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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 344
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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181.  若草の萌えるころ
個人的考えで恐縮だけど、女優ジョアンナ・シムカスで魅了されるのは「冒険者たち」のレティシアではなく、この作品のアニーの方。それは彼女の魅力が健康的な肢体ではなく、「はかなげな」雰囲気によるところが大きいからと感じている。そしてこの映画での彼女は愛する者の死に対してどう対応して良いのかわからない女性を演じ、名女優としての片鱗を見せてくれた。映画ファンにとって残念なのがこの後若くしてシドニー・ポワチエと結婚し、引退をしてしまった事。確かに汚れ役等を演じず、「きれいな」役どころで消えていった点については良かったのかもしれないが何ともいやはや。そして彼女がいなくなった後の監督アンリコの映画は好きな女性を失ったような、痛くやるせない感じを受けてしまうのは気のせいか。彼も彼女の「はかない美しさ」に好意をもっていたんだろうなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-18 19:57:31)(良:1票)
182.  ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 《ネタバレ》 
初めて見た時はひたすら怖かった。二度目に見たときは妙に悲しかった。でこの前見たときは可笑しくて仕方がない(ヘリコプターは反則でしょ)、1本の映画にこんな多々な感情を覚えるのは珍しい。後の文化に凄いインパクトを与えたホラー映画の金字塔であるばかりか、映画そのものも消費文化へのアイロニー(物に囲まれ不自由のないはずなのに、「物を活用することのわからない」者達が蠢いている現実)を見せていて印象に残る。
[映画館(字幕)] 9点(2008-04-13 20:14:45)
183.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 
ミシェルのミシェルによる、ミシェル・ファイファーの為の映画。(ブリッジス兄弟も良いのですが)彼女の素晴らしい魅力を語るにはこの1本で充分。オーディションでは冴えない雰囲気の彼女がライブのシーンでピアノに横たわり唄う姿!たまらん。多分10~20年後のジャズヴォーカル本には彼女の唄う「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」がジャズの雰囲気を見事に表した好例として記憶に残る、と断言しちゃおう。私の「脳内ライブ=隣の嫁さんを売り払ってでも行きたい」もののぶっちぎりトップ。
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-13 19:58:58)(良:1票)
184.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
美しい小豆島の自然描写と学校唱歌の効果的な使い方だけではない、監督木下の描写あってこその映画。それは桜の木の下を電車ごっこで走るショットの幸福感や教え子達を戦地へ送る際のテープを持つ手のアップカット、または走る自転車をロングショットで捉えたところはどこまでも続いていく道の厳しさ・そして希望へつなぐ道行きを感じさせるのがやはり並の監督ではうまくはいかない所。そして戦争に巻き込まれる市井の憤りや無念さを静かな風景との対比でちゃんと描き出している点が「静かなプロテスト」木下の面目躍如たる部分。ラストに近づくにつれ泣いてばかりいる「大石先生」高峰秀子の演技は通常の役者が演じたら嘘くさいものになってしまう(リメイクはほとんどそう)が、失ったものへの想いや歳月の重さ、そしてそれでも生き続ける難しさと生きることへの希望が混在した名演技だからこそ観客は皆納得されるのだろう。と書いてますけどねぇ、この映画私にとって「パブロフの犬映画」、つまりラストはいっつも泣かされっぱなしなんですよ!国民必見の一本。
[映画館(邦画)] 10点(2008-04-05 19:42:25)(良:2票)
185.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 
もう少しスマートに演出できないかなぁ(例として野球をする喜びを写すショットを入れているのに登場人物に「ここは天国か?」などと言わせているところとか俗物根性溢れた者に選手が見えないとか)と考えるけど90年代アメリカ映画の中ではピカイチの「愛すべき法螺話」。夢の球場=フィールド・オブ・ドリームスというのはただ有名選手がよみがえりプレーをするという類の話ではなく、(バスケやアメフト等はさておき)ベースボール(「野球」じゃない)を国民的娯楽として胸に描いているアメリカ国民精神の発露なのでしょう。親父や友達と一緒にキャッチボールをしたり、楽しんだ日々。有名選手のプレーにあこがれ夢見たあの頃。この映画の登場人物達は自分達の忘れかけていた心の原風景を取り戻すことで人生捨てたモンじゃない、と喜びや楽しさを再発見していったはず。だから印象に残るのは役者の「笑顔」。エイミー・マティガン(私この女優さん大好き)の優しい笑顔。ジェームス・アール・ジョーンズのわくわくぶり。そしてバート・ランカスターの人生を達観したような微笑み、そして背中!主役のケビンが一番魅力に欠けると思うのは私だけ?
[映画館(字幕)] 8点(2008-03-14 14:08:31)
186.  狩人の夜 《ネタバレ》 
私にとっての「画竜点睛を欠く」映画はこれ。現実に無理矢理引き戻されるようなラスト、取って付けたようなクーパー婦人(リリアン・ギッシュという配役は凄い)の説明臭い台詞で終わらせず最後までダーク・ファンタジーで突っ走って欲しかったという事で減点をしたが、名優チャールズ・ロートンの描き出した「マザーグース風の話を悪夢調にアレンジしたもの」という雰囲気は見事に描き出されている。伝道師ハリーを演じるミッチャムのとろけたまなざし・有名な「LOVE&HATE」の入れ墨。水の中に浮かぶシェリー・ウィンタースの死体のカットの美しさ。逃げ惑う兄妹を取り巻く沼地や動物の不思議と綺麗なこと!まさに悪夢の御伽話の世界。映画雑誌には「幻の名作」と書かれているけど、そこまで気負わずに。あとこれ見るなら夜!部屋の電気を消して!
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-08 12:50:50)(良:2票)
187.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 《ネタバレ》 
映画ファンの我儘で大変申し訳ないが、私は名優渥美清の俳優人生を『寅さん』で終わってほしくはなかった、と考えている。彼にはもっと演じて欲しい役があった。「拝啓天皇陛下様」「泣いてたまるか」で片鱗を見せていた人間の持つ負の面を演じている作品、または「キネマの天地」ではなく、「ライムライト」の様な本格的に彼の芸歴・演技の幅を堪能できる作品、もっともっとスクリーンで拝見したかった。だからこの映画が渥美清の遺作となったのは残念だ。ただ、違った角度から考えると『柴又伝説』の着地点としては(関係者からすれば無念とは思うけど)良かったのではないか。今日も日本のどこかで、空っ風と共に彼は生きている。時にきれいな女性にグラッと来て、余計な親切心を振りまき、義侠心に溢れ孤独に耐えている。なによりも柴又には彼の事を想っている家族や仲間がいる。島には同士の女がいる。これをファンに見せる事が出来た、本当に駄文になってしまうが「彼は私たちの心の中に生きている」という事を認識できただけで充分ではなかったか。最後にこのシリーズを取り巻く全ての関係者への挨拶として、お疲れ様の言葉を贈りたい。
[映画館(邦画)] 7点(2008-02-24 14:51:39)(良:1票)
188.  紅の流れ星
「最後の日活映画スター」渡哲也の作暦上、ベストの一本であるだけでなく日活アクション映画至上最高の一本ではないかとも思う。「やりたい事が出来ずにもんもんとしている自由人」を非常に軽妙な雰囲気で演じておりある意味「勝手にしやがれ」のベルモンドの域も超えてしまっているのではないか(ちなみにベルモンドの方は「やりたい事がわからずにのらくらしている自由人」ね)彼自身も名作「仁義の墓場」と合わせてお気に入りの一本として挙げている。彼も含めて浅丘ルリ子、子分杉良そしてエースのジョーらはまさにボヘミアン、無国籍人なのだ。でも当時は当たらなかったというのも納得かな。
[映画館(邦画)] 8点(2008-02-03 13:22:09)
189.  ゴジラ(1954)
邦画史上最高の、人類愛と平和を訴えた究極の到達点。映画というメディアが存在し続ける限り、1954年は「ゴジラの誕生した年」として記憶されるだろう。ゴジラ、そしてオキシジェン・デストロイヤーと一緒に海中に消えた芹沢博士の涙は永遠に人類への警鐘となる。
[映画館(邦画)] 10点(2008-01-30 23:22:46)(良:2票)
190.  殺人狂時代(1967) 《ネタバレ》 
喜八エンタテインメント、それはギャング・ウエスタン・ミュージカル・スパイそしてコメディの換骨奪胎化→日本テイストの味付けである。もっとたとえて言うならば高級インド料理で味わうカレーではない、駅の立ち食い蕎麦屋で出されるカレーのような。イタリア料理店で出されるアルデンテのスパゲティが日本に来て明太子と刻みノリとか、納豆のそれになってしまったと考えてくれればよい。でこの作品。これはそんな喜八エンタテインメントの吹っ飛びっぷりが遺憾なく発揮された快作・もとい怪作である。なによりも喜八映画の象徴=天本英世のイメージはこの一本で確定されてしまった。とにかくこの映画は一度鑑賞を始めたら絶対にビデオのストップボタンを押さずに見切るべし。小生熱にやられている上でのレビューだが、真面目な話を。仲代達矢という役者の本質をちゃんとスクリ-ンに映し出したのはやはり小林正樹(「人間の条件」「切腹」)成瀬巳喜男(「女が階段を登る時」)そして喜八であったと思う。黒澤明では決してない。
[映画館(字幕)] 7点(2008-01-28 23:22:51)
191.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
P・ハイスミスの原作のテーマが「自己の喪失」であるのでどちらかといえばリメイク版の「リプリー」の方が原作に近いしマット・デイモンの方が「才人トム・リプレイ」なのだろうと思う。だが作品を流れるそこはかとない哀愁(ニーノ・ロータのメロディ!)そして主演のドロンの名演によってこの作品はサスペンス映画のエバーグリーンとなった。はっきり言ってドロンは好きな俳優ではないのだがここではその「下種な」雰囲気が見事に「背伸びをした成り上がり感」をかもし出していて絶品。ここではヒロイン、マリー・ラフォレはおまけ。モーリス・ロネの方がよっぽど不思議な色気を出している。ヌーヴェル・バーグの若手監督達にさんざん虚仮にされたルネ・クレマンの怒りの一本!
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 21:26:36)
192.  黄金の馬車
日本初公開の時にスクリーンで見てから何年かぶりに再見。一人の女性としての幸せを求めていたカミーラにとって「黄金の馬車」はそんな夢をかなえてくれた象徴だったのでしょう。だが夢は潰え、彼女は女優として舞台の幕下へと下がっていく。余韻の残る、素晴らしいラストシーンです。この映画もルノワールの「包み込むような」世界を堪能できる一本。
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 19:54:02)
193.  お早よう
その映画人生でひたすら「家族」の来し方行く末を描いてきた監督小津。当時の関係者内からはその作風に批判的な風潮があった、と聞いていますが約50年経った今でも支持されるのは彼の描写した風景の本質そのものは時代が変わっても不変だからでしょう。でこの作品。大人の理解を超えた、子供ならではの行動を見せつけられて可笑しさが増す。オナラ遊びに気を入れすぎて「み」が出てしまった時の子供の凹みっぷり、面白すぎる。話の面白さだけではなく近所付き合いの様子(人の出入り)を捕らえたショット、流れのテンポに関しては実はものすごく工夫されたもので注目すべき点。あとこの映画の久我美子。あいらぶゆうー!
[映画館(邦画)] 8点(2008-01-13 23:58:19)(良:2票)
194.  人生劇場 飛車角と吉良常
三島由紀夫も著書で述べているが役者鶴田浩二の最高傑作は多分「博打打ち・総長賭博」かこれ。彼は邦画史上最高の「全身耐え忍ぶ役者・男」であった。そして情念・愛情・義理・人情等人間の胸に秘めた「思い」を描き出すのに長けた名監督・内田吐夢との作品なんだからそのエネルギーが観客に響かないわけがない。出演者の豪華さもある意味「お決まりの」東映仁侠映画には珍しい。そして殺陣の凄まじさ。任侠映画初心者には私もこの映画か「緋牡丹博徒・花札勝負/お竜参上」を進めています。
[映画館(邦画)] 8点(2008-01-05 00:17:46)(良:1票)
195.  Mr.BOO!ミスター・ブー
我々の感覚ではマイケル・ホイ=広川太一郎氏以外ありえない。と言うよりもそれ以外見た事がない。彼不在、それはまさにクリープの入れないコーヒー・マヨネーズの入っていないツナマヨおむすびと同等である。香港スターではジャッキー・チェン=石丸博也氏というのもある。ジャッキー映画では(初期映画はともかく)「吹き替え」による面白さは映画の楽しさの一部でしかなかったが 、「Mr.Boo」は8割方が広川氏の絶妙なアドリブから来る吹き替えの面白さが支えていると言っても過言ではない。ちなみに私、香港でオリジナルを見る機会があったが点数でいえば2点くらいの感覚でしかなかった。という事でこの点数は広川太一郎氏始めとする、吹き替えスタッフへの点数。と同時に最近の映画における「吹き替え」の重要性をマーケティングだけではない、イメージや作品への尊重という意味でもう少し考えていただきたいものだと切に感じてしまう。
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-02 15:46:07)
196.  ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦
サム・ペキンパーのスローモーション描写が一番効果的に使われているのは「ワイルドバンチ」でも「ゲッタウェイ」でもない、この映画。とくにベン・ジョンソンのロデオシーン。柵を飛び出す瞬間~跳ね回る牛の躍動感、長いようで短い一瞬を完璧に捉えている。愚直で世渡り下手な男を演じるのも上手いマックイーン。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-02 11:46:41)
197.  エイリアン 《ネタバレ》 
私はこの映画、「セックスとジェンダー」という体と精神両面から男性に虐げられる女性の深層恐怖を「異性人=エイリアン」で表現した作品と認識しています。他の方も述べられているのですが成長したエイリアンはまさしく男性器のメタファー、卵という媒体を通じて生まれたチェストバスターは望まれない妊娠=レイプへの恐怖を表しているようにしか思えません。そして平凡パンチを口の中に押し付け殺人をもくろむアンドロイド、これなんかはあまりにも露骨な男尊女卑主義者の典型でしょう。マザーコンピューターは「おふくろさん」にも関わらずやることはパワハラ、この皮肉。リプリーが一人になってからこの映画は素晴らしい展開を見せていますがそれは彼女が対するのはエイリアンだけではない、パワハラやセクハラといった人の心の奥底に潜む暗い、「目に見えないもの」への反抗・戦いだからこそ。もう一つ、最後に彼女が振り絞って歌う「君は僕の幸運の星」~「雨に唄えば」だよ!このセンスに脱帽。こういった世界観を生み出せるか単なる勢いかが監督スコットとキャメロンの違いであり、この作品は監督スコットの最高傑作。
[映画館(字幕)] 9点(2007-12-31 20:15:51)(良:3票)
198.  エイリアン2
活劇としては面白いんですよ、これは。私も日劇のスクリーンでパワーローダー上のリプリーが叫ぶ「Get Away From Her You, Bitch!」それに呼応するクイーンエイリアンを見た時はボルテージ上がりっぱなしだったし。ただ傑作「エイリアン」の続編として考えると監督リドリー・スコットとキャメロンの資質の違いが現れるようでキツイ。リプリーが単なる「女傑」になってしまっている。作品を貫いているように見える「母対母」のテーマは単に監督キャメロンの大好きな「強い女性」を描き出す為の取ってつけにしか感じられない。この映画ももう製作20年かぁ…。
[映画館(字幕)] 7点(2007-12-31 19:54:29)
199.  素晴らしき哉、人生!(1946)
人生には何一つ無駄な事はない。あなたがいるだけで、ほっとする。無駄になる努力はあるかもしれない、ただ目標に向かい進み続けろ。人より優れている必要はない、ただ心優しい思いやりがあれば。個人的には「スミス都へ行く」「或る夜の出来事」の方が作家キャプラの凄みを表して好きだけど、人間は性悪説の生き物だからこそ善意や思いやりは人の心に残るもの。この映画は絶対にクリスマスにレビューしようと待ちわびておりました。日本の騒々しいクリスマスにはぜひこの名作を!
[ビデオ(字幕)] 10点(2007-12-24 11:14:21)(良:1票)
200.  バーディ
ピーター・ガブリエルの音楽、リッチー・バレンスの「ラ・バンバ」のリズムとマシュー・モディーンの瞳そしてラストでこの映画は80年代青春映画のエバーグリーンとなった。ニコラス・ケイジお疲れさま、髪の毛も薄くなら~な。(違うって) ニコラスが叫ぶ「He is fuck'in Stupid of my life!」は青春時代の私にとってのベスト映画台詞に確実に入る。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-22 23:01:19)
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