21. リング0 バースデイ
《ネタバレ》 なんつーか、日本版『キャリー』てな感じ。ただ、展開運びにはかなり無理繰りな感があるのと、前半が矢鱈と内容が薄くて退屈なのと、ショック描写がこれも非常に地味なのがとにかく大きな減点要素。仲間由紀恵はビジュアル的にはこれ以上無い程に適役だが、意図的な演出とは言えいくら何でも「貞子」感(霊的な感じつーか)が無さすぎて、個人的にはイマイチ。 [DVD(邦画)] 4点(2020-07-24 00:03:13) |
22. リング(1998)
《ネタバレ》 原作同様、実はホラー&ミステリーというミックス作品と言える。どちらの筋でもまずまずの映像化だとは言えるが、原作と比べるとミステリーの謎解き面はやや簡略化されている。ならば、もう少しだけホラー面のショック描写を頑張らないと映画にした意味が薄くも感じられてしまう。Jホラーの時代の先駆けではあったのだが。 やはりミステリーが絡む作品は、オチを知ってる状態で観るかどうかも大いに評価に関係してくるのだろう。とりわけ、原作の完成度が高ければ高いほど、猶更そうかと。その意味では、原作未読で観たら全く別の評価になっていた作品だと言えるのかも知れない(これと、他には『レベッカ』なんかもそうだと思う)。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-06-28 11:22:03) |
23. RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3
《ネタバレ》 ウエストが冒頭で逮捕され、その13年後の刑務所内が舞台となる本作、比較的マジメにストーリーで勝負している、という感じ。要は、例の薬剤での死者蘇生が上手くいかないのを改善するため、ウエストは微小プラズマなるものに目を付けた、という話である。とどのつまり、これが一種の「魂」的なものだということかと思うのだが、結論を言うとイマイチこいつの扱いに整合性が取れておらず、ハッキリ言って何がどーなってるのかサッパリ分からないのざんす。んで結局、終盤は暴動にかこつけてあっちゃこっちゃで好き勝手やってるだけにも思えるし、どー考えてももっとシンプルにつくるべき続編だったと思う(少しは自分の腕前を考えろよ)。 肝心のジェフリー・コムズだが、これも率直に、年相応に「トガリ」が落ちていて至極普通の人にしか見えない(まあ50手前なんだし、それで前作と全く同じのKY加減だったら逆にちょっと怖い、色々と)。 [DVD(字幕)] 3点(2020-05-29 00:58:29) |
24. リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 ショボい特撮も相当に薄ら寒いが、シナリオも所々意味不明だったり、あっちゃこっちゃ行ったり来たりと定まらなかったりで、なんとも酷い有様。見所も皆無。エンドロールを確認すると、監督・脚本・製作がワンマンっていう作品。コンセプトもアイデアも無いのに、仕事が無いからただただ続編作りましたってのが一目瞭然、正に自己満足の極み。そんなのに付き合わされるこっちの身にもなってみろと(前作がヒットしてるならまだしも、完全に自業自得だが)。 [映画館(字幕)] 2点(2020-01-17 00:00:01) |
25. リミットレス
《ネタバレ》 このオチには納得いかないって人も多いとは思うが、それを含めても展開はかなり面白い方だし、能力覚醒時の映像表現やブラッドリーの有能感全開の芝居も相当に興味深く観れる。 ただ、そもそもこれだけの効能の薬にも関わらずエディや義弟のチンピラ中心に物語が回り続ける(政府の裏組織とか出て来ない)等、リアリティ的には相当にいー加減(端的に言うとシナリオが練られてないor予算が足りないのかも?)。薬抜きでエディと対等に立ち回るデニーロの存在感は流石。全体として暇潰しには十分以上の娯楽アクションスリラー。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-23 11:59:21)(良:1票) |