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1.  エンジェル・アット・マイ・テーブル 《ネタバレ》 
この映画は自伝映画の中で個人的にピカイチだと思う。決して著者のオナニーのような自伝でもなく、脚色されすぎた自伝映画でもない。この映画の中には現実というより、人生がある。原作を書いた著者は勿論だが、そこはこの監督の手腕だろう。彼女が精神病と誤診され入院させられるような不条理も、平々凡々な保守的な田舎町で、人とは違う感受性を発揮したら変人にされてしまうという非常に身近で日常的な不条理である。精神病院に入れないまでも、変人の眼差しで見るようなことを我々の社会でも非常に日常的に行っているはずだ。そういった一つ一つを「人生」の中で語りかけてくるから、ものすごく強烈なパワー、脅威をこちらは感じざるおえない。色彩豊かな映像の中で静かに語られるのは、たった一つの人生であり、数多くのメッセージだ。とても感銘した。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-14 10:04:53)(良:1票)
2.  グッバイ、レーニン!
これを含めてダニエル・ブリュールの出ているドイツ映画は個人的に素晴らしい。ベルリンの壁という、東西を分割していた「とてつもないもの」がつい15年前まで存在した国だからこそ作れるんじゃないかと思ってしまうほどに、非常に政治的なものをうまく組み込んでいるものが多いと思う。この映画の主人公や家族はある意味すごいリアルだと思う。壁の崩壊を開放という風に私を含め、西側の民主主義国は捉えてきたわけであるけど、東側にとってみれば開放と同時に色んな破壊もあったのだということを、この映画はディテールでしっかり伝えてくれる。家族愛や母の国家に対する愛、そんな一家族の動向など無視して突き動き、知らん振りの世界情勢。そんな状態の中、必死に家族と社会とが融合しようともがく姿。見方によってはコミカルではあるが、その健気さに私はめちゃくちゃ感動した。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-13 10:55:24)
3.  RENT/レント 《ネタバレ》 
NYのブロードウェイで見て圧倒されえらく感動し、それからサントラも買ってこれまで何度も日常的に聞いている者ですが、この映画版は原作に忠実でなかなか良い出来だと思った。まず10年経って、若者役をやるにはそれなりに年を重ねたオリジナルキャストをあえて再結成させた心意気がいい。私がNYで見た舞台は既にキャストが入れ替わっているわけであるが、原作者のジョナサン・ラーソンの公開前日の死という衝撃がこのミュージカルを伝説にしたのであって、やはりその衝撃をリアルに味わって舞台に立ったオリジナルキャストはこの作品への思い入れも格別のはず。その人達が映画に出てくれたのはとても感激だし、集めたスタッフのこのミュージカルへの思い入れも感じるわけです。映画ならではの良さはやはり実際のNYで撮影することで妙に雰囲気やリアリティが出てたことで、これは終始同じ背景の舞台では出せない味だったと思う。細かいことを言うと、ロジャーが屋上で「ONE SONG GLORY」と唄う場面は普通に「たった一曲でいい 栄光を」の字幕で良かったと思う。この歌が36歳まで皿洗いバイトの貧しい生活を続けながらレントを書き続け、栄光を目前に死去したJ.ラーソンへの想いとリンクする場面で、「たった一曲でいいんだ」という渇望の思いを出してほしかった。また「GOODBYE LOVE」の場面がはしょられてた気がするが、個人的に好きなんで見たかった。でも映画でも歌はさすがだったし、「THERE IS NO FUTURE,THERE IS NO PAST」の若者達と熱い想いというのはこの映画版でもよく伝わった。J.ラーソンもイーストビレッジで家賃を滞納していたのだろうか。またNY行きたくなった。
[映画館(字幕)] 10点(2006-05-06 05:00:22)
4.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 
アメリカ人は自由を説くことは大好きだ、自由を証明するためなら殺人だって犯す。でも、本当に自由な奴を見るのは怖い。本当に自由な奴は、常に迫害されてきた。映画の終盤でキャプテンアメリカ達がこう語る場面に、この映画は集約されていると思う。この現状はアメリカだけに限らず、日本においてもそうだろう。理念としての自由を語り、権利としての自由を主張することには、民主主義の名の元に非常に熱心だ。それを大義に戦争だって引き起こす。しかし、本当に自由奔放に生きる者に対しては、軽蔑の眼差ししか向けることはない。自由を掲げる民主主義国家、それを熱烈に支える保守的な大衆によって殺されるキャプテンアメリカ。決して過激な改革派ではなく、「自由」を尊重する立場の、保守派の人物に「自由」が殺される。この構図そのものが皮肉であるし、この矛盾をはらんだ問題の盲点を的確に、カッコ良く突いている映画で、いつの時代にも一石を投じる力を秘めていると思う。やはり後世に語り継がれるべき作品であろう。
10点(2004-06-22 00:16:46)(良:1票)
5.  暴力脱獄
映画「リアリティバイツ」で、イーサン・ホーク演じるトロイが、「俺たちのバンドに好意的でない連中がいたら、『暴力脱獄』のポール・ニューマンのこの台詞を。『卵を50個食べてみせる』」と言う場面が好きで、見てみました。このトロイもまた、自由に、反権力的に現代を生きる若者でありましたが、ルークの方が先駆けなんでしょうね。私はこういったキャラが非常に好きです。「卵を50個食べてみせる」って私的にヒットな言葉です。基本的に飄々としてて好きです、やっぱり男は飄々浪々と風の如く淡々と、そして哲学を持って生きている姿がかっこいいと思います。私も別にパーキングメーターを壊そうとは思いませんが、こういう男の哲学、エッセンスは学びたいと思うわけです。ただ単にだらしない、勤勉さのない女にとっての悪夢のような男に見えるか、かっこよく見えるかで評価が真っ二つに別れそうな映画ですけどね。男の私としては全面的にこういったキャラは支持なんですけど、女の人が見たら色々違う見方しそうですね。
10点(2004-06-11 03:50:11)(良:1票)
6.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 
テリー・ギリアムの映画ってなんか点数にして評価しにくい。作品が理屈じゃなく、理路整然としたものではなく、曖昧なイマジネーション溢れる作品だからだと思う。この映画も理屈で評価したら微妙だが、あの渾然とした世界観、シュールでコミカルな演出、そして駅の雑踏シーンを舞踏シーンに変えてしまうような突飛なイマジネーション、それらが大好きなので満点。また、この映画はテリー・ギリアムの中でも一番大衆に訴えかける可能性のある作品で、突飛な独自性と、万人に訴えかける大衆性のバランスが非常に取れている秀作だと思う。現代という設定に、この感動的な聖杯伝説というファンタジーを組み込んだテリー・ギリアム独特の映画に拍手を送りたいし、何度見てもラスト、素っ裸の二人が芝生で寝てる夜空に、花火が上がるのを見るにつけ、「ほんとにいい映画だなー」と非常に感慨深く思ってしまうわけである。テリー・ギリアムの映画はカルトっぽく思われがちだが、この映画は話の筋的にもほんと秀作。先入観なく、多くの人に見てもらいたいと私も思います。
10点(2004-06-10 01:19:03)
7.  恋愛小説家
いぶし銀な映画だと思う。野球で言えば川相のバントみたいな映画だと思う。そんな派手じゃなく、同じ年のホームラン映画「タイタニック」に比べたら地味ではあるが、偉大な映画って感じである。送りバント送りバントで点数を重ね、個人的には送りバントの連続で「タイタニック」以上に点を取ったかんじ。私は年輩者同士のラブストーリーかー、なんだかなー・・と思っていたが、この映画は実に好き。映画のお手本を見た気がした。こういう映画をこれからも見て生きたいと私は思う。
10点(2004-06-10 00:49:07)
8.  パーフェクト・ワールド
ケビン・コスナーのジーンズ姿がめちゃくちゃかっこいい。男としてブッチに惚れた。イーストウッド映画は、小物とかふとした場面で「アメリカ」な空気を出すと思う。フォード車にこだわり、リーバイス501を履き、ラッキーストライクを吸い、子供にハロウィンを経験させ、ローラーコースターに乗って綿菓子をむさぼることを、アメリカ人が平等に持つ「権利」であると説くブッチもまた、典型的アメリカ人であると思う。そんなブッチに、東洋人の私は思わず「かっこいい」と思ってしまった、まあ思う壺である。追いかける警察は、テキサスレンジャーだ。よく考えるとコテコテアメリカンな映画なんだけど、最後のシーンではボロボロ泣いてしまった。いい映画。
10点(2004-06-10 00:42:27)
9.  フィールド・オブ・ドリームス
この映画は私的には、何度も鑑賞するのではなく、一度見た感動、その余韻を心の中で育てていきたい映画だ。なんか、もろく、美しいファンタジー、蜃気楼みたいな映画だ。初めて見た時、これほど泣けた映画はなかった。親父とキャッチボールをした経験のある人は年齢に関係なくグッと来ると思う。加えて野球好きの私にはたまらなかった。世界のあらゆる名野球選手も、みんな親父とのキャッチボールという原点からスタートしているのである。野球を愛する者にとって、キャッチボールとはウォーミングアップではなく、コミュニケーションなのだ。親子のキャッチボールのシーンに、言葉はなくとも私が心を揺り動かされ涙するのは、そこに無音で深遠なコミュニケーションを感じるからだ。また、キャッチボールで映画を終えるというのが、ベースボールがファミリースポーツであるアメリカの良心的な造りに感じて好きだ。 キャッチボールという野球の原点で、この映画の終点を向かえる。実に粋で爽やかな良心を感じる。
10点(2004-06-10 00:27:07)(良:2票)
10.  フェイク 《ネタバレ》 
最高に好きな作品。相手を信頼すること、自分の意志を信頼すること。そして、その信頼したものを、無条件に許容すること。この姿に男としての崇高さを感じざるおえない。死んでもアル・パチーノは満足感を得たはずだ。自分は100%ジョニー・デップを信頼していたという事実があるから、100%許すのである。そして生きても、勲章や金をもらっても、ジョニー・デップは満足感どころか虚無感を抱いたはずだ。彼は後に「お前だから、許す」という言葉を伝え聞いてひざまずくと思う。100%の信頼と許容という、崇高な精神を見せられて、罪悪感にさいなまれるだろう。「お前、許さないからな」と激高されたほうがよほど楽だったと思う。悲哀に満ちた感動。
10点(2004-04-21 21:31:52)(良:1票)
11.  ラングーンを越えて
ビルマの惨劇と共に、民主化に闘う人々の暖かさを知ることができる意義深い作品。問題は、「軍事独裁政権」という肩書きにこだわり、米欧が関わり合いを持たないようにしていることだと思う。この映画は、「軍事独裁政権」の中にも、果敢に尊い命を賭けて戦っている、勇敢かつ知的で心温かい民衆が多くいることを知らせてくれる。つまりは米欧が、「軍事独裁政権」であるからこそ、関わり合いを持つ姿勢が必要で、そうすることが情報統制の下で戦っている民衆の希望であると思う。「軍事独裁政権だから、我々の仲間に入れてやらない」という米欧の姿勢は、結局ビルマの民衆にとっては殺戮と恐怖の持続でしかなく、絶望でしかない。この映画のビルマの民衆、アウン・サン・スーチーの姿勢にはほんとに感動した。こういった希望の光に、世界は気付いて助けてあげてくれと切に思った。
10点(2004-04-19 07:46:40)(良:1票)
12.  マイケル・コリンズ
アイルランドは、いまだに隣国イギリスとの水面下での溝は世界で例を見ないほど、永久に埋まることがないのではぐらいに深い。その憎しみを、彼らは世界一の皮肉文化に変え、知的なジョークで嘲笑して生きている。イギリスの宗教介入で頑なに戦った、戦っているアイルランド人。それは彼らの頑固なまでの誇りと、他に類を見ない強固な愛国心、ナショナリズムゆえだった。自国を、自民族を誰より愛する彼らが、内戦で殺しあう悲劇。アイルランド系のビートルズ、ジョン・レノンの言葉「アイルランドは、イギリス人に強姦された」、イギリスに生まれ育った彼のこの言葉が、アイルランド人のあまりに強い民族としての誇りと愛国心、憎しみを文化に変えてきた強さを表現している。イギリスへの末代に絶え間ない憎悪も。彼もまた、イギリスに生まれ育ちしアイルランド人だったのだ。土地より絆に執着する、ケルト民族の血なのである。アイルランド独立のために戦い、苦悩するマイケル・コリンズらの姿は、イギリス人の強姦を断固拒否し、純潔性を保とうとするようなバージン的な美しさと悲哀を感じるのである。清浄で豊穣な大地を汚すな、今や虹の歓迎する島などと言われるアイルランドだが、その虹もまた歴戦の涙でできているのかもしれない。
10点(2004-04-12 18:33:57)
13.  プライベート・ライアン
これはアメリカで見た思い出深い映画。英語が分からないくせに、ただただ映像に圧倒され、「この映画、素晴らしいじゃないか!」と理屈じゃなく肌で感じた。映画が終わって、目を腫らしていた連れのアメリカ人に、「理解できたか?じゃあライアンは誰だ?」と聞かれ、「トム・ハンクス」と答えて失笑されたのもいい思い出。英語は分からなかった、でも連れのアメリカ人が泣いていたのは理解できた、そんな映画だった。日本で見直しても感動と思い出が込み上げる。たった1人のライアンを助けるために、選抜された8人の兵士。この不条理さ。この不条理さこそが戦争であり、この映画がの素晴らしさだと思う。反戦映画としてスピルバーグの手腕が冴え渡った作品だ。
10点(2004-04-07 19:23:13)(良:1票)
14.  アイリス(米英合作映画)
この映画は見てて痛かった。人間の老いたる姿、不変の愛、そんな中を若かりし快活な頃の映像を随所に入れて見せてくるからその対比が悲痛で痛かった。痛すぎた。私はまだ若いが、見終わると前の席の老夫婦が大泣きしてた。たしかに老いた身で見るとさらに悲痛の痛みを感じると思う。ケイト・ウィンスレットがよかった。見終わってすがすがしくはなれないが、重い意味でいい映画だと思う。
10点(2004-03-12 06:25:15)
15.  8月のメモワール
非常に良心的な映画、良心的という言葉に尽きる。なんか映画とはこうあるべきだと思わせてくれる。8年ぶりに見て泣けた。ケビン・コスナーが最高にかっこいい。良き父として生きようと最期まで実践し、その背中を見て育つ姉弟、母。戦争、苦悩、死、その裏にある少年少女の世界とささやかな希望の喜び。貧しくとも健やかに聡明に生きることの大切さ。ジョン・アブネットは古き良き良心的な映画を見せてくれた。
10点(2004-03-12 06:15:07)
16.  ミッドナイト・ラン
男のバイブル的作品!傑作!
10点(2003-05-02 02:25:23)
17.  栄光のスタジアム
野球、特に大リーグ好きは必見。今、活躍するバリー・ボンズやサミー・ソーサといった黒人選手だが、彼らが大リーグに入れてもらえない時期があった。当時のニグロリーグと、そこのジョッシュ・ギブソン、サッチェル・ペイジといった伝説の黒人選手。彼らが大リーグにいたらどうなっていたのか。とても雰囲気も見ごたえもある映画。
10点(2003-04-20 00:49:00)
18.  スウィング・キッズ
なんでこの映画の投稿がないのか疑問、寂しい。何回見てもラストでぼろ泣きできる。最高。男の友情、若者の生き様、涙なしでは見られないし、泣かない人も見て損はしないほど感動するはず。
10点(2003-04-17 01:58:52)
19.  もののけ姫
初めて映画館で見た宮崎駿映画。その絵の壮大さにまず圧倒されたし、内容も最高でもう一回見たいと思った。
10点(2003-04-17 01:48:19)
20.  リアリティ・バイツ
この映画は死ぬほど好きです。中学生の時に見た時はイマイチでしたが、大学生になって見たら最高に面白く感じました。若者を描いた映画はけっこう好きですが、ただ単にインモラルに生きること、薬や暴力やセックスに溺れていく場面を描くことで、若者の奔放さを描くような安易な映画が多くて、個人的に閉口してしまうことが多いです。でも、この映画の若者たちにはそれぞれ哲学があり、苦悩があり、華やかな夢と冴えない日常の狭間があり、一定の知的土台を分母にした上で、分子の部分で、時に勝手で、時に反社会的な若者の奔放な生き方が描かれていて妙に感情移入できてしまうんです。イーサン・ホーク最高にかっこいいです。私は「リアリティバイツ2」なるもので、彼らの今後、現在はどうしているのかとか、この作品のファンとして気になるし、勝手に想像してみたりします。現在大学生の私は、10年前の大学生のこの映画の若者を見て、今頃どうしてるんだろうとか、自分の大学生活についてとか考えさせられます。やっぱりトロイはデパートで掃除夫をしていて・・とか。イーサン・ホーク、ウィノナ・ライダーはもちろん、音楽も抜群にいいです。この映画も公開されてもう10年経ち、ジェネレーションXという言葉も古くなり、パソコンも携帯電話もない大学生の時代の話で、現在見ると多少古臭くなってきましたが、この映画に感化されるものは色褪せません。個人的にはこれからも何回も見ちゃうんだろうなと思います。
10点(2003-03-18 23:25:45)(良:1票)
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