1. 力道山
《ネタバレ》 プロレス好きとしては、やはり見ておかなくてはと思いDVDを借りたのですが、予想以上に面白かったです。船木や武藤等レスラー陣も多数出演しており非常に楽しめました(特に、橋本真也の姿には涙が・・・・・。)。しかし、ソル・ギョングも、プロレスラーとして全く違和感を感じさせないのは凄いですね。試合のシーンも非常に迫力がありました。まあ、力道山がプランチャーしたり、シャープ兄弟がラリアットしたり、武藤が元関脇の力道山にいとも簡単にコブラツイストを決めたりといろいろ突っ込みどころはありましたが・・・・。 ストーリーも、日本のプロレスの草創期の様子を伝えてくれていて非常に興味深いものでした。まあ、創作の部分もあるのですべてが真実ではないのでしょうが、裏社会との関わりや八百長問題等を生々しく描いていています。(日本映画だったらこの部分はここまで触れられないのでは?)また、力道山という一人の男を良い面だけでなく悪い面もありのまま伝えているのも良かったと思います。 藤竜也(昆布が食いたくなりました・・・)や中谷美紀の演技も非常に素晴らしかったです。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-13 12:03:55) |
2. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 私くらいの世代(こんな言葉を使う年になってしまったな・・・・・)にはたまらない青春映画ですね。もう、「ブルーハーツ」・「高校の文化祭」といったら、80年代後半、音楽好きの高校生だった人間にとってはまさに涙ものの設定です!まあ、彼らの曲の中で一番好きな「終わらない歌」が流れてきた時にはつい一緒に口ずさんでしまいました。最初はボーカルが韓国の留学生という設定を聞いて、正直「ちょっとどうなんだ?」と違和感を感じたんですけど、見終わったら180度変わりました。いやあ、ロックです、私は好きです。見終わった後、つい「僕パンクロックが好きだ~♪」と口ずさみたくなるような作品でした。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-16 22:04:55)(良:1票) |
3. リアリズムの宿
《ネタバレ》 「微妙」な距離感の「微妙」な感じの二人が、「微妙」な町を旅し、「微妙」な宿に泊まり・・・という「微妙」尽くしの内容を山下敦弘監督のセンスと 尾野真千子の存在で「微妙」でない映画に昇華させています。 あの旅館の宿泊代はいったいいくらだったんでしょうか・・・・ [地上波(邦画)] 8点(2015-07-11 10:23:45) |
4. リリア 4-ever
《ネタバレ》 これは我々に怒りを喚起させるための映画だと思います。まるで奴隷狩りのような人身売買を営む輩に対しては勿論のこと、子どもを「これから生きていくより死んだ方がマシだ」と思わせるような親や親類、そしてこういった人身売買の実態から目を背け己の欲望を満たそうとする大人たち・・・・等々に対しても憤りを隠せません。 本当に、考えさせられる作品でした [映画館(字幕)] 8点(2011-02-13 21:13:10) |
5. 略称・連続射殺魔
《ネタバレ》 ナレーションが時折入るものの、それ以外はひたすら永山則夫が見たであろう風景をひたすら映し出しているだけの作品です。それなのに、非常に不思議な魅力を持っていますね。 一人の少年が大事件を起こすまでの人生の過程を風景で見事に映し出していますし、1960年代後半の、日本のニュース映像ではない極めて普通の日常光景が見れるのも非常に興味深かったです。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-30 17:59:21) |
6. リトル・ヴォイス
《ネタバレ》 まずは、ジェイン・ホロックスの芸達者ぶりに拍手を贈りたいです。まさにジェイン・ホロックスのための映画と言っても過言ではないですね。脇を固める出演者たちも魅力あふれる演技を見せてくれています。 寂れた街で、落ちぶれた大人達がモノマネ芸の才能を持つLVに身勝手な希望を持ち、足掻く姿が非常に切ないですね。 ちょっと、クライマックスシーンがホラー・サスペンス映画みたいでちょっと怖かったですけど、見終わった後は爽やかな気持ちにさせてくれる作品でした(ややほろ苦いですが)。あと、この作品は吹替ではなく、字幕版で見た方が良いです(モノマネの歌まで吹替えになってますんで・・・・)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-15 15:28:22) |
7. リメンバー・ミー(2000)
こういう時を越えた物語に何故か魅かれてしまいます。 そういえば日本版リメイクはどんな感じだったんでしょうかね? [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-15 16:43:22) |
8. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 ラストのちょっとしたサプライズがとても良かったですね。 しかし、韓国の女性って強いですね・・・・・ [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-15 15:02:11) |
9. リリイ・シュシュのすべて
見終わったあと、厭世的な気分になりますね。中学生の日常生活に潜む救いようの無いダークな世界と、非常に透明感のある美しい映像と音楽がとてもマッチしていて惹きこまれていきます。 この作品の映像は、我々の中にある心象風景に非常に近い感じがしてとても心地良いですよね。特に最後のエンドロールのところは素晴らしいです。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:00:58) |
10. リップヴァンウィンクルの花嫁
《ネタバレ》 岩井俊二の透明な世界観とドロドロした現実社会が見事に調和していて、不思議な感覚に包まれる3時間でした。不思議とは書きましたが、実は岩井監督が描く現実はリアルなようで、実はリアルと少しずれたパラレルワールドの現実なのではないかと私は思っています。その中で、岩井監督が自由に自分の世界観を展開していくことで、我々は自分が抱えている様々な不安や悩みを素直に昇華させることができるのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2017-07-08 22:45:00)(良:1票) |
11. 龍三と七人の子分たち
《ネタバレ》 昭和後期のプログラムピクチャー、2本立て上映の「もう1本の方」といった風味の作品ですね。 それでも、北野作品らしさは随所で見ることができますし、キャストは豪華ですので安心してみることができました。 [DVD(邦画)] 7点(2016-08-20 12:06:53) |
12. 竜馬暗殺
《ネタバレ》 なんというか、いわゆる「時代劇」とは一味違う幕末を舞台にした映画作品です。原田芳雄・石橋蓮司・松田優作・桃井かおりという昭和後期の日本映画界を代表するキャスト陣、まるで劇画をそのまま実写化したかのような緊迫感、登場人物たちに白塗りでええじゃないかを踊らせるような前衛的、実験的な映像と非常に斬新に感じましたね(40年近く前の作品ではありますが)。 [ビデオ(邦画)] 7点(2013-08-18 23:25:28) |
13. リリー・マルレーン
《ネタバレ》 「リリー・マルレーン」の哀愁漂うメロディーをバックに、主人公の運命とナチスドイツの運命がまるでシンクロするように栄枯盛衰の道を進んでいくさまを描いていて非常に興味深い作品でした。 ハンナ・シグラに降り注ぐたくさんの花束とナチス・ドイツに降り注ぐ銃弾が交互に映しだされるシーンが非常に印象的でしたね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2012-10-28 12:20:18) |
14. 猟奇的な彼女 in NY
《ネタバレ》 結構、オリジナルに忠実なリメイクなので十分楽しめました。むしろオリジナルでいかにもアジア映画っぽく強調されていた「猟奇的」な部分がマイルドな感じになっているので、元のクセのある作風が苦手な方でも見やすいと思います。 ラストまでの展開も、オリジナルよりも自然な感じで良かったと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2010-09-03 00:20:17) |
15. 流星(1999)
ファンタジー的要素がかなり入ってはいますが、基本的にかなり現実的な物語でしたね・・・・。ただ、それ故に心に響くものがありました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-25 21:32:31) |
16. リダクテッド 真実の価値
《ネタバレ》 我々が日常目にするニュース映像はあくまでも「Redacted(編集済み)」のものであって、それが全てではありません。この作品はその編集によって削除されてしまうような戦争の暗部を提示してくれています。 興味深い手法・内容ではありましたが、あくまで想像も入ったフィクションですので「そういうこともあったんだろうな・・・」という単純な感想以上のものは持てませんでした。面白いのは面白いですが。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-11 20:21:35) |
17. リトル・オデッサ
《ネタバレ》 冬のブルックリンの光景と荒涼としたあるロシア系ユダヤ人家族のドラマが見事にマッチしているのが印象的でした。殺し屋が主人公の映画ですが、派手なシーンは少なく、張り詰めた緊張感の中でストーリーが動いていくという感じでしたね。 非情な殺し屋が既に失ってしまった家族の安らぎを思うラストシーンは何ともいえないせつなさを感じました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-03 19:34:48) |
18. リトル・ダンサー
《ネタバレ》 とても面白い作品ではあったのですが、どうも男が演じるバレエというものに興味が無いからか、今ひとつ感情移入できませんでしたね。ストーリーはとても好きなんですけど・・・・・。 T.Rexの曲が非常にはまっていてよかったです。(CD買おうかな)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-10 21:56:06) |
19. リフ・ラフ
《ネタバレ》 ノー・フューチャーというか閉塞感に満ち溢れている作品でしたね・・・・。何というか、将来日本でもこうなってしまうような気がして不安になってしまいました。 ただ、イギリスの建設現場の様子なんて滅多に見る機会はないので興味深かったですけど。(まあ、凄い現場ではありましたが・・・・日本では考えられません) あと、スーザンの歌う「Always On My Mind」「 With a Little Help from My Friends」が下手なんだけど、凄く良かったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-09 20:57:09) |
20. リトル・ストライカー
《ネタバレ》 もう、最後に主人公の少年がマン・Uのスカウトに言ったセリフが最高でしたね。 なんか、このセリフを言うために全てのストーリーがあると言っても過言ではないと思います。 しかし、ここまでシティ寄りだとマン・Uサポから文句来たりしないんですかね・・・。 何しろ、登場するマン・Uサポが金持ちのいけすかない奴ですからね。 ストーリーはちょっと出来すぎ感もありますが、とても爽快な気分にさせてくれる作品でした。 [DVD(吹替)] 7点(2006-05-22 17:49:42) |