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プロフィール
コメント数 3860
性別 男性
年齢 53歳

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1.  るろうに剣心 最終章 The Beginning
ひたすら派手なアクションを突き詰めた『The Final』と比較すると、アクションは抑え気味で、そりゃ基本的に、地味よりは派手な方が私も好きではあるのですが、どっちかというと『The Beginning』の方が、良かったかな、と。 やっぱり、しっとりしたシーンがあってこそ、アクションも映える訳で。このシリーズ、どっちかというと細かいカットを積み重ねたアクションシーンが多用されガチャガチャした印象がある中で、主人公と沖田総司が対決するシーンなどでは比較的長回しで見せたり。メリハリがあります。 映画の中に何度も現れる「炎」が、物語を締めくくる。 しかし、有村架純は確かに美人ではあるのですが、そのまんま過ぎるというか。無色透明で、どうも印象が弱いんです。
[地上波(邦画)] 6点(2023-11-18 06:48:23)
2.  るろうに剣心 最終章 The Final
チャンバラ映画の一つの到達点。とは思うのですが・・・。 冒頭からテンポもよく、いやこれはいいんじゃないか、と思ったんですけどね、最初は。 しかしその後がやたら、モタつく。主人公の過去が、どうやら現在の彼に大きな影を落としている、らしいのだけど、思わせぶりにチラ見させるだけで、詳しくは「The Beginning」の方を見てね、という趣向。予告編じゃあるまいし。この中途半端さが大きなマイナスになっているように感じました。 「過去」を物語に組み込むには、セリフで示すだけのやり方もあるだろうし、映画の中でガッチリと並行して描くやり方もあるかも知れない(ゴッドファーザーPART IIみたいに)。いずれにせよ、映画を見ている中でそれが我々の心に食い込んでこなければ、それは単なる知識に過ぎない訳で。 この作品、いったんはモタついたとは言え、やがてアクションのつるべ打ち、アクロバットシーンのオンパレードになっていくのですが、画面の派手さと裏腹に、モタつき感がもう一つ払拭されない。要は、心に入ってこない。不思議なほど。 せめて、これだけ動き回った主人公が、やがて疲労困憊する悲壮感、絶望感でもあれば。パフォーマンスとしてのストーリー性。例えば昔、『大殺陣 雄呂血』なんていう映画があって、市川雷蔵も殺陣が上手い人ではないし、チャンバラのキレも悪く、派手なアクションという観点ではこのシリーズの100分の1以下じゃないかと思える。のですが、それでもなにせ、あの悲壮感。そこにしびれる。 そう思うと、この作品。せっかくここまでアクションを仕上げて、やっぱり、勿体ないなあ。と思っちゃうのです。 ただ、(これはThe Begginingにも共通しているのですが)映画の中に、「炎」というものが、大小合わせて再三登場し、これが作品を印象づけている点は、いいなあ、と思いました。
[地上波(邦画)] 5点(2023-11-18 06:23:51)
3.  ル・ミリオン
冒頭、屋根裏部屋の窓から男女が顔を出していて、そこからカメラがズンズンと横に移動して、屋根が連なる夜の街並みを映し出す。こんな高所でこんな横移動、どうやって撮影したんだろう、と思っているうちにだんだん、この屋根が連なる光景が、ミニチュアのように見えてくる。ワンショットで撮ってるんだからミニチュアのはずはないのに、と思いつつ、それでも何だかオモチャみたいな景色が、広がっていきます。 とか思ってたらやがて画面にオッサン2人が顔を出す。やっぱりこれはオモチャではなく、実際の街並みの光景だったのか? ちょっと不思議な感覚に陥ります。 で、このオッサンたち、何やら喧しいわい、と、とある建物の屋根の窓から中を覗くと、そこではドンチャン騒ぎ。覗かれようが、そこから口を挟まれようが、誰も気にせず陽気に騒いで、無防備というか適当というか。しかしこれ、見ようによっては「長屋モノ」の風情もあって、フランスだとこんな感じになるのね。 で、なんでそんな騒いでいたのか、そこに至るまでのドタバタを描いたミュージカル。登場人物はだいたい、適当な連中ばかりで、中でも主人公は実にいいかげんなヤツ。しかしこの文無し男が宝くじにあたって、ひと騒動、しかししかし、その宝くじが行方不明となって、ふた騒動。 ミュージカルですからトーキー作品ですが、まだまだサイレントの味わいが多分に残っていて、迷路のような屋根裏の通路でも追いかけ合いなどでも、サイレント映画風のドタバタが展開されます。これが実に楽しいんです。 オハナシもバカバカしいんですが、二転三転の楽しさ。もう宝くじは手の届かないところに行ってしまったのか、と思いきや、意外な形で帰ってきて、これもバカバカしいギャグと言えばギャグなんですが、ドタバタの後ゆえの、不思議な感動があります。一種の、緊張と緩和。 だけどだけど、それでもまだ終わらないのがこの映画。最後までツイストをかけてきます。 これ、楽しいですよ!
[インターネット(字幕)] 9点(2023-09-02 07:29:17)
4.  ルパン三世 THE FIRST
『カリオストロの城』で、ルパンが鯉の滝登りみたいに流水の中を逆行して泳ぐ、世にもアホらしく世にも素晴らしい、お馴染みのシーンがありますけれども、そのくらいのこと、フルCGのルパンにできぬワケがない、とばかりに、ここでも空中を泳いでみせる。これを見てニヤリとするには、いささか露骨過ぎた演出だったかもしれませんが、ここは皆さん、ニヤリとしておこうではありませんか。 CGだからいくらでも自由に体を動かせそうなもんですが、ルパンがあまり首を動かさず、窮屈そうにノッソリとした所作を見せる場面があり、こういうのもアニメのルパンのイメージから来てるのかなあ、とか。 とりあえず、楽しく見させていただきました。けど、フルCGの威力というものを感じられたかと言うと、どうですかねえ。たまにはこういうのもいいかな、くらいで。
[地上波(邦画)] 6点(2023-01-28 19:27:46)
5.  ルチオ・フルチの新デモンズ
いったいコレのどこがデモンズなんだ、などと今さら怒る人もいないでしょう、という、「邦題デモンズ」な一本。むしろ、ルチオ・フルチなら一つくらいデモンズ映画撮ってるでしょ、と、何となく納得してしまう。どこがどう「新」なのかは謎ですが。 ちなみに、そこそこ重要な役で登場するヒゲ面の刑事が、ルチオ・フルチに似てるなあ、と思ったら、やはり本人らしい。 何やらアヤシげな儀式でハリツケにされている女性、その眉間には謎のマークが描かれているのですが、それがクエスチョンマークに見えるもんで、つい「同感!」と思ってしまう。奇遇にも私の脳裏にも「?」が浮かび、皆さんの頭にも「?」が浮かんだはず。 で、現代の発掘調査へと時代は飛んで。そこから、次々に謎の死を遂げる登場人物たち。さっきから「謎の」という言葉ばかりを繰り返している私、これではサッパリ要領を得ないのですが、実際、見てても要領を得ないんだから仕方がない。だけど、風光明媚な風景に、因縁めいたオハナシ。なかなか悪くない雰囲気です。 次々に死を遂げる、とは言っても、のべつ幕なしに殺戮が繰り返される訳では無く、割と出し惜しみ、じゃなかった、抑制も効いてます。でもさすがはフルチ、やるときは派手に、残酷に、キワモノぶりを発揮してくれます。基調はオカルトテイストで、ときどき、スプラッター。 だけどやっぱりフルチ作品って、どんなに下品なコトやってても、どこか、品があるんですよね。言ってる事、矛盾してますけど。この作品など、だいぶ意味不明なオカルト路線になってる分、「なんちゃってアート系」な感じすら、してきませんか? え、股割きのどこがアートなんだって? またまた脳裏にクエスチョンマークが。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-03 20:20:27)
6.  ルーザーズ 《ネタバレ》 
クリス・エヴァンスが敵に追い詰められて絶対絶命、というところで、彼は手を拳銃の格好にして相手に突きつける。一体なにかやってんの、バカじゃないの、という場面ですが、実際に彼は相手を撃ち倒しちゃう。何型どうなってるんだ、と思ったら、実際に撃ったのは遠くにいる仲間のスナイパー、というワケ。 この場面については、例えばマジックのタネ明かしを聞かされて、何てつまらんトリックなんだと怒るか、それともその程度のトリックが見せ方一つでイリュージョンとなることに驚くか。前者のヒトならこのシーンは楽しめないし、後者のヒトなら多いに楽しめることでしょう。 そういう、遊び心、一種のはぐらかし。ピーター・バーグ(本作は脚本で参加)が評価されてる割に人気が出ない(?)理由も、そんなところにあるのかも。 本作も、いかにも続編がありそうな終わり方ですが、今のところ、続編が作られたという話は聞かれず。 ただし、終盤のCGの出来は、いささか残念でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-06-06 12:38:24)(良:1票)
7.  ルパン三世(1978) 《ネタバレ》 
カリオストロと並んでさんざんテレビ放送されてる映画版ですが、コチラの方がテレビ版の懐かしさに直結してる、ってのはあります。テレビ版パート2をベースにしながら、パート1のアダルトな感じもあって。ルパンのキャラがストレートに活きてるのは、間違いなくコチラでしょう。 今のアニメ映画と比べると、どうしてもアニメーションが荒い印象は拭えませんが、躍動感という点では決して負けてません。 地上で戦争に明け暮れる人類をよそに、宇宙に消えていくマモー。怪しさ満点のキャラクターですが、西村晃さんのセリフが「仮装ぱーてー」と聞こえてしまうのは気のせいですかね?? あと、銭形警部の名前って、銭形平次??
[地上波(邦画)] 7点(2019-07-07 10:20:55)(良:1票)
8.  るろうに剣心 伝説の最期編
前作の最後に出てきた「謎の男」福山雅治が、実は主人公の師匠でした、ということなんですが、どうもこの師匠、貫録がない。しゃべり過ぎ。師匠なんだったら、長いアゴヒゲをさすりながら、ただうなずいていればよいものを(←それは別の映画ですが)、こうもペラペラしゃべると、いくら強くったって、弟子と同格に見えてしまう。師匠たるもの、時には背中で語ってみせろ! と思うのですが、そこがスター・福山のかなしさで、せっかく背中をカメラに向けていてもすぐに振り返ってしまうし、振り返らなければカメラの方がわざわざカットを切り替えて彼の前面にまわってしまう。 この3作目も、あいかわらず「ほらスピーディでしょスゴイでしょ」といわんばかりのチャンバラが続きますが、クライマックスは妙なコスチュームの5人が一堂に会して戦いを繰り広げ、その意味ではインパクトのあるシーンになってます。 ラストの海岸の場面、夕日でも差していれば、サマになったかも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-09-13 22:49:54)
9.  るろうに剣心 京都大火編
一作目を見て「その『ござる』『ござる』という物言い、何とかならんか」と思ってたら、案の定、二作目の中で注意されちゃいましたね。 それはともかく本作、一作目に続いて、スピーディなチャンバラアクションを見せてやろう、ということなんでしょうけれど、二作目となると目新しさは薄れる上、本作の中でも乱発しまくりで、飽和気味、食傷気味。 それに、かなり埋め草的なクサいセリフが多く、引き延ばし感も満点。 どうもイマイチ、薄味でした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-09-09 02:59:50)
10.  るろうに剣心
とりあえずイキの良いチャンバラ映画をありがとう。あっと驚くスピード感。 ただ、勢いがあるのはいいんですが、勢いだけ、という感じもして。「カンフー映画みたいなチャンバラでスゴかったな」以外にあまり印象が残らない、というのが正直なところ。それでも一見の価値は十分あるかも知れませんが。 アクションシーンが、カンフー映画か、あるいは昨今の仮面ライダーみたい、である一方、ドラマ部分は何だか妙にNHK大河ドラマっぽい撮り方で、こういうのが全体の印象を薄めちゃっている原因のひとつなのでは。 あと、語尾に「ござる」を付けさえすれば時代劇になる、とか思ってるんじゃないぞ、忍者ハットリくんじゃあるまいし、などとも思っちゃうのですが、ま、そこまで目くじら立てなくてもいいですかね。 何にしても、チャンバラ映画史にある種のインパクトを残す作品ではあるでしょう。たぶん。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-21 22:26:14)
11.  ルパン三世 カリオストロの城
滝のように流れ落ちる水に逆らって必死で泳ぐあのバカバカしさ。水面の向こうに見える顔がユラユラと揺らめく可笑しさ。ミニロケットでロープを飛ばし城に忍び込もうとする際の細かい仕草の描写と、それを根底から覆す人間離れした大ジャンプ。さまざまな細かいアイデアがあって、その細かさを実際にアニメーション化してみせる手腕と苦労があって。だからこそ何回見ても楽しめるんですね(そういう私だって、その昔、初めて見た時には、“ルパン三世”としては違和感があったのだけど)。古びた塔の描写と、それを舞台にした立体感は、後の『ラピュタ』を思い出させもするし、その一方で『長靴をはいた猫』のチェイスを思い出させる場面もあったり。細部へのこだわりが楽しく、もしかしたらどの宮崎作品よりも「やんちゃ」な作品と言えるかも知れませんが、その一方でもし、本作が後の作品のように膨大な人手と時間をかけて作られていたならば、とも思えたりして。
[地上波(邦画)] 7点(2015-09-09 22:39:35)(良:1票)
12.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
幼稚園の息子にどういう映画から聞いたら「あんまり たい って感じじゃないな。どっちかというと コナンふれあうルパン って感じやな」と申しておりました。何のこっちゃ、ただしまあ、気持ちはわかる。いずれにしても、ルパンとコナンを一挙に登場させて、これだけ贅沢感を味わえない内容ってのも、ずいぶん寂しい限りです。そもそも、事件に魅力ないしねえ。スカイツリーにぶら下がるシーンなんて、本来ならアニメの腕の見せ所だと思うんですが、平凡な描写に終わってます。
[地上波(邦画)] 3点(2015-04-29 12:29:54)
13.  ルムンバの叫び
“実話である”と言われると、どうも弱いのよね~。というのは、ワタシのいつも通りの感想ですが。ある歴史上の事件を世間に知らしめる、というのに、映画というメディアは、実に強い力を持っております、何しろ、その事件を“2時間前後の長さ”にまとめて、それで作品として成立させることができる。本の場合、“2時間程度で読める本”ってことになると、こりゃ明らかにボリューム不足ですよね~。さてしかし、その映画の長さ(というか短さ)ってのが、クセモノだったりするわけで。その時間の中で、事件そのものを世間に伝えることにコダワルのか、事件をベースにして映画作者の新しい世界をそこに展開するのか。やや前者の傾向が強いように感じられる本作、やはり難しい一面を感じざるを得ない部分も。正直、「当時のコンゴの情勢」ってのが、伝わりにくい。映画は“抑圧された民衆”をそっちのけに、主人公の軌跡を追いつづける。主人公がベルギーに渡る直前に、当局にとっつかまってリンチされるのが、いかにもステレオタイプの描き方。主人公の演説が流れるラジオに人々が群がるシーンの、いかにもとってつけた感じ。「とりあえず一通り入れておきました」感の強い演出が、事件を伝えることにむしろ機能していない。国の将来を首脳陣が語り合う様子(今後のコンゴ。なんちゃって)も、何だか町内会の模様みたいで、その一方で主人公がしきりに「これはベルギーの陰謀だ」と疑心暗鬼になり苦悩する、その落差。しかもその主人公の苦悩、根拠があるのか妄想なのか、観ている我々はその苦悩を共有しきれない。結局のところ、社会的事件を扱うのに「当事者を主人公にした」ということの限界をやや感じてしまう、映画でした。とは言え、この衝撃的な事件を題材にしたこと自体で、すでに映画は熱を帯びパワーを有しております。そしてここではむしろ、政治的なドロドロと、雄大な自然との対比の構図、これを本作の魅力としておきましょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-14 07:19:14)(良:1票)
14.  ルーキー
イーストウッドが好き勝手やって楽しんだ作品、という感じがして、観てて愉快ですな。アクションも久しぶりにハメはずしまくってます。彼の気持ちを想像すれば、「カーキャリアから車をバラ撒いてみたいなあ」「クレーンで車を吊るしてみたいなあ」「昔、オレ様が退治した巨大タランチュラをみんなに見せてやりたいなあ」「ワイルドなオネーチャンに襲われてみたいなあ」「口から火を噴いてみたい・・・けど自分でやるのは怖いから誰かやってくんないかなあ」などなど。これらを実現するためなら、ストーリーに多少無理があったって気にしない、気にしない。犯人が単純に金目当てというのもわかりやすいし、チャーリー・シーンの暗い過去や父との葛藤もほとんど刺身のツマ程度の扱い。すべてにヒネリもなんにもなく、実にストレート。そのくせ、この犯人グループ、金だけ奪うことに専念すればいいものを、「ナゼか」チャーリー・シーンの家を襲ってみたりする、意味不明ぶり。おかげで(なのか?)チャーリー・シーンが囚われのイーストウッドを楽々発見しちゃうのはさすがにちょっとあきれたが、まあよしとしましょう。オモシロイんだから。そういや、この映画、やたら夜のシーンや、暗い室内のシーンが多い(明るいシーンはほとんど必要最低限度)。このあたりもおそらく、「そういう映像が撮りたかっただけ」という、稚気といえば稚気。しかし我々への贈り物といえば贈り物なわけで、これまたうれしくなっちゃう。ラストのオチも、実に使い古されたもの、こんなラストを今さら「敢えて」採用する確信犯ぶりに、ただただ、「・・・・シャレた事するぜ」と、うなってしまいました。歳とっても、やりたいことやりまくる、しかもそれが人をうならせるイーストウッド親爺。見習わないとなあ。ところで、「チャーリー・シーンみたいないい歳したやつが、なんで『ルーキー』やねん!!」と思いがちなのですが、観れば納得いきます。この映画のアクションはどうやら(ごく一部)『処刑ライダー』の影響を受けてる(らしい)ので、そこから自然にきまったキャスティングと見た。いかがでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-15 22:53:44)(良:1票)
15.  ルートヴィヒ(1972)
凄いですね。いささか誇張じみた言い方を許してもらえれば、あらゆるシーンがそのまま油絵の画材になりそうな、絢爛たる調度、光と色合い。引き込まれると、もう、時間を感じさせない。でも4時間は長い(どっちやねん!)。音声がほとんどアフレコ丸出し、そこがまたイタリア映画らしさとも言えるが(笑)、これだけの長尺ともなると、この音の薄さ、気になっちゃう。さて物語の前半は、リヒャルト・ワーグナーに入れ込んで莫大な資金をつぎ込んでしまうルートヴィヒ。一見マトモだが、ワーグナーなんぞに入れ込んでは、無事で済むワケがない。このおっさん、ヒトのモノはオレのモノ、ヒトの人妻もオレのモノ、間違っても感謝などされるわけがない。なお、ここに登場するビューロー夫人は、作曲家リストの娘にして、指揮者ハンス・フォン・ビューローの妻、後のコジマ・ワーグナー。コジマに捧げられた「ジークフリート牧歌」のエピソード(だよね?コレ)も挿入されます。なお、妻を奪われたのでビューローはワーグナーが嫌い。ついでに言うと、若き日のブラームスがリストの演奏中に居眠りしたのでリストはブラームスが嫌い。批評家ハンスリックが結婚相手として薦めた女性をブルックナーが断ったのでハンスリックはオカンムリ。当時の音楽界を二分したワーグナー派・反ワーグナー派の闘争の背景にはこんなツマラナイ諸事情があったとかなかったとか。さて、話が大きく逸れてしまった(汗)。後半いよいよ憔悴の度合いを深めるルートヴィヒII世。前半は何だか、サリーちゃんのパパにそっくりに見えたが、だんだんそうでもなくなってきたなあ、残念(←アホ)。豪華さの中を、破局はあくまで静かに迫ってくる。それだけにラストシーンのこの虚しさ・・・いや、トボケちゃいけない。虚しさははじめっから、映画全体を覆っていたのだよ。妄執と虚しさ。それがルートヴィヒII世の生涯であり、この『ルートヴィヒ』という作品でもあり・・・。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-23 21:42:17)(笑:1票)
16.  ルームメイト(1992)
いやあ。サスペンス映画というジャンルも、ホント色んな設定考えますよねえ。ご苦労様であります。大抵最後はどれもこれも大同小異のクライマックスだったりするもんで、途中いかに「うわ~コイツ、ヤな奴だなあ」とたまらん気持ちにさせてくれるかがひとつのポイント。これは成功でしょう。また、いつか自分の身にもこんな危機が降り掛かるかも~という設定で怖がらせるのも手で、アメリカ人にはこの設定にそういう恐怖感があるのかも知れませんが、これは私にはナイ。まあそのかわり、特異な設定故に展開が想像できない映画、として楽しめちゃったりしたわけです。
7点(2003-10-19 13:42:24)(良:1票)
17.  ル・ブレ
いや~コレだよコレ!こんな映画を待っていた!こんなアタマ悪い映画作れるのは並みの天才じゃないね。観覧車のシーンは『A.I.』を意識してた?そんな訳ないよね。忘れた頃にやってくるギャグが最高。観てる間もう楽しくてしょうがなかったよ、コレは。
9点(2003-07-21 16:10:10)(良:2票)
18.  類猿人ターザン(1981)
邦題は「類猿人ジェーン」とした方がまだしも内容に即してます。まあ、この映画の、ボー・デレクとリチャード・ハリスの組み合わせで、「オルカ」に想いを馳せれば、とりあえず充分でしょう。
4点(2003-05-31 13:49:10)
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