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ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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1.  倫敦から来た男
とにかくワンショットがやたらと長く、これでもかとじっくり見せる。もうカットが入って良い頃合ではないか?と思える箇所では入らず冗長に引き伸ばされます。それは決して居心地の悪いものではなく、むしろ良いとすら思えるのですが・・・、何だかタル・ベーラ監督も酔っているし、自分も酔わされてしまった感じがします。つまるところ、何ということもないお話を存分に盛り上げているのは凄いのですが、一方でその過剰さにもったいぶった印象も強く受けるのです。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-05 18:37:51)
2.  ロープ
〝カット割りをしない〟という実験的な試みはやはり実験の域を越えていないという印象です。最大10分間のフィルムを回し続け、わざわざ背中で暗転させ長回しを持続させているのは巧みだとは言えますが、それが特別に有効に働いているとは思えませんし(飽くまで舞台劇の映画化という点にこだわっているのならば話は別だが)、例えば〝ニワトリの首を締めた話〟のシーンで興奮し始めたフィリップからジェームズ・スチュワートへと切り返されますが(カット割りされない別バージョンもあるのかな?)、皮肉なことに完全にカット割りされたこのシーンこそが緊張が走る映画的瞬間に見えます。それに何より観客としては意味のある試みだとは言えません。それでも、それなりに楽しめてしまうところがヒッチコックの凄いところであり、お手伝いさんがチェストの食器を片付け本を運んでくるシーンなどはゾクゾクして面白いです。
[DVD(字幕)] 7点(2011-05-06 18:29:14)
3.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 
海岸での戦闘シーンを迫力がないと言ったらウソになりますが、決して想像の域を脱するものでもなく、加えてロビン・フッドと言えば弓だろうと何時になったら使うんだと思っていた弓の使い方にしても、もったいぶった割りに面白味がありませんし、悪役ももっと強力に描いてほしいです。 さらに、もう一つのドラマである、ラッセル・クロウとケイト・ブランシェットの恋愛模様の描写がイマイチです。キャプラの「或る夜の出来事」の毛布のように互いを隔てる布にしたって処理しきれていませんし、あるいはクロウがブランシェットの脚を馬のアブミに乗せてやり距離が近づいたのなら、その線で押しまくってほしいです。せっかく小屋で敵に襲われたブランシェットが脚で誘惑するかのように見せ、ブーツに隠してあったナイフで撃退するシーンもあるのですから、あのブーツをクロウが脱がせるシーンがあって然るべきとすら思うのですがね。 ただ、ここでのブランシェットはとても魅力的に見えます。
[映画館(字幕)] 6点(2010-12-24 18:48:44)
4.  ロミオ&ジュリエット
シェイクスピアのような古典を、目まぐるしくカットが変わる現代的なスピードと、うんざりしてしまうほどのアップの連続で撮りあげてしまっていることに、何の良さも感じられませんし、アカデミー美術賞にノミネートされている美術とやらも全く記憶に残らなかったぐらい見づらかったです。 ロミオとジュリエットの、つまりはレオとクレアのアップは見たいと思いますので別にかまわないのですが、どうでもいいキャラクターまで息が詰まるほどアップアップでこられては、見ているこっちがあっぷあっぷです。 ピース・ポスルスウェイトの神父やジョン・レグイザモのティボルトなど面白くさせそうな人物たちを巧く使い切れていないのも残念です。 ただ、レオには最近やるような小難しい役ではなく、こういう役を演じてほしいです。せっかくの美男なんですから。
[ビデオ(字幕)] 3点(2009-03-24 18:14:00)
5.  ロビンソン漂流記(1954) 《ネタバレ》 
ブニュエルが何故にロビンソン・クルーソー?と思いましたが、何と言うことはないです。無人島に一人は極論であり、これはブルジョアと召使の主従関係を描いた物語だったということをすっかり忘れていました。ブニュエル監督の興味はその方に向いているためか?自然の中を生き抜く孤独な生活シーンは日記を読むようにモノローグで消化されており、いささか面白味にかけますが、人間を意識させるシーンはハッとさせられます。女物のドレスを案山子に着せた時の欲情と孤独感、一人でパーティ気分で高揚していく狂気、海岸で足跡を見つけた時の緊張感(何故か足跡は一つっきり!)、そしてフライデーとの対話。ロビンソンとフライデーが理解し合えた次の場面に切り替わると、さっそくフライデーは当然のように銃を手にしています。銃は主人と奴隷の関係を成り立たせていた唯一のものであり、二人が対等の立場になったことを一瞬で証明しています。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-05 18:19:28)
6.  ロスト・ワールド(1925)
おそらく世界最古の長編大作であり全ての恐竜、怪獣映画の草分けの記念すべき作品であるが、当時は驚愕の映像でも現在となっては子供騙しにもならないストップモーションの恐竜たちは陳腐で、無いも同然のストーリーは観るべきところがない。今となってはこの数年後に製作される「キングコング」の試作品であり長いプロモーションビデオのようにしか見えない。しかし本筋とは何の関係もなく暴れまわり格闘する恐竜たちに〝観客を魅了したいんだ〟という作り手の志を感じオブライエンの心意気に感嘆する。オブライエンの意志は弟子のレイ・ハリーハウゼンに受け継がれ、現在はスピルバーグらが後任を務めているようなものだが誰もがオブライエン師弟とはタイプが異なる。オブライエンはまるで奇術師が一つ一つ手品を見せるかのように有り得ない場面を次々映像化し観客を驚かせる。だから次は何?次は何が出るのとワクワクする。だが例えば「ジュラシック・パーク」シリーズなどはリアルな恐竜を再現しただけに留まりオブライエン作品のような興奮がない。確かにリアルさは架空のものに真実味を帯びさせ観客の心を取り込む重要な要素だが、恐竜映画に最も必要なのはそのリアルさの追求でも薄味な人間ドラマでも襲われる恐怖でもなく、本作のように恐竜で魅せるという事だと思う。だから私にとっての最高の恐竜映画は本作の延長線上にある「キングコング」なのだ。オブライエンは超一級のエンターテイナーであり、私は彼の恐竜たちが大好きだ。
[DVD(字幕)] 6点(2006-10-31 18:11:10)
7.  ローラーとバイオリン 《ネタバレ》 
ローラー車の運転手セルゲイとバイオリン弾きサーシャの互いの胸に抱く別世界への憧憬が詩情豊かに描かれています。サーシャがローラー車の運転に夢中になるシーンやセルゲイがバイオリンの音に恍惚とするシーンに、労働者階級と資本家階級、別世界の住人同士の親交の新鮮さが感じられます。全く別次元の代物なのにローラーもバイオリンも棒を引いて扱うという共通項があると思うのは考え過ぎでしょうか。サーシャが子どもだからという理由でローラー車に憧れているのではないことは、音楽家と言ってバカにする他の子たち(彼らもおそらく労働者階級となる)がバイオリンに憧れていることで証明されています。しかし憧れを抱いても両者とも自らの境遇に不満があるようには描かれていません。セルゲイにバイオリンを弾いて見せるサーシャは誇らしげであり、セルゲイの働く姿は勇ましく写っているのです。ただ両方を手に入れるのは土台無理な話で結局、人生は無いものねだりなのでしょう。そんな交われぬ異世界の一時的交流が温かい目線で描かれています。
[DVD(字幕)] 7点(2006-10-24 18:22:50)
8.  LOFT ロフト(2005) 《ネタバレ》 
ホラーにサスペンス、恋愛と盛り沢山ですが結局のところ本作の焦点が何なのかよく分りません。煙草は吸いつつも肌を気にする美しい女性が泥を吐くという興味を引く異様な冒頭。泥=永遠の美、ミイラなどの説明がなされて飽くなき美への追求がテーマかと思いきや、進むにつれそんなことはお構い無しになってくる。冒頭以降の礼子は美に固執するどころか気にかける様子も無い。すると何故に彼女は泥を吐いたのか疑問が残る。また、戦前のミイラ観察記録映画は何なのか、吉岡の妄想によるミイラと殺された女子大生との関連性も掴み難い。そして礼子と吉岡の関係も掘り返す場面で突如として吉岡が「礼子」と下の名前で呼び出すが、いつの間に関係が深まったのか不明である。私の理解力の乏しさも手伝って様々意味不明でした。ホラーとしても怖さはなく、ラストの〝洒落〟も使い古された感があります。それでもワンピース姿の中谷美紀さんがおキレイなのでちょっぴり加点。
[映画館(邦画)] 5点(2006-09-12 17:40:05)(良:2票)
9.  老人と海(1958)
私事ですが『老人と海』はその手頃な厚さから学生時代の読書感想文で度々登場していただいた作品であり、おのずと思い入れがあるのです。それで本作も鑑賞したのですが、やはり映画化する必要性があったのか疑問に思ってしまいますね。技術的な問題ですが、何より海の広大さが感じられなかったです。そのせいかたった一人で戦う老人という感じがしませんでした。そうかと思えばやたらにリアルなサメが登場するので余計に合成部分が目立ってしまいます。時代を考慮すれば仕方のない事と思いますが、数年ほど前には同じ海洋文学ものの『白鯨』が映画化されていて、こちらは壮大な雰囲気が出ていました。制作費等の大人の事情があったのかもしれませんが、もう少し何とかならなかったのかなと思ってしまいます。サンチャゴの役者さんはイメージに近く非常に感じが出ていただけに残念です。でもこの作品はたとえCGを駆使して撮ったとしても良いものになる訳ではなく映像化には不向きな作品なのだと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-14 18:01:44)
10.  ローマの休日 《ネタバレ》 
名作と名高いので期待し過ぎたせいか思ったほどでもなかったですけれども、最後の記者会見のシーンは良いですね。互いだけが分っている。悟られぬように確認しあい、無言で見つめ合い永遠の別れをする。ジーンとさせてくれますね。それから男二人で出来上がった写真を見るシーンも好きです。ほんの一日前、いや数時間前には現実であったのに今や写真に切り取られてしまい、忘れられぬ思い出となってしまったあの切なさ。楽しそうに語り合う二人の姿が良いです。ああいう時って話が途切れてしまうと無償に寂しくなるんですよね。オードリーがカフェでストローの袋を吹いて飛ばしたりと、ちょっとしたところが微笑ましい、まさに王女の恋に相応しい上品な作品でした。タイトルも素敵ですね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-25 15:08:30)
11.  RONIN
この映画の面白味というのは、ケースの奪い合いではなく、派手なカーチェイスでもなく、浪人がどうのこうのというわけでもありません。真のプロというものは、えらく地味なんだというところにあります。冒頭、わざわざデ・ニーロが裏口に拳銃を隠すところを見せる。しかも水の滴る音が響き地面が濡れている場所で隠す姿と、わざわざ裏口の鍵を開けるところまで丁寧に見せる(何も起きず拳銃は回収されるのに)。あるいはデ・ニーロは相手の腕試しのためにテストをするが、コーヒーカップを使った極めて地味なものだ。本当のプロとただのプロでは地味なところで大きく差が出てくると言わんばかりです。そうやって真に迫っていくと当然ながらアクションヒーロー的完璧さは失われるわけで、デ・ニーロは肝心な時に一度ばかりか二度までも撃たれます。通常のアクション映画の主人公ならば見事に締めてみせるのに、デ・ニーロは最後も決められない。にもかかわらず、多くを語らず去って行く男たちが格好良く見えてしまうということは、やはり映画が良く出来ているという証でしょう。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-15 16:36:17)(良:1票)
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