじゃない。簡単じゃない。というような感じで、楽観と言うより、もはや諦観ですかね。人が死にますが、湿っぽくない、からっとした戦争映画です。映像は戦闘機や戦艦が格好良く見えるようかなりこだわっていると思いました。プロペラがたくさんある飛空艇がファンタスティック!(九七式飛行艇)
[DVD(字幕)] 5点(2023-04-26 17:46:35)
5.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
ミュージカルのダサさ具合は悪くないです。主役2人がミュージカルをやりそうな人でないところイイです。そのバカっぽさを隠れ蓑に、誰もが一度は思い描くような淡いif物語とほろ苦い現実をブッ込んでくるあたり、脚本が巧みだなと思いました。男の主人公は、典型的な美形ではないですが、飄々とした感じで、終盤はかなりかっこよかったです。女の主人公は、遠目に見ると小娘なのですが、近寄ると妖怪人間もしくは鳥のヒナといった感じで、マンガチックというかデフォルメが効いているというか、まあかなり好きです。
[DVD(字幕)] 7点(2023-03-02 19:49:13)
6.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 
3時間超の大作。60年代の米ソ冷戦下で躍起になって宇宙開発競争をしていた当時の空気をとても懐かしく感じました。まだ生まれてませんが。宇宙開発に皆が夢を抱いていた時代ですね。前半は、音速の壁に挑むテストパイロットの話です。主役のエースパイロットが、メチャクチャかっこいいです。一点の曇りのない眼差しと、ストイックで乾いた表情がいいです。奥さん以外の女の尻を追わずに、いまだに奥さんの尻を追いかけてあばら折るのもストイックでいいです。後半は、前半で登場したテストパイロットの一部が、名を挙げようと宇宙飛行士枠に応募し、厳しいテストに耐えて宇宙飛行士を目指す話です。宇宙飛行士候補達の息の長さと、肺活量を競うテストを見て、昔のテレビ番組「ザ・ガマン」を思い出しました。(口の上にセットされたシリンダー経由で羊の脳みそが落ちてくるシーンが思い浮かびました。)バカバカしさにおいてドッコイドッコイなところが笑えます。蛍のシーンは思いっきりフラグかと思いましたが、してやられましたね。まだ見ぬ世界を目指して危険を顧みない男達の話として、宇宙飛行士を扱うだけでなく、航空機テストパイロットと対比させたのが、作品に特別な味わいをもたらしていると思います。あえて難を言うとすれば、後半、宇宙飛行士達が一致団結して、爽やかないい奴になりすぎていて、ちょっと面白みに欠けるのと、実話に基づいているので、フィクション作品で得られるような感情の起伏がもたらされないところでしょうか。主要人物は死にそうにはなるものの死にませんし。
[DVD(字幕)] 7点(2023-02-21 19:52:51)
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