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181.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 
なんか前半は『ディープ・インパクト』、後半は『アルマゲドン』って感じでした。特撮シーンのテンポの悪さ(プツプツと切れ過ぎ)とか緊迫感の欠如(あんなに簡単に難民受け入れが進むわけない)とか色々アラはありますが、それら全ての引き金はN2爆薬だと思います。あそこで急に話の方向性が変わり、全くリアリティのない絵空事と化してしまった(だいたいあんなことしたら大陸プレートが跳ね返り、未曾有の大地震と大津波が襲いかかって沈没寸前の日本にトドメを刺すはず)。この映画に必要な嘘は「日本が沈没する」というただ一点だけでいいはずなのに、N2爆薬という余計な嘘が加わったせいで、日本人が国土を失ってしまうという悲劇、経済大国として勝ち得てきた豊かな暮らしが今後数十年数百年にわたって失われてしまうという悲劇が全く感じられなくなってしまいました。そういう映画にしたくなかったといわれたらそれまでですが、いっそのこと観客を絶望のどん底まで突き落とし、劇場を出たら即座に防災グッズを買いに走らずにはいられないような映画にしても良かったんじゃないでしょうか。
[映画館(邦画)] 3点(2006-07-17 14:50:45)(良:2票)
182.  かもめ食堂
フィンランドでガッチャマン。まさかそんな映画だとは思いませんでした(ま、最初だけだったけど)。登場人物と舞台をあれだけ絞り込んでいるにもかかわらず、そしてドラマに目立った起伏がないにもかかわらず、2時間弱の間全く退屈しないのは素晴らしいの一言。それだけ登場人物が魅力的だったということでしょう(主演の三名が特に強烈)。終始かもめ食堂を照らし続ける暖かい日差しが象徴するように、肩肘張らずに気楽に鑑賞するのがこの映画の正しい見方なんでしょうね。
[映画館(邦画)] 8点(2006-07-08 13:34:15)
183.  花よりもなほ 《ネタバレ》 
黒澤明監督の『どん底』を彷彿とされる貧乏長屋(崩れた建物、ケチな大家、そこに暮らすダメ人間達…)で繰り広げられる痛快時代劇。とはいえ『どん底』のどん底感はなく、仇討ちの話なのにあまり悲壮感もないのだが、だからといって決してつまらなくはないです。当時の武家社会の風紀を考えると宗左衛門はヘタレと言われても仕方がないですが、そこを敢えて現代的な解釈で仇討ちの是非を問うようなつくりになっているのがいい感じです(安易な反戦メッセージっぽくないのも◎)。個人的には、最近の邦画の中ではかなり手応えがある作品でした。
[映画館(吹替)] 8点(2006-06-10 17:11:58)
184.  ソウ
この映画、伏線の張り方&決め方が非常にうまいと思います。反則と思えるような展開はほとんどなく、あのオチでさえ僕には十分納得できる展開だった。ま、最初のバスタブに流されるカギまで計算されていたと言われれば「オイッ!」って突っ込みたくもなりますが、それでも致命傷と思えるようなポカは見当たらない。あと、ゲームの重要ルールのひとつに「時間制限」があったのに、それがあまり重要視されていなかったのがやや残念でしたね。でも久しぶりに面白い映画に出会えてよかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-01 20:24:06)
185.  チャップリンの独裁者
ラストの大演説、確かに凄かったです。ただ「国境をなくそう」なんて考えは、ある意味ナチスの民族浄化政策と変わらないんだから、そのまま全てを鵜呑みにするのはちょっと危険かも。でもチャップリンの戦争への怒りはひしひしと伝わってきました。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 16:00:15)
186.  チャップリンの殺人狂時代
『独裁者』以降、堰を切ったかのように喋りまくるチャップリン。本作でも次から次へと喋る喋る(貴婦人を口説くあの寒い台詞は…)。ラストは『独裁者』同様チャップリンの演説となり、痛烈に戦争を批判しまくる。そこまではいい。でも何か引っかかる。ひとつは、最後に戦争を批判しまくる割には本編中に戦争の影がほとんど見えない点。よって最後の演説があまりに唐突に思える(『独裁者』では全編戦争の匂いがプンプンしてたのでそんなに違和感はない)。もうひとつが、アンリが今回の殺人事件を「戦争に比べたらまだアマチュア」と言って悪びれる様子もない点。確かに戦争に比べたらケタ違いに小さい数だが、殺人は殺人である(キューブリックの『バリー・リンドン』には「歴史に残らぬ戦闘だが殺し合いに変わりはない」なんて台詞がある)。連続殺人がアマチュアだという考えはチャップリンの意見であり、アンリのそれではないはずでは? その辺が少し引っかかりました。映画自体は十分名作だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 15:53:01)
187.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
うう、個人的にはこの点数が限界…。要するにこの映画、ただ嫌われ松子の一生を描くだけでなく、甥の笙が松子と関わった人物の証言をもとに彼女の過去を辿っていく話が並行して進むわけだが、この「二部構成」が逆に物語のテンポを悪くしていたようにも思います。笙が松子の人生を辿ることが映画の中でどう活きていたのかイマイチ僕にはピンと来ないし、ラスト近くの笙の言葉も意味が分からん。夢に生きることを諦めた笙と死ぬまで夢に生きた松子という対比は分かるけど、なんかまたもう少しパンチが欲しかった。あと『下妻物語』以上に過剰な演出の数々(やたらとCGやアニメ使ったり等々)もちょっとハナにつくし、片平なぎさもしつこ過ぎ。逆に、個人的に一番注目していたBonnie Pinkの出番が随分少なくてガッカリです。
[映画館(邦画)] 6点(2006-05-27 19:32:34)
188.  アイズ ワイド シャット
「なんでそう都合良く電話がかかってくる!?」「なんでそう都合良く貸衣装屋の知り合いがいる!?」。まさかキューブリック作品でこんな寒いツッコミをすることになろうとは…。ま、さすがに死を目前にしたキューブリックに40代の頃のキレまくった感性を期待するのがどだい無理な話なんだけど、なんかイマイチな感じでした。彼らしい”衝撃的カット”が見られたのはせいぜいあの儀式のシーンぐらい。これってとりあえず、北野武の『TAKESHIS'』みたいな妄想と現実が入り乱れた世界だと思えばいいのかなぁ。はて?
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 23:56:36)
189.  街の灯(1931)
正直、あの酩酊紳士にだいぶ救われた感もありますが(笑)、それでも盲目の娘のために孤軍奮闘するチャップリンの姿は非常に微笑ましくて素晴らしかった。また最後の、再会した二人が見せる喜びと戸惑いの入り交じった微妙な表情(決して「喜び」だけじゃない所がミソ)が強烈に胸を打った。しばらくチャップリンにハマりそうな気配です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 17:54:51)
190.  モダン・タイムス
序盤の工場の話が面白過ぎたので、その後の方向転換(バナナ娘の話とか)には少し戸惑った。でもよく考えてみると、この映画は「過剰な機械の発達」よりはむしろそれによって形成される社会そのものを風刺・批判した作品だったのかも知れませんね。だとすれば納得。これといい『街の灯』といい、ラストでチャップリンが見せる笑顔は非常に素敵でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 17:40:53)
191.  亡国のイージス
同じ福井晴敏原作の『ローレライ』よりは遥かに重厚で見応えがあったんだけど、皆さんおっしゃられてるように非常に説明不足。この物語のキモとなる如月と宮津、そしてヨンファとジョンヒのバックグラウンドがあまりに希薄で「何故ここでこうなる?」「このシーンの意味は何?」って思える部分が特に後半で多々見られて残念だった(特にジョンヒは一体何しに出てきたんだ?)。仙石をヒーローとして見せようとするあまり、一介の先任伍長に過ぎない彼が突如B・ウィリスばりの大活躍をしたり、彼との戦闘シーンになると工作員が途端にショボくなるのも大いに疑問。で、肝心の「亡国」に関する問いかけも結局十分に突き詰められることはなく、仙石の「とにかく生きろ!」って台詞だけで何となく締められてしまっている感じがする。なんとも尻すぼみな印象が拭いきれない作品でした。
[DVD(邦画)] 3点(2006-04-23 12:07:08)
192.  ダーティハリー 《ネタバレ》 
犯人のサソリが思ったよりヘタレだったのは意外だったけど、逆にあのヘタレっぷりが不気味です。巨大犯罪組織のボスでもなければ勿論バケモノでもない、実際にいてもおかしくないようなただのサイコ野郎。しかしその「普通さ」が、手厚い法の保護(ミランダ権だったか?)によって無罪放免となってしまうことの恐ろしさにずっしりとした現実味をもたせている。確かにあの大学の先生のいうように加害者であっても人権は守られなければならないが、だったら被害者の人権はどうなる? あれから30年以上たった今でも、残念ながらハリーの苦悩に対する明確な答えは出ないまま。おそらく、犯罪が存在する限り答えは出ないんでしょうね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-21 23:17:32)
193.  フレンチ・コネクション
地下鉄を追うカーチェイスやラストの廃墟での銃撃戦などアクション作品としても見所満載だが、僕が一番好きなのは押収した車を解体するシーン。理屈抜きで突っ走る狂犬刑事ポパイと冷静な相棒クラウディの絶妙なコントラストが最も活かされた素晴らしい場面だったと思います。文字通り「ブツ切り」にされたあの終わり方も衝撃的。ニューシネマらしい非常に後味の悪い終わり方でスッキリしました(?)。
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-21 10:57:23)
194.  イージー・ライダー
ストーリーらしいストーリーなどほとんどない、まさにアメリカ横断バイクの旅ってな感じの1時間半。しかし何なんでしょう、この妙にヒリヒリする感じは? 序盤でワイアットとビリーは腕時計を投げ捨て、何者にも縛られない自由の荒野へと飛び出していく。しかし何故か、どこか満たされない。彼らは自由になったはずなのに。一体彼らが求めていたはずの自由とは何なのか。観ているこっちがそう悩みだした時にJ・ニコルソンが暴く「自由」の正体には思わず唸らされ、そして打ちのめされる。自由とはこんなにも素晴らしく、そして恐ろしいものなのか。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-18 22:23:15)
195.  シャイニング(1980)
予告編で度肝を抜いたあの血の洪水、いったいどの場面で出てくるのかと待っていたら…あれだけかいっ! ホラーと言いつつも、日本の『リング』の方が視覚的にも感覚的にもまだ怖かった気がします。つうか、幽霊ナシでもこの映画って成立するんでは? それでも最後まで面白く見られるのは、キューブリックの徹底した「画」へのこだわりのおかげでしょう。ホテルのロビーからトイレまで(?)、とにかく全てが万遍なく美しかった。それだけに、ストーリーにもう少しパンチが欲しかったなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 23:23:54)(良:1票)
196.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
昨夜観た『海を飛ぶ夢』同様に尊厳死を扱った作品。こんなのを立て続けに観るんじゃなかった…(爆)。最初は素人の女性ボクサーとイーストウッド御大が二人三脚で勝ち上がっていくスポ根ドラマだと思っていたのにラスト30分で急展開し、こっからあとはもう『海を飛ぶ夢』状態。ただ、尊厳死をテーマとして掲げるのなら、その話に踏み込むのが全体の4分の3をすぎてからというのはどう考えても遅すぎる気がする。せめて、後半の1時間はこのテーマに話を絞るべきでしょう。また、マギーの家族が必要以上に悪者として描かれているので、フランキーの決断が自然と美化されているように見えるのも気になった。ということで、最後がなんか納得がいかなかったので点数は『海を飛ぶ夢』と同様に7点。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-25 18:13:33)
197.  海を飛ぶ夢
尊厳死が許されるか否かという以前に、僕は「人生とは一体誰のものか?」ということについて考えずにはいられなかった。ラモンは最初から最後まで自分の現状を否定し、尊厳ある死を望み続ける。確かに四肢麻痺状態の彼からすればこれまでの28年間は屈辱と絶望感に満ちたものだっただろうし、そこから脱却したいという気持ちを頭ごなしに否定する気にはなれない。「がんばってください」とか「生きていたらいいこともある」なんて言葉が逆に相手を傷つけることもあり得ることも十分承知している。しかし、時として「誰かのために生きる」人生というのもまた必要なのではないか(この場合、介護してくれる兄夫婦や甥のために)。こんなことを言うとラモンに「俺の人生は俺のモンだ。どうしようと俺の勝手だ」と言われそうだが、どんな人間も一人では決して生きてはいけないのである。つまり、自分を取り巻く家族や友人もまた自分の人生の一部であり、ラモンもまた彼らの人生の一部なのである。彼の死は彼だけのものではないのだ。映画は『人生は義務ではなく権利だ』と述べていますが、僕は権利であると同時に義務も伴っていると考えます。「自由」という行為に必ず「責任」が伴うのと同じように。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-25 00:59:00)
198.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
まだ幼い女の子が犬の死体を持って走り回り、ワンちゃん一匹じゃ可愛そうだからと他の死体を探し始める…。ポーレットとミシェルが作り上げた墓地の美しさも相まって、なんかもの凄く悲しくなってきました。ポーレットが目を輝かせながら十字架を欲しがるところなんて、悲しみを通り越して狂気すら感じてしまう。この二人の禁じられた遊びと並行して、隣り合う家々の醜いいがみ合いがコメディタッチで描かれますが、監督は戦争なんてしょせんこのレベルのものなのだと言いたかったのかもしれません。しかし、その次元の低い争いが何万人もの命を奪い、ポーレットのような孤児をたくさん生み出していく。そう思うと本当に寒気がします。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-20 22:06:12)(良:1票)
199.  ベルヴィル・ランデブー
『ハウルの動く城』のDVDで紹介されていたのをきっかけに観てみましたが、これはなかなか衝撃的。こっちのバアさんも相当元気です。リアルさを追求した緻密な動画の動きと、リアルに真っ向から背を向けた強烈なディフォルメが絶妙にマッチしており、もしこのバランスが少しでも狂ったらたちまち悪趣味なゲテモノ映画と化していたでしょう。また『東京ゴッドファーザーズ』のようにデジタル技術を相当駆使しているのにも関わらず、決して無機質で冷たい映像になっていないところにとても好感が持てます。ただ、オチがあまりに唐突だったのと、成長した孫のシャンピオンがサイボーグチックでかなり不気味だった点だけが少々引っかかりました(彼の最後の台詞はよかったけど)。それだけが残念。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 19:00:47)
200.  パルプ・フィクション
ハッキリ言ってこの映画、時間どおりに並べると「なんや、その程度のことやったのか~」で終わっちゃいます。しかし、それをただムチャクチャに並び替えただけでこんなにも面白くなるなんて! すごいぞタラ! キャラクターも本当にみんな味があっていい。特に、U・サーマンの美貌と半分ラリッたようなJ・トラボルタの表情、そしてL・ジャクソンの髪型(!)は生涯忘れないであろう。あと、ブッチが日本刀を振り回すシーンは思わず笑った。すでにこの頃から『キル・ビル』の種は蒔かれていたんですね。
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-15 12:51:56)
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