1. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
《ネタバレ》 絶妙のアレンジで、名優をそつなく使う難しいことをさらっとやっているあたりに90年代の妙がある。 至る所で結構評判が良いはずだが、日本だけメディア主導のこき下ろしが行われてた様な気がする。今でも昔を懐かしんでか、当時の雑誌が書き散らかしていた人造毒舌を楽しむ人が多いのも特徴か。 共産主義国家のデマゴーグのように、そう思わないといけない空気が客にまで蔓延してたのを思い出す。雑誌に面白いって書いてないと面白いって言っちゃいけない空気が間違いなく未だに残ってる、この社会には。矯激な任意で形成された英語圏との隔絶されたネット空間ではそれが根強く残ってる。 昔の中国が作り出した反米管理社会SFのような現象も含めて、この時代の映画は面白い。 [ビデオ(吹替)] 7点(2012-09-17 23:26:04) |
2. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 そんなに悪くない。というか普通より面白かったと思う。 労働者としての人生はこれから盛りになっていく年代にもかかわらず、 自身の職種としては引退せざるを得なかった、リタイア後の人生を描いているから。 2は面白かったけど、3、4と比べるとこちらの方がまじめで良いじゃないかと思う。 ものすごく酷評されているけれど、再評価されている。 5の空気は続編にきっちり埋め込まれているし、この即物的には得る物のないケンカで ロッキーが得た物は、普通はその年齢では人生を諦める人なんかほとんどいないと言う 当たり前の理解ではないかと。 この後ロッキーはレストランのオーナーとして、自分サイズの才能を発揮させていく訳だけれど、 それまでの人生が無駄にならないい生き方をこの5が終わった後、ロッキーがどういう風に生きていくのだろうと 子供の頃色々考えた、その答えになる6が与えられたのは素直にうれしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2012-08-23 00:01:06) |
3. 老人Z
面白かったと思う。終わりも割ときれいにまとまっててよかった。 80年代の雰囲気がビシバシ伝わってきた。ほとんど覚えていないが、80年代とはこういうことが何かこうありふれたもののような不自然さが自然だったように思う。髪型、服の形、製品のデザイン待ちのゴチャゴチャさなど、とにかく80年代。91年作とあるが、この映画を作った人たちの時間が80年代で止まっていたのか80年代へのオマージュだったのかは全然わからない。 でもまぁあの髪型でアンナミラーズですからね、意図してないような気がしないでもない。 話題性ばかりでみてみると止め絵としては絵が綺麗で、実はあんまり面白くも何ともないアニメっぽくないアニメが結構多いように感じられる中、話題性が高く止め絵としては絵が綺麗で、実はあんまりアニメっぽくないアニメの本作は楽しくみることができた。 なんだか80年代っていう異世界を堪能できたっていうことでいうと、結構貴重な80分だったかもしれない。80年代は全然思い入れがない時代ではあるけど、こうしてみてみると意外と面白い時代だったんだと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-26 23:22:19) |
4. ロボコップ3
《ネタバレ》 ニューマイヤーとティペットスタジオが絡んでいるのに、このクオリティになってしまった。 無念。 いろんな意味で私の中のロボコップが死んでしまった作品。 90年代初頭は、80年代末期より悪い。そう言うテイスツが充満している。 [映画館(字幕)] 4点(2009-01-04 02:46:01) |
5. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
《ネタバレ》 面白い。面白すぎます。 もうバカばっかりなんですが、味が出すぎ。 イギリス映画って正直、良い機材でしょうもない水準の映画に思えるものが多いと感じていますが、これは別。 散弾銃の説明、勉強になりました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-24 12:24:14) |