タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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プロフィール
口コミ数 1729
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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181.  ソーセージ・パーティー ネタバレ 
なんて面白いんだろう。良い子は絶対見てはいけません。私は子どもじゃないから何回観てもOK。  キャラクター設定(デザイン含む)、脚本、演出、どこをとっても文句なしです。政治的、宗教的、或いは多様性的観点から見れば、そりゃあとんでもない、全くもってけしからん、不愉快等々、いくらでも言えるのかも知れませんが、たっぷり皮肉混じりのメタファーに次ぐメタファーはある意味相当鋭いブラックユーモア。そこに有名作品へのリスペクトを散りばめるとは。  あからさまなエロとさり気ないグロ。リアルにキメるカットもあるし。ラストの乱痴気騒ぎの大乱交大会は幻覚って訳にはいかないでしょ?これもまた人間の本質に向けた思いっきりブラックなユーモア。  重ね重ねお子様には見せられない代物であることは間違いありませんが、ピンポイントで大好物なジャンルなので高評価させていただきます。  ただし、大物制作陣に大物声優陣だからこそ成立しているというところはちょっとばかり、てか相当にズルい。もしインディーズでコレ作ったら袋叩きかも。なのでそこは減点要素です。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-01-10 16:13:45)
182.  つどうものたち ネタバレ 
これはネタバレしちゃうと殆ど意味がないように思えるので、「ネタバレ有」としつつもほぼ「ネタバレ無」の控えめに書きます。  ジャンルはホラーだと言うのでホラーのつもりで観ていたら、最後の最後に力業。そっちでしたか、という感じで楽しめました。が、ちょっと引っ張り過ぎかな?宴席での会話はもっと短い尺でも行けたかも。  上手く纏められた作品とは思いますが、アイディア自体は斬新とも思えないこともあり評価はほどほどにさせていただきます。
[インターネット(邦画)] 5点(2025-01-10 10:05:18)
183.  雨の日は会えない、晴れた日は君を想う ネタバレ 
見始めは殆ど感情移入出来ず。少々社会性に難ありのお金持ちエリートが、妻の突然の死を契機に自暴自棄になり恰もおもちゃ屋の床にひっくり返って泣きじゃくる駄々っ子の如く振舞う。しかし、経済的基盤が揺るぐこともなく、周囲の優しさに甘えて落ち着いて行く。みたいに受け止めてしまいました。  でも、何が違うんじゃないか?見落としてるんじゃないか?と思い翌日二度目の鑑賞。あぁ違う。もっと深いや。短絡的に観てしまったことを恥じつつじっくり鑑賞し直しました。  観れば観る程に身につまされる物語。否、勿論自分自身の人生とは全然違いますが、周囲との関わりの中で自らが被り続けている仮面、見て見ぬふりをしてしまう他人からの思いやり、隠しがちな本音等々、少なからず当てはまってしまう。  そのものズバリではないにせよ、作品が観客に語りかける言葉の数々は相当に鋭いと思います。そのものズバリではないことが寧ろ鋭さを帯びると言うか。  優れた脚本と演出、そして主な出演者が見事に役を演じ切っていること。特にジェイクさんとナオミさんは素晴らしいの一語に尽きます。  ただ、意図が解ってもなお、否、解ったからこそ尚更に、デイヴィスの破壊行為には観ていて息が詰まるものがありました。それが自分的には減点効果。それでも高評価せざるを得ない作品でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-01-08 22:20:30)(良:1票)
184.  催眠術師の家で ネタバレ 
言って見れば120年以上前の実験映画、といったところでしょうか。スクリーン上の人物が動くこと自体が一般民衆にすれば驚異だった時代に、催眠術にかけられた女性が瞬時に着替えて行くなどということは、今で言えばイリュージョン、つまりは何らかのタネがあるマジック、なのでしょうけれど、当時の人々の目には魔法以外の何物でもなかったことでしょう。  もしアリス・ギイさんが現代のCGアニメや特殊効果を目にしたら…きっと驚く間もなく「これはどうやって撮っているの?」と探求し始めることでしょうね。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-07 15:37:55)
185.  紅葉狩
歌舞伎には全くと言って良いほど縁のない私ですが、125年も昔の人物が生き生きと動き回る姿は感動的でした。惜しむらくは(当然のことながら)サイレント。視覚だけでなく、聴覚でも当時を感じ取ることが出来れば比較にならないほどの感銘を受けること必至ですね。  子どもじみた物言いになってしまいますが、「もしタイムマシンがあればもっと見てみたいし聞いてみたい!」そんな感想を添えたいと思います。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-01-07 15:10:38)(良:1票)
186.  ヒュービーのハロウィーン ネタバレ 
アダム・サンドラーさんのコメディは、自分的にはちょっとばかり合わないのです。アメリカンなドタバタコメディとか不適切表現の連発自体は結構好きだし大笑い出来る方なんですが、彼の出演作のちょっと醒めた感じ?シニカルな感じ?がイマイチ苦手です。  本作は事前に読んだプロットに興味を惹かれて鑑賞してみたものの、半分ぐらいまではどうにも作品世界に入って行けず鑑賞断念も考えたぐらい。ただ、やっとスピード感が出て来た感じの中盤以降はまぁまぁ楽しめた感じです。  物語的には極めてオーソドックスなホラー風味のコメディ。ちりばめられたギャグの数々は、お約束的ではあるもののスベリまくる感じはなし。意外なぐらいに悲劇なしのハッピーエンド。本来ならもう少し楽しめそうなんですがね。主役のキャラ設定?否、キャラそのものじゃなくて話しぶりとか身振りとかかなぁ?  兎にも角にも心からは楽しめず、とは言え全然ダメとは言い切れる訳もなく4点に留めます。
[インターネット(字幕)] 4点(2025-01-07 09:33:14)
187.  エンド・オブ・ロード(2022) ネタバレ 
微妙でした。テンポよく話は展開するし、そこそこスリリングでもあるのですが、何かチグハグな感じが否めません。  ひとつには登場人物に全く感情移入出来ないからかも。主人公である一家の母親はともかくとして、娘も息子も弟も言動行動が馬鹿げてばかりいて好きになれない。子どもたちはまだまだお子チャマだから仕方ないとしたところで、百歩譲ってもレジーはいかんでしょ?思考力ゼロ、危機管理能力ゼロ、そんな出来損ないの弟を見捨てられないブレンダにも可哀想より「ちゃんとして!」と言いたくなる場面も多々。  人種問題絡みのエピソードも取って付けたように思えてしまう。本題に入る前に登場するエピソード。一家の抱えているものは精神的なダメージや経済的な危機だけじゃないんだよと言いたいのかも知れないけれど、この物語の流れの中で必要なんだろうか?しかも白人チンピラ二人組はブレンダに謝らせるだけで立ち去る。ブレンダの謝り方だって如何にもいやいや。人格否定すれば気が済む?日本人の私には理解出来ないだけなのかなぁ?  そして無法者グループと立ち回るブレンダが強過ぎ。一体何者?切り札に大物犯罪者の名前出すのも手慣れた感じ。なんだか違和感たっぷりでした。  で、結局は自らの手を悪に染めてハッピーエンド?これ、後味悪過ぎるでしょ。そうじゃなくても警官夫妻殺しの疑いでとりあえずは手配されるだろうし。バレない?なんだかな。  他にも伏線見え見えで伏線になってないでしょ的な演出があったりとか、納得いかないこと満載の作品でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2025-01-06 10:36:16)
188.  Inheritance(原題)(2023) ネタバレ 
荒々しい活火山の有様を背景に訥々と語られる移民の苦しみ。時代も移り変わり世界の情勢も変わり、そんな中で暮らす私には、引き継がれてきたその心情について心から理解する術を持ち合わせていませんが、ひしひしと伝わってくるものは感じました。  正直なところ、何故?敢えて今?と思えてしまいましたが、短い尺の中にみっしりと込められた心情或いは心象風景は、シンプルに悲劇的なもののみとしてと受け止めるべきではないですね。幼い息子の純粋な心に触れ、彼は憂いを抱えながらも夢もまた追い続けることでしょう。心温まる作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-01-06 10:02:16)
189.  ファイナル・プラン ネタバレ 
今回も無敵のリーアムさん。実戦経験のない元海兵隊爆発物処理班を程よく強く演じていて爽快ですね。  ストーリー的には、少なからず陰のある元軍人が日々の暮らしに疲れ始めた矢先、新たな出逢いによって運命の人と愛し合うに至り、過去の悪行を償い愛を胸に生きて行こうとする。鉄板的で予測可能な内容ではあるものの、スピーディで迫力溢れる演出には目を奪われ、これぞ最強リーアムおじさんシリーズといった感じ。  セガールおじさんの「沈黙シリーズ」みたいに無理無理シリーズ化して、是非是非新シリーズ名を冠して今後も新作をお願いしたいところです。  意外性の無さ故の安心感。ではありますがアクション作品を何も考えずに観たいな、と思うときには最良の1本でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-01-05 22:57:48)
190.  バイオレント・ナイト ネタバレ 
これはドハマりしてしまいました。あの「サンタさん」がいくら「良い子」を救うためとはいえ情け容赦ない殺戮の嵐。ユニークなアイディアやパロディ的オマージュもたっぷり。サンタさんが「脳天潰し」を手にしたクライマックス以降は敵を一人仕留める度に大爆笑していた私は相当アヤシイです。イブの魔法で蘇ったあたりではウルっとも来たりして益々アヤシイ自分に困惑しました。  兎にも角にもピンポイントでツボにはまった作品。流石に満点はどうかと思いつつも高評価させていただきます。  ちなみに、是非是非他作のヒーローやヒロインに言って聞かせたい本作が示す教訓は「トドメはちゃんと刺しなさい!」途中までキチンと刺してたのにね。ま、お約束的演出なので止む無し?
[インターネット(字幕)] 9点(2025-01-04 09:56:55)(良:1票)
191.  地球最後の日 ネタバレ 
むかーし地上波アナログで観た作品。懐かしさもあって鑑賞しました。  当時モノとして観るか今の時代に照らし合わせて観るかで大きく評価は異なりますが、あくまでも当時モノとして矢張り秀逸なSF作品ではないかと。  70年ほど前とは思えない特撮技術。ミニチュアの質感はハイレベルだし合成も見事、セットも大がかりです。(自分も含め)当時の人はさぞかしビックリしていたこと間違いなし。ゴジラ以前、もちろん一連の円谷ヒット作品以前というのが驚異です。  一方、今目線で物語そのものを見てしまうと相当なトンデモなさ。既にご指摘のある宗教的、あるいは人種的な問題を始め、科学者と富裕層が主導して国連は添え物的、他国の状況はサラっと触れるだけというそもそものシチュエーションは偏向かつ浅過ぎと言わざるを得ず、各論的には突貫工事でロケット作って未知の惑星に不時着してたった40人と僅かな家畜で種の存続?出来っこないですよね。不時着先の惑星の大気の成分どころか気候も資源も全く情報なしだし。誰かが劇中で言ってましたが、地球に残って死んだほうがマシとも思えてしまう。  とは言え、当時モノとしての制作力に敬意を表して6点献上。加えて、ヒロインが当時的コンピュータの微分解析器を操り、しかも手には何とも懐かしい計算尺、というカットに感動して+1点。7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-01-04 09:37:48)(良:1票)
192.  グランド・ブダペスト・ホテル ネタバレ 
評価が大きく分かれそうな作品。好きな人は好き!嫌いな人は嫌い!といった感じが皆様のレビューにも明確に出ていますね。  私は大いに気に入りました。色彩、セット、衣装、登場人物の魅力、豪華な出演者、そして肩の凝らない演出とスピーディな展開。どれをとっても文句なしでした。  最近観たアンダーソン監督の作品と共通しているところですが、登場人物の飄々とした多弁ぶり、二次元的で平板とも言えそうなカメラワークから不思議と感じられる奥行きの深さ、随所に辛辣で過激ささえ感じられる悲喜劇が敢えて感情を抑えているかの如く勢いよく押し進められていく。惹かれます。  特に注文なしということで満点献上します。
[インターネット(字幕)] 10点(2025-01-03 15:37:40)(良:1票)
193.  LOU/ルー ネタバレ 
スタイリッシュな最強元CIAエージェントおばさんが活躍するドラマ。ただ、最強なんだけどそこそこ相手の攻撃も食らってしまうところがリアルでよろし。  娘を旦那に誘拐されたママも適度に最強。とは言えやっぱしめっちゃ強い訳じゃないし危機管理出来て無さ過ぎなところがリアルでよろし。  死んだはずなのに生きていた冷酷無比な筈の元特殊部隊のパパも意外と最強な戦闘能力はないし脇が甘いところもリアルでよろし。  クレバーで勇敢な幼い娘とクレバー極まりない主人公の愛犬、そして田舎者と思いきや頭脳明晰で頼れる存在の保安官もよろし。  要は登場人物(犬を含む)が存在感豊かで感情移入容易。そこが一番の魅力の作品かなと。  ストーリーは必ずしもオリジナリティ豊かとも言えないし無理やり感は否めないしエンディングもお約束的ですが(ジャックスの演技がいいです)、十分に楽しませてくれたのはひとえに登場人物(配役)の魅力故と言って良いかも。二組の親子関係(愛と憎しみ)も良いですね。J・J・エイブラムスさんが関わるとハズレなしといったところでしょうか?  いかにも続編ありそうですがどうなんでしょう?8点献上です。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-12-31 21:50:41)
194.  ジュラシック・シャーク ネタバレ 
愛すべきZ級サメ映画。なりゆきで「3」を先に観てしまいましたが、どっちを先に観ても関係ないことが確認出来て良かったです。この手のZ級がダメという方にはオリジナル?だろうが「3」だろうが関係ないです。本来ならば2つの作品(ホントは「2」もあるようですが観れないので除外)を比較してレビューしたいのですが当サイトのルールから外れそうなので自粛します。  なので本作について述べさせていただくならば、オープニング(エンド)ロールが異常に長い!特にエンドロールはクソ長い!キャスト紹介×3って何なの?  鮫のCGはショボいながらもまあまあの造形。「3」に比べれば…否、比べてはいけないですね。  ストーリーは「3」と比べれば…否、比べてはいけないですね。  俳優陣、特にヒロインは「3」と比べれば…否、比べてはいけないですね。  つまり、「3」と比べるぐらいしか楽しみ方がないと言うか、思うにブレッド・ケリーさんとマーク・ポロニアさんという二人の監督の芸風の違いを楽しむというのが本作に相応しい楽しみ方なのではないかと思える訳なのです。  で、評価は「3」と比べるまでもありませんでした。ある意味、楽しかったですけどね。
[インターネット(字幕)] 1点(2024-12-30 00:03:20)(良:1票)
195.  LOVE SONG(1984) ネタバレ 
如何にも自主制作8ミリ作品という雰囲気。ストーリーは少々理解に苦しむもの、と言うか敢えて難解さを求めているんじゃないかと思いたくなる自主制作作品然としたテイストですね。  社会との軋轢?自己との葛藤?何かしらの鬱々とした思いが爆発し、過去からの逃亡なのか未来への飛躍なのか解りませんが、叫び声とともに走り去って行く青年。それは監督自身。  監督の胸にその頃あったものは何だったのか?自分に置き換えてみても理解は難しいかも。この作品は作り手しか解らない作品であって思いを共有することは極めて困難であり、そもそも評価するのも野暮かも、との結論に達しました。とは言え点数欄を空欄にも出来ず3点献上です。
[インターネット(邦画)] 3点(2024-12-28 18:10:53)
196.  FLY!/フライ! ネタバレ 
お約束感満載のファミリー向け感動アニメ。でも、そのお約束感=安心感。様々な危機を乗り越えて夢の旅を続ける姿には童心に還って理屈抜きに楽しむことが出来ました。CGアニメーションも適度に目に優しい色彩と動き。流石の出来映えです。  特に、トリ馬鹿を標榜する私としては主役がトリさんというだけでスタートから満足。出演するトリさんたちを擬人化して受け入れるまでもなく純粋にトリさんとして感情移入出来ました。作り手の鳥類への理解の深さも窺い知ることが出来て満足です。  そんな訳で、イイ歳した爺ぃがトリさんたちがシェフのヘリからの脱出あたりから後は、只管涙腺崩壊させつつ観終えた次第です。世間一般の評価は見ていませんが、思いっきりエコ贔屓の満点献上です。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-12-28 17:40:20)
197.  PERFECT DAYS ネタバレ 
ヴィム・ヴェンダースさんという人は本当にドイツ人なの?観終わった後に脳裏に過ぎった感想のひとつです。和の心を知っていると言うか知り尽くしている。小津監督への長年にわたるリスペクトの結晶とでも言いましょうか、少々煮え切らなさを感じないことはないまでも非常に居心地の良い作品でした。  主人公演じる役所さんの表情や仕草による演技は素晴らしかったです。台詞に頼らない存在感。清掃会社の担当者への苦情以外にはストレートに感情的な台詞はないに等しい。にも関らず全編通じて語り続ける。流石です。  主人公の背景、生い立ち、過去といったものは殆ど語られない。それなのに日々のエピソードを通じて少しづつ明らかになっていく素顔。実際にはストレートに明らかになることはないのですが、観客がそれぞれの主観をもって想像するに足る材料を投げかけてくれています。私も自分なりに解釈し、反芻し、疑問と納得がないまぜになりながらも満足して観終えることが出来ました。  終始具体的な説明なしの寡黙な作品は多々ありますが、本作は寡黙ながらも大いに語りかけてくれる秀逸な作品でした。これまでどう生きて来たか?そしてこれからどう生きて行くか?今のままがいいのか?答えなんかありませんね。
[インターネット(邦画)] 9点(2024-12-28 16:17:09)(良:1票)
198.  血のお茶と紅い鎖 ネタバレ 
なんとも不気味な世界観。大人の童話とでも言えば良いのか(お子様は夢に見て泣きそう)、シュールな寓話とでも言えばいいのか。ストップモーションアニメとしては長めの尺でもあり、嫌悪感に包まれたり単純に飽きてしまったりと、いろんな意味で途中でリタイアしてしまう方もいるかも知れません。  正直なところ、最初の10分ぐらいで飽きかけてしまいました。が、カラス風(コウモリ風でもあります)な生き物が白ネズミを追跡し謎のカエルに救われたあたりから興味が湧き始めました。この話、落としどころは何処?人形のお腹の卵はどうなるの?もしかして人形が出産みたい?に。  ただ、結局はさして謎めくこともなくあっさりと(否、アッサリでもないかも)エンディングを迎えます。ネズミ(貴族階層?)とカラス風(一般市民層?或いは貧困層?)が奪い合った人形は一体何だったのか?何かのメタファー?  解釈の自由が利く作品かも知れません。てか私にはテーマが解りませんでした。奪い合ったものが損なわれても尚そこに残る価値観とは一体何なのか?テーマとして据え置くようなものが見出せず、といったところです。  只管不気味な絵面やBGMが続く70分間。結構キツかったです。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-12-27 11:10:09)
199.  狭霧の國 ネタバレ 
登場する人形のリアルな造作、怪獣ネブラの存在感、見事なセットと背景。特撮怪獣映画へのオマージュが滲み出つつもオリジナリティ豊かな作品に仕上がっていますね。新人監督による作品ながら、監督自身も特撮畑で経験を積んで来た人物ですし、ベテランの一流スタッフも参加して作り上げているだけに流石の仕上がりになっていると思います。  悲しい出自のヒロインと心を通わせる怪獣。怪獣の正体は明確には説明されていないものの、神の使いと言うよりもヒロインの悲しみに寄り添い、そして孤独な彼女を護る存在のようです。彼女、そして怪獣との出会いによって成長していく少年の物語と言っても良いのかも知れません。  新鮮かつ素朴な感動に出会えた作品に8点献上です。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-12-27 10:40:24)(良:1票)
200.  キラーカブトガニ ネタバレ 
冒頭のサービスカットで良い子の皆さんには席を外してもらい、さぁこれからは世にも恐ろしいモンスター系ホラー!かと思いきや終始コメディタッチですね。そしてまたコメディネタがスベルことスベルこと。しかも結構不適切ネタが登場しますし。  そして全編通してストーリーが緩い。理詰め感は極めて乏しい限りです。力業と言うか、強引に作品世界を押し進めて来ます。並行して進んでいく恋愛模様も強引極まりないです。  ただ、大中小のカブトガニの造形が良いし、対するデフォルメしたメカゴジラ風巨大ロボット、てかモビルスーツの造形もなかなかのもの。作り手の怪獣映画へのオマージュ的なこだわりが随所に感じらますし、実際そこだけ見れば上質な特撮怪獣映画だと思えます。  そのアンバランス感に居心地の良さを感じられるか否かが本作品の好き嫌いの分岐点と言えそうです。私の場合は意外と楽しみつつも気分が上がったり下がったり。心からは楽しめなかった気がします。なので、切って捨てるのは惜しいもののあまり高くは評価出来す、5点献上に留めたいと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-12-27 00:08:49)(良:1票)
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